リービ英雄の作品一覧
「リービ英雄」の「天路」「英語でよむ万葉集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「リービ英雄」の「天路」「英語でよむ万葉集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
著者≒エドワードは、2000年9月11日にアメリカに向かっていた。しかし搭乗中の航空機で、機長がワールドトレードセンターへの攻撃を知らせる。
The United has been a Victim.
アメリカは被害者になりました
カナダで足止めされた著者は、時間的にも存在的にも、宙に浮いたような数日間を送る。ホテルに設置されたテレビは、ニューヨークの惨状と嘆き悲しむ人々のすがたを伝える。
Please Search my brother.
あにきをさがしてください
著者は、歴史的テロ事件について、英語と日本語の二つの言語で受け止める。二つの異なった衝撃を受け、二重の感想を持ち、主に日
Posted by ブクログ
母の死、母の不在に胸を痛めながら、友人の車ブルーバードでチベットの寺や高原を走る、筆者と思しき「かれ」の話。マニ車やタルチョ、オムマニペメフムの真言など、去年行ったネパールで出会ったチベット仏教の風景が重なった。五体投地しながら這うように進む修行者も朱色の法衣の僧侶も、きっとネパールと似たような風景なんだろう。チベットの聖地ラーサは、神ラーの土地という意味なのか。
チベットの風景には墓がない。生者が死者をおぶって山の上で鳥葬にする。その山道を、あの世とこの世を結ぶ天路と見た筆者だけれど、彼のチベットの旅全てが母の追想であり追悼であり、母の不在を前に私はどうすればいいのか、という問いかけの旅でも
Posted by ブクログ
ネットでHeveneseのラストトークを見ていて、本書に言及があったので購入。令和の語源である万葉集をほとんど知らなかったので、とても興味深く読んだ。8人の著者の、改元をきっかけに書かれた万葉集に関するエッセイ集。
鈴木大拙は「日本人の霊性」の中で万葉集を「稚拙」だとか「幼稚だ」とか、あまり良い評価をしていなかった。しかしながら本書から万葉集の他の歌集との違いがわかり、納得した。
曰く、万葉集には中近東的な雰囲気がある、とか、万葉集は文字ではなく大和言葉の響きを口にうたうための歌集である、とかなどと言うように書かれていた。また万葉集には代作という表現があるとの事。これについては日本人が原作を