配信予定・最新刊

作品一覧

  • 雨宿り
    4.0
    1巻715円 (税込)
    女手ひとつで釣り宿を営むおこうの前に、一人の男が現れる。若かりし頃、二人は雨宿りをした寺で、盗賊を殺め、50両を掠めとったのだ。そして所帯を持ったが……。二度と会うとは思わなかった男との再会に動揺し、おこうは懐に包丁を忍ばせて――。第6回小説宝石新人賞受賞の表題作を含む5つの短編、それぞれの登場人物が、複雑に絡み合う時代小説連作集。
  • 狐の飴売り~栄之助と大道芸人長屋の人々~
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    贅沢三昧の放蕩息子が、大店を飛び出し、ある日突然、大道芸人たちと長屋暮らし! 熊の兄弟、一人芝居の男、猫の托鉢僧、茶売りの婆さん。こいつらと一緒に暮らす!? このわたしが飴を売る!? そこへ押しかけてきたのは、わたしを裏切った身重の元・許婚。もう、どうなっちまうんだい! 笑って泣けて、心がふわりと温まる江戸人情噺。
  • おんなの花見 煮売屋お雅 味ばなし
    続巻入荷
    3.6
    1~3巻779~850円 (税込)
    江戸の“デリ”が舞台の美味しい人情連作短編集。 お雅が営む煮売屋「旭屋」は、旬の食材で作るお菜で人気。お雅の周囲でまきおこる騒動においしい料理が色どりを添える。
  • 跡とり娘 小間もの丸藤看板姉妹
    完結
    3.0
    全5巻748~770円 (税込)
    江戸の真ん中、日本橋伊勢町の小間物商「丸藤」は、紅やおしろい、櫛やかんざしなど、きらびやかな品揃えが自慢の大店だ。その「丸藤」の娘ふたりのうち、幼いころから病弱で品川で暮らしていた姉の里久が、年頃を迎え、家族のもとに戻ってきた。ところがその里久、漁師町の暮らしにすっかり染まり、まっすぐな物言いと大店の娘らしからぬ立ち居振る舞いで、実の母も妹・桃も戸惑うばかり。だが、里久の底抜けの前向きさが、閑古鳥が鳴き始めていた店を少しずつ変えていって──。おてんばな姉と小町娘の妹、看板姉妹の物語。
  • 始末屋
    3.0
    1巻715円 (税込)
    吉原の妓楼から依頼を受け、客から借金を取り立てる始末屋「だるま屋」。そこで働く直次郎は、大見世「丁字屋」の花魁・真鶴から名指しで依頼を受ける。真鶴の妹分である花菊の首を絞めて逃げた男を探し出し、百両を取り立ててほしいと言う。直次郎の胸に、吉原で命を落とした妹の最期が浮かびあがる――。逃げた男の正体は!? そして、花魁の秘めたる思いとは!?

ユーザーレビュー

  • おんなの花見 煮売屋お雅 味ばなし

    Posted by ブクログ

    夫と離縁して、煮売屋の「旭屋」で女将として奮闘しているお雅。見世を開業するのを支援してくれたのは元舅。煮売屋に訪れる人たちとの交流と、四季の食材を上手に使った惣菜に癒される本です。
    奉公のお妙とおようとお雅。桜の枝を見ながら三人で「女子会」するシーンが楽しそう。もちろんお酒のあてもおいしそう。

    本書は料理をする描写がふんだんに登場するのが良いし、それをわしわしと元気に食べる仕事人のお客さんの様子も、読んでいて楽しい気分になりました。

    夫の浮気で離縁されたお雅ですが、元舅の久兵衛とは今もいい関係という設定もなんだかすてき。それが原因で元夫に付き纏われるというトラブルもあしましたけど、それでも

    0
    2025年04月07日
  • むすめの祝い膳 煮売屋お雅 味ばなし

    Posted by ブクログ

    登場人物が、みんな温かくてやさしい。世知辛い世の中で、こういう物語を読むと、なんだか心の疲労が取れていく心地よさを感じる。でてくるお惣菜も美味しそう。心は一杯になるけれど、お腹は空いてくる。

    0
    2024年10月31日
  • ふたりの道 小間もの丸藤看板姉妹(5)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     桃が大好きな人とする苦労を厭わずにお嫁に行き、里久は大好きな人が人がする仕事が続けることを願って婿入りの話を破談にする。

     ああ、二人らしいなぁと思うラストでした。里久には似合いの人がきっと現れるって思いたい!

     楽しいシリーズでした。こうした作品はやはりいい(*^^*)

    0
    2022年08月11日
  • 雛のころ 小間もの丸藤看板姉妹(四)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このシリーズ大好きです。
     里久は品川の港町育ちなので、江戸の大店のお嬢様としての振る舞いが最初の頃はできなかったんですね。

     桃はそんな里久が苦手で、化粧もしない、立ち居振る舞いもできない、言葉遣いも荒いと言っていたのが、この巻ではすっかり仲良くなって

     今回は父である藤兵衛がかつて根付のことで喧嘩をしてしまった友人がいた話を聞いたことから、仲直りをさせるために里久が手を打つ話。

     お茶に詳しいお客様との会話に失敗した里久。以前から正座が苦手な里久は茶席が嫌いで習いたくないと思っていたのですが、そこへ桃が己がお茶を習いに行っている師を紹介する話。

     二人の幼馴染で米問屋「大和屋」の主

    0
    2021年08月14日
  • 寒紅と恋 小間もの丸藤看板姉妹(三)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このシリーズ、大好き(^.^)
    商人として、よいものを安く広げたいと願う里久。
    手助けする桃。
    楽しいだけではない毎日を、一生懸命生きる姉妹かいい。
    もう続きが読みたくなってる(笑)

    0
    2020年10月15日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!