北上秋彦の作品一覧

「北上秋彦」の「異郷の夏」「吸血蟲」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 謀略軌道 新幹線最終指令
    4.0
    1巻1,144円 (税込)
    57600秒間の極限状態。東北新幹線「やまびこ」爆破予告テロが発生。爆薬は時速100km以下に減速すると作動するという。停車駅を通過し、終点東京に向かって走り続けなければならない「やまびこ」4号。事件の裏には複数の思惑が交錯していた! 疾走するクライシス・サスペンス、究極のエンタテインメント。
  • 死霊列車
    3.4
    1巻814円 (税込)
    本州で発生した致死的急性狂犬病症候群が感染爆発。発病後の死亡率は限りなく100%に近い。この病により、日本は滅びてしまうのか。家族を失った鉄道少年・翔太はトロッコ列車を自ら操り北海道を目指す!
  • 吸血蟲
    3.4
    1巻880円 (税込)
    突然届いた弟の手紙に不吉を憶え郷里を訪れた亜希子、姉を探しに来た警察官の触沢。台風一九号により陸の孤島と化した、津谷瀬村には、50年の眠りから蘇った死霊たちが静かに広がっていた…… ※本書は二〇〇〇年四月、アスキーより刊行された『呪葬』(アスペクトノベルス)を加筆・修正のうえ文庫化したものが底本です。
  • 現場痕
    4.5
    1巻554円 (税込)
    盛岡市で損害保険代理店を営む志摩平蔵は、元盛岡南署刑事課捜査一係の刑事。準キャリアの警察官であった妻を交通事故で亡くし、幼い一人娘を育てるため、転職したのだ。夫婦ともに両親を亡くしており、妻の遠縁にあたる建設会社社長が、志摩父娘の大家兼身元保証人となっている。轢き逃げに見せかけた殺人、事故を利用したアリバイ偽装など、交通事故の際に支払われる自動車保険が生み出す莫大な保険金を狙う犯罪はあとを絶たない。死者と遺族の無念を晴らすため、警察の実況検分でも明らかにされなかった不審な自己の真相を、地道な現場調査から炙り出す、“正義の保険屋”志摩平蔵の奮闘を描く傑作ミステリー集。高橋克彦氏激賞の一作!
  • 異郷の夏
    5.0
    1巻838円 (税込)
    2005年6月12日、一人の老女が東京九段下の交差点で死亡する。死因はトリカブト中毒。他殺か自殺かをめぐって、麹町署の新米美人刑事と頑固オヤジの部長刑事コンビによる捜査が開始され、やがて60年前に秋田県で起きた事件にたどり着く…。敗戦直前、花岡鉱山で中国人強制連行労働者が一斉蜂起した花岡事件は戦後、風化し、人々の記憶から消え去った。現在と過去を交錯させながら事件の核心を追い、圧倒される迫力で描く長篇ミステリー。

ユーザーレビュー

  • 謀略軌道 新幹線最終指令

    Posted by ブクログ

    年初に昭和の映画「新幹線大爆破」を見てその渋さに感動してたらNetflixでリブート版が作成されこれまた面白かった。そんななか、あるpod castで実は75年の映画と最近のストリーミング映画の間にもう一つ関連する作品があることが話題になっていました。それがこの作品で鉄オタ界隈では有名らしいのです。75年の映画を98年のテクノロジーにアップデートした上でスケールのさらに大きくした作品で、この作品へのオマージュに満ちた作品が最近の映画という位置付けとの解説でした。まさに3本見るとどの作品もさらに楽しめる関係となったと思います。
    面白さでいったら書籍版の本作品が一番面白い。しかもこれは掘り出しもの

    0
    2025年09月21日
  • 現場痕

    Posted by ブクログ

    保険屋観点のミステリとは面白いと手に取った本作。短編集でありながら作品ごとの視点の違いが主人公の世界を巧く作り出している。ハードボイルド的な展開はいわゆる警察小説らしさだが、人臭さを表現することを忘れないあたりが憎い。なかなかいい爽快感をもらった。

    0
    2015年08月10日
  • 現場痕

    Posted by ブクログ

    生損保代理店を経営する著者だからこそ描ける正統派連作ミステリー短編集。元刑事の損害保険代理店を経営する志摩平蔵が盛岡市近郊を舞台に様々な事故や事件の真相を暴いていく。損害保険代理店の所長が事故の裏に潜む事件を解決する面白さとリアリティ溢れる交通事故の描写と意外な展開が非常に良い。

    『偶然の証明』。盗難車による轢き逃げ事故と被害者の妻の物損事故。二つの事故をつなぐものは…

    『現場痕』。著者のデビュー作。四人の男女の死亡事故。志摩は大家の柴原の依頼で事故の真相に迫る。

    『センターライン』。単純なセンターラインオーバーによる正面衝突事故は意外な方向へ…

    『茶の葉とブロッコリー』。もっともミス

    0
    2015年06月08日
  • 異郷の夏

    Posted by ブクログ

    あまり期待せずに読んだが、非常に面白かった。ミステリーとして読むよりも、花岡事件を当事者の視点で描いたリアルな歴史小説として読んだ方が良いかも知れない。

    東京の九段下で変死した老女、秋保温泉のケアハウスで変死した老人、ともに死因はトリカブト中毒だった…

    二人の死の背後にあるのは、敗戦の直前に秋田県の花岡鉱山で起きた中国人強制労働者の一斉蜂起…花岡事件なのか…少しずつ描かれる花岡事件の全容は余りにも凄惨であり、胸に迫るものがある。

    0
    2015年01月23日
  • 謀略軌道 新幹線最終指令

    Posted by ブクログ

    約570ページの長編
    新幹線に時速100㎞を切ると爆発するという
    爆弾を仕掛けられた!
    そして身代金の要求
    新幹線は走り続けなければならない
    さらに新たな敵?が現れ・・・
    なんかいろんな要素が絡み合った作品と感じました

    0
    2019年12月18日

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