作品一覧

  • ビヒモス
    4.5
    1巻1,276円 (税込)
    主著『リヴァイアサン』で知られるホッブズ(1588-1679)の政治論はいかに構築されたのか.本書は著者晩年の代表作.世代の異なる2人の対話形式で,1640―50年代のイングランド内戦の勃発から王政復古までをたどった同時代史である.主権解体の原因と経過,その後の無秩序の分析に著者の歴史観がうかがえる.本邦初訳.

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  • リヴァイアサン1
    4.2
    1~2巻1,166~1,276円 (税込)
    ホッブズは「万人の万人に対する闘争状態」こそ、人間の自然状態だと定義する。なぜそうなのか。この逆説をどう解消すれば平和が実現するのか。社会契約による主権国家の成立を理論づけた本書の第一部は、国家を構成する個々の人間を、その本性から考察する。近代国家論の原点であり、近代政治哲学の出発点である本書は、のちのスピノザ、ロック、ルソーだけでなく、現代ではハンナ・アーレントにも影響を与えた。(全2巻)。
  • リヴァイアサンI
    4.0
    1~2巻1,980円 (税込)
    自然状態では万人が万人と闘って死滅する。 これを恐れた人間が契約によって創りだした国家を、巨大な怪物リヴァイアサンにたとえ、その根拠を探求した政治学の古典中の古典。 二十五章までを収める。
  • ワイド版世界の大思想 第1期〈1〉プラトン
    -
    1~42巻3,300円 (税込)
    ヨーロッパ哲学が誕生してすでに二十数世紀、その間生まれた幾多の作品のなかでも、面白さの点で「対話篇」(国家)は抜群である。そこには知識学や存在学や人間学に関する現代的思索の帰りゆく故郷がある。「国家」の完訳の他、ソクラテスの精神を如実に伝える代表二作を収録。 〈収録タイトル〉 国家/ソクラテスの弁明/クリトン ※この電子書籍は、オンデマンド本「ワイド版世界の大思想」を底本としております。

ユーザーレビュー

  • リヴァイアサン1

    Posted by ブクログ

    君主は頭。元老院は心臓。財務官は胃腸。裁判官は目耳舌。兵士は武装した手。役人は武装していない手。農民は足。国家は身分秩序の下、共通の目的のために協働している。ソールズベリのジョン『ポリクラティクス』1159

    唯一最高の普遍的な政治的権威・世界帝国が秩序を生む。ダンテ・アリギエーリAlighieri『帝政論』1312

    サン・バルテルミの虐殺(1572)。宗教による暴力が横行。悲惨。無秩序。秩序を取り戻すため、何者にも(ローマ教皇にも)依存従属しない主権者が必要だ。主権者は絶対であり、いかなる抵抗も許されない▼国家を国家たらしめるものは、主権的権力であり、それは絶対・永続・不可分である▼主権者

    0
    2025年02月26日
  • リヴァイアサン2

    Posted by ブクログ

    イスラエルやイギリスのことについても触れられていて、今日の情勢のことを思うと予見の書のようにも読める。

    0
    2021年09月11日
  • リヴァイアサン2

    Posted by ブクログ

    リヴァイアサン1に引き続き、1で構築した人間はほっておくと悪さをするというロジックの上に、
    より具体的な国家のあり方、法について説かれている。

    0
    2019年02月13日
  • リヴァイアサン1

    Posted by ブクログ

    元祖 民主主義・社会契約論である
    イングランドのホッブズ著の『リヴァイアサン』

    1651年に刊行。

    まず言えることは、
    この古典がなければ恐らく、
    ジョン・ロック『市民政府論』、トーマス・ペイン『コモンセンス』、ルソー『人間不平等起源論』などの、民主主義を振興した古典達は生まれなかったであろうということ。

    ということは、
    名誉革命も、アメリカ独立戦争も、フランス革命もあの時期にあのように起こりはしなかっただろう。

    歴史に「If」はないというのはもはや陳腐な言い方かもしれないが、このホッブズの『リヴァイアサン』に関してはそれほどのインパクトを与えた、今の世界を構成している民主主義国家の礎

    0
    2019年02月08日
  • ビヒモス

    Posted by ブクログ

    まだ、リヴァイアサンを通読できていませんが、先にベヒーモスを読んでみました。イングランド内戦の原因と経緯を踏まえて、主権論を検討しようというものと理解しました。

    0
    2018年09月17日

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