作品一覧

  • お吟さま
    3.5
    1巻715円 (税込)
    千利休の娘・お吟の胸には、堺の豪商・万代屋宗安に嫁いだ後も、初恋のキリシタン大名・高山右近の俤(おもかげ)がひそかに生きつづけていた。やがて離婚したお吟の美貌は、最高権力者・秀吉の関心をひき、その軋轢が、お吟と利休を苛酷な運命の袋小路に引きずりこむ……。戦国の世を生きた薄幸の美女を描き第36回直木賞を受けた名作に、平家滅亡に生涯を賭した僧の生きざまを綴る『弱法師』を加えた本格歴史小説集。
  • 奥州藤原四代 大合本 全3巻収録
    値引きあり
    -
    全1巻189円 (税込)
    【全3巻収録】平安の御世に黄金の都と呼ばれた平泉―――。 それまで未開の地だった東北で、京の都に劣らぬ黄金文化を花開かせた清衡、基衡、秀衡、泰衡ら、奥州藤原四代の物語。 前九年の役に始まる奥州藤原氏の活躍を、直木賞作家・今東光の原作で、歴史漫画の巨匠・横山まさみちが描く! 東北の成り立ちに思いを馳せる良書。
  • 奥州藤原四代(1)
    完結
    4.0
    全3巻627円 (税込)
    平安の御世に黄金の都と呼ばれた平泉―――。 それまで未開の地だった東北で、京の都に劣らぬ黄金文化を花開かせた清衡、基衡、秀衡、泰衡ら、奥州藤原四代の物語。 前九年の役に始まる奥州藤原氏の活躍を、直木賞作家・今東光の原作で、歴史漫画の巨匠・横山まさみちが描く! 東北の成り立ちに思いを馳せる良書。
  • 化身
    5.0
    1巻660円 (税込)
    琵琶湖が一望に見下される泰門庵の庵主・梵仙は、眉涼しく筋骨たくましい青年であった。尼僧の舜海も、画学生の阿井子も、祗園の美しい芸子すら、身を投げだして悔のない魅力をそなえていた。しかし、法燈のもとの愛欲の業は、五条の親分の怒りを誘い、梵仙の法衣もまた風を孕む。厳しい戒律に反抗しつづける梵仙。彼によって女の灯を点された舜海尼。ここに生々しい人生図があった。……
  • テント劇場
    -
    1巻660円 (税込)
    作者の得意とする大阪は河内を舞台に広げる男女の恋愛絵巻。どさ回りの一座がテント劇場にやってきて、大入り満員に。大学中退の演出家に惚れる、座長の娘二人。しかも姉の方は、看板スターの妻なのに……。複雑な三角関係を中心に、様々な男と女の関係を描いた作品。今村昌平監督の初監督作品「盗まれた欲情」の原作にもなった傑作。
  • 弓削道鏡
    -
    1巻660円 (税込)
    河内国弓削ノ邑に住む貧しい鷹の羽取りの青年・道鏡は、馬の化身かと疑われるほどの肉体のために、村の娘にも相手にされなかった。弟の浄人が恋人を抱くのを垣間見るにつけ、道鏡は懊悩した。そして憤りは野心に変った。彼は家を出奔した。都大路で若く美しい皇女のお姿を拝した。思えば、後に女帝の御寵愛を一身に集め、空前絶後の権勢をふるった怪僧・道鏡の第一歩はここにあった。

ユーザーレビュー

  • 化身

    購入済み

    婆子焼庵

    タイトルをそのままとらえれば、仏が衆生を済度するために様々な形態で出現する時の姿を、登場人物に仮託していると思われる。出家しても俗なものから抜け出せないのは、男女ともに若い設定であるので、さもありなんと思わせられる。
    通俗小説として切り捨てるには、作品の後半に出てくる婆子焼庵という言葉が意味深長に響いてくる。
    当時、勝新太郎主演で映画化されたそうなので、いつかそちらも見てみたい。
    また、随所に作者の博覧強記が披露されていて、天台のこと、仏教史のこと、寺門経営の内幕から近代絵画や河内・大阪文化に渡るまで、小説の合間に挿入される場面では、物語の本筋を忘れるほど興味深い。
    特に尼寺の後継者問題の暴露

    0
    2022年08月14日
  • 奥州藤原四代(3)

    購入済み

    基衡、秀衡

    奥州藤原氏は清衡、基衡、秀衡と平泉、中尊寺の三代のミイラしか知らなかったのですがビジュアライズしてくれてよかった。だがふりがなに間違いがあったりして印刷する前に誰か通してよまなかったのかなあ。平治の乱で源義朝にやられる藤原信西を「ふじわらのぶにし」とか信じられないな。

    0
    2017年03月11日
  • 奥州藤原四代(1)

    購入済み

    奥州藤原氏

    前九年、後三年の役と奥州藤原氏の興亡は興味があるところなんですが安倍貞任が自分達のことを蝦夷と言っているのは変です。蝦夷、俘囚という呼び名は中央の朝廷が力の及んでいない地域に住む部族を蔑んでつけただけなのに話を分かりやすくするとはいえ余りに不自然な描き方は止めて欲しいな。

    0
    2017年03月10日
  • お吟さま

    Posted by ブクログ

    タイトルの『お吟さま』ではなく、共に収められている『弱法師』が、大夫坊覚明の話。
    源平という時代に翻弄された覚明の生涯を力強い筆致で描いている。長編としてもっとたっぷり書いて欲しかった。

    0
    2009年10月04日
  • 奥州藤原四代(1)

    無料版購入済み

    なかなか

    むずかしいないようでした。
    奥州三代藤原の話は中尊寺金色堂に関係していたので聞いたことはありましたが、それ以前の話はなかなか目にすることがないので大変興味がありました。勉強になる内容でしたので、よかったです。

    #ドロドロ #切ない

    0
    2023年03月02日

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