松浦だるまの作品一覧
「松浦だるま」の「累」「太陽と月の鋼」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松浦だるま」の「累」「太陽と月の鋼」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
2012年講談社第19回イブニング新人賞「宇仁田ゆみ大賞」優秀賞を松浦ダルマ名義の作品『雪女と幽霊』で受賞。主な作品に『累 -かさね-』などがある。
2作品が出てきます。
主人公の淵累さん、母親の名女優としての遺産もあるようです。ニナさんは彼女に追い詰められていき、もうこの生活は嫌、と飛び降り自殺をはかりますが、一命をとりとめます。ただ、後遺症も残り、いわゆる植物状態にもなるでしょうと言われてしまいました。
今度はサロメへの出演依頼がありますが、音響スタッフに言い寄られて性暴力被害に遭いかけたり、いじめていた1人がスタッフに入ってきたりとして、この辺の構成も見事です。いじめのターゲットは変わったらしいのが如何にもでした。
相手役の俳優にダメ出しされつつもここで更にステップアップすべく奮闘し、なんとかものになりますが、今度は丹沢ニナさんのご両親とも会うことになり、
チェーホフをめぐって
母親と自分を結びつける羽生田という男が丹沢ニナという若くて綺麗な女優が自分を必要とする、と伝えてきます。
彼女の舞台の演出家が抜擢したようです。
ニナは突発的に眠ってしまう持病を抱えていて、それが時と場合によって数ヶ月にも及ぶようです。こういう持病もあり、親からは成功しなければ女優は諦めろと言われていて、例に口紅で顔を交換します。
口紅を奪ってもう私の勝ち、と思いきや、肝心なところでまた眠ってしまい、既に上演は成功していました。
アントン・チェーホフの古典的な演劇作品の内容ともリンクし、見事でした。
悲しい作品です
人間の醜悪な部分もかなり出てくる作品ですが、作者の力量が高いので、読ませるものがあります。いわゆるルッキズムに関連するようなテーマでもあるので、どう表現するかの力量が問われそうな素材を演劇を通して上手くマンガ作品として成立させています。
不思議な能力のある口紅を亡き母から譲り受けた主人公が、その能力と本人の卓越した演技力を駆使しています。
顔を一定期間、入れ替えられる設定を活かし、演劇部の部長さんより格上の演技で観客を魅了します。
その成功体験が忘れられず、寄ってくる人物と後戻りできないところに足を踏み入れるのでしょう。
いじめをめぐる話はやはりどうしても陰惨な部分は出てきますので、人間の暗部