名称未設定さんのレビュー一覧
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大人の恋愛小説
ピースの又吉さんイチオシの小説ということで購入した一冊。
この本のキーワードを自分なりに5つ挙げるとしたら、すれちがい、嫉妬、過去と未来、後悔、葛藤。
イラク情勢やリーマンショックからの経済破綻や大規模災害などの世界的なテーマを絡ませ、その時代的な流れと共に愛し合う二人の主人公の恋愛を描いた作品。専門的な知識がなく難解な部分も多いが人間関係の部分に関しては話が分かりやすいので特に問題なく読めた。
嫉妬により二人の恋愛関係を破滅させる人物、婚約者であった人物の泣きつきなどなかなかワクワクさせる展開も多く、主人公に感情移入できる要素満点な面白い話だった。THE文学といったかんじの文章でそこだけ少し...続きを読む -
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一歩上の社会人へ
そこそこ会社で地位がある人におすすめの本。
自分はまだ社会人二年目でこの本を読んだのでなかなか共感できる部分が少なかったのは必然かもしれない。前半部分は筆者のグローバルでの経験談が中心でやや自慢話かつそこから結びつけられる教訓がかなりアバウトな印象だった。
これはあんまり得られるものないなぁと思いかなりのスピードで読み進めたが後半部分で具体的にどんなことすれば一流の大人になれるかという内容になったため、そこからは楽しく読めた。
とにかくグローバルでの話題が中心となるためあまり親しみが持てなかったが世界にはこんな人がいるんだなぁとか偉い人はこんな心意気なんだなぁとか知るいいきっかけになったと思う...続きを読む -
ジョブズのプレゼン
世界的に有名なスティーブ・ジョブズのプレゼンを分析している本。プレゼンを行う機会の多い方には是非おすすめしたい本。一番印象に残ったことはプレゼンをいかにシンプルに行うかということ。聴衆が飽きないプレゼンをするためにはいかにシンプルにするかが重要。ジョブズのプレゼンではスライドのほとんどが写真や動画、そして文は究めて短文。シンプルにすると聴衆の方を向いて説得力をもって情熱的なプレゼンができるという。また練習をたくさんすることがプレゼンを成功させるには最も大事なこと。練習を撮影し少し見るだけで自分の悪い癖を分析したり、言葉の強弱をどの部分に持っていけば説得力のあるプレゼンができる。スティーブ・ジョ...続きを読む
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食の意識を高めてくれた一冊
電子書籍のおすすめ本をあさっていたら目に入った一冊。
タイトルがどうしても気になり購入しました。何しろ今までなにも考えずに食事をしていたもので。この本を読んであらゆる悩みは食事につながっていると認識させられました。特に太っているわけではないが、運動をいくらしても体重が減らない理由等めちゃくちゃ納得いくことばかりでした。この本では糖質の取りすぎに注意を繰返し促しています。なぜ糖質が体調や肥満などに影響をおよぼすのか。この本を読めば嫌でも理解できます。そして、読み終わってからというもの、かなり食への意識が改革されました。この食べ物を食べれば身体にどんな影響がありそうだなとかしっかり考えてから食べ物...続きを読む -
書き出すことの重要性
ゼロ秒思考というタイトルに思わず釣られて購入した本。頭のなかで悩んでいることや考え事を一気に紙に書き出すことであらゆることを解決しようという内容の本。自分も紙に書き出すというのはやったことがあり、効果を実感したことがある。紙に書き出すことでずっと考えていたモヤモヤがすっきりしたことを覚えている。実はこれが非常に重要なことでゼロ秒思考の練習となりうると筆者は説いている。若干メモ書きを徹底しすぎている感じがあり、まずやる気がそんなにでないかもしれない。毎日A4の裏紙に10ページずつどんなお題でもよいので書き続けると確実に鍛えられるというができるかは微妙なところ。でも少し難しい問題に直面したときなど...続きを読む
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心理学だけど哲学的な本
嫌われる勇気という題名通り、人目を気にして自分を殺すなということを非常に論理的に説明している本。私はそもそも心理学の本など読んだことなかったが、人に嫌われないように一生懸命生きてる自分が嫌になってこの題名を目にしいつか読もうと思ってようやく読み終えた本。この本で論題となっている心理学はアドラー心理学。これを著者は、一人の青年と一人の哲人の対話形式にして我々読者に非常に分かりやすい形で書き下ろしている。哲人はアドラーの考えを青年に伝え、青年はその内容を自らの経験や一般的な視点を用いて反駁していくというスタイルである。哲人は青年の感情的な反駁を論理的に説き伏せていく。青年もこれでもかというくらいア...続きを読む
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期限に余裕を持てる様になる
もっと効率的に仕事できるようになれるコツとかないかなぁと思っているときに出会ったのがこの本。
午前中に集中してその日やるべきことの8割を終わらせてしまうということや、仕事の期限に対して始めの2割の期間中に8割位の仕事を終わらせるようにその期間中は通常の数十倍の本気を出すという内容はこれからの仕事にすぐにでも応用できそう。
また時間術だけでなく後半部分では、それまで語られてきた時間術を使う以前に自分が集中できるような仕事とは何かという根本的な内容にまで及んでいる。嫌なことは最速で終わらせ、自分の本当にやりたいことに時間を捧げる人生にしてほしいという筆者のメッセージがとても伝わってきた。この本を読...続きを読む -
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