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Posted by ブクログ 2014年08月18日
薬が効くしくみを真面目に解説してくれる本。素人でもとてもわかりやく、読みやすい。薬とはいったい何なのか、そのしくみ、メリット・デメリットについて語れるようになる。ジェネリック医薬品と先発薬の違いなどについても詳しく書かれ、欲しい知識が効率的に得られたと思う。日々の生活にも役立つ。
Posted by ブクログ 2016年08月28日
なぜあなたの薬は効かないのか
あおったタイトルなのでいわゆる現代医学批判書かと思いきや、極めて真面目な薬の入門書。
書いてある内容は下記のような事項。
くすりがきくのはなぜか
副作用がなぜ起こるのか
薬が体中でどう処理されるか
薬害はなぜおきるか
ジェネリック医薬品の功罪
薬において...続きを読むもメリットとデメリットを正確にあげて、客観的に見ている。薬害に関しても
人体のなかで薬がどう反応するかはブラックボックス的な部分がある
いくら臨床試験をしても被験者の人数に限界がある以上、完全な予測はできない
ゼロリスクはない
メリットとデメリットを天秤にかける
ときわめて客観的な視点。こういったことは一般人としても知っておく必要があるだろう
逆にタイトルにつられて「薬不要論」を期待すると期待外れに終わるかもしれない。
薬の具体的な化学反応についても書いてあるので、その部分は難しいが、
薬の概要がわかるので入門書的にさらっと読むにはいいかも。
Posted by ブクログ 2016年04月19日
この著者のメルマガ読者きっかけでこの本を手に取りました。メルマガは少し上から目線というかスタンスがあまり好きでなく解約したのですが、この本はそんな違和感もなくとても役に立ちました。もともと中医に興味があったこと、読んでいる間インフルエンザでたくさんの薬を飲んでいたことなどもありましたが。薬剤師にこれ...続きを読むからなるのは費用対効果ほかを考えても難しいですが、登録販売者は少し勉強してみようかなと思っています
Posted by ブクログ 2014年08月10日
良書。
著者の薬剤師としての誠実な仕事ぶりがうかがえる。
なんで薬が効くのか分かり易い。
薬は、病気そのものを治すのは細菌性の抗生物質くらいで、あとは対処療法が殆どらしい。
薬には、必ず副作用があるので注意が必要。
Posted by ブクログ 2014年06月12日
薬の使い方や効果など、一般の人でもわかりやすく書かれていて参考になったが、薬が対症療法にとどまり根本療法でないし、どうしたら薬を使わない体になれるのかまで踏み込んでほしかった。
自分は医薬業界を中心に就職活動をこれから行おうと考えているのですが、知識があまりなく不安でいっぱいでした。
そこで薬についての基礎知識を身に付けたいということで、本書に出会いました。
薬剤師目線で書かれていることもあり、薬のメリット、デメリットを深く知ることができました。製薬メーカーの新薬開発の状況...続きを読むや、現在の医薬業界の問題点等にも触れていて、就活生として大変勉強になりました。
また、薬を服用する機会の多いかたにも是非読むことをオススメしたいです。おそらく読み終わったころには、今後の薬に対する考え方が変わると思います。
Posted by ブクログ 2014年04月30日
若い薬剤師が書いた薬と薬局・薬剤師の本。前半は、薬が人体に作用する仕組みの解説で、例えば、同じ症状に効く薬であっても各薬特有の半減期によって服用方法が異なるといった、知っているようで知らないことが結構多く、勉強になった。後半は、セルフメディケーションの勧めというか、薬剤師をうまく使って自分で健康管理...続きを読むをしようという提言。最後に、ネット販売より対面販売の方が優れているという主張が出てきて、「やっぱり薬剤師の本だからそうなるか」的な部分があるが、分量的にも主張のトーンも控えめ。本書全体を通してみれば、有益な内容が圧倒的に多い。