【感想・ネタバレ】免疫革命 がんが消える日のレビュー

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話題の抗がん剤オプジーボ

近ごろニュースで取り上げられているオプジーボとは何ぞやという人におすすめの本。
実際にオプジーボを投与された患者の話をはじめ、どれだけ有効性の高い新薬なのかということが分かる本。ニュースでは非常に薬価の高い抗がん剤として報道されているがそれだけ価値の高いものであるというのも納得した。もちろん、価格がなぜ高騰しているのかということも詳しく説明されている。
オプジーボの適用範囲は今後ますます広がっていき、更に効果の高い併用療法が見つかれば本当に癌が不治の病でなくなる日がくるかもしれない。
癌と申告された方やそのご家族、または医療関係者には是非読んでほしい一冊である。

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2017年11月03日

Posted by ブクログ

人間の体は、約60兆個の細胞からなる。この細胞が日々、細胞分裂を繰り返すことで人間は生命を維持できる。毎日 約1兆個の細胞が生まれる。
日本では、毎年100万人がガンと診断され、そのうち35万人が死亡する。
そのガンは、本当になくすことができるのか?

京都大学 名誉教授 先進医療振興財団理事長 本庶佑らが開発した。
小野薬品が、ブリストルマイヤーズスクイブ(BMS)と共同開発した オブジーボ(一般名 ニボルマブ)2014年9月に医療現場に登場した。
小野薬品は、2015年3月期で、1357億円。武田薬品工業は1兆7千億円。
それは、一人当たり年間3500万円かかる薬価(公定価格)が高いことで、評判となった。
100mg 2016年4月の時点で約73万円。体重60キログラムに、1回133万円。2週間に1回投与。
免疫細胞を覚醒させ、「外敵を撃退する力を発揮する」
2017年3月期の売り上げ高は、1260億円となる。将来的には、4〜5兆円に発展する。
肺がんは、年間7万人が死亡する。オブジーボは、劇的に効果がある患者は2−3割。残りの患者にはそれほど効果がない。
副作用として、劇症型糖尿病7件、重症筋無力症9件、間質性肺疾患195件が出ている。
日本には、民間の病院が7500ケ所あるが、オブジーボの使える病院はおよそ800ケ所
2014年7月から2016年6月末までに処方を受けた患者は8077ninny。

ペクチドワクチン。免疫細胞にペプチドを外敵と認識させる。免疫細胞は、ペプチドが付着しているがん細胞の本体を攻撃する。

メルクは キイトルーダ。2017年2月から保険使用が可能となった。
BMSは、2011年にヤーボイの製造販売承認をとった。
使用範囲が広がっていけば、さらに多きな成長が考えられる 免疫チェックポイント剤。
免疫細胞の攻撃力を高める。

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2018年07月12日

Posted by ブクログ

オプジーボの開発秘話、にしたかったんだろうけど、ルポとしては迫力不足、サイエンスとしても説明不足。
がん関係の書籍から遠ざかっていたので、リハビリ程度にはちょうどよかったかな。

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2020年03月27日

Posted by ブクログ

二度のガンサバイバーである私にとって、免疫薬の発明は非常に明るいニュースです!
オプジーボ以外にもドンドン開発が進んでいるようなので嬉しい限りです。
競争が進み、安く効果的な治療になることを期待してます。

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2017年11月10日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)

がん治療の「最終兵器」として注目を集める免疫薬「オプジーボ」。どういう人に、どれくらい効果があるのか。どんなしくみなのか。副作用の危険性は高いのか。薬価(公定価格)はなぜ引き下げられたのか。どんな類似薬が出てくるのか―日経の専門記者がもっとも知りたい疑問に答える。

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2017年08月07日

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