話ベタだったり、人にうまく伝えることに自信のない人におすすめの1冊である。著者の言う「言葉にできなかったり、うまく言えないのは、言葉にできるほど考えていないからである」という件があるが確かにその通りだと思う。「頭の中で考えているだけでは本当に考えていることにはならない」と人に伝えるということはトレーニングが必要だと・・「まずは自分の中にある課題を設定し書き出してみる」とある書き出すことで頭の中が整理され、必要なものとそうでもないものを分類することができる。昨今ネット現代社会では他者と議論するなどの風潮ではなく会話というトレーニングの機会が減ったことにより「人に伝える」ということに不安をもっている人も増えたと思う。まずは「自分との対話」が大切で「頭の中に浮かんでは消える言葉を捕まえる」習慣を身に付けることそしてその言葉を「可視化すること」で思考が磨かれていく。考えることのトレーニングの大切さを教えてくれる名著である。
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Posted by ブクログ
外向けの言葉に関する著書が多い中、本書は内なる言葉を育てるという部分にフォーカスしており、非常にユニークだと感じた。
ただ内なる言葉の質を上げる事で、結果的に言語化能力・表現力アップに繋がるというロジックはかなり腑に落ちた。
具体的な実践方法や表現技法等も詳細が記載されており、読み終えてすぐに始められる事ばかりだと感じる。
現在0秒思考のトレーニング中だったため、本書のトレーニングも併せて日課にしようと思う。
Posted by ブクログ
自分が上手く話せないのは、自分自身の内なる言葉を上手く理解出来てないからというのにはすごい納得した。
外側に向けた言葉ばかり磨いても、みんなが言ってるような同じような言葉になってしまうし、内容がないような心を撫でるだけのような言葉になってしまう。
伝えたいことがあるならば、自分の心の中から整理してほんとに言いたいこと、①何故それをしたいのか②それで?どうしたいの?③本当にしたいの?とはいえ、〜ではないの?
というような疑問をぶつけてより自分の中で確信的なものに迫っていく。
頭の中がもやもやしてるのは色んな考えが巡っているから。人に話すことでスッキリするのはその考えを外に吐き出すから。けど吐き出しただけではなんの解決にも至ってないし、すぐに忘れてしまいまた悩みが発生するので自分がどういう悩みを持っていたかそれからどういうアプローチをかけたいのかというような、考えるにしてもちゃんとまとめて整理していくことが大事だと思った。
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伝えたいことはあるのに、上手く言葉にできない。
そんな経験がある方は沢山いるのではないでしょうか。私もその1人であり、思いを言葉にするのが下手くそです。
どうにかならないかという思いから、この本を読むに至りました。
言葉にできないということは、「言葉にできるほどには、考えられていない」
まさにその通りだと思いました。伝え方などのスキルやテクニックを磨いたとしても、肝心な「自分の思い」がしっかりしていなければ、浅く薄い言葉となってしまう。
自身の頭の中に浮かぶ考えや感情(=内なる言葉)と真剣に向き合うことで、内なる言葉の語彙力を増やし、解像度を上げていく。
そういった意識を持てるか持てないかで、言語化の質に大きな差が生まれる。
そんな気付きを得られる1冊でした。まずは自分自身の内なる言葉と向き合うことを習慣にしていきたいと思います!
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感想レビュー
言葉に出来ないのは、十分に考えてないからだ。「何となく考えていて、考えたつもりになっている」心に刺さったフレーズでした。
以前は自分の意見について考えずに相手への表現方法ばかりを考えていたが、本質を見誤っていました。本書の実践例をもとに、言葉と向き合い自分の考えを明瞭化する。繰り返し自分の考えと向き合いより言葉に深みを出していくことを本書を読みながら行い、今の自分を見つめる良い機会だったと感じました。少し時間が経った時に繰り返しやっていきたいと思います。
Posted by ブクログ
・重みがある、わかりやすい言葉(伝わる言葉)の訓練
1. 内なる言葉(頭の中の考え)で思考を育てて、それを外に向かう言葉に変える。
2. 自分の意見や感情⇨どういう感情?⇨どんな内なる言葉?⇨人に説明できるように
3. 言葉に重みが生まれるのは、発する側の必死さ、切実さが伝わる時
4. 自分の本気度を相手が自分ごととして捉えることで相手を動かせる。
5. やりたいことを、なぜ・なんのためにそれをやりたいのか、それをやることでどんな効果があるのかを相手が理解できるように。
6. 内なる言葉を書き出すことで思考を深める。書き出して頭が空になると、そこに考える余裕が生まれる。
7. 常に自分が考えている抽象度を意識する(具体的なこと?概念的なこと?)
8. 思考の迷子になったら抽象度を上げる
9. 例える
10. 短い言葉にしてみる
自分の根底に流れる思考や価値観は、発するあらゆる言葉に影響を与える。
◎自分の経験すべてを財産にするために、まずは自分の気持ちを書き出すこと。
起こったこと、経験したことに対して、私はただ事実をつらつら書き出しがち。どんな出来事に対して、どう思ったか、なぜそう思ったか。
これからのビジョンに対しては、なぜそれをしたいのか・そうすることで何が生まれるのか・本当にそれでいいのか(ほかにない?)を考える習慣をつける。その言語化を忘れずに。
深彫りは横の幅広げるよりできると思うから(これも思考の癖)、いろんな視点から物事を見れるようにしたい。他の人だったらどんなアドバイスくれるかな、って考えれば新しい視点が持てるかな。
なーんていっても頭の中がいっぱいでパンクしがちだから、そんなときはとりあえずバンバン書きなぐりたい。付箋一組手帳に入れて、文章にできないときは単語レベルで思考整理していこうかな。
「深く知る」…自分だったらどんな説明をするか。全部クラスで説明するつもりで向き合う。
走る前に
何度でも読み返す必要を感じた本です。
筆者が書いている通り、どこまでも実践的な内容の本だと思います。
文章を含めた全ての言葉を使う仕事、生活をしている人たち(つまりはどんな人でも)にとってこの本に書かれている内容は今の状況を1歩も2歩も進ませる力を持っています。
この本は全体的に難しいことは書いていない。
1度読めば全体像も捉えることが出来る。
行動へ繋げるような文章の構成になっているものの、そこから何を読み取り、どう実践していくかは読者に委ねられている。
その上で実際に、行動をする時にうまくこの本がガイドブックのように機能するように見返すことになるでしょう。
言葉にできるをどう『伝える』というより、どう『形にする』ということに特化しています。
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言葉の表現、技法などの小手先のテクニックだけではなく、その前段階に起きる(内なる言葉)と作者の呼ぶ自分の心の中の言葉の質を上げることが大切であると教わりました。
思考を深めるプロセスではT字を使って思考を深めるプロセスがとても面白いと感じました。
思考深めた後は中学校高校で習うような国語の表現技法を現実の仕事に落とし込む説明がとても興味を惹かれました。
コピーライターの仕事をしているわけではありませんが、他者に物を伝えると言う部分では共通点があるので、そこに生かせるようにしていきたいと思います
○思考を深めるときには、TG型の形を意識して自分の思考を深めていくことをする。
○実際に文面に起こす際には、本書の表現技法を必ず読み返し使える場所を生かす。
○ただし、技術一辺倒だけではなく、伝えたい気持ちが大きく表現に関わってくると言う部分をベースに置くことを忘れない。
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2020年8月に読んだ物を再読。前回の内容全く覚えておらず。。言葉には外向きの言葉と内の言葉がある。外の言葉は所詮テクニック。大事なのは内の言葉。
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内なる言葉をどう育てていくかという本。会話がうまくできない、そもそも言葉を思いつかないと悩んでいたが、ピンポイントで解決策を与えてくれたような気がする。第一章は内なる言葉を育てる意義について、第二章はどう育てていくかの実践方法について。第三章はあまり記憶がない。
Posted by ブクログ
著者は電通コピーライター
・言葉は思考の上澄みに過ぎない
=思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはできない
・言葉には外に向かう言葉と内なる言葉がある
・思考の深化=内なる言葉と向き合う
幅と奥行きを持たせる
内なる言葉を磨く
①頭にあることを書きだす(アウトプット)
頭の中を俯瞰して見る
②T型思考法で考えを進める(連想と深化)
「なぜ?」 考えを掘り下げる
「それで?」 考えを前に進める
「本当に?」 考えを戻す
自分が考えている抽象度を意識する
頭の中での自由な連鎖を促す
③同じ仲間を分類する(グルーピング)
分類に名前をつける
④足りない箇所に気づき、埋める(視点の拡張)
T型思考法だが、②と得られる結果が異なる
グルーピングされた方向性やコンセプトに沿って
考えを深化させていく
→①~④はMECE手法と同様
⑤時間を置いて、きちんと寝かせる
(客観性の確保)
セレンディピティが起きることもある
⑥真逆を考える(逆転の発想)
自分の常識は先入観である
否定・意味相反・人称
⑦違う人の視点から考える(複眼思考)
自分にある6つの壁から解放する
常識、仕事モード、専門性、時間、前例、苦手意識
★自分との会議時間を確保する
「いつか」はいつまでもやってこない
外に向かう言葉
思いをさらけ出す2つの方法
1.言葉の5つの型を知る
①比喩・擬人(イメージを共有する)
②反復(大事なことは繰り返す)
最も伝えたいことを短い言葉に落とし込む
③対句(ギャップを作る)
自分が言いたいことの逆を前半に組み合わせる
④断定(言い切る)
人々を導く旗となる
⑤呼びかけ・誇張・擬態(感じる言葉を使う)
語りかけるように言葉を紡ぐ
2.言葉を生み出す心構えを持つ
①ターゲティング(たった一人に伝える)
顔を思い浮かべ、反応を予測する
②常套句を排除する(自分の言葉を豊かにする)
当事者同士にしかわからない言葉を使う
③先鋭化(一文字でも減らす)
削ることで言いたいことを際立たせる
④きちんと書いて口にする(リズムの重要性)
読みにくい言葉は心に入ってこない
⑤動詞にこだわる(文章に躍動感を持たせる)
修飾語だと分が長くなる&常套句になる
⑥新しい文脈をつくる(意味の発明)
名前が変われば、意識が変わる
⑦似て非なる言葉を区別する
(言葉の意味の解像度を上げる)
単純化すると分かりやすさが高まるが
興味を引き付ける情報が抜け落ちることがある
Posted by ブクログ
言葉の大切さに気付いた昨今。これは読んでおかないと、と思って手に取った。言葉を、内なる言葉と外に向けた言葉に分け、自分の思考を内なる言葉、コミュニケーションなどで発せられる言葉を外に向けた言葉とする。外に向けた言葉に重きがおかれることが多い中、内なる言葉の大切さを説いている。how(どう伝えるか)ではなくwhat(何を)why(どんな動機をもって伝えるか)が重要であると理解した。
具体的な方法論はゼロ秒思考やその他思考を言語化する系の書籍内容と類似している。悪い意味ではなく、結局効果的に言語化するための過程は共通しているということだと思う。その他にも、抽象度の話や思考の整理学の内容などを踏まえた(ように思われる)部分もあり、自分の記憶と照合しながら、スッと腹落ちした。また、どの偉人の名言をどのタイミングで持ってくるのか、という配置も適切で、想像力を掻き立てるような文章が流石だなと感じた。
Posted by ブクログ
言葉にできないのは考えていないのと一緒、というのはまさに自分の弱点を指摘されているようで動揺した。
本書では、うちなる言葉と外に出す言葉の2つを軸として進行する。
内なる言葉の磨き方と磨いた内なる言葉をどのように外なる言葉に変換するかの2段構成。中心は内なる言葉の磨き方である
多くの図書が外に出す言葉のテクニックに言及する中、発せられる言葉は頭で思考する結果の一端に過ぎないと著者は考えており、言葉にできるかどうかはまず内なる言葉(頭の中で考えたこと)を磨いていく必要があるとのこと。
内なる言葉を磨くためには、ひたすらに内なる言葉を書き出す。グルーピングし、客観視しながら不足している幅を確認する。深さを設けていくプロセスが必要とのこと。そして2ー3日や時間おき、今度は書き出した意見と真逆の事や、自分ではない特定の誰かであったらどう考えるかを想像して言葉に書き出してみる。そうすることで自分の型(常識、専門性、苦手意識、前例等)から脱却した内なる言葉を形成することができる。自分の意見は持ちつつも内なる言葉として発せられるボキャブラリーが増えていく。
印象的だったのは2つある
1つは言葉は思考の上積みに過ぎないと言う本書の核となる部分。
誰かと話している際に、その人が話す内容は全てその人の経験に由来するものである。誰かが話す内容は、その人の価値観や人格、それまでの経験を伝えていると言っても過言ではない。確かに、伝えたい思いや気持ちが乗った際には淀みなく言葉が出てくること、何より聞いている。相手が聞いている。相手に納得感を与えることができたと言う経験は、本書で述べられている記載と合致する。
1つは新しい文脈を作ることで、マイノリティーに居場所を当たることができること、そういう考え方でいいんだと言う安心感を世に出す。新しい文脈を通して流布することができる。
Posted by ブクログ
言語化の仕組みを根本的に知りたく購入。
最も重要なのは、「発せられる言葉」ではなく「言葉を心の中で錬成する段階」にあることを知り、以下を意識してきたいと思った。
◎学び
・内なる声=考えたり感じたりする時に、無意識のうちに頭の中で発している言葉
→内なる言葉の語彙力が増えるほど、自分との対話が捗る
→内なる声と言語化が一致した時、言葉に血が通い、熱意がこもり、人が動きたくなる空気を作れる
◎To do
【普段】
・週末の午前中に、内なる声を白紙に書く
・T字型思考法で考えを進める
→幅を広げる : 本当に?それで?
→深める : なぜ?
→思考の迷子に陥った場合は、深掘り前の内なる声に戻る
・深掘り結果に対して、白紙を保存する、必要に応じてアクションを取る
【プレゼン】
・1番伝えたい1人にどうやって伝えるかイメージする
→1人に伝われば、皆に伝わる
・最も伝えたい言葉を短い言葉に落とし込む
→「自分に勝てる自分。それが目標です」
→「好きです。誰よりも、好きです」
・専門用語や完全に理解していない言葉を使わない
→業界で使われている専門用語を、「専門用語を使わずに」説明できるようにしておく必要がある
→KPI=やりっぱなしにしないで、改善改善し続けることである
・文章ができたら、声を出して読んでみる
→読み手や聞き手は「内なる声」で理解するため
→引っかかる点が1つでもあると一気に冷める
Posted by ブクログ
小手先だけのテクニックや文章の書き方ではなく、自分の内なる言葉を外にだす思考法が書かれています。
また、客観的に自分を捉える方法(逆転の発想・複眼思考)も良かったです。
全体的にマッキンゼー(ロジカルシンキング)の思考法にも似ています。
Posted by ブクログ
言葉の力って思っている以上に大きい
勇気づけたり、助けられたり
私も何度、言葉に助けられただろう
でもいざ自分が何かを伝えようとすると上手く言葉が出てこなくて自分の中でモヤモヤして消化不良みたいになることが多い
伝えるには、日頃からの訓練が必要
どうしてそれを伝えたいのか?
強い動機を持って、それを誰に伝えるのか
まだまだ難しいと感じることが多いと思うけれど伝えたい、と思う気持ちは忘れてはならないと思う
Posted by ブクログ
仕事の中でとっさに発言しようと思っても、言葉に出来ず発言できないシーンがあったため、本書のタイトルと目次から答えがあるかな?とてに取りました。
著者が電通のコピーライターということもあり、どちらかと言えば熟考を重ねた末の1つのフレーズを導き出すための方法が書かれていました。
しかし、自分が知りたいと思っていた、その場で発言するための方法を自分なりに導き出すヒントを多々得られました。
コピーライターの方が書かれているだけに、心にグッとくるワードが多く、覚えておきたい言葉リストがだいぶ増えました。
Posted by ブクログ
我々は相手に思いを伝えるのに言葉で伝えないといけない、そのためその言葉が伝わって相手に行動させる力があるかを考えないといけない。この本はその大切さをうたっている。内なる言葉、思いが言葉の重みを生む、化学反応させる、T字型思考、MECE、口にだして読んでみる、言葉の意味の解像度を上げる、キャッチコピーを作り出す人の内なる言葉を考え方を取り入れていきたい。
Posted by ブクログ
この本は「内なる言葉」というフレーズが頻出するが、言葉にできるというのは単なるボキャブラリーを増やすとかコミュニケーション能力を上げるということではない。内なる言葉=自分自身の確固たる軸(意志)から発する言葉は熱量があり、人の心を動かす。そしてそれは自分自身と向き合って、行動に移して初めてその人の軸(意志)として確立する。
自分を知ることで、「言葉は人間の行動の一つでしかない、あらゆる行動の源泉にはその人なりの思いや動機が存在している。」というそんな当たり前だけど本質的なことに気づける。言葉を大事にするためにも自分自身に向き合っていきたいと思った。
なるほどと感じた
言葉にできないのは考えていないのと同じ
とゆうことにぐさっときた。
内なる言葉を外なる言葉へ変換していくことの難しさ、大変さを感じた。
本を通して厚みのある言葉を発せられるようにしたいとおもう。
もっと読みたい
ほんのちょっとしかお試し読みできなかった
相手に言葉で理解してもらうだけでなく
共感、納得までしてもらう
そのレベルまで伝える力を
高めることに
悩んでいる人が多いというお話。
そして昨今では、話し方のテクニックに関する
本が溢れているが
大前提として
自分の思考が深くなければ
発する言葉も薄っぺらくなり
あげくには
浅い人格と判断されてしまうこともある。
付け焼き刃のテクニックに頼らず
内面の思考を深め
自分のオリジナルさを
際立たせていくことが大切!
Posted by ブクログ
内なる言葉を育てることが大事(表現するとは)
内なる言葉を育て、外に向かう言葉に変える
そのためには日頃から内面を鍛えるため、言語化する努力をするー内面の時間をきちんと作る
伝えたい気持ちを表現する
テクニックー比喩、断定、反復
Posted by ブクログ
言葉の本質を教えてくれる本。
この言葉が一番刺さった。
「素材の良さを生かすために、料理人は存在している。そのため、素材が良ければ、味付けは必要最小限で良い。むしろ良い素材は、極める目利きの力こそが、料理人の神髄である。」
つまり、言葉を生み出すために必要なのは、発言者の思いであり、動機である。動機が大きければ大きいほど、伝えなければならないと言う使命感が強いほど、自分の考えていることを正確に、そして余すことなく言葉にしようとする作用が働く。
確かに、情熱を注ぐプロジェクトや事柄を人に伝える時、人に伝わりやすい。そのことについてよく考えているからか、アウトプットする機会が多いからか。情熱→動機→言葉、これが最高の掛け算なんだろうなと思った。
Posted by ブクログ
武器にもなるし、盾にもなると思うな。と、ふと感じる。別に本書で語られているわけではないけれど。
言葉にするためのテクニックというより、思考の仕方が書かれている。
意見を育てなければ言葉にも出来ない。なので、その意見を気持ちを思考を深めよう。
というのがメインテーマ。
あー、確かにな。と、それが言葉にされると分かるもの。
本職の中でも「内なる言葉」として書かれているように、自分の中にあるその言葉を深めていく事が、大切。
しょっちゅう自分の中で会話をしているけれど、それと上手く向き合っていく。
そんな気持ちを上手く言葉に出来て、誰かに伝えられたら素敵だなと。
Xで呟いている事が、誰かのそうした助けになっていたら嬉しいな。
Posted by ブクログ
本書では「人に伝わる言葉」を生む方法について書かれている。
言葉には二種類ある。「外に向かう言葉」と「内なる言葉」だ。
「外に向かう言葉」は思考の下流であり、人に伝える際に出てくる言葉である。「内なる言葉」は思考の上流であり、思考のする際に生まれる言葉で溢れる。人に伝わる言葉を生むには「内なる言葉」を磨く必要がある。
「内なる言葉」を磨くことで「外に向かう言葉」が自然と豊かになるのだ。
伝わる言葉を生む方法は以下の四つ。(詳細は本を参照)
1.内なる言葉に気づく。
2.それに言葉を与える。
3.与えた言葉を外に出し、見える化する。
4.それらを組み合わせ、外に向かう言葉にする。
これらはあくまでも「内なる言葉」を磨くことに重きを置いている。「外に向かう言葉」ではない。これらを経て、ようやく思いを人に届けることができる。
本書の趣旨からは少しズレるが、興味深かったのが「動詞に思いを込める」という方法である。
文を形容詞で飾るとありきたりな言葉に収束してしまいがちである。形容詞ではなく、動詞に思いを込めることが大切であるとのこと。これは今まで考えたことなかったため、今後意識したいといと思う。
Posted by ブクログ
伝え方が9割という本がありますが、その真逆のような気がした。
伝え方も大事だけども(実際そのTIPSにも触れる)
大事なのは内側にある言葉で
何となくを辞めるためにするべき事が事細かに行動ベースに書かれていた。
考える人の頭の中を見られた感じ。
Posted by ブクログ
“何を言って、何を言わないか”
がわたしがコミュニケートで意識してしていることなのだけど、それと”言葉にできる”かどうかはまた別問題で。
本書は体系だった内容なので、仕事向きです。
そう!
ただ話すだけじゃなくて”内なる言葉を整理して、外に発信する”ってことが、インパクトを産むんですね。
“考え抜いて→整理して→さらけ出す”は
対上司でも育成でも有効ですよ。
電通のコピーライターさん著なのだけど、
それっぽくないのはなんでだろ。
Posted by ブクログ
数年ぶりの再読。
前回に比べ、内容を体系的にみられるようになり、自分の成長を感じた。
「内なる言葉」を練ることが大切。
これからも、色々なことを考えていきたい。
Posted by ブクログ
言葉にするのが苦手だったため、そんな自分を変えたいと思ってこの本を読んだ。言葉にできないということは伝える意見がないと書いてあった。図星である。口先だけ上手く言えたとしても、内容が伴っていなれば相手に伝わるわけがない。
意見をまとめるには、頭の中にあることを書き出し、グループ分けしていく。ブレインストーミングのような感じで。考えを順序立てることで筋道の通った意見になる。
伝え方としては、中学国語で学んだ対句・反復・比喩などを使うと相手の印象に残りやすくなる。
自分を狭めているのは自分という壁である。
いつかはやってこない。
メモメモ…
Posted by ブクログ
プロのコピーライターである筆者による、人に伝えて人を動かす「言葉」をどのように作っていくかを解説する本。
著者によれば人を動かす言葉とは、自分の「内なる言葉」の質を高めて、それを正確に言語化して外に変換することによってのみ生まれる。つまり、自分の中の想いや感情を整理して育て、奥行きを持たせることがまず必要となる。
故に本著ではこの「内なる言葉」の整理方法、自分の中のカオスな状態にある気持ちを形にするための方法が解説される。
その上で、それを「外への言葉」に変換するためのテクニックが紹介される。
この手の本は世に多くあるが、その中でも内容が整然としており読みやすいと思う。特に言語化プロセスへの向き合い方や技術、フレームワークについては有用だった。
自明な内容は多いが、筆者自身の「言葉」に対する本気が伝わってくる。そうだからこそ、多くの人に訴えかけ、多くの人を動かすコピーを書くことができるのだろう。
自分の仕事でも、自分の考えを正確に言語化して相手に動いてもらう必要があるケースが多いので、本著の内容を活用したい。
気持ちを磨く本
言葉が大事と言うよりも気持ちの重要性に言及している本。日々の自分の心の中に溢れ出る気持ちに向き合い、その一つ一つの考えを具体化し深めていくことが大事だと著者は言っている。そのように磨かれた内なる言葉は情熱となって、話すときに聞き手に気持ちが伝わるというのが大前提らしい。確かにこれは面白い考えである。うまく言葉にできないということはそこまで考えることができていない内容と言うこと。確かに自分が情熱を持って取り組んでいることはうまく言葉になって出てくる経験をしたことがあるから納得である。これからは内なる言葉を磨いていこうと思えたそんな一冊だった。