【感想・ネタバレ】火花のレビュー

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Posted by ブクログ

むちゃくちゃかっこよくてアツいです。
芸人という職業を通しての核心をついたようなメッセージに釘付けでした。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

又吉さんの小説は好き。
作家さんとしての一文一文の表現と、
芸人さんとしての面白いワードチョイスがクセになる。非常にずるい。

又吉さんの本を読んだら、なんか心に染みるものがある。

この小説では、スパークスの解散する最後のライブと、神谷の最後に行き着くところが心に残ってます。

神谷の思想と現実がどんどん離れていってしまう危うさにヒヤヒヤした。主人公がそれでも神谷を崇拝してる。それが神谷を生かしてたのかな。

他のお笑いに関する小説もだけど、
笑わせることがどれほど難しく命懸けであることかがわかるし、そういう芸人さんの生き様にグッと来る。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

個性とは、芸人とは、面白さ、人生とは……
いろんな哲学が見えた一冊。
芸人をやってきた著者にしか書けない生々しさを伴っていた。
ブームとなっていた受賞当時からだいぶ経ち、タイミングを逃した気持ちだったが、色褪せないいい作品だったと思う。

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2024年04月17日

Posted by ブクログ

お笑いをやったことのない人間が到底書けるフィクションではない。読み始めた時は、この作品が「文学」の賞を取っていることに疑問だったが、読んでいくとその理由がわかる。自分の文学に対する視野がまた広がったと感心させられる。

語り手の思考回路を見れる我々読者からすれば、語り手がなぜ漫才をやっているのか、お笑い、お笑い芸人が好きなのかが不思議なくらい、徳永は考え事が多い。

先輩の神谷さんは、そうそう見かけない異常な人間だ。けれど理解できる。むしろ人間らしい。我々が偶然身につけられた「常識」を偶然身につけられなかっただけ。そんな純粋な神谷さんが歳と共に狂ってしまっただけ。

真城さんの存在は、言葉にするのが難しいが、非常に良い隠し味のようなものだった。遠回しな例えをすると、「もしこの人が自分と同年代で未婚なら真っ先にナンパしていただろうな」と思えるくらい好みの40、50代の女性に対して感じる哀しさに近い。届かない場所にいるはずなのに、もしかしたら自分にも勝機があったかも、と言う世界線を妄想して哀しくなるのだ。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

泣けたシーン
p141「おめでとう。ほんなら、急いで3人と双子とで住む家探さなあかんな」
p143「誰かには届いていたのだ。少なくとも誰かにとって僕たちは漫才師だったのだ」
p143ラストライブ

10年経つと二人の関係性がこんなにも変わってしまうなんて。お笑いを取り巻く多くの人生に笑いと感動があった。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

ああすごい泣いちゃったなあ、

私がまだ青いからかもしれないけど、常に自分の中で創造と破壊を繰り返して刹那的に笑いを求める神谷がすごい眩しくかっこ良く見えてしまった。
けどもしかしたら全然かっこよくなんかなかったのかもしれないと読後の今になって思う。
彼はあまりにも自分に純真すぎるが故に屈折しまくっていた。
その屈折光が伝播した先にいたのが徳永。
徳永は独自の想像力で静かながらもどこか常に怯えて竦んでいるように感じられた。
だから恐れを知らない神谷との組み合わせは正直しっくり来ないというか、正解ではなかったように感じる。
互いに抱いていた思いは尊敬や畏怖だけではなくてきっと羨望、憎しみ、嫉妬、愛情と一口に言えるものではなかったんだろう。
けど不器用な2人の絶妙なそのアンバランスさはとても居心地が良かった。

数多の出会いや別れによって付いた傷だらけの、
その荒削りな人生が愛おしい。

お金や仕事、家族や恋人、社会的地位、それらによって形成される生活その全てを投げ打ってでも自分の信じた道を突き進むことは幸せなのか。
自分の手で夢を終わらすのは諦めなのか妥協なのか。
そもそも諦めるってなんだ、夢ってなんだ、なんのために生きてるんだと彼らがこちらに問いを投げかけてくるようで、終盤何度もページを捲るのをためらってしまった。
歪に生き続ける彼らを見て、結局そんな問いを思い浮かべたところで一生正解になんて出会えないんだろうなと思うとどこか寂しくもあり安心もした。
あほんだら、こんなん見せられたら生きるしかないじゃん。


「エジソンが発明したのは闇」
「エジソンを発明したのはくらい地下室」
という彼らのメールのやり取りがなんだかすごいお気に入り。
走り続けた先に光があるのかは分からないけど、走ったことで生じる風を心地良いと感じた人は少なからずいるし、私はこの本を読んで心にぼうっと希望みたいな、光みたいな何かが生まれた。
光があれば影があるけど今ならそのどちらも愛せる気がする。

筆者が漫才師だからか文章に血が通っているように感じられて良かった。
滲み出る又吉さんなりの漫才や人生に対する哲学に少し触れられた気がして嬉しい。
2010のM-1でのピースのネタ、ほんとに好きなんだよな。

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2024年04月03日

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語り手は読書家で、売れない芸人でありながら少し達観していて、そんななかで同じく売れない先輩芸人を心から尊敬する、その過程と生き様の描き方がかっこいい。世間一般の生き方の指標を、情熱の人が踏み倒していく姿が爽快で、自分もこんな人間と出会って、本気で追っかけてみたい。お笑いの世界のリアルな厳しさと青春も、この筆者だからこそ鮮明に美しく描かれていた。

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

誰かの心を動かすこと、笑わせることはとても難しい。もがく苦しみや辛さを体感した事がある人なら、この作品に大きく感動させられるかもしれません。

特にこの作品は、クリエイティブな仕事をしている人ほど評価が高いとよくテレビで放送されていました。

自分は読んでいて、面白いのにどんどん怖い気持ちも湧いてきました。

ゴールの夢までのマップがなく、闇の中をもがいて進む事は、よほどの精神が無いと貫ききれないのだろうと実感しました。
人はその闇の中でどこまでもがき苦しみゴールを目指す事ができるのか、そういう人間の限界を測っているような感覚も感じました。

芥川賞受賞作なので、暗めな雰囲気が強く苦手な方は苦手かもしれませんが、ぜひ一度読んでほしいと思う作品です!

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

神谷さんの観察日記。神谷さんは徳永に対してはすごく優しく、いろいろ残念なところもあるけど、憎めないキャラクターで嫌いにはなれない。ドラマチックな展開がないせいで、神谷さんの将来のことを思うと本当にすごくつらい。本当に心にくる。

この本を読むと、芸人にしか分からない相方との微妙な遠そうだけど遠すぎない距離感を感じられる。

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2024年02月15日

購入済み

びっくり

警察ものの小説ばかり読み漁っており、気分転換にと本書を購入。当初は期待していなかったが、良い意味で裏切られた。
主人公の心情、描写、構成も優れていると思う。

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2020年04月04日

購入済み

話題になった作品

火花は芸人のピースというコンビの又吉さんが書いた小説で芥川賞も受賞し一昨年話題となった作品。主人公は芸人であり、尊敬する先輩との物語となっている。人間の感情をかなり細かく表現していて、読みながら自分が持っている普段は人に恥ずかしくて言えない感情と重ね合わせられとても面白かった。あー、こういうの分かるという感じ。繊細な心の人に是非読んでほしい作品。きっと共感できることや、こうゆう風に考えてしまうのは自分だけではないのかと安心できると思う。本読むスピードが遅い自分も夢中になってしまいあっという間に読み終えてしまった。また又吉さんの書く作品を読んでみたい。

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2017年04月22日

Posted by ブクログ

ぐぐっと引き込まれる時
とただ文字を淡々と追い掛ける時がある
不思議な作品‼️
芥川賞受賞‼️
ほふーん、、、という感じ

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

芸人が好きで興味を持って読んでみた。とてもリアルだなと感じた。文章がとても良く本当に自分が体験しているような気持ちで読み進められた。芸人の苦労や、夢を追い求めて得るもの、尊敬する人との関係、陽の目を浴びない人達の現実。自分の中でまだ咀嚼出来ていないが、学ぶことが多かった。

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

映画版を見た時は桐谷健太の神谷を面白いと思えず話に乗れなかった。映画だと短時間で直感的な面白さを追求してしまうので厳しかったが、小説の中の神谷は良かった。支離滅裂に思えた神谷の言動・行動はどんどん説得力を増していき、徳永に影響を与え変化させていく。
又吉なので当然ながら芸人の寂寥感や情熱、葛藤の解像度が高く、中でも貧困で破滅していく様を描くのがめちゃくちゃ上手いと思った。
全ての芸人と人間を讃えるメッセージ性も好感が持てた。

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

何かを追求して行った先にある虚しさとか、追求しすぎて見えなくなっていくこととか失うものもあるとか
必ずしも努力したら報われる世界ではないということを感じて色々考えさせられた

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こんなにもストイックに向き合わなければ、自分の思い描く芸は評価されないものなのか。
日の当たる場所に行けるのは、器用で可愛げのある者だけなのか。

最後の漫才シーンは残酷で、圧倒的。
はなからハッピーエンドになるとは思っていなかったが、神谷さんの変容は哀しい。それでも、生きている限りバッドエンドは無いと言い切るラストは嬉しかった。


「僕達の永遠とも思えるほどの救い様のない日々は決して、ただの馬鹿騒ぎなんかではなかったと断言できる。僕達はきちんと恐怖を感じていた。親が年を重ねることを、恋人が年を重ねることを、全てがまにあわなくなることを、心底恐れていた。自らの意思で夢を終わらせることを、本気で恐れていた。…‥略…… いつか自分の本当の出番が来ると誰もが信じてきた。」

「神谷さんの頭上には泰然と三日月がある。その美しさは平凡な奇跡だ。ただ神谷さんはここにいる。存在している。心臓は動いていて、呼吸をしていて、ここにいる。神谷さんはやかましいほどに全身全霊で生きている。生きている限り、バッドエンドはない。僕達はまだ途中だ。これから続きをやるのだ。」

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

あっという間に読み終わった。
2人の掛け合いが面白く、電車で思わず笑ってしまった。
長すぎず、作者の職業柄もあるのか退屈のない文章運びで読みやすかった。

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2024年03月17日

Posted by ブクログ

「気づいているかいないかだけで人間はみんな漫才師である」たしかに相手が笑ってくれて嫌な気する人おらんかも...!

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2024年03月15日

Posted by ブクログ

好きだけを追っていて、いつの間にかそれだけでは生きていけなくなっていく。周りの目や環境を気にしながら、時代を気にしながら生きていく。少しずつ窮屈になって。いつか先を追い求めていた時が恋しくなって。それを全て分かった上でする好きはもう、あの頃とは全く別物。神谷が歳をとってから振り返ると急に馬鹿げて見えて。ダサくてしょうもなくて、見ていられなくて。だけどそんながむしゃらが何故かむさ苦しくて、キラキラと輝いてる、そんな、そんな、ノスタルジックで儚くて、かっこいい話。苦しくて。ずっと、今が続かない。その現実を見せてくる。ただ、今を全力ですることの尊さを教えてくれる。
又吉大先生って、文才やな

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

生き方には、理想と現実、金と労働、人との愛情について繊細で身近な表現にまとまっていた。
神谷と徳永の人生は、誰しも当てはまる事が多いと感じた。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

こちらもaudibleにて。
聞き放題なので、むさぼり聞いておる。

全く初見にて、あっ関西弁の漫才の話なのか。
非常に描写が細かい。情景が目に浮かぶ。

変人、私の人生で絶対に関わらないであろう人が出てくる。業界の人など全く関わる事がない。

面白さの追求、自由、直感のままに進む、人生全力、こんな言葉が出てくる。

なんだろう、わからないのに、徳永さんの潔さというか、人生こんなにも人と関われるものなのか、利害とか損得なし、忖度もなし、漫才の追求。

すごい。圧倒される。堤真一のナレーションもうますぎるが、でも文章もすごい。

最後のシーン。うるっときて、どんなふうに終わるのかと期待して、どないやねん、と終わる。

徳永さんの人生は続く。



内容というより描写の細かさ。声で聞いているからかもしれないが、非常に情景が浮かぶ作品。書き込まれている作品という評価として。

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2024年02月17日

Posted by ブクログ

お笑い芸人又吉直樹による第153回芥川賞受賞作品。

主人公のお笑い芸人徳永と彼が尊敬する先輩芸人神谷とのお笑いに捧げた人生とそのやりとりが文学作品に落とし込められている。

時々クスっと笑ってしまう徳永と神谷のやりとり、お笑い芸人というのは日常的に笑いで人生を豊かにしようという気持ちが常に働いているのが伝わる。

芸人の世界も競争社会。面白い芸人が人気を博し、売れて行く。

漫才は言葉が武器だ。漫才ブームの時のお笑いは爆笑を引き起こしたが、現代の爆笑が少ないと言われる世代のお笑いはどういうものなのか。果たして文学とお笑いは融合できるのか。

単調な展開だったが、起承転結の結であるオチが秀逸に感じたので、良かったと思う。芥川賞の女性選評委員はオチがこうだからダメと言っていたが、男性読者は楽しいと思うオチである。

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2024年02月29日

購入済み

芥川賞受賞作だったので。

お笑い芸人、漫才師のお話です。作中に登場するのは又吉さんそのまま当てはめて読みました。日常の様子を小説にした内容ですか、ある登場人物のおかげで、平凡から、非凡で常識外れな世界が見れました。ラストは意外な展開とまだ続きがあると思わせる文で、女性が読むと、男性の友人関係のサッパリさに、やや物足りなさを感じます。

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2021年02月24日

購入済み

宿命

想像していたよりもずっと繊細で,苦しくて,衝撃的。
自伝ではないものの,又吉さんの人間性がにじみ出ていた。
命を削って心を削って人を笑わせる,人に笑われる仕事。
生まれてから死ぬまで,まわりの人を笑顔にし続ける宿命。

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2020年07月04日

購入済み

人間描写が鮮明で実生活と重なる

実際に会話として噛み合っていない掛け合いすら笑いとなる芸人の世界感を感じることが出来、自由な発想を持って生きて良いのだと改めて思わせられる作品でした。誰もが実生活で経験する人間描写が鮮明でイメージしやすく想像を搔き立てられました。

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2019年12月26日

ネタバレ 購入済み

1日で読みました

仕事の休憩中に少し読んで(お姉ちゃんのピアノの話まで)、面白かったのでその日の夜には全部読んでしまいました。

神谷は良い人物であるし決してイキっていてイカレている訳ではないんだけど…、、というのがしっかり表現出来るオチで、素直に凄いと思いましたw

あと家を出ていくシーンは、それぞれのキャラクターが「自分ではない誰かの為に」振る舞っていて、いいシーンです。それぞれ怒り出してもいい筈なのに。

純文学がどうこうはわかりませんが、面白かったですよ。
人の惨めさや情けなさを上手に表現しつつも胸糞感があっさりしてて(個人的には「夜と霧」以来…)、又吉直樹、良い書き手だと思いました。

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2017年10月02日

Posted by ブクログ

芥川賞っぽいなんとも言えない内面の表現とかは好きなんだけど、関西弁に馴染みがないからなのか、漫才調の会話に不慣れだからか読むテンポが乱れてしまった。

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

累計発行部数326万部。第28回三島由紀夫賞候補作。2016年「朝の読書運動 高校生部門」1位。第153回芥川龍之介賞受賞作。
2016年NETFLIXにてドラマ化され、翌年NHKにて放送。2017年映画化された作品。
また海外でもアジア圏や欧米圏と幅広い国々で翻訳版が出版。

本作は、『中学生の頃から人が笑ってくれるのが楽しい』という純粋な思いから、芸人を目指して夢の中を生き、様々な葛藤の中、夢の舞台に幕を下ろしていく1人の芸人にスポットを当てた作品。フィクションとはあるが、又吉氏自身の実体験をモチーフにした内容も含まれていたように思うし、尊敬する芸人『神谷』にも、モデルになった先輩芸人がいることも打ち明けている。

途中途中の描写や展開も読んでいて面白く感じた他、「本当の地獄というのは、孤独の中ではなく、世間の中にこそある」のような、又吉氏の生の言葉なんじゃないかと思うような、そんなセリフも含まれてたりするのが印象的な作品でした。





売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。
神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。
笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。
芥川賞受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を収録。

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

神谷という人間を、彼の言動から捉えようとしたら難しい。正直1回読んだだけでは、理解が追いつかない。

物語の中で、徳永や真樹といった神谷を認めてくれる存在が、彼の弱さを際立たせる。自分らしく生きるの究極形ともいえるが、誰にも認められず生きることは、耐え難い。

また読み返すと思うし、おもしろいと思う
ただ、神谷の持論がわんこそばのように次から次へと盛られていき、消化しきれずお腹だけがいっぱいになる。

逆に言うと、そのひとつひとつの言葉によって、自由を取り上げられ苦しんでいるのは、神谷自身なのかもしれない。

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2024年04月17日

Posted by ブクログ

この本を読むと本当に面白い人ってもはや面白くないんじゃないかと思ってしまうような、面白いってなんぞやというような芸人の世界の厳しさや美しさ、時間の流れの速さが少し知れたような気がしました。
本当に人生って一瞬でその中でさらに一瞬しかない火花を芸人はもちろん僕たちも求めているような気がします。その火花は自分が求めているタイミングで咲かせることができる人もいるしそうじゃない人もいる。でも生きてる限りどこかで咲かせられると最後の文で伝えたかったのじゃないかと僕は読み取りました。

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2024年04月08日

Posted by ブクログ

今私たちが知らない芸人さんの中でもこうして苦しみながらも誰かと頑張っているんだろうなあってなった
大阪の500円で見ませんか?!って必死に売り込んでる芸人さんのライブ行ってみようかな

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

2024/03/22読破 
一言 芸人の苦悩、嫉妬、生き様

感想 最後のエッセイの中の引用された2つの言葉がとても印象的でしたので、下記に記します。
 本編は又吉さんの知り合いか、空想か分かりませんが芸人の生き様を見ました。他人の才能に嫉妬する自分と、どうでもいいことに気をかける自分。やりたい理想はあるけど、理想を現実にできない自分を才能ある芸人との会話の中でいろんな感情が渦巻いているのを読み取りました。

下記は印象に残った点

p174 侏儒の言葉
道徳は便宜の異名である。「左側通行」と似たものである。
→道徳は多くの人が事故をおこなさいために必要なルール。あらゆる価値基準は疑ってよい

p175 侏儒の言葉
芸術の鑑賞は芸術家自身と鑑賞家との協力である。云わば鑑賞化は、1つの作品を課題に彼自身の創作を試みるのに過ぎない。

→作品に向き合って理解する。理解して解釈をする。想像力を駆使して作品に向きあう。正解はない。

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

おもしろかった、、、のかな?
文体はやや説明がちで個人的には読みにくい寄り。キャラに又吉さんが喋らせてる感は否めなかったなー。

なにがおもしろかったのかと考えると、いまいちパッと出てこない。が、神谷さんを通じて変わっていく徳永、を通じて、なんだか少し楽に生きていけるようなそんな印象を受けた。ので、やはり自分はどこか現実を見てしまう人間で、馬鹿な夢を追う人にどこか憧れを感じているのだなとも。

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2024年03月13日

Posted by ブクログ

とても苦しくなりました。
厳しい世界。
自分の思いとこだわり、でもどんなに頑張ってもそれが世間に受け入れられるかどうかはわからなくて‥。

自分でこういう選択をしたり悩むことはもうないだろうけど、自分の息子がいわゆる普通の道とは違う選択をした時に、親としてどう受け止めればいいんだろうと苦しくなりました。

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

情景や感情の表現が独特で興味深かった。結構現実を突きつけるようなシーンが多いが、独特の文才によって美しさを感じた。

芸人としての苦悩、やりたいことをやった後に残る虚しさもあり、だからといって信念を持って生きねば人生は楽しくないだろうということが強く残った。

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

神谷さんが人間的に好きになれない。
それを師匠と呼ぶ主人公にも好感が持てなかった。
私には合わなかった。

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2024年02月29日

読んで良かった!

文章は文学的で最初読みづらいかな?と思ったが、一気に読めた。内容は全体的に暗く、芸人のお笑い哲学というのがわかりやすく描かれてはいるが、映像のほうが感情移入しやすいのかなぁ、と思ってしまった。まだ映像は見ていないのですが。最後のオチが酷い!しかし時間が経つとじわじわ笑える気もする。悲しいお笑いという感じかな。

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2019年08月04日

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