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宇宙創生の謎にせまる 無限宇宙に存在する「物質因子」と「繋合波」
果てしなく広がる宇宙はどのようにして形成されたのか。ある一点が爆発して様々な粒子が撒き散らされ、そこから徐々に構成が形成され、銀河が形成されていったという、ビッグバン説が有力とされてきたものの、そこにはまだ、いくつもの謎がある。いったい、何が、どこで、どのようなきっかけで爆発を起こしたのかということが、全く謎になっており、いまだに解明されていない。素粒子の世界にまでさかのぼり、宇宙創生の謎に数多くの宇宙物理学者、天文学者が挑んできたが、謎は謎を呼び、困惑は広がるばかりだ。渦巻き状の銀河はいつ、どのようにして回転を始めたのか、よく分からない。銀河は構成のゆりかごとされ、観測によって銀河の中で新たな星が生まれていることも確認できるが、その星のもととなったガスはいったいどこから来たのか、解明されていない。 -
繋渡り
作家の父と弟と暮らす少年・未智留。 凡庸な両親に育てられた少女・残花。 自らをほんの少しだけ優れた、でも大したことのない存在と断じる二人は、取るに足らぬ同級生を見下ろしながら、卑俗で平凡な住民を横目に見ながら、生活するにはちょっと不便で色々と物足りないこの町で、ほんの少しの諦観とともに退屈で停滞したささやかな日々を過ごしていた。 けれど。 ある日の未智留の一言をきっかけに、二人の平穏な関係は唐突に終わりを迎える。 近親相姦、同性愛、虐待―― 少年が背負う過酷な真実が肌を晒した時、二人を中心とした歪な“家族”の物語が幕を開ける。 【もちぎ先生より】 この小説の登場人物は必死に生きる、ダメな思考すら持ったただの人間です。 だからそんなダメな人間を指差して非難して笑った時、自分が運良くダメじゃないというだけの事実や、自分だってダメになってしまうという事実を無視して、もっと生きづらくなる世界を歩むことになると思います。 打算も優柔不断も、依存も懐疑も、冒涜も支配も、うまくいかないコミュニケーションも、後からどうとでも言えるたられば論も、本人の中で矛盾する感情も、全部指摘するのは簡単だけど、人生ってそう簡単じゃないんだなと思って書き上げました。 【担当編集より】 もちぎさんのこれまでの人生、多くの方々との関係性の中で築いてきた自らという素材を削り、煮詰め、端整に組み上げた、彼の分身のような本。 爽やかで心地良く教訓的で、読後に万人が幸せになれる話ではなく、本を開いた瞬間に読者の心を鷲掴みし、力尽くでページを捲らせ続け、容赦なく胸を抉り消えない痕を残すような鋭利な物語。 苛烈で激烈でもちぎさんにしか、そんな彼にも一生涯で一度しか描けない初小説。 どうか魂に刻んでください。 -
反復恋習―恋綾繋番外編5
ある日宵子は、台所で踏み台から落ち、頭を強か打って記憶喪失になってしまう。一生が抱き起こしても怯えた表情で「あなたは誰?」と問い、自分が結婚していることも覚えていない。困った一生は結婚当初の話をしてみたり、馴染みの小料理屋の女将の所に宵子をやってみたりするものの、それは彼女にとって、今の自分を否定されることに他ならず、気持ちはだんだんすれ違っていく。そんなある日、一生と前妻との間にできた息子の話を聞いた宵子は取り乱して、部屋に閉じこもってしまう……。果たして宵子の記憶は戻るのか? 年の差レトロ・ロマンス「恋綾繋」番外編5。本作品は2011年12月1日発行「白の吐息」に収録された作品を分冊したものです。 -
牡丹恋影―恋綾繋番外編4
この春、晴れて一生と夫婦になった宵子は、ふとしたことがきっかけで療養所で刺繍を教えている女性・君子に出会う。家に寄らせてもらった宵子は、君子と夫・朔太郎との間に不穏な空気を感じ取り、二人の仲を修復しようとするが、一生には余計なお節介を焼くなと止められる。諦めきれない宵子は、朔太郎と話すうちに、二人を繋ぐもう一人の男性の存在を知り…。牡丹の刺繍に込められた一途な女性の思いに胸が締め付けられる、恋綾繋番外編最終章。 -
蜜柑恋想―恋綾繋番外編3
結婚しても相変わらず、ずぼらな生活態度を改めようとしない一生。憤慨しながらも随分それに慣らされてしまっている自分に驚くことも多い宵子であった。そんなある日、宵子は、タンスの引き出しの奥に手紙の束を見つける。いけないと思いつつも読んでみると、それは、一生の亡くなった前妻・みどりから一生に宛てた手紙だった。二人の出会い、馴れ初め、結婚に至るまでの道程を知ってしまった宵子は、複雑な思いになり、つい家を飛び出してしまう…。「恋綾繋」番外編・冬。 -
琉球異聞 朱桜の繋 外伝 ティンガーラに捧ぐ神歌
琉球を舞台にした人気ファンタジーゲーム『朱桜の繋』のスピンオフ小説。 主人公明莉(あかり)は、神と話すことができる神女として首里に務めていたが、何故か霊力が失われてしまった為、首里に居場所は無くなってしまった。 母親から呼び寄せられ今帰仁城に向かう旅にでるが、到着目前で賊に襲われ・・・。 意識が戻った明莉の目の前には、幼なじみで若くして今帰仁城城主となった朝容がいた。 今帰仁にて過ごすこととなった明莉は、あるとき薄れた霊力でも禍々しい何かを感じとる。 明莉と朝容は自らの使命と向き合いながら、次第に距離をちぢめていく・・・。 琉球の風を感じ、心に優しく響くラブストーリー! -
月刊群雛 (GunSu)
真夏の暑い夜に怖い話でゾッとしよう! 今月号のテーマ「怖」作品は表紙イラストを含め四点、自由テーマ作品が四点。「インディーズ作家と読者を繋げるマガジン」2016年08月号も、磨きあげた珠玉の作品をお届け! [テーマ「怖」作品] ●神楽坂らせん『StoryWriter (TM)』〈小説〉 怖い話です。ホントダヨ。 ●かわせひろし『究極の美食』〈小説〉 タブーこそ最高のスパイス。 ●にぽっくめいきんぐ『扇風機からホラー風』〈小説〉 扇風機とホラー!? ●神谷依緒『序章』〈表紙イラスト〉 それは憎悪を糧に侵蝕する。 [自由テーマ作品] ●よたか『片足だけのサッカー』〈エッセー〉 超えるべきは心の壁ではないでしょうか。 ●原田修明『いじめられっ子の恩讐』〈小説〉 大人になって、いじめっ子と再び出会った。 ●芦火屋与太郎『我が国王』〈小説・連載第2回〉 ファッションで、私は認められるんだ。 ●島田梟『読心術の達人』〈小説〉 角砂糖は左手で入れなさい。 制作チーム:0.9Gravitation/宮比のん/古田アダム有/原田晶文/竹元かつみ/鷹野凌 ※なお『月刊群雛』はこの号をもちまして休刊となります。いままで応援ありがとうございました!