いるかネットブックス作品一覧
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-古代エジプトの女王・クレオパトラについては、今日、深い学識をそなえた理知的な女王、専制的で放蕩で残忍な男たらしの女王という、二つの相反する人物像が伝わっている。著者のゴーチエは、『モーパン嬢』の中で、「ああ! クレオパトラよ、今にしてわたしは分かる、一夜をともに過ごした愛人をどうして君が朝になると殺させたのかが。(中略)いかなる男性も生きて君の閨房(ねや)の秘密を言いふらすことを君はいやがったのだ」と書いている通り、放蕩で残忍な男たらしの女王に刺激された。本書は、命がけでクレオパトラ女王から一夜の情けを受けた若者の物語を描いたゴーチエの短編を収録。
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-アグネスは、強さと美貌を兼ね備えた女騎士。ミゼール侯爵の推挙を受け、レミー伯爵の娘メリッサの護衛隊長をつとめる彼女。しかし、領内では、謎の女性連続誘拐事件が。次第に広まる「メリッサは魔女だ」との噂。そんな中、アグネスは、10年前に忽然と姿を消した恋人ラファールとの再会を果たす。自分を捨てたラファールを軽蔑するアグネス。そこへ、ミゼール侯爵がメリッサを妻に迎えたいとの書状が届く。真意を確かめるべくアグネスは使者として、侯都に向かうが・・・。
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-若い母親が息子に抱く、普通とは言えない感情に惑わされつつ、読み始めたら止まらない!誰もが経験する初めての時、高まる好奇心と不安に、鼓動が高鳴り喉の渇きが頂点に達する。高校生の息子と世代を同じにする女子高生にとっては、男心のなんたるかを知ることができる。性の入門書としてこれ以上のモノはない!(あらすじ)父親不在の夏のある日、母親から息子のケイタイに銀座に出てくるようメールが届く。二人でデパートの陶芸展に出かけ、お目当ての「壺」を買い、広尾での夕飯があり、親子の間での性的興味が確かなものとなり、二人の関係が始まる。 ラグビーに熱を上げる理数系の知的高校生の息子は、ダーウィンの進化論や性淘汰、宇宙の神秘や異次元の世界に思いを巡らせながら、自ら考えるセックスや愛の意味を母親との関係の中で見つけだしてゆく。 母親との性的交わりを合理化しつつ官能の世界に引き込まれてゆく息子と、性的好奇心を素直な気持ちで息子に向けてゆく母親との時間を描いたプチ官能小説。
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-吉原遊郭に生まれ育ったひとりの女性の半生を通して語られる、廓(くるわ)の女たちと吉原の移り変わりについての詳細な記録。徳川時代には幕府公認の場として集められた吉原の女たちは、戦中には軍の徴発を、戦後は占領軍対策にあてられた。そこに集まる女たちは、家の貧困や失業をその身一つに引き受けた娘たちだった。長じて松葉屋の女将となる著者の目は、こうした娘たちや廓で働く人々との交流を、暖かいまなざしで写しとる。
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-2日間何も口にいれていない。腹がきゅーと泣く。世界中を巡り、珍味を知り尽くしているおれには、空腹は超つらい。夢遊病者のごとくデパ地下に辿りつくと、憧れの食物たちが魅惑的な相貌をともなっておれの前に立ち現われた。 おれは世にいうホームレス。国費で海外に留学し、首相官邸にも出入りしていた超エリートなのに。それがなんの因果か、自分に落ち度がないのに、つまり他者責任でいつの間にかホームレス。妻子だってあるのに。 最初に公園デビューしたのは上野公園。夜11時を過ぎるとどこもかかしこもホームレスで一杯で、寝床もない。やっと見つけたのは森の中。ベッドはセンベイ布団どころか、ごつごつの地面。世界中の5つ星ホテルのふっかふかのベッドで寝ていたおれには、超つらい。春なのに、身体がぶるぶる震えるほど寒い。木々の枝にとまるカラスがおれを狙っている。くそ! 傘を振りまわして、奴らと格闘し追っ払ったと思ったのもつかの間、ほかのホームレスにおしっこをかけられた。泣きたい!だがおれは負けない。心の中では伝説のレゲー歌手ボブマレーの「Get up! Stand up! Stand up for your right!」(立ちあがれ、権利のために!)が奏でられた。夜も朝もおれにつきまう巡査を2度撃破!
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-館林凛子はランジェリーを通信販売する会社の事務。同僚の容子は期待されているデザイナーだが、凛子は自分の仕事に不満はない。恋人の和也とは順調だし結婚したら専業主婦になるつもりだからだ。しかし凛子は自分が和也を含めて人生で三人の男としかセックスしていない事に気付き愕然となる。そして和也と付き合いながらも他の男とセックスしようとする。都内のバーをリストアップし、そこで男から声をかけられるのを待つ凛子。なかなかの美人でスタイルも良い凛子はすぐ声をかけられる。そしてラブホテルに…。凛子は一人、一回と決めていた。月火水木金と平日の会社帰りにさまざまなタイプの男とセックスをする凛子。そして土曜日は和也とのデート。日曜日だけが凛子にとって休息の日だった……。
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-ガトリス大陸を侵略しながら巨大化をつづけるバークディア帝国。帝国に君臨するのは、700万もの罪なき人々を笑って虐殺する美貌と狂気の皇帝オルライト。一方、オルライトを討ち、平和の回復をめざす若い3人の陸軍元帥アルフレッド、レイガン、ワーランドは、叛逆の機会をうかがっていた。そんな緊迫の帝国に突如あらわれたかわいい黄金の仔犬ラックス。その飼い主となった18歳の皇妃エアテルナ。アルフレッドの号令とともに、壮大なドラマが今、はじまる!
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-盲導犬の子犬を胸に抱き、人目もはばからずこぼす、うれしい涙と寂しい涙。子犬たちとの日々を熱い思いを込めて綴った手記。
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