検索結果

  • カルメン
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    コルトバの山中で「わたし」は山賊ドン・ホセに出会った。彼は、かつて自分はれっきとした騎兵伍長であったと告白する。地位も名誉も失い、今の境遇に堕ちてしまったのは、ジプシー女カルメンを愛してしまったためだと――。一人の女性に人生を狂わされ、破滅へと突き進んでゆくホセの運命を鮮やかな語り口で描いた不朽の名作。ビゼーのオペラ「カルメン」の原作である。佳品「エトルリアの壷」も収録してある。

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  • 気球旅行の五週間
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    気球によるアフリカ横断SF冒険小説。アフリカ東岸のザンジバル島から、ヴィクトリア湖、チャド湖をへて西岸セネガルのグイナの滝まで、前人未踏の世界への冒険旅行。この作品はあっというまに大成功を収めて各国で翻訳刊行され、ヴェルヌは一躍人気作家となった。彼の長大な「驚異の旅」シリーズはこれがもとになって始まる。

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  • 皇帝の密使(上)
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    アレクサンドル2世治下のシベリアはウズベック族の抵抗を受け、東方の拠点イルクーツクの町が今にも総攻撃を受ける状況にある。皇帝は危難の到来をシベリア総督に知らせる親書をもたせて、誰かを派遣しなければならない。その任務を託すことができるのはミシェル・ストロゴフしかいなかった。単身、身分を隠して、敵中をいくこと8500キロの長大な旅。冒険、陰謀、悲喜劇……ヴェルヌのSFではない冒険小説の最高峰。

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  • コロンバ
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    コルシカ人のあいだに長く受け継がれてきたヴァンデッタ(仇討)の風習…それを一身に担うコルシカの旧家の娘が、父の仇をうつために予備役中尉の兄を強引に誘って目的にむかって果敢にいどむ。原始的な情熱を具現した女主人公のすがたが強い印象をのこすエンタテイメント。
  • 三銃士(上)
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    フランスのリシュリュー時代を舞台に、アトス、ポルトス、アラミスの三銃士と堅い友情で結ばれたダルタニャンとが、陰謀と権謀術数の渦巻くなかを泳ぎ渡ってゆく痛快、汗握るデュマならではの冒険活劇。スリルと波乱、雄大なスケールで、決して読者をあきさせない最高級のエンターテイメント!

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  • ドルジェル伯の舞踏会
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    上流社交界に群れ集まる人々の恋愛心理のきらめきを、ひだを、投影を、反射を、てらいのない透徹した文体で描いた、天才ラディゲの十九歳の作。その人間心理のロマネスクを玻璃の建築の骨組みと見て「いつまでも目に残るのは、すべてを引き絞って大団円への効果へ収斂してゆく、その光学的構造であった」…三島由紀夫はこう書いた。
  • 肉体の悪魔
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    1巻330円 (税込)
    第一次大戦中の混乱期の世相をバックに、一少年の人妻によせる恋愛心理をえぐった小説。早熟夭折の天才ラディゲ17歳のときの処女作品。その透徹した知性と感性、心理解剖とによって、いまなお多くの共感を得ている名作。

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  • パリの秘密1
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    ユゴーが「レ・ミゼラブル」を著すにあたってこの小説を参考にしたことは有名だ。中心となるフルール・ド・マリの複雑な物語に、無数の小ストーリーが絡み合う。作者の出世作であるばかりでなく、フランスの大衆小説、新聞小説の代表格。19世紀初めのパリ。不良どもの巣窟セーヌ川の中の島シテで出会ったドイツの大公殿下ロドルフと、可憐な娘マリ(歌坊)。ロドルフは、彼女が実の娘とも知らずマリを悪の手先としてこき使う「みみずく婆」や脱獄者の悪徳校長の手から救おうと活躍する。だが、マリは、執念深く迫る敵の手に落ちていく。
  • ペロー童話集
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    フランスのシャルル・ペローの童話集は、のちにつづくイギリスの「マザーグース」、ドイツのグリム兄弟による民話収集(グリム童話)の先駆をなしたものとして名高い。「眠れる森の美女」をはじめ、ここに収めた「赤ずきん」「青ひげ」「長ぐつをはいたねこ」「シンデレラ」「おやゆび小僧」などは誰でも知っている物語であるが、もとの形は意外に知られていない。

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  • 洋上都市
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    「洋上都市」はヴェルヌならではのエンターテイメント中編だ。19世紀後半、大西洋を横断してアメリカへ向かう屈指の巨船「グレート・イースタン号」を舞台に(ヴェルヌ自身もその航海を経験した)、若い男女や、さまざまな人間を配して、そこに巻き起こるドラマを活写する。最後はナイアガラ瀑布を眼前にクライマックスを迎える。他に「老時計士ザカリウス」ほか好評を得たヴェルヌの初期の短編3作を収録した。
  • リラの森
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    フランスのセギュール夫人(1799~1874)がカラレ家の自分の孫たちのために書いた童話集「新仙女物語」から、5編を選んで訳した選集。夫人は宮廷文学の伝統をひく子どもの文学をつくった人として知られ、その童話は今日でも出版されつづけ、依然として根強い人気を保っている。夫人はロシアの将軍の娘で、一家はのちフランスに移り住み、彼女はフランスの名門貴族と結婚して、セギュール伯爵夫人となった。

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