小佐野賢治作品一覧

  • 亀裂 創業家の悲劇
    値引きあり
    3.9
    時代を読み、需要を先取りする動物的な勘。 多くの人を惹きつけ、統率する牽引力。 そして、強烈な自負心と強運。 日本を代表する有名企業をつくった「創業社長」には、どこか共通するカリスマ性がある。 しかし、創業社長のカリスマ性が大きければ大きいほど、その去り際、そして去ったあとには、巨大な陥穽が残されることになる。 セイコーの服部家、国際興業・小佐野賢治、ロッテ・重光武雄といった昭和を象徴する創業者の後継者たちは、いずれも大きな混沌を経験した。 ソニーを創業した盛田昭夫氏の長男・盛田英夫氏は、ソニー株をはじめ多額の資産を父から相続したが、それをスキー場開発やF1レースへの参戦などに膨大な資金をつぎ込み、ついにそのすべてを費消しつくした。盛田家の祖業である醸造業に取り組んだがそれもうまくいかず、それでも都心の高級ホテル住まいをつづけ、最後はその滞在費を払うこともできないところまで追い込まれた。 英夫氏は、「盛田昭夫」という巨大な存在から逃れ、克服するために自分だけの成功を追い求めたのかもしれないが、結局それは果たせなかった。 ユニバーサル・エンターテインメントの岡田家、大塚家具の大塚家、大戸屋の三森家、ゲオの遠藤家も、会社の経営権をめぐって、激しい内紛を展開している。 さらに、創業家の持つ巨額の資産には、「資本のハイエナ」と呼ばれるような地下金融の住人たちや、M資金という古典的な詐欺師たちが群がり、甘言を尽くしてカネを吸い取ろうとする。 目を覆うような悲喜劇は、そこに巨額の資産があるからこそ起こる。 リア王やマクベスを地で行く、裏切りと転落のドラマ。 経済事件取材のトップランナーである筆者が、その圧倒的な取材力と筆力によって構成する最上級の経済ノンフィクション。
  • 田中角栄 権力の源泉
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    戦後最大の宰相 田中角栄のDNAは生きている! 昨今の「政治とカネ」の問題など些末すぎる! 高等小学校卒の角栄がこの国の最高権力者に昇り詰めるまでには、類い稀なその人心掌握術とともに生涯の刎頸の友といわれた政商・小佐野賢治との二人三脚が欠かせなかった。角福戦争の火花を散らした昭和四七年真夏の自民党総裁選。田中角栄に60億円を貢いだ男が小佐野であった。田中角栄と小佐野賢治、政財界を震撼させたふたりの関係性は、敗戦から高度成長期に至る戦後日本の姿であり、巨大な権力と金に生きる一卵性双生児であった。権力の絶頂からロッキード事件に連なる昭和の巨魁・田中角栄と政商・小佐野賢治壮絶な権力闘争史!
  • 花の嵐(上・下合冊版)~小説 小佐野賢治~
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    戦時中、そして終戦直後の混乱期を抜群(ばつぐん)の商才で乗り切り、蓄財に成功した小佐野賢治。箱根の強羅(ごうら)ホテルの買収や、ボロ会社の立直しに発揮する手腕の数々。東急電鉄のオーナー五島慶太(ごとうけいた)や田中角栄との出会いなど波乱(はらん)の生涯を描く大作。
  • 梟商 小佐野賢治の昭和戦国史
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    政商・小佐野賢治は、田中角栄のような政治家とつきあうと同時に、児玉誉士夫をはじめとする闇の人物たちとのつきあいも深かった。政界、財界、闇の世界のすべてにつながっていた一人の男の生き様こそ、昭和を語るにふさわしい。いまだ書かれざる裏面と、その驚愕すべき「悪」のスケールを活写する。政商の実像に肉迫! 昭和とともに生きた一代の怪物の生涯を描く。
  • 週刊現代別冊 週刊現代プレミアム 2020Vol.2 ビジュアル版 昭和の怪物 戦後政財界のドンたち
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヤクザ顔負けの抗争、裏切り、怪死。戦後の日本を駆け抜けた異色の政治家たちと、その側にいたフィクサーや名物財界人。独自証言と貴重な写真満載の決定版。 登場人物はこの16人 中曽根康弘 安岡正篤 小佐野賢治 池田勇人 大野伴睦 佐藤栄作 中川一郎 竹下登 本田宗一郎 盛田昭夫 永田雅一 金丸信 渡辺美智雄 安倍晋太郎 浜田幸一 昭和天皇 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 週刊文春 トップ屋魂 名物記者が語るスクープの裏側
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    週刊文春前編集長 新谷学氏との対談収録! 三越の女帝・竹久みちと岡田社長解任事件、『白い巨塔』田宮二郎のM資金自殺、 島倉千代子を操る細木数子、「越山会の女王」娘の告白、 ジャニーズ帝国、電通のタブー、小佐野賢治、横井英樹、児玉誉士夫の闇……。 「文春砲」は、ここからはじまった― 「トップ屋」とは、各週刊誌で“巻頭記事”を執筆するフリーのジャーナリストやライターのことで、昭和三〇年代週刊誌創刊ブームのころから、そう呼ばれていた。 大下は、昭和四〇年代から五〇年代にかけて『週刊文春』のトップ屋として多くのスクープを生み出した。 本書は、政財界から芸能、闇社会に蠢く“昭和の怪物たち”の裏の顔に鋭く迫った男が、その舞台裏を描いた大作ノンフィクションである。 社会に激震を与えたスクープはいかにして生み出されたのか? 脈々と受け継がれる「文春砲」の秘密がここにある。
  • 昭和 闇の支配者列伝(上)
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    戦後日本の政財界を深部から食い尽くした黒幕たちの壮絶な記録! 政財界をフィクサーとして牛耳った男・児玉誉士夫。「昭和の政商」小佐野賢治。「稲川会」を一代で築いた稲川聖城。著者独壇場、闇社会の紳士たちの実像を描く。
  • 政商 小佐野賢治(電子復刻版)
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    刎頚の友といわれた田中角栄が、少年時代を種々な形で知られているのに対して、小佐野賢治は、自ら当時を語ろうとはしない。長男に生れても引き継ぐ財産もなく、人一倍の勤勉と努力、そして生来の商才をもって、戦後の復興期という時代をガッチリと掴んだのだ。ロッキード裁判で実刑判決を受けたものの、依然として、小佐野は日本の政商である。直木賞作家が政商の実像に迫る会心作。

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  • 日本を揺るがした三巨頭
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    児玉、小佐野、角栄!闇社会&表社会の巴戦! 児玉誉士夫(1911年、福島生まれ)、小佐野賢治(1917年、山梨生まれ)、田中角栄(1918年、新潟生まれ)。この三者に共通するのは、出自が貧困で学歴がないこと。児玉の父親は「賊軍」二本松藩の御典医。明治維新後、政治家になり無一文に。小佐野の父親は山梨・勝沼の小作人、「戸のない家」と呼ばれた。田中の父親は新潟・西山町の馬喰。因みに児玉は全ての知識は青年期の度重なる刑務所生活の読書で身に着けた。 太平洋戦争中、児玉機関を名乗り、大陸で海軍の戦略物質を大量に買い集め、敗戦後は、それをもとに鳩山一郎に数千億円を提供。小佐野は闇物質の買い占めと戦争で疲弊した名企業の乗っ取りなどで、政商として名をなす。田中は獄中立候補で国会へ、数々の政権抗争に勝利し、今太閤といわれた宰相となる。田中のカネは小佐野が支えたが、三者三様で日本を表と裏から支配した。三人の終焉は、ロッキード事件であった。
  • 花の嵐(上)~小説 小佐野賢治~
    -
    1~2巻660円 (税込)
    戦時中、そして終戦直後の混乱期を抜群(ばつぐん)の商才で乗り切り、蓄財に成功した小佐野賢治に大きな飛躍の機会(チャンス)が訪れた。東急電鉄のオーナー五島慶太(ごとうけいた)との出会いである。五島に勧(すす)められた箱根の強羅(ごうら)ホテルの買収、これが賢治にツキをもたらした。熱海、山中湖に所有のホテルが駐留米軍の休息所に指定され、膨大な家賃が支払われたのだ。賢治は次に運輸事業へ乗り出した。
  • 秘史「乗っ取り屋」~暗黒の経済戦争
    3.0
    強引な乗っ取りで大東急王国を築いて“強盗慶太“の悪名をとどろかせた五島慶太、オールバックのヘアスタイルに蝶ネクタイの怪人・横井英樹、進駐軍をバックに次々と買収を仕掛けた、”昭和の政商”小佐野賢治、ジャパンライン乗っ取り事件に介入した”戦後最大の黒幕”児玉誉士夫、世界のメディア王と組んでテレビ朝日の買収を図った孫正義……。 喰うか喰われるかの欲望劇場が幕を開ける!
  • まんが悪の帝王列伝 残虐非道な日本の経営者たち
    1.0
    まんが悪の帝王列伝 残虐非道な日本の経営者たち 虫ケラのように人の屍を踏み越える…独裁者の残酷伝ルポ漫画多数収録! 会社経営で成功させた伝説の創業者たち インフラ業界のボス 小佐野賢治 企業買収で財界君臨 横井英樹 元伊藤忠商事会長 中曽根政治の参謀 瀬島龍三 HONDA創始者・バイク王 本田宗一郎 西武グループの生みの親 愛人多き「ピストル堤」 堤康次郎 大東急を作った鉄道王 企業乗っ取り“強盗慶太” 五島慶太 競艇の父 裏社会と繋がるフィクサー 笹川良一 パナソニック創業者 経営の神様 松下幸之助 三越の“天皇” 岡田茂 プロ野球の父 正力松太郎 ほか (こちらは電子配信用に再編集した商品です。表紙の記載と一部内容がことなる場合がございます。他のコアコミックスシリーズと収録作品が重複する場合があります。また、アンケート・プレゼント等の応募は受け付けておりません、あらかじめご了承ください。)

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