ラヴェンナ作品一覧

  • 雨のサルデニヤ
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    義兄が他人の車に衝突して、救助もせず逃げただなんて。ラヴェンナは、悪夢のような現実に信じられない思いだった。相手はイタリア領サルデニヤ島の豪族マーク・ディ・クルツィオ。マークはその事故で亡き妻の忘れ形見を失った。そしていま、“罪の償いは家族に求める”というサルデニヤの掟に従って、ラヴェンナに、跡継ぎを産むための犠牲結婚を強いてきたのだ。言いなりにならなければ、その罪を暴露すると脅されては、病身の義父のためにも、ラヴェンナは純潔を捧げるしかなかった。暗く凍てついた彼の瞳から、逃れられなくなるとも知らずに。
  • イタリア式老楽術
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    《わが人生、わが老後は、旅から旅への流浪徘徊。楽しければ、おもしろければいいじゃないか。どうせもう長くはない。最後にゼロで終わる。それが理想なのだから。》 70歳を目前にしても落ち着くことはなく、楽しいこと、面白いことを求めて動き回る日々。 しばらく止めていたゴルフを再開し、ボートの免許を取ってクルージングを楽しむ。美術館巡りに、歌舞伎やオペラ鑑賞。そしてまた旅へ。北海道を手始めに、パリからヴェネツィア、ラヴェンナへ…… 過去の記憶を重ねながら綴る、佐山式・老楽術。

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  • イタリア式老楽術―遊びに追いつく老いはない
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    《わが人生、わが老後は、旅から旅への流浪徘徊。楽しければ、おもしろければいいじゃないか。どうせもう長くはない。最後にゼロで終わる。それが理想なのだから。》70歳を目前にしても落ち着くことはなく、楽しいこと、面白いことを求めて動き回る日々。しばらく止めていたゴルフを再開し、ボートの免許を取ってクルージングを楽しむ。美術館巡りに、歌舞伎やオペラ鑑賞。そしてまた旅へ。北海道を手始めに、パリからヴェネツィア、ラヴェンナへ……過去の記憶を重ねながら綴る、佐山式・老楽術。 (※本書は2010/6/1に発売し、2022/1/7に電子化をいたしました)
  • 家政婦でも愛人でもなく
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    娘のために母が重ねた罪。 彼女は身代わりに過酷な償いを受け入れた。 嘘よ、母が横領していたなんて! ラヴェンナは衝撃を受けた。彼女の目の前に証拠の偽造小切手をつきつけながら、ジョナス・デヴソンは怒りと憎悪を全身にたぎらせている。かつてラヴェンナの母はデヴソン家の家政婦だったが、はからずもジョナスの父と恋に落ち、二人はパリで暮らし始めた。ジョナスの父が亡くなり、莫大な資産の整理をしているうちに、彼は不正な大金の引き出しに初めて気づいたのだという。白血病が癒えたばかりのラヴェンナは胸を痛めた。すべては私のせい。そのお金は私の治療費として使われたのだ……。「母じゃない、私がお金を盗んだの」彼女は思わず嘘をついた。
  • 家政婦でも愛人でもなく
    完結
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    嘘よ、母が横領していたなんて! ラヴェンナは衝撃を受けた。ジョナス・デヴソンは怒りと憎悪を全身にたぎらせている。かつてラヴェンナの母はデヴソン家の家政婦だったが、ジョナスの父と恋に落ちてしまう――。やがてジョナスの父が亡くなり、莫大な資産の整理をしているうちに、彼は不正な大金の引き出しに気づいたという。「私がやったの、母じゃない」横領が自分のためだとわかった彼女は思わず嘘をつき、彼の家政婦として無償で働く罰を受けることになり…!?
  • 家政婦でも愛人でもなく【分冊】 1巻
    無料あり
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    嘘よ、母が横領していたなんて! ラヴェンナは衝撃を受けた。ジョナス・デヴソンは怒りと憎悪を全身にたぎらせている。かつてラヴェンナの母はデヴソン家の家政婦だったが、ジョナスの父と恋に落ちてしまう――。やがてジョナスの父が亡くなり、莫大な資産の整理をしているうちに、彼は不正な大金の引き出しに気づいたという。「私がやったの、母じゃない」横領が自分のためだとわかった彼女は思わず嘘をつき、彼の家政婦として無償で働く罰を受けることになり…!?

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  • ダンテ その生涯
    4.0
    詩人、騎士、政治家、外交使節、流浪の食客……。 ──ダンテとは、いったい何者だったのか? イタリアを代表する歴史家が、中世という激動の時代を生きたダンテの人生を徹底的に分析した一級評伝。 --------- イタリア最大の詩人ダンテ。 地獄篇、煉獄篇、天国篇の三部構成から成る叙事詩『神曲』は世界の文学史に燦然と輝く不滅の傑作だ。 本書はイタリアを代表する歴史家が、フィレンツェに保存された文献を丹念に読み解き、これまで言及されてこなかったダンテの人生をつまびらかにしていく。 --------- ──もし、あの日の朝、ダンテが騎士として出兵していたなら、彼の運命は変わっていただろうし、私たちもおそらく『神曲』という作品を持つことはなかっただろう。  * * * 中世という激動の時代の社会や文化を背景に、権力、金、戦争、復讐、家族、友情、そして愛の観点から初めて分析し、〈人間・ダンテ〉を浮かび上がらせた本格評伝。 --------- 【目次】 1……聖バルナバの日 2……ダンテと高貴さ 3……カッチャグイーダとその他の人々 4……ダンテ一族 5……子供時代と隣人たち 6……愛と友人 7……教育 8……結婚をめぐる謎 9……ダンテと事業 10……政治──豪族と平民 11……政治──白派と黒派 12……追放 13……亡命者の家族 14……資産の行方 15……悪い仲間 16……ヴェローナの謎 17……改悛 18……「他人の家の階段」 19……ハインリッヒ七世 20……他人のパン 21……ラヴェンナ 訳者あとがき 索引
  • 古代ローマモザイクを巡る旅 チュニジア編 テルマエ・ロマエだけではなかった? 地中海世界に広がる楽しくて美しい石の絨毯の魅力が満載の本
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    モザイク作家とモザイクナビゲーターが案内するマニアのための究極の古代ローマモザイクを巡る旅 チュニジアは古代ローマ帝国のアフリカ属州の一部にあたります。帝国の西部ではイタリアに次ぐ裕福な地方だったこの地に残る多彩なモザイクを、当時の世相や生活・文化、歴史的背景やモザイクの発達過程、デザインの美しさ、果ては著者たちの妄想まで、マニアックにとことん追求。モザイクの世界を真面目だけど楽しくあらゆる切り口で紹介しています。 モザイク旅行のお供のガイドブックとして、そして読み物としても楽しめる内容です。 【目次】 旅のはじめに   チュニジア基本情報  古代ローマ帝国とチュニジア  モザイクの旅おすすめスポット バルドー国立博物館を極める  物語を知る  暮らしを知る  地中海の暮らし 遺跡を訪ねて   女神に逢う旅  遺跡を歩く ビュザケナのモザイク  スース考古学博物館  エルジェム考古学博物館  動物との暮らし  美しいデザイン 大理石の産地 チュニジアのモザイクの歴史 モザイク職人の物語 現代に蘇る古代ローマモザイク 【著者】 楢崎美保子 大学卒業後24歳の時「自分探しの旅・フランス留学中」に大理石モザイクと出会う。その素材のもつ美しさと、古代ローマの遺跡に今も遺る「普遍的な美と歴史」に魅了される。パリのアトリエにて3年間の修行後、本格的な技術を習得するため伝統技術を今も受け継ぐイタリア、ラヴェンナへ。同地にてヨーロッパ認定のモザイク技術資格取得後 98ʼ年帰国、スタジオモザイコ設立。イタリア直輸入の大理石を用い「古典モザイク」を身近な手工芸の枠を超え、家具や床モザイクなど現代建築の中にも生かせる作品として表現・発信し続けている。 近藤昭子 大学で建築を専攻後、建設会社に就職。24歳の時に青年海外協力隊に参加、モロッコで2年間を過ごす。この頃から地中海沿岸の遺跡に興味を持ち始める。30代以降は在外生活が増え、地中海沿岸国の旅行、在住を通じて遺跡探索を楽しむ。古代の都市像や建物への探究心が深まる中、時代を超えて残るモザイクの床に魅了され、2008年スタジオモザイコの門を叩く。2015年より在住時の体験を元にモザイクナビゲーターとして同アトリエでViaggio Mosaico 〜モザイクを巡る旅〜 のブログを掲載。
  • ヨーロッパの中世美術
    4.5
    古代ギリシア美術といえば「ミロのヴィーナス」、ルネサンス美術といえば「モナ・リザ」。さて、典型的な中世美術といえば、何だろうか。キリスト教美術というイメージもあって日本人にはとっつきにくい印象があるが、先入観を取り払って見てみれば、奥深く多様な魅力に溢れている。エフェソス、ラヴェンナ、ブリュージュなどの遺跡や町をめぐり、大聖堂のステンドグラスを見上げながら、未知の世界に触れよう。
  • ララチッタ ミラノ・ヴェネツィア(2020年版)
    完結
    -
    『大人カワイイ女子旅案内』がコンセプトのララチッタシリーズの「ミラノ・ヴェネツィア」最新版。持ち歩きに便利な地図も収録。 イタリアの人気エリア、ミラノ・ヴェネツィアをイタリア旅行初心者にもわかりやすい構成で紹介した1冊。 【ミラノ】 ・ゴールデンコース ・「最後の晩餐」を鑑賞する ・指名買い逸品コレクション <街歩きプラン> ・ドゥオーモ周辺散策 ・2大ブランドストリートでショッピング ・コルソ・コモ周辺で最旬を手に入れる ・ナヴィリオ地区のんぶり歩き ・ミラノみやげアレコレ買い! ・ハッピーアワーを楽しもう etc 【ヴェネツィア】 ・ゴールデンコース ・カナル・グランデを行く ・老舗カフェ&バーカロにくつろぐ <街歩きプラン> ・サン・マルコ広場周辺散策 ・ゴンドラクルーズ ・路地裏ラビリンス体験 ・ムラーノ島へ etc 【1Dayトリップ】 ・ベルガモ ・ヴェローナ ・パドヴァ ・ラヴェンナ 【付録】 ミラノ・ヴェネツィアMAP ※この電子書籍は2019年9月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部内容を変更している場合があります
  • ラヴェンナ:ヨーロッパを生んだ帝都の歴史
    5.0
    「ヨーロッパの祖母」となった都市の盛衰 ローマ帝国の中心がコンスタンティノープルに移った4世紀末、西方に新しい都が台頭する。イタリアの都市ラヴェンナにおいて、アリウス派のゴート人とカトリックのローマ人は競って、比類なき建造物とモザイクを次々と創りだした。以来300年にわたりこの町は、学者・法律家・職人・宗教人を魅了し、まぎれもない文化的・政治的首都となる。この特筆すべき歴史をみごとに蘇らせて、本書はイスラーム台頭以前の地中海世界の東西の歴史を書き変え、ビザンツ帝国の影響下にラヴェンナが、中世キリスト教世界の発展にとっていかに決定的な役割を果たしたのかを明らかにする。 全37章の多くは、皇后ガッラ・プラキディアやゴート王テオドリックら支配者から、古代ギリシアの医学をイタリアに蘇らせた医師の業績まで人物に注目しつつ、多様な民族・政治宗教勢力のるつぼであったこの都市がヨーロッパの基礎を形づくっていくさまを追う。そして、都市史をより広い視野から地中海の歴史のなかに位置づける。 美しい図版と最新の考古学の知見によって、ヨーロッパと西方の文化へのラヴェンナの深い影響について、大胆かつ新鮮な解釈を提供する1冊。
  • 私の愛する憩いの地
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    女の私が行ってきたのですから、私の歩いた道はどなたでも行けるのです――聖書の世界の神秘に出会うシナイ山、水源から辿るコロラド川、モザイク芸術の町ラヴェンナなど、31年にわたり「兼高かおる世界の旅」で日本のお茶の間を魅了した著者が披露する、とっておきの地の数々。すでに海外旅行通のあなたにも、新たな旅のロマンを教えてくれる“美しい星地球”への愛情溢れる一冊。 1995年刊。

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