作品一覧

  • エルサレムの歴史と文化 3つの宗教の聖地をめぐる
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    ユダヤ教やキリスト教、イスラム教の聖典に描かれ、史跡が数多く残る古都エルサレム。今も世界中から巡礼が訪れる。その文化は、古代イスラエル王国が興った紀元前一〇〇〇年ごろから現在まで、諸民族の激しい攻防をくぐり抜け、受け継がれてきた。本書は、貴重な現地写真など一五〇点以上の図版と共に、「聖なる都市」の唯一無二の魅力を紹介。聖地の起源を物語るエピソードを随所に交え、美術館を巡るように街を探訪する。
  • イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国
    3.7
    1巻858円 (税込)
    西洋と東洋が交錯する町、イスタンブール。ブルーモスクとともに市中に聳える聖ソフィア大聖堂は、六世紀、ビザンティン帝国のもっとも格の高い聖堂として建てられ、皇帝の戴冠式をはじめとする数々の儀式が行われた場所である。大聖堂の建築様式と堂内に飾られた壮麗なモザイク画を豊富な写真で紹介しながら、千年の栄華を誇った大帝国がオスマン・トルコの征服によって滅亡するまでの運命を読み解く。
  • ヨーロッパの中世美術
    4.5
    1巻1,034円 (税込)
    古代ギリシア美術といえば「ミロのヴィーナス」、ルネサンス美術といえば「モナ・リザ」。さて、典型的な中世美術といえば、何だろうか。キリスト教美術というイメージもあって日本人にはとっつきにくい印象があるが、先入観を取り払って見てみれば、奥深く多様な魅力に溢れている。エフェソス、ラヴェンナ、ブリュージュなどの遺跡や町をめぐり、大聖堂のステンドグラスを見上げながら、未知の世界に触れよう。

ユーザーレビュー

  • エルサレムの歴史と文化 3つの宗教の聖地をめぐる

    Posted by ブクログ

    「専門的研究に裏打ちされたような情報を一般向けに判り易く説く」というのが“新書”なのだと思うが、本書は正しくその「新書らしい」という感じの一冊に纏まっていると思う。
    今年は「2023年」だ。これは「イエス・キリストの生誕の年」ということになっている年を「紀元」とした数え方の「西暦」だ。この「西暦」というようなモノが始まった頃、更にそれ以前からの歴史が積上げられている都市というようなモノの存在は、「何やら凄い」と思う。極個人的には、幼少の頃に「住んで居た家の近隣の建物が竣工していない様子で、それらの工事現場を毎日眺めていた」という経験を有している、言葉を換えると「眼に留まる近所の建物の悉くが、未

    0
    2023年07月17日
  • ヨーロッパの中世美術

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私は美術についてまったくと言っていいほど知識はないし、物凄く興味があるというわけでもない。

    しかし、こうして歴史的な観点から美術を見てみると、素人目線で見ても、とてもおもしろい。
    当時から画風の流行があったと知り、現代のマンガの画風の変遷なんかと比較してしまうと、少し楽しくもなってきた。

    うーん、中世美術は不思議な世界だ。

    0
    2012年01月18日
  • ヨーロッパの中世美術

    Posted by ブクログ

    本書は、西洋美術史を専門とし、

    現在は愛知教育大学教授である著者が

    西洋の中世美術について概説する著作です。


    ローマ・ギリシアとの連続性や

    キリスト教徒の関係など、中世美術の全体像を概説した上で、

    信仰、聖遺物、都市、写本、そして巡礼など、

    テーマごとに個別の作品を紹介します。


    美術史の著作というと専門用語が並び

    近寄り難い印象がありますが、

    本書は話し言葉で書かれ、専門用語も必要最小限なので

    気軽に読み始め、読み通すことができました。


    観光のような巡礼、中世美術とルネッサンス美術の関係など

    興味深く、もっと深く知りたいと思うことは多くあり

    0
    2010年06月27日
  • イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国

    Posted by ブクログ

    聖ソフィア大聖堂のモザイクを話題の中心にビザンティン帝国の歴史を描き出す本。痒いところにまで手が届き、優しくわかりやすく丁寧に解説してくれる。行き届いた親切さに勝手に、著者は女性だと思っていたが、男性である。新書の鏡のような良書。

    0
    2009年10月04日
  • イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国

    Posted by ブクログ

    神保町の古本屋で見つけて一気読み!アヤソフィアがたどってきた数奇な運命、面白すぎました。
    イスタンブールに行ってみたい、興味のある方おすすめ

    0
    2025年01月11日

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