浅野和生のレビュー一覧

  • エルサレムの歴史と文化 3つの宗教の聖地をめぐる

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    「専門的研究に裏打ちされたような情報を一般向けに判り易く説く」というのが“新書”なのだと思うが、本書は正しくその「新書らしい」という感じの一冊に纏まっていると思う。
    今年は「2023年」だ。これは「イエス・キリストの生誕の年」ということになっている年を「紀元」とした数え方の「西暦」だ。この「西暦」というようなモノが始まった頃、更にそれ以前からの歴史が積上げられている都市というようなモノの存在は、「何やら凄い」と思う。極個人的には、幼少の頃に「住んで居た家の近隣の建物が竣工していない様子で、それらの工事現場を毎日眺めていた」という経験を有している、言葉を換えると「眼に留まる近所の建物の悉くが、未

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    2023年07月17日
  • ヨーロッパの中世美術

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    ネタバレ

    私は美術についてまったくと言っていいほど知識はないし、物凄く興味があるというわけでもない。

    しかし、こうして歴史的な観点から美術を見てみると、素人目線で見ても、とてもおもしろい。
    当時から画風の流行があったと知り、現代のマンガの画風の変遷なんかと比較してしまうと、少し楽しくもなってきた。

    うーん、中世美術は不思議な世界だ。

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    2012年01月18日
  • ヨーロッパの中世美術

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    本書は、西洋美術史を専門とし、

    現在は愛知教育大学教授である著者が

    西洋の中世美術について概説する著作です。


    ローマ・ギリシアとの連続性や

    キリスト教徒の関係など、中世美術の全体像を概説した上で、

    信仰、聖遺物、都市、写本、そして巡礼など、

    テーマごとに個別の作品を紹介します。


    美術史の著作というと専門用語が並び

    近寄り難い印象がありますが、

    本書は話し言葉で書かれ、専門用語も必要最小限なので

    気軽に読み始め、読み通すことができました。


    観光のような巡礼、中世美術とルネッサンス美術の関係など

    興味深く、もっと深く知りたいと思うことは多くあり

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    2010年06月27日
  • イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国

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    聖ソフィア大聖堂のモザイクを話題の中心にビザンティン帝国の歴史を描き出す本。痒いところにまで手が届き、優しくわかりやすく丁寧に解説してくれる。行き届いた親切さに勝手に、著者は女性だと思っていたが、男性である。新書の鏡のような良書。

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    2009年10月04日
  • イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国

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    神保町の古本屋で見つけて一気読み!アヤソフィアがたどってきた数奇な運命、面白すぎました。
    イスタンブールに行ってみたい、興味のある方おすすめ

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    2025年01月11日
  • イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国

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    キリスト教とイスラム教の要素が含まれる
    不思議な大聖堂。
    この大聖堂はオスマン・トルコ帝国の侵入により
    キリスト教としての建造物の役割を
    終えることとなりました。

    確かにその後は寛容だったのですが
    やはり宗教差というのは
    なかなか溝が埋まらないもの。
    そのために現在もそういった
    確執は続いているのです。

    もし人が、欲に駆られなかったら
    こんなことも起きなかったと思うと…

    建造物の内部には
    多くの謎が未だに残されています。
    人が生きた歴史、
    本当に神秘的なものです。

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    2013年07月20日
  • ヨーロッパの中世美術

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    中世においてキリスト教がいかに人々の生活、美術、価値観に影響を与えていたかがよくわかる。

    著者の、ルネサンスが作る華やかなイメージはヨーロッパ人によって作為的に作られたものであるというのはそれなりに妥当性もあり面白い見解だと思った。

    ヨーロッパに旅行に行く前に読んでおくと、ロマネスク建築やゴシック建築、そこに描かれた壁画を見る時に、より面白く感じられるんじゃないかと思う。

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    2012年01月29日
  • ヨーロッパの中世美術

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    古代ギリシア美術といえば「ミロのヴィーナス」、ルネサンス美術といえば「モナ・リザ」。
    さて、典型的な中世美術といえば、何だろうか。
    キリスト教美術というイメージもあって日本人にはとっつきにくい印象があるが、先入観を取り払って見てみれば、奥深く多様な魅力に溢れている。
    エフェソス、ラヴェンナ、ブリュージュなどの遺跡や町をめぐり、大聖堂のステンドグラスを見上げながら、未知の世界に触れよう。

    [ 目次 ]
    中世美術とキリスト教
    古代から中世へ
    王国の夢―ラヴェンナ
    市民たちの信仰
    聖堂の壁画
    聖遺物
    イコンと祭壇画
    中世の町
    巡礼
    修道院
    写本
    中世の建築家―カンタべりー

    [ PO

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    2011年04月06日
  • イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国

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    芸術や歴史、建築の観点で語られており、興味が湧いたが、知識の浅い私にとっては理解が難しかった。訪れたい気持ちは増した。

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    2024年02月09日
  • イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国

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    著者のおしゃべりを聞いているように感じる本。モザイク画にまつわるエピソードと歴史の動きが語られる。モザイク画作成の経緯が推理小説のように解釈されてゆくのだなあとわかって面白い。

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    2012年04月01日
  • イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国

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    トルコのもう一つの顔に引き続いてトルコ旅行の予習に買って見た本。しかし、アヤソフィア(聖ソフィア大聖堂)の来歴を辿りながら、ビザンツ帝国の歴史を眺めていくという本でそこまでトルコは関係なかったりした罠。まぁアヤソフィアを訪れるのが楽しみになったしよしとしよう

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    2012年02月15日