こはく文庫 - 新刊(1ヶ月以内)作品一覧

  • 健気な女王の唯一のわがままは、初恋の騎士を王配に向かえることでした
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    両親が急逝し3年前に王位を継いだエデルガルト。有能な彼女は周囲には冷めた女性というイメージを与えるが、実際は人一倍乙女。元近衛騎士・ジークフリートへの初恋をいまだに胸に秘め続けていた。そんなエデルガルトに大臣たちから王配を迎えるべきだとの声が届き始め、どうしても初恋を捨て切れないエデルガルトは、戦地で功績を収めたジークフリートへ王配になってほしいと思いの丈を打ち明ける決意を固める。しかし、エデルガルトの切なる思いに対するジークフリートの答えは「お断りします」のたった一言だった。エデルガルトが王位を継ぐ以前の彼は、友人のようにエデルガルトに接してくれていた。けれど今の彼からは、忠誠心は感じられるが以前のような温かな親しみは消えてしまっていた。それを悲しく思いつつも、仕方のないことなのだと自身に言い聞かせるエルデガルト。そんな彼女に、とある大臣が王配候補として自身の息子を推しはじめ……。
  • 名家の落ちこぼれ令嬢ですが、王弟殿下専属の調律者(ちょっとエッチな治癒係)に任命されました
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    2.0
    「覚醒者」と呼ばれる超感覚や異能をもつ者を多く輩出してきた伯爵家の長女リュミエラ。通常は思春期に能力を開花させるにもかかわらず、18歳となった今も彼女は覚醒できていない。兄や妹はすでに優秀な覚醒者として頭角を現している一方、リュミエラは焦り、自信を喪失していた。そんな中、招かれたパーティでリュミエラは暴走状態に陥った覚醒者――王弟アルセリオに出会う。彼を介抱する過程で、リュミエラは彼の深層意識に潜りこんでしまう。するとアルセリオは、情熱的に口づけをしてきて……。リュミエラはそこで、自分が覚醒者ではなく、覚醒者と肌を触れ合わせることで彼らを癒す存在「調律者」であること知る。己の存在意義について戸惑いを覚えるリュミエラ。そんな彼女にアルセリオは、自分を調律できる者はリュミエラただ一人だけであると告げ、専属の調律師にと望んで……。
  • スパイ令嬢、敵国スパイへ嫁ぐ ~嘘に塗れた新婚生活のはずが、夫の愛が重すぎて任務を忘れそうです~
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    ブライア伯爵家は代々、王家の命による諜報活動を担っており、長女のルーンもまた18歳にしてスパイ家業を手伝っている。そんなルーンに大臣から与えられた新たな任務は、スパイ容疑のかかる青年との結婚だった。相手は他国から留学中の貴族子息・セリノス。彼は王太子とも懇意にしているため、決定的な証拠をつかんでからの糾弾が必須らしい。こうして、セリノスと結婚したルーン。婚姻の儀は滞りなく行われいざ初夜、という段階で問題が勃発した。セリノスが実は一目惚れだったと告白してきたのだ。スパイとしての心構えと技量は持ち合わせているし、処女ではあるがその手の知識もしっかり蓄えているルーン。しかし中身は年頃の少女でもある彼女にとって、やわらかく微笑み愛を囁くセリノスの破壊力は強すぎた。これは色仕掛け? それともまさか本音? スパイとしての理性と乙女としての本能がせめぎ合う中、ルーンは無事任務を全うできるのか……。
  • 塩対応が過ぎませんか!? 政務一筋の冷徹宰相は天然王女の熱烈プロポーズを相手にしない
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    王女クローディアは宰相レナードのことが大好き。幼い頃から毎日、彼にプロポーズしているのに、レナードは相手にもしてくれない。それでもクローディアは彼のそばにいられるだけで幸せだった。王女である自分はいずれ、望まぬ相手と政略結婚をしなければならない。それを理解しているからこそ、彼と過ごす毎日がたまらなく愛おしかったのだ。そうして迎えたクローディアの18歳の誕生日。父王から宰相レナードが主体となってクローディアの結婚相手を探せと王命が下される。クローディアはレナードを選定役から外してほしいと懇願するが、レナードはこれをあっさりと快諾してしまう。レナードには選定役ではなく結婚相手候補でいて欲しかったクローディアの胸はズキズキと痛むけれど、そんなことはお構いなしにお見合い三昧の毎日が始まる。レナード以外と結婚したくないクローディアは見合いを断り続けるが、優秀なレナードは次々と見合い相手を見繕ってきて……。

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