集英社オレンジ文庫 - 新刊(1ヶ月以内)作品一覧
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-いつか誌怪(あやかし図鑑)を編纂したい。そのためにも本物に遭遇したい。そんな希望を胸に秘め、皇帝直属の捜査機関「捜衛局」で働き始めたあやかし好事家の瞳春。イケメンだけどあやかしを馬鹿にする狼藍と組まされ後宮の捜査に当たるのだが、人物が抜け出す絵や姑獲鳥襲撃など、不可解な事件が勃発。「これは人の仕業ではありません」意気揚々と事件に挑む瞳春だったが、捜衛局が捜査をするうちに、嫉妬と陰謀、そして長年にわたる殺意が明らかになって――。事件の裏にいるのはあやかしか、それとも・・・・・・? 瞳春の空白のあやかし図鑑は、輝かしき第一項を記すことができるのだろうか。
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-辻本陽菜の税理士としての初出勤日。所長の藤村が急に倒れ、代わりに相続を担当することになってしまう。神経の細い陽菜は、震えながらも遺族に説明を進めるが、長男の気迫に押されピンチに。その時、「何か」が陽菜の体に入り、その場を収めていた。その正体は、エリート税理士(イケメン)の幽霊で!? その幽霊――飯田の助けを借りながら、相続手続きを進めていく陽菜。だが、ふたつの遺言書が見つかったり、愛人が現れたり、借金の連帯保証が発覚したり・・・次々と壁が立ちはだかる。「依頼人に入れ込みすぎるな」と言う飯田に対し、陽菜は? 著書に『残念な相続』<令和新版>(日経プレミアシリーズ)などがある、ベテラン税理士の内藤克氏による原案・監修。読めばハラハラドキドキ、相続の勉強にもなる痛快お仕事小説。