女性マンガ - 推理・ミステリー・サスペンス作品一覧
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-紀元前48年。アレキサンドリアに駐屯するシーザーの元に、ある《荷物》が届けられた。使者が担いできたそのボロ布を丁寧に開封すると、そこから絶世の美女が現れ出た。その女性こそ女王・クレオパトラであった。この運命的な出会いからすべてが始まった。そしてローマの軍神・シーザーを一瞬で魅了したクレオパトラは、愛する英雄たち共に数奇な運命を辿って行くことになる。エジプト最後のファラオ。魅力的な話術、美しい声、9ヶ国語を操る才女……絶世の美女であり、ローマの英雄「シーザー」と「アントニウス」を虜にし、そして後世に「悪女」の烙印を押された女王。果たしてクレオパトラは本当に「悪女」であったのだろうか? 黒田かすみ先生がお贈りするクレオパトラの「真実」とは一体……!?
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-平凡なOL・瞳は、気軽に訪れた病院で悪夢のような事実を聞かされた。死が間近に迫っており、それを免れるすべはないのだと。ひとしきり泣いたあと、瞳の心にはたったひとつの思いだけが残る。上司に秘めた想いを打ち明け、叶うものなら抱きしめて欲しい…。しかし相手には既に妻がおり、社会的な立場がある。彼女の願いは受け入れられるのか? 作品集のトップを飾る『永遠に…』は、命の火がきらめく一瞬を切り取ったラブストーリー。《収録エピソード紹介》 リストラされた夫により、繰り返し暴力をふるわれる沙那。どうにか耐え忍んできたが、可愛がっていた猫を殺されたことで感情の糸が切れる。しかし、ひとつの惨劇は悪夢の始まりにすぎなかった(『Calling』)。などなど、ふと涙がこぼれる5つの恋物語を収録!!
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-夫の目をあざむき、若い男と不倫を続ける女・冴子。罪悪感は感じない。冷めきった夫婦関係よりも、はるかに深い充足感を味わっていた。いっぽう、夫も愛人を持ち家庭をかえりみることがない。お互いに壁を築き、再び情がもどることは、もはやあり得ないだろう。だが、交通事故によって日常は一変する。冴子は両足が不自由となり、自由に家を抜け出すことはできなくなった。代わりに、夫との仲に回復のきざしが見えはじめる。事故を仕組んだ犯人とは? そして、最後に幸福を手にするものは誰なのか……。冒頭に収録された作品『Actress』は愛の闘争を描いたラブロマン。その他、返り血を浴びた男との出会いから運命が揺らぎだす『CRIME』、男を惑わす魔性の女を描く『TERRITORY』など、ダークなレディース短編5話を収録!!
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-資産家の夫と結婚して丸2年、豪邸の中で常時お手伝いさんがいる暮らしを続けてきた美那乃(みなの)。毎日の食事も自分で作る必要がなく、家事雑事も他人がやってくれる。もはや彼女は筋金入りの「箱入り奥様」だ。そんなある日、たまたま箱を出て町へ行く機会が訪れた。ふらりと出向いた銀行で、出会ったのはなんと、銃火器で完全武装した強盗団だった! 行員を脅し、金を奪って逃走しようとする犯罪者たち。しかし、そのとき非力な有閑マダムである筈の美那乃が立ち上がり……!? セレブな奥様が大活躍する、コメディー連作全6本。誘拐犯や防犯システム、果ては亡霊や不吉な占いまで、美那乃の相手は手強いものばかり。常識家の夫やお手伝いさんの目をかいくぐり、華麗に箱を脱出せよ! 巻末に遺産がらみのサスペンスを描く「見知らぬ殺人者」を併録しています。カラー原稿追加版!
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-水元百合は、父親が営む「みなもと葬祭」を手伝う独身女性。職業として人の死に日常的に関わり、残された遺族の姿を見てきた。日々繰り返されるセレモニーの中で、垣間見える人間の想いとは? 思慮深い百合と、幼馴染の刑事・大和のコンビを主人公に据えたヒューマン・ドラマシリーズ全3話と、読みきり短編3本を特別収録! 《表題作・内容紹介》ひとり暮らしの老人が亡くなり、生命保険の証書が残された。受取人は、同じアパートの若い女性・真嶋夏子。さまざまな憶測が乱れ飛ぶが、百合と大和は真実を知るため奔走する。老人の遺志を汲み取るために……(『孤独の眠り』より)。 ヒューマン・ドラマシリーズ全3話と、読みきり短編3本を特別収録!
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-結婚適齢期を迎えつつある小暮瞳はデパートの受付嬢。恋愛、仕事もなんとなく宙ぶらりな状態。本当はスリリングな探偵にでもなりたかったのに…。ある日の帰宅時、デパートの地下駐車場で叫び声と共に、手に血のりをつけて走り去っていくひとりの男を目撃する。翌日、昨日のことが殺人事件だったというニュースが流れ、あの男の顔が脳裏に浮かぶ…。そんな考えを見事に吹っ飛ばしたのがお見合いの話だった。頼んでもいないお見合いにしぶしぶ行く瞳。しかしお見合い会場にはなんと、あの男が座っていたのだった! 瞳は別の好奇心でお見合い相手・鹿島悟と付き合うのだった。そしてこの出会いが2人の人生を大きく変えていく…!? 木村晃子先生が描くハートフルなミステリー&サスペンス!! 幻の原稿復活版です!!
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-合鍵。信頼と愛の証。同じ空間と秘密を共有する者を、つなぎとめておく魔法のアイテム。だが、それを持つ手に悪意が混じれば、恐ろしい武器にもなってしまう。小さな鍵は人間の愛憎をどのように封印し、あるいは解き放つのか? スペア・キーをめぐる連作短編集、全4話をお楽しみいただけます。<収録作品あらすじ> 若く美しい継母を見るたびに、女子大生・萠子の胸には暗いサディズムが押し寄せる。ありきたりの意地悪では駄目だ。もっともっと、激しい苦悩に悶えさせてみたい……。彼女が用意した合鍵は、背徳という名のドアを開ける(「女の扉」)。アンティークショップで社長の片腕を勤める美波は、商品に嫉妬をおぼえる毎日。社長はロマンを追い求める魅力的な男だが、その愛情は美しい骨董品にしか注がれないのだ。やがて店の経営が破綻したとき、美波はおそるべき計画を実行に移し、扉の向こうでひとり微笑む(「抱きしめて…」)。
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-勤務医の飯倉は、夜の路上で髪の長い女と出会った。靴も履かず、雨に濡れそぼりながら微笑むその女は、「早くつれて帰って」とささやく。どうやら飯倉を誰かと勘違いしているらしい。お互いを深く詮索することもなくベッドを共にした2人は、そのまま翌朝別れた。妙な出来事だったと思いつつも、飯倉は再び日常に戻る。だが、一夜の夢は悪夢となって彼の前に舞い戻ることに。院長の娘との結婚は、幸せの門出となるはずだったが……。ミステリアスに展開する『夢狂乱』からはじまり、リゾート地での愛憎を描く『夏色のハイヒール』など、4編の物語をおさめたイケスミチエコ先生の作品集です。ときには熱く、ときには冷酷な大人向けのラブストーリー!!
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-ホテルファンタジアへようこそ。ここは非日常の夢の空間…。ここは夜ごとの秘密の空間…。そしてそこでは様々な人生を抱いて、今夜も人々がゆきかっている。いくつもの小さな裏切り、失望、憎しみ、出逢い、愛、そして奇跡が…。同窓会に来ていた暎子の人生は順風満帆かに見えたが、夫と離婚し、今は最悪の状態にいた。なぜ今日ココへ来たかといえば、親友の真弓に会うためだった…。ヒット作品を出したゲームメーカーの金持ちと結婚した? 私を見下しているの? そう感じた暎子は憎しみの感情とともに、真弓の旦那・安夫を誘惑し不倫関係に…。そんな失意に落ちているだろう真弓を見たいがためにやって来た今年の同窓会だったが、思わぬ出来事が…! 生田悠理先生がお贈りする、ホテル・ファンタジアを舞台にして巻き起こる、ちょっと不思議なヒューマン・オムニバス・コミック!
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1.0優しくあたたかい性格の夫と結ばれ、舞子は幸せだった。自身は親の愛にめぐまれず、苦しくて冷たい人生を強いられてきた。これからは、親子3人の明るく穏やかな暮らしが待っている…ハズだった。夫の帰宅が遅いことが舞子の不安を掻き立てる。預金通帳を覗き、使い道のわからない出費にも気づいてしまう。まさか、自分は裏切られているのか? やり場のない感情は、やがてはげしい暴力となってあふれ出した。パッチワークキルトがばらばらになるように、舞子の幸せは一斉にほつれ、消えてゆきそうになるが……。ホラーと家族愛を融合させた感動作の表題作『ほつれた肌』他、全6話収録の大人の女性のための感動のサスペンス・オムニバス!
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-絵本作家になる夢をあきらめ、就職活動中の青年・瓜生爽平。そんな彼には毎朝のように言い寄ってくる女がいた……ただし、3歳! 名前は奈々。幼稚園児。相手にしない爽平だったが、実は奈々には前世の記憶がはっきりと残っていた。過去の人生24年、なかったことにはしたくない。かつてはお互いに通じていた恋心、ふたたび燃え上がらせることはできるのか? 同じような境遇の友人・ありさ(外見は5歳、中身は30歳)とともに、奈々はあの手この手で年齢の壁を越えようとするが、爽平にはすでに新たな恋人が……。表題作「そんなバナナのひみつ」はちょっぴりせつない転生ラブコメディー。そして、カントリーな風景をバックに、ゆっくりと奏でられるラブストーリー「神様のいうとおり」前後編も収録した、遠野ワールドがたっぷりと楽しめる短編集です。
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-目につくものの色や名前を、つい片っ端から口にしてしまう。それがモーリの最近のクセだった。事故により視力を失っていたモーリは、角膜移植手術を受け、光を取り戻していた。美しいエメラルドブルーの瞳。しかしそれからというもの《赤い色》を見ると発作に襲われるようになっていた。恐ろしい《残像》と共に…。角膜提供者が最期に見た、網膜に焼きつくほどの恐ろしい《残像=体験》とは一体? そんなある日、モーリが押さえきれない衝動にかられ駆け込んだのは、写真家の故マックス・ヴァインの個展。今は亡き天才写真家はモーリと同じく、美しいエメラルドブルーの瞳の持ち主であった……。生田悠理先生が描く美しくも悲しいミステリー。他、TVスターのロマンティックな恋を描いた短編も同時収録。
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-漫画家歴37年目・緒形裕美が丹念な取材と圧倒的な筆力で強豪部活の闇に翻弄された親子の絆を描く異色作! 大野芙美は元Jリーガーの夫と小学6年生のサッカー少年・晃司と幸せな家庭を築いていた。 あまり裕福ではないけれど、愛する夫と母親思いの晃司に囲まれ、笑顔の絶えない日々の中、文武両道のサッカー超名門一貫校「陵光中学高等学校」の受験合格を目指し、親子共々頑張っていた。 そんなある日、晃司の元に憧れの「陵光中学」から「スポーツ特待生での入学を約束する」と、スカウトの話が舞い込んできた。 苦労が報われ、歓喜の晃司と芙美。 しかし、トラック運転手をしている夫から「スポーツ特待での入学は反対」と告げられて…。 「強豪校あるある」が、ふんだんに散りばめられた本作はアスリートキッズを持つ保護者必見です!
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5.0稀代の殺人鬼と呼ばれたオリビア・テイラー。その罪により捕らえられ処刑されたのだが、目が覚めると見知らぬ世界に転生していた。そこは現代の日本、そしてオリビアが転生した女性は、ひとり息子の玲央と暮らすシングルマザーのメイサだった。ふたつの記憶がまじりあう中で現状を把握していくメイサは、内縁の夫・竜也によって事件に巻き込まれることになる…。母親想いのやさしい玲央やパート先の店長・夏木に囲まれて、シングルマザーとして生きることになったメイサの運命は…!?過去の殺人鬼としての記憶と感覚をもったシングルマザーが、現代の悪に立ち向かう!
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-「あんなに華麗な人生だったのに…惨めねぇ…でも、あんたへの復讐はまだまだこれからよ!」女の闇ファイル新章スタート! 「私は勝ち組なのよ…私が一番なのよ…」近所のママの頂点だった早乙女未優はみすぼらしい姿でブツブツ言いながら歩いている。近所のママ友からは嘲笑され、数ヵ月前の美しかった姿はもうない。「もっともっと、惨めに堕ちるといいわ、あんたが人にしてきた痛みを知るといい!」貧乏だが心穏やかに、つつましく暮らしていたシングルマザー佐々木和美を復讐の鬼に豹変させた出来事とは──…!?人気のママインフルエンサーが、底辺ママに地獄へと突き落とされるドロドロ復讐ストーリー!!
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-恋人の部屋を訪れた時、私が目にしたのはベッドの中で見知らぬ女と裸で愛し合う彼の姿だった…!? そのまま別れて半年以上経つが、未だにショックから立ち直れない。妹の万里子は新しい恋人でも作ったら? と気軽に言うが、そんなに早々と切り替えられない。万里子の婚約者の北沢が現れる。婚約者同士の2人は周囲に気が回らない。意識していなくても、こちらの失恋気分を見事に逆なでしてくれる。2人の邪魔をしてはいけないと去ろうとすると、自分達は誰がいても気にしないと言う。それはそうでしょうよ。海に旅行に行く相談へ一緒に行こうと言う。正直、今はまだ海は見たくない。そんな私の気持ちなどお構いなしに待ち合わせの店へ連れいかれる。待っていたのは金髪碧眼の外人、ジョーク。英会話教室の先生で一緒に旅行するパートナーを探している。彼にも誘われるが元彼との幸せな時間を思い出して辛くなりそう。それに、わざわざ妹達の仲を見せつけられに行くなんて、それこそ冗談ではない。だが万里子に半ば脅され結局行く事に。よりによって伊豆の海…。だが、どこまでも青く、そして深く澄み切った海が少しずつ私の心を解きほぐしていく…。今、沈黙の愛が始まる…!!
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-おかしい…何か変だ。部屋を見渡して奈美子は呟く。何か盗られた訳ではない。でも誰か私の留守中に入り込んでいるような気がしてしょうがない。鍵はしっかり掛けている。だから余計不気味だ。会社の同僚は、気のせいじゃないの? 奈美子は潔癖症だから。引っ越したばかりでまだ部屋に馴染んでいないのよ。などと言うが、そうは思えない。だって帰って来る度に部屋の感じが変わっている。半分だけ閉めたはずのカーテンが締め切ってあったり、テーブルの上の物の位置が変わっていたり…。押し入れやトイレのドアをいきなり開けてみるものの誰もいない。やっぱり気のせい? そうじゃなきゃ困る。自分の部屋が一番物騒だなんてたまらない。ふとタンスを見ると、なんと下着を入れていた引き出しが開いている!? 細かい所が気になって気付かなかった。ここ2~3日に渡って1枚ずつ下着が盗まれていたのだ!! 部屋の鍵は3本。その内の2本は私が持っている。残りの1本を持っている大家が怪しい。下着泥棒の相談を兼ねて大家を訪ねると、前の住人がスペアキーを作っていたかもと言う。その人物は、なんと美奈子と同じ会社に勤めていた…!?
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3.0車の事故で何度も壊される墓。運転手の誰もが「ハンドルが突然とられて…」と証言する中、意外な共通点があることに気づくサキ。呪われているのは道か、墓か、運転手か…!? 「契約者にも霊にも誠心誠意向き合う」がモットーの保険調査員・神鳥谷サキが、無念の死を遂げた霊たちを浄化する!
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4.7ほんとにあった怖い話100個、聞かせてあげる……! ホラーエッセイの旗手・流水りんこが、市井の人々が体験した日常にひそむさまざまな恐怖体験を漫画で紹介!
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-私は、とある山奥のひなびた無人駅で降りた。恋人の圭が闇金から借りた金を踏み倒したまま逃げ回っているため、私の勤める店にまで取り立てがやって来て暴力を振るうようになったからだ。身の危険を感じた私達は圭の会社で扱っていた山奥の別荘に隠れる事になった。駅を降りると、うっそうとした森に囲まれ、暗くて人気も無い。なんだか不気味で寒気がする。突然カラスの群れが大きな鳴き声と共に羽ばたき飛び交う。余りの恐怖に思わず悲鳴を上げ、一緒に来ていた圭の弟分の準也にしがみつく。ちょうど到着した圭の車のヘッドライトに驚いたようだ。私達は圭の車でさらに山と森の奥に入り、ぽつんと立つ豪勢な屋敷にもぐり込んだ。翌朝、目を覚ますと準也の姿が見えない。夜には気が付かなかった沼が屋敷の近くにあった。その岸に準也が来ていた上着が!? 準也がいなくなっても気にもしない圭。彼は私が準也に魅かれているって知ってるんだわ…。まさか圭が準也を…。でも、もし私と準也が肉体関係を持ってしまった事に気が付いていたら…!?
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-秘書課のマドンナだった杏子の夫、神村が浮気相手のマンションで転落死した。事故か、それとも自殺か…!? 神村の同僚、広瀬は焼香に行った帰りに神村の自宅の近くで1人の女を見掛ける。どこかで見た事がある。神村の浮気相手は課で良く接待に使っていた銀座のカトレアという店の矢崎麻美というホステスだった。そうか、あの時どこかで見たと思ったのは麻美だったのだ。だが、どうしてあの女があんな所に…。再び杏子を訪ねた広瀬は麻美を見かけた事を話した。すると杏子は激しく動揺し、コーヒーポットを落として割ってしまう。カケラを拾い集める杏子。「痩せましたね。杏子さん」と声を掛けると杏子は静かに涙を流した。その姿を見ている内に思わず広瀬は杏子に口づけてしまう。そして2人はリビングで、そしてかつての夫婦の寝室で互いを求め合ってしまう。広瀬は杏子の事を愛していた。なぜ神村を押しのけて名乗りを上げなかったのかと後悔していた。やすやすと杏子を手に入れた神村をずっとうらやんでいたと杏子を抱きながら語った。広瀬が帰ろうとした時に杏子は「私を救ってくれる?」と不思議な事を言った。あれはどういう意味なんだ…!?
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-デザイン事務所に勤める志帆子は、まだどこのショップにも出していないはずのサンプルと同じデザインの服を着た女性を見かける。一昨日の展示会で見たばかり。それをどうして着て歩いている人間が…。だめだ、見失ってしまった。翌日、カタログの打ち合わせの帰りに、同じ服を着たあの女性を見かけ後を追う。事務所の管理はきちんとしているから盗まれたはずがない。誰かが持ち出してきている? でもあんな背の高い女性がいたかしら。彼女は事務所のデザイナー、桐島のマンションに入って行った。恋人? 一番妥当な線よね。だがその女性は女装した桐島だった!? 彼はオーナーの恋人だったのだ。桐島には哀しく悲惨な過去が。それは悲劇を巻き起こし…!?
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-ある日の朝、夫の『阿部良弘』が目覚めると同じベッドで寝ていた妻の『千里』が隣でメッタ刺しにされて死亡していた。良弘は警察署へと行き、刑事には「すぐ横で殺されているのに、気づきませんでしたなんてあり得ない」と、状況から当然のように殺人容疑をかけられてしまう。すると、担当弁護士が到着し釈放の手続きが出来たと解放される。その担当弁護士の名は『寺沢環(たまき)』その界隈では名の知れた辣腕女性弁護士。寺沢は良弘の身の潔白、そして真犯人へと繋がる手がかりを探す為に調べ進めて行くと…思いもしなかった人物が浮かび上がってくる…!!凄腕女弁護士『寺沢環(たまき)』が難事件に挑み解決へと導いてゆく!
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-ピンク映画に出演し続け、ついに一般作の主演を掴んだ絵理。人気に拍車を掛けるため写真集を出す事になる。カメラマンは国際的な賞も取っている露木征彦。顔合わせの日に初めて会うと、これから付き添いも無しで2人だけで撮影すると言う。絵理が連れて行かれたのは森の奥深くにある豪奢な別送だった。少し怖いけど好奇心をかきたてられる。別荘のリビングに綺麗な女性の絵が飾ってある。画家だったという露木の父が描いたのだろうか。見とれていた絵理は近くの花瓶を落として割ってしまう。すると中からピストルが…!? それは露木の父が自殺した時に使ったものだった。次第に露木に惹かれていく絵理だが露木には狂気ともいえる過去の秘密があった…!?
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-30年前に嫁いできた駒子は今では自治会長を務めている。自治会で最近越してきた澤田という男の事が話題に上がる。身長2メートル近くある大男で、なぜか大きなクマのぬいぐるみを背負っている。仕事もせずに昼間からゴミ拾いをしており恐怖感を抱いている住民もいる。このままでは子供達を外で遊ばせられないと言うので、駒子は澤田を空席だった自治会の会計にする事を提案する。皆、澤田の事を知らないから怖いのだ。仲間に入って貰えば安心するに違いない。駒子は嫁いで来てすぐに夫を亡くし子供もいないので誰かの世話を焼きたくてしょうがない。お節介が性分、生まれ持ったものなのだ。だが澤田には誰にも言えない生まれ持った性分があった…!?
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2.3
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-久し振りの客…いや、調教しがいのありそうな奴隷だこと。今夜は特別にたっぷり可愛がってあげるわ、と鞭打ち。今夜は前にも増して良かったと喜ぶ男に「誠意はお金で見せてちょうだい」と請求書を出すと今月は苦しくて少しまけてくれないか? ですって!? せちがらい世の中になったものだわ。まさかSM業界で値切られるようになるとは…。だけど何より辛いのは私の快楽の源、奴隷達の出足が鈍って来た事…。そんな時、出世のために男に捨てられた女が女王様になって男に復讐したいと言って面接に来た。そんなクズみたいな男への復讐なんて、個人的な問題は個人で処理しなくちゃ。そう、趣味の範囲でね。でもその恨み、私が晴らしてあげてもいいわよ…!?
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-水村久美子が殺された。事件を知った探偵事務所の尾崎は先月行った素行調査を思い出す。仲田曉子という女性から夫、仲田正弘の素行調査を依頼されたのだ。妻に送った調査報告書には久美子が不倫相手として出ていた。死亡推定時刻直前に仲田が彼女の部屋を訪れ、帰宅後、車で出たまま現在まで行方不明。久美子の死因はネクタイによる絞殺でネクタイは仲田のものだった。現場の状況と言い仲田の取った行動と言い犯人は仲田以外に考えられない。だが曉子は久美子が夫の不倫相手だという事を事件の前に知っていたはず。曉子への疑惑を抱いた尾崎が家を訪ねると、曉子は抱いてくれと言う。ずるずると関係を続ける尾崎。これでは俺はまるで共犯者だ…!?
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-人気アイドル、緒田公人の付き人になった佐野葉子。テレビや雑誌では優しくて好青年というイメージだったが、実際には言葉も態度も粗暴な公人に振り回されてしまう。撮影現場では見惚れてしまうほどカッコ良いが、終わった途端にスタイリストの女の子と消えてしまう。かつては事務所社長の片桐女史がマネージャーをしていたが、彼女が事務所立ち上げと同時にマネージャーを降りてから、どのマネージャーも長続きしなかったらしい。公人は片桐社長と愛人関係にあったのだ。片桐との関係を断ち切りたい公人は強引に葉子を抱き辛い思いを打ち明ける。それを知った片桐は陽子をクビに。片桐に別れを告げに行く公人。それが全ての悲劇の始まりだった…!?
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-縁の名を語り俺の横で満ち足りた顔をして眠っている、この女は一体誰なんだ。縁が旅行に出かけたのはゴールデンウィーク直前の事だった。それから10日。俺の知っている縁は、まだ帰って来てはいない。全く面識の無い人間の名を名乗る事は出来ない。俺を訪ねて来たあの夜も迷いもせずに俺の名を呼んだ。臆する事も無く俺の腕に飛び込んで来た。まるで以前からの恋人の様に。まるで縁が乗り移ったかの様に。一体何時からこの女は自分を縁と思い込むようになったのだろう。俺は時々、縁は眼の前にいるこの女じゃないのかと錯覚しそうになる。俺は貪るように何度も何度も女を抱く。俺は何をしているんだ。この女からは縁の血の匂いがすると言うのに…!?
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-2カ月前、俺はこの小さな漁師町の突端にある岬で頭から血を流して倒れていた所を山根寛子によって発見され一命をとりとめた。10日後に病院のベッドで意識を取り戻した時には自分がどこから来たのか何者であるのかも忘れてしまっていた。身元が分からないまま行く当ても無く病院を退院する事になった俺を受け入れてくれたのは、この町立病院で事務の仕事を始めたばかりの寛子だった。俺は一体何者なんだ? 一体あそこで何があったんだ? 何をしたんだ!? 昼間1人でいると不安でたまらなくなる。あの夢。俺が女の首を絞めているあの岬。あれは俺が倒れていた場所だ。警察は事故か自殺を図ったのではないかと言うが寛子を抱く度にあの夢を見てしまう…!?
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-美しい者には残酷になる資格がある。そう言ったのは、あなたよね。営業の芝原が専務の娘と見合いしたと同僚達が噂している。彼は地方旧家の御曹司で一流私大卒のイケメンだ。さらに平成商事との大口契約を成立させたのが決めてになったらしい。経理部の地味OL、金井範子は芝原が扱っている平成商事の入金金額が通知書よりも5千万円も少ない事に気がつき、芝原に問い合わせる。なんとかするから目をつぶってくれと言う芝原に「あなたの頼みなら」と承知する範子。2人は秘密裏に関係を持つが、専務に知られ関係の清算を迫られた芝原は、範子を騙して会社の裏金を持ち出させる。芝原のためにと必死に犯罪に手を染めた範子を彼は冷たく捨て去るが…!?
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-その女優の失踪記事が新聞の片隅に載ったのは1年ほど前の事だった。ドラマ「小夜子」で見せた瑞々しい感性は高く評価され、まさにこれからという時だっただけに、かなり話題を呼んだ。彼女の行方は未だに誰にも分からない。私が深沢寛演出のドラマ「恵利華」に出演してみないかと声を掛けられたのは、その同じ局でアルバイトをしていた大学3年の時だった。その時は、まさかヒロインの恵利華を演じる事になるとは夢にも思っていなかった。深沢は失踪した小夜子をドラマで演出し、名声を得た演出家だ。マネージャーの谷口さんは「恵利華を演じればいい」と言うけれど、やって行けるのかしら? そんな時「小夜子は生きていると思う?」と問われ…!?
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-杏子は同じ会社の芳明と2年間付き合っていた。散々好き勝手してきて自由に羽根を伸ばして私達の関係に満足していると思っていたのに、ある日「愛しているなら何も聞かないで別れてくれ! 俺を自由にしてくれよ!」と言って出て行き、そのまま失踪。あんな別れ方をしたままじゃ私の気がすまない。問い詰めてやらなくちゃ。探偵に依頼して住所を突き止め会いに行くと、芳明は若い女と結婚して高級住宅に住んでいた!? 邪険に追い返された杏子に追い打ちをかけるように機密情報漏洩の疑いが掛かる…!? それは杏子がベッドで芳明に語った事だった。まさか私との事は全てお金のため!? 絶望する杏子に探偵事務所所長の相馬が持ち掛けたのは完全な復讐だった…!?
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5.0夜の河川敷で全裸女性のバラバラ切断死体が発見された!! いままで数々の猟奇殺人事件を解決してきた実績のある捜査官“ミスター猟奇”こと久留宮幸作も捜査本部に迎え入れられる。すぐに事件の手口が10年前、小部数発行された小説『ヴェクサシオン』に酷似していることが判明。久留宮が相棒の新人・緒方と一緒に向かった場所は、久留宮の妹・玲美が住むマンションの一室。視覚に障害を持つと思しき玲美。だが、いままでの猟奇事件はすべて彼女が解決してきたのだという。研ぎ澄まされた感覚と推理力を駆使して、果たして2人は前代未聞の事件の核心に迫れるのか!?
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1.0「婚活で相手を見つけてから、今の旦那と別れたら? 実は私も今、婚活パーティで知り合った男と付き合っているのよ!」あーっ、やだやだ。なんでこんな貧乏くさい男と一緒になったんだろう。独身の頃は毎日違う男に声をかけられて、断るのに苦労したこの私が。こんなうだつの上がらない男と無駄に一生を過ごすなんて最悪!!そんなある日、友人の久子(ひさこ)から婚活パーティーの話を聞く専業主婦の優子。いい男がいたら乗り換えちゃったらいいのよ!と勧められて、軽い気持ちで婚活パーティに参加する。そこで色々な男を漁り始める優子だったが──…!? 性悪主婦たちの婚活ストーリーここに開幕!
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2.5自分の記憶にどれほどの自信がありますか? 忘却、美化、捏造…記憶の歪みはある意味防衛本能。もしもその歪みを正しい記憶に修繕できるとしたら――。あなたは本当の記憶を知りたいですか? アンティークな喫茶店に住まう正体不明の生物・海馬の「白蝶(はくちょう)」とローエン。彼らのもとへ迷い込んでくる依頼者たちは、それぞれに記憶にまつわる悩みを抱えていた。彼らが求めるまま、記憶の修繕をおこなう白蝶。彼が古びた細長いパイプから吐き出す不思議な生物が、依頼者の記憶の底に誘い、過去を明らかにしていく。そこにあるのは知りたいことか、それとも…!?【ズズズキュン!】
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-他人同士のこの世界で、親密になれる相手と出会うことは奇跡に近い偶然だ。 しかし、人は時にその関係を壊したがる…。 総合探偵社ポイズン アップル リサーチの調査員・天月万桜(あまつきまお)は、 プロの別れさせ屋エージェントである。彼女の仕事は、対象を調査し取り込み誘導し、 男女の不都合な関係を円満に破壊すること。 別れたい・別れさせたい人がいるのなら、ぜひ当社にお任せください! (隔月連載)
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