小説作品一覧

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  • それが、カミサマの付き人。
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    お仕事系短編ミステリ。 全社員から『カミサマ』と慕われる会長。その補佐をする私は、会長から『アオイ』なる人物の『ビジョン』を受ける。 『アオイ』は何を起こす? 起きたらどうなる? 事件回避もしくは発生後の措置準備を進める中、狙撃を受けたり、報復措置を出したり止めたり、私の日常はせわしく動く。 ひょっとして、これがハードボイルドというやつか?
  • ロイド先生のお気に入り【イラスト入り】
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    【ドS神父×新人悪魔のお仕置きラブ】無垢な少女を誘惑するために女学院に入り込んだ駆け出しの女悪魔・コーネリア。ところがドSな神父・ロイド先生に悪魔だと知られたあげく、快感MAXのエッチなお仕置されてしまって…!!
  • 愛檻の斎姫【イラスト入り】
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    【魅惑の鬼×無垢な斎宮の淫靡な世界】突如現れた異形の鬼に身体を奪われた斎宮は、その快感が忘れられず夜な夜な悶えていると、今度は再び現れた複数の鬼達に更なる快楽を与えられ――!!
  • 屍の目はグルグルと廻る~連作短編集~
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    1巻330円 (税込)
    K化学薬細菌研究所の爆発と山火事により、ウィルスが流れ出し住民に感染した。感染者は、左目が左廻りに、右目が右廻りに、グルグルと動きだす。そして、家族と人々を喰らい始めた…。 ゾンビ・エロティック・サバイバルホラー(連作短編集)。 一・【プロローグ】 二・【ゾンビアイドル】 三・【団地】 四・【緊急特別放送】 五・【アウトブレイク】 六・【生存本能】 七・【最高の死に方】
  • さばえ近松文学賞2017~恋話(KOIBANA)~
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    福井県鯖江市の「近松の里づくり事業推進会議」が主宰する『さばえ近松文学賞』2017年度版。 鯖江で幼少期を過ごした、世界に誇る文豪「近松門左衛門」が生まれてから360年の節目である2013年度からスタートしました。 「さばえ近松文学賞~恋話(KOIBANA)それでも人は恋をする~」として「近松の里・鯖江市」が恋にまつわる短編小説を全国から募集した受賞作品を掲載した電子書籍です。 福井県出身の桂美人さんが特別審査員を務めています。 ◆近松賞 「漆掻きの本懐」 西村一江 ◆優秀賞 「漆を繋ぐ」 朝川圭子 「父の小さな恋人」 浅野憲治 「冬薔薇」 穐山定文 ◆佳 作 「しのぶれど音に出でにけりわが恋は」 中内慈子 「びいどろ風鈴」 東灘卓哉 「冬の向こう」 秋田恵子 「ふわり」 山本陽子 「わたしの好きな、橙」 十川秋 ◆松平昌親賞 「送られることのないラブレター」 守屋佑香
  • カンバスの秋色 ママになれなかった女
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    1巻330円 (税込)
    由香が小倉の手向山公園の桜紅葉を描いていたら、いきなり知らぬ青年から絵を売ってくれるよう頼まれた。 邪意はなかったので送付したら、代金に同封の手紙に驚いた。不妊体質の由香が子を欲しくて親友に代理出産してもらった子だった。 その子は遺伝子上の親に全く懐かず、由香をノイローゼにし母子心中騒動になった。根負けした遺伝子上の親は、ホストマザー夫妻に子を譲った。その子も養子に出され苗字は変わり、名前も改名していた。 互いに知らず長い歳月を隔てて再会していた。
  • 軍服に秘めた熱情【イラスト入り】
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    【王太子×純情な王太子妃の夜の夫婦生活】初心な新妻リディアは、無口で精悍な軍人の旦那様アレックスとのエッチを恥ずかしがるけど、彼はリディアの体を時間をかけてトロトロに蕩かしていって――!!
  • 「愛してる」なんて信じない【イラスト入り】
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    【公爵嫡男×伯爵令嬢の新婚ラブ】自分に自信がないヒルダは、初恋の人で夫のアドリアンの愛が信じられずにいると、彼から自分の愛を信じるまで過激に身体に教え込まれて…!!
  • 俺が彼女を殺して殺人鬼になった理由
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    35才で童貞の俺は、人生に絶望して、ビルから飛び降りた。が、目覚めると、美青年・塁斗と体が入れ替わっていた。俺は塁斗の体で、童貞卒業を企む。けれど、塁斗の部屋で、冷蔵庫に隠されていたものを見つけてしまった…。 一・最後の日 二・新しい人生 三・俺と塁斗 四・契約彼氏 五・セフレ 六・事件 七・刑事 八・指 九・方法 十・再現 十一・決意 十二・旅行 十三・記憶
  • 小川未明&今西薫童話集
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    1巻330円 (税込)
    未明は、早稲田大学の前身校である東京専門学校に入学し、そこで坪内逍遥に英文学の指導を受けました。未明の名前は逍遥につけてもらったもので、「いまだ暁前であるが、いずれは太陽の光のように燦然と輝く未来がある」という希望に満ちた名前です。未明は島村抱月にも指導を受けていました。未明の作品の劇的な展開には抱月の影響があるものと考えられます。さらに、小泉八雲が逝く直前の春学期に、未明は早稲田大学で八雲の最初で最後の英文学の講義を受け、八雲から感銘を受け、卒業論文では八雲を論じています。「日本のアンデルセン」とも「日本童話文学の父」とも呼ばれている未明の作品にある「優しさ」は、八雲の人となりから滲み出る「心優しさ」を受け継いでいるものです。 未明の本名は健作といいます。今西薫の『健作フュージョン物語7』 の主人公は未明である健作少年という設定になっています。未明が書いた『小さい針の音』、『村の兄弟』、『眠い町』、『赤いろうそくと人魚』、『あらしの前の木と鳥の会話』、『港に着いた黒んぼ』、『負傷した線路と月』の文体には、未明独特の語り口調があります。未明の作品にある「優しさ」はこの文体と不可分です。彼が子供に教えたい「人としてあるべき姿」を、今西薫が受け継ぎ、七つ束ねて結ぶ中で彼なりの童話を創作しました。 この本は小川未明の作品が現代のより多くの人々に読まれることを願って、今西薫が未明の数多くの作品群からその珠玉と目される作品を選び、それらに新たな味わいをつけて、現代風の童話にして、ひとつの作品にしたものです。 第一部の未明の作品群に触れて、未明ワールドに浸ってから第二部の『健作フュージョン物語7』をお読みください。
  • きわめて!? チャフウリン
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    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 二人の女子大生が紹介された格安だが訳ありの物件「風林荘」。そこには謎の生物《チャフウリン》が大家として住みついていた…。  『ちびまる子ちゃん』や『名探偵コナン』で活躍中の個性派声優《茶風林》が摩訶不思議なキャラとして登場。クリエイターを目ざす二人の女子大生アルミとベルカに多彩な趣味の知識やいざという時のクリエイター的心得を指南してくれます!  原作 富沢義彦「戦国新撰組」「陰陽大戦記」他  漫画 たみ「クロボーズ」「さんばか」他
  • 花銃士
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    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 悪夢のように歪んだ童話世界を渡り歩く花銃士ヴィンデ。歪みの原因に向けられる銃口。血しぶきの代わりに咲く花は…。  「赤ずきんに捧げる花」、「ジャックと豆の樹に捧ぐ花」の二編を収録。  原作 富沢義彦「戦国新撰組」「陰陽大戦記」他  漫画 たみ「クロボーズ」「さんばか」他
  • モツレク〈学園〉
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    1巻330円 (税込)
    君の、あなたのお子さんの、十代は大学受験だけではない。君よ、狂ったように何かに熱中したまえ! この私小説は半世紀前の出来事をもとに、30年ほど前に書いたものです。ただ内容が亡くなった友人に係るため、お蔵に納めておりました。このたび、以下を伝えたく出版いたしました。 ・1960年代の学園と、その生徒たちのテンパラメントの記憶を残しておきたかった。 ・この小説の主題である「十代」の大切さを、過酷だった団塊世代の大学受験に絡めて著し、現代の子を持つ親に伝えたかった。 ・小説全体を流れる自身の音楽への愛と、音楽による救済をMozart レクイエムの流れに乗って表現させていただいた。 【目次】 まえがき 1.Introitus 「千代田の南」 2.Kyrie 「音鑑」 3.Dias irae 「闘鶏」 4.Tuba Mirum 「楽園」 5.Rex Tremendes 「試練」 6.Recordare 「部室」 7.Confutatis 「最期の時」 8.Lacrimosa 「レクイエム」 9.Lux aeterna 「とこしえの光」 あとがき 参考資料 【著者】 麻布太郎 1949年東京生まれ。麻布学園卒。東工大電子工学科卒/原子炉工学研究所修士修了。カリフォルニア大学バークレー校にて、高レベル廃棄物の地層処分研究に従事。大手プラントメーカに38年奉職、技術理事。現在は大手非鉄金属会社で統括技師長を拝命。原子力燃料サイクルおよび非鉄金属製錬技術が専門。音楽歴は東工大管弦楽団、町田フィルハーモニー交響楽団の首席チェロ奏者を経て、現在は鎌倉交響楽団に所属。指揮者として町田フィル弦楽アンサンブルを指揮。2000年にパリ、ケルンへ演奏旅行。現在は合奏団メルクルディ指揮者。
  • のぞき魔な僕がみつけた監禁彼女
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    僕がのぞいていた家に、見覚えのある彼女が拉致監禁された。 助けに行くと、彼女は「私は大丈夫だから」となぜか逃げる気がない。僕はそんな彼女が気になって、監視を続けた。 その家の異変と、彼女には秘密があった。 僕が、やっと彼女を連れだすことができた翌日、彼女の姿は忽然と消えた…。
  • 春風と恋の歌
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    1巻330円 (税込)
    天野由良、今年二十八歳。文学研究者。壬生要、二十二歳。日本画家の卵。要が幼い頃から一緒にいたため、由良はそのままの関係で一緒にいた。ある出来事がきっかけで、お互い付き合っているのかが微妙な関係だと知る。古典文学と日本画の世界、そして短歌と共に描かれていく年の差カップルの恋物語。
  • スクリューボール・ジョーク
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    1巻330円 (税込)
    感性革命。確実に推理力が磨かれIQが上がる笑いと恐怖の必殺話法。 「E≠MC^2」とは、「特殊相対性理論の様な科学的論理ではない」と云う事です。論理に非ず…、詰まりは、考え方の前提を取り去る「禅」の放下思想に由来しています。この思考方式を身に付けると、推理力が磨かれ確実にIQが上がります。スクリューボール・ジョークの基本的な非論理構造を理解すると、緊張から緩和に次元を変える笑いのエッセンスだけでなく、油断から危機に陥る恐怖話法も体得出来ます。 【目次】 プロローグ 第一章 予期せぬ落とし技 第二章 宙吊り 第三章 背後から撃つ 第四章 分母=ゼロの思考方法 エピローグ 逆落とし E≠MC^2 【著者】 名邑十寸雄  小説家。詩人。俳人。楽天市場四百万書籍中、注目ランクで首位(金)二位(銀)三位(銅)を独占し、推理文学の金字塔と絶賛された「血文字の遺言(全三巻)」他、ミステリー、サスペンス、本格時代劇、禅物語、SF、怪談奇談、詩、エッセイなど創作範囲は広い。文学史上に類の無い完成度を誇る名邑文学の可笑し味が凝縮された文学ファン必読の喜劇小噺集「E≠MC^2 スクリューボール・ジョーク」。「名邑十寸雄の手帖」で人気沸騰の非論理痛快ジョーク集を、著者独特の文体論に基き入念に仕上げた「特別校閲版」遂に登場。
  • 世界その他
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    1巻330円 (税込)
    文学フリマやBookShortsで活躍する小説家・伊藤なむあひによる単著での初歌集。 「ボウズわかるか?元々特別なNo.1だったら苦労はない」 「はい、工場長」 『パクチーころす!!!』メモにはそうあったが町は平和だったと警部補 「世界下さい」クレジットカードなら無敵リボ払いなら無敵 空砲が鳴り日の丸が掲がったらこの町からまた子供が消える 等、計64の歌を収録。
  • 私、失敗するので
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    1巻330円 (税込)
    失敗ばかりしている変な探偵・小門未知雄。そんな彼のもとへ舞い込んだのは、ある行方不明者の捜索だった。調査を遂行する小門はやがて不可思議な殺人事件へと誘われてゆく。
  • 止まらない時間の中で
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    1巻330円 (税込)
    普通の中学二年生の少女・加奈子は不思議な青年・レイと出会う。未来からタイムスリップをしてきたと語る彼に半信半疑の加奈子。次第に彼にひかれていくが、レイは実は未来の加奈子の恋人で… 未来からきたタイムトラベラー×中学生の少女の時を超えた初恋の物語。
  • うそつき
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    1巻330円 (税込)
    子供の入学式以来のママ友、霧子が深刻な病に冒された。目の前で少しずつ、少しずつ敗北していく霧子…。霧子は私に問い続ける。「なぜ私なの、どうして助けてくれないの」と。臆病者の私。偽善者の私。私は逃げていく…。私でなければいいのだ。私が死ななければいいのだ…。どうしようもない、どうしようもない…。友人関係の心の奥底・感情のうねりを描いた小説。
  • 短篇小説集・笑うぬいぐるみ
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    1巻330円 (税込)
    怪物と残酷とエロティックモダンホラー短篇小説集・五篇集録。 姉妹が、懸賞当選でもらったパンダのぬいぐるみを取り合う理由は…。橋の下で拾われた僕は、ドブネズミと人間とで生まれた子だった。エプロンおじさんが通販番組で、商品を紹介すると…。ガチャガチャカプセルトイのペガサスに願い事をすると…。ペットショップで生まれた子犬は、片目しかなかった。 一・【笑うぬいぐるみ】 二・【ドブネズミ人間】 三・【通販番組】 四・【お願いペガサス】 五・【片目の犬】
  • レディス・ハウス 淫らに戯れる秘密の××ルーム
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    【水無月はな(ミナヅキハナ)】女性同士の甘く官能的な戯れを描くガールズラブ小説作家。デビュー作は『レディスハウス淫らに戯れる秘密の××ルーム(オリオンブックス)』。独身、看護師、31歳の美和は高校の同窓会で「犬を飼うために家を建てる」と宣言する。まわりにいた既婚者の友人たちは大反発。そんな中、唯一賛同してくれたのは女だてらに建築士をしている水希ちゃん。見積もりだけでも、と言われて彼女の設計事務所を訪ねると、共同出資して一緒に住む家を建てようと持ちかけられた!水希は設計事務所を兼ねた住居を建てたいようだけれど、彼女の目的は実はそれだけではなくて……!?新居には美和には知らされないトンデモナイ隠し部屋があった!甘々×拘束×濃蜜な官能ラブストーリー。
  • エデンの東へ、
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    1巻330円 (税込)
    鎌倉の大富豪の次男の山比幸は、母から長男の海飛幸と露骨に差別され育ったがエデンの園にいる暮らしだった。 父の文武は鎌倉の種馬と陰口され愛人と隠し子の存在に閉口した妻の澄子は別居して逗子に住んだ。 山比幸は元執事や乳母から情報を手繰って実の母の真相を知った。伯母の戸籍上の長男の寿志が、実は弟だったのは衝撃だった。 ボート転覆事故の際に、溺れかかった寿志を見殺しにしたことを伯母の園子の瞳に魅了され告白し、想い人の彩子から叱られてエデンの園から去っていった。
  • aneimo
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    1巻330円 (税込)
    aneimoはeb、伊藤なむあひによる架空の姉/妹がテーマのアンソロジーです 目次 『すべての姉は戦場に』伊藤なむあひ 『怪獣になる』eb 『たべっこにんげん』伊藤なむあひ 『ゆきおんな』eb 『五人めはミルクを入れない』伊藤なむあひ 『非実在妹からの手紙(10年後ver.)』eb 『すべての姉は戦場に』『怪獣になる』…架空の姉/妹についてそれぞれ自由に詠んだ短歌です 『たべっこにんげん』『ゆきおんな』…姉/妹を逆にし、更にお互いに詠んでほしいお題『食事』『冬』を課しています 『五人めはミルクを入れない』『非実在妹からの手紙(10年後ver.)』…それぞれ相手の短歌を受けて伊藤なむあひが掌編に、ebが短歌にしたものです シュークリームといのちどっちが大事なのと問い詰められ観覧車は二週目 (伊藤なむあひ『たべっこにんげん』より引用) また姉がおとこを死なせまして十七度目の冬がはじまる (eb『ゆきおんな』より引用)
  • 貞操帯がジャマなんです
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    1巻330円 (税込)
    乃愛は上司の五十嵐と恋人同志……だと思っていた。だけど五十嵐から今度結婚すると聞かされる。このままでは不倫の愛人関係になってしまうが別れられない。弱みにつけ込まれ新婚旅行から帰ってくるまで浮気防止の貞操帯をつけられて、それを朝比奈課長に見られてしまう。イイ感じに発展するが貞操帯がジャマなんです。お互いイキたいのにイカせてもらえない。そのまま抱き合うが、いつまでも完全燃焼できないまま。それでも二人は体の関係無しでお互いを理解するようになる。はたして二人はどうなる。女性作家による濃厚官能シーン。
  • マリン・スノーの歌
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    1巻330円 (税込)
    小学五年生に出会った男女、真帆と出。ほのかな恋心をお互い持ちながら中学生となるが、父親の仕事のため真帆は両親と共にアメリカに行く。そのため、だんだん出との距離が遠くなっていった。高校生のとき、真帆は日本に帰国をするが……。 短歌を織り交ぜながら、進んでいく恋物語。 他1篇。
  • マイペースな彼女
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    1巻330円 (税込)
    仕事をしていたら誰でも一度は見聞きしたことのあるような、「お仕事あるある」を短いお話にして集めた、掌編集。全14話。 ごく一般的な社会人である「私」は、お仕事に行っては小さな悩みごとにぶつかってばかりいます。 さて今回の悩みごとは?
  • 不可思議を少々
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    1巻330円 (税込)
    刀になりたい秋刀魚、3日おきに潰れる謎の食堂、空腹を癒す時間たちに、嬉々として人類滅亡を目指す人工知能――日常と妄想が交差する世界を切り取った、著者のウェブ再録本にして初の掌編集。
  • スパアン
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    1919年。在りし日の広島。物産陳列館にまつわる失われし物語。 作家米田淳一の舞台はSFと鉄道だけではない。凝縮された膨大な薀蓄、魅力的なキャラクターによる軽妙な掛け合いは、歴史浪漫にもその才を発揮するのだ(ノベルジャム・チームH担当編集波野發作談)。 1919年。大正8年の頃はあまり後世で注目をされている年代ではない。しかし、変わらず人は営み、世は移り変わっていく。広島がまだHIROSHIMAではなかった頃の、あったかもしれない、いや、あったはずの物語がそこにはあったのだ。 改造社社主・山本実彦、小説家谷崎潤一郎、同じく芥川龍之介は、取材と称して訪れた広島で、林芙美子と珠子の二人の女学生と出会う。そして、若干の下心もあったその会合で、三人は思わぬ展開に肝を冷やす。触らぬ神に祟りなし。触ってしまえば災い転じて福となす。アインシュタインもユーハイムもヤン・レツルもヴィトゲンシュタインも伊藤博文も知らないワンデイエピソード。それは切り取られた広島のユリシーズ。 NovelJam 2017 米光一成賞作品
  • 疑惑のラビリンス 亡国の少女
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    終戦直後の日本。元憲兵隊の雪下胡桃の洞察力と抜群の戦闘能力が冴える。お色気満載で魅惑的な陽子。天才美少女エルナが製造した原爆が2発。果たして本物はどちら?旧帝国軍人たちが武装蜂起してGHQと交渉。果たしてテロリストたちの要求は?胡桃は爆発を阻止できるのか。息詰まる戦いの中、アメリカからは更に3発目の原爆を搭載したB29が……。疑惑のラビリンスシリーズ第三弾。推理アクションサスペンス。
  • 期間限定の恋人 エッチなダイエット大作戦
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    「ダイエットか。俺、それ手伝おうか?」最近7キロも太ってしまい、なんとかしなくちゃ!セックスすれば痩せるの!?彩月と律は家が近所の幼馴染。ダイエットが成功するまでの期間限定の恋人になることに。ところが意外にも身体の相性が良かったのでクセになりそう。スリムになったとき二人は別れるのか……。女性作家による濃厚な性描写。
  • 短篇小説集・秘密部屋の鍵
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    1巻330円 (税込)
    家族の問題とエロティックモダンホラー短篇小説集・五篇集録。 ばあちゃんが教えてくれた秘密部屋。願いが叶う赤いスケッチブック。息子のエロ本を見つけたら…。家族みんなが隠していた物。見知らぬ恋人の正体は…。 一・【秘密部屋の鍵】 二・【赤いスケッチブック】 三・【息子のエロ本】 四・【隠し物】 五・【見知らぬ恋人】
  • 明日の恋をお知らせします 海外編
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    テレビ局の裏方スタッフをしていた紗菜だったが、俳優ヒロトとのつらい別れ。単身でアメリカへ渡って修行する毎日。もう何年も昔のこと。ヒロトとのことはもう忘れようと努力していた矢先、配給会社社長ロディに気に入られ猛烈アタックされてしまう。もう二度と恋はしないと誓っていたのだが、猛烈なアプローチについに紗菜はロディの恋人に。しかし何という運命の皮肉なのか。ヒロトとの思わぬ再会。彼もまた紗菜を追ってアメリカで下積みから苦労してきたのだった。再びヒロトと紗菜は潰されてしまうのか。果たしてどうなる……感動の海外編。
  • 二軍のTシャツは捨てよ、出番はない
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    1巻330円 (税込)
    親友との長電話をきっかけにして読書バーに通い始めた京子はキレイな女のコ、あかりと出会う。 今まさに人生のハレ舞台に立ち、キラキラと輝くあかりを見て京子は考える。はたして人生のハレの時間はどれくらいあるのだろう? 平凡な毎日でも来るべきハレの日に備えて待っていれば、自ずとなにごとかはやってくる? そもそもハレの時間って? 近い未来に小さな変化をもたらしてくれるような日常ストーリー。
  • なんじゃもんじゃは首吊りの木
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    1巻330円 (税込)
    合瀬順一は故郷を棄て上京したが、仕事はタコ部屋で土木作業員、逃げて今田健三の偽名で神田の大食堂で働いた。 還暦が近づき老いた二親が心配になった。 少年時代の先輩に様子を探ると、早く帰省しろと叱られた。 母親は間借りしていた辻坊主と間男し、逆上した父親が二人を斬り殺し、自分も首吊りの猟奇事件の舞台と化していた。 村の衆は集会に順一を呼び出し親不孝者と罵詈雑言を浴びせた。 順一は自暴自棄、少年時代のマドンナの面影と弟の亡霊を追って白い花の中へ身を投げた。
  • 僕はあなたを守りたい
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    1巻330円 (税込)
    ゆりかは27歳のOL。美容師のタクトと同棲中。しかし一緒に暮らしてみると、感情の起伏が激しいわがままな暴力男だった。自分本位なセックス、しかしゆりかはどんなときでも身体を与え奉仕していた。家を追い出されたとき大学生のコウキに傷の手当てをしてもらう。それ以来ゆりかを心配するコウキ。嫉妬心の強いタクトの束縛、そして裏切り。やがてゆりかは身も心もボロボロにされてしまう。助けてくれたのはやはりコウキだった。女性作家による濃厚な性描写。
  • あばらやの星
    完結
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    全1巻330円 (税込)
    童話と小説のジャンル分けをしてはいなかった作者、壺井栄児童文学集より 「こじき」という言葉が日常的に使われていた時代。捨て子や浮浪児はどこにもいた。 流れ者の職人が、昼時に同僚職人たちの残り物をおもらいしているコマツとサンゾウの姉弟こじきを、みるにみかねてひきとる。男の家はあばらやだがそこには子どもたちの大好きな電灯があった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 港の少女
    完結
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    全1巻330円 (税込)
    童話と小説のジャンル分けをしてはいなかった作者、壺井栄児童文学集より 小豆島に巡礼するおへんろさんがたくさん島にわたって来たころのこと。村の船つき場の桟橋近くにちいさな店ミドリヤ屋がある。 小学生の孫娘と暮らす、六十すぎたおばあさんがひとりできりもりしている店で、質素な旅人に重宝な店。 みやげものや日用品を商い、夕方は手打ちうどんやいなりずしを食べる店。 出る船、着く船、孫娘ケイ子とおばあさんの暮しは汽笛とともにあった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 十五夜の月
    完結
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    全1巻330円 (税込)
    童話と小説のジャンル分けをしてなかった作者、壺井栄児童文学集より 壺井栄の物語づくりに深い影響を与えたのが祖母であることはよくしられている。 栄は小さい頃から祖母のそばで寝物語にいろんなお話をきかされて育った。お話だけにとどまらず、古い歌もきかされていた。 本作は祖母をモデルにした、もっとも長編の物語ではないだろうか。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • さばえ近松文学賞2016~恋話(KOIBANA)~
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    福井県鯖江市の「近松の里づくり事業推進会議」が主宰する『さばえ近松文学賞』2016年度版。 鯖江で幼少期を過ごした、世界に誇る文豪「近松門左衛門」が生まれてから360年の節目である2013年度からスタートしました。 「さばえ近松文学賞~恋話(KOIBANA)それでも人は恋をする~」として「近松の里・鯖江市」が恋にまつわる短編小説を全国から募集した受賞作品を掲載した電子書籍です。 福井県生まれの小説家・桂美人さんが特別審査員を務めています。 ◆近松賞 「眼鏡と先輩」 上野陽平 ◆優秀賞 「妙空尼の恋」 中野純賢 「誘発」 石井泰子 ◆佳 作 「雅代の白い花」 渡辺庸子 「千姫の初恋」 西村一江 「銀の花かんざし」 鷲田恒郎 「季節を過ぎた公園で」 井原敏貴 「恋は柔らかに」 松尾智恵子 ◆松平昌親賞  学生部門 「ミズバショウ」 北崎花那子
  • 疑惑のラビリンス 雛人形の悪夢
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    終戦直後の日本。元憲兵隊の雪下胡桃の洞察力と抜群の戦闘能力が冴える。お色気満載で魅惑的な陽子。天才美少女エルナ。ドジな安藤政季をもり立て探偵事務所を開設した四人。ある富豪から雛人形の捜索という変わった依頼。都内では若い女性らしき切断された腕や足が見つかる。また近くには雛人形の同じ部位も発見される。数百年の呪いと巨大な陰謀。果たして胡桃は謎が解けるのか。前作「疑惑のラビリンス 異国の少女」の続編。著者渾身のロマンサスペンスミステリー。
  • お橋婆さまの藁人形
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    全てのお話は独立しておりますので、どこからでもお楽しみいただけます。 ・藤堂平助という男……新選組八番隊を率いたある男の物語 ・傷跡……上記『藤堂平助という男』の後日談 ・沖田総司の裏稼業……壬生浪士組と呼ばれていたころの、ある日の出来事 ・お橋婆さまの藁人形……呪いの藁人形、あなたは信じますか? ホラー短編。 ・迷惑な名刀……貧乏御家人の次男坊・英次郎とやくざの太一郎親分のコンビ、復活!

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  • 短篇小説集・幽霊同盟
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    1巻330円 (税込)
    俺とあいつが結んだ幽霊同盟。インコを探す貼り紙。ベッドの下の亡霊。地下室の冷凍庫の秘密。男の子がついてきた…。 幽霊とエロティックモダンホラー短篇小説集・五篇集録。 一・【幽霊同盟】 二・【黄色いインコ】 三・【ベッドの下のアタシ】 四・【地下室の冷凍庫】 五・【ついてくる男の子】
  • 隣のおじさん
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    1巻330円 (税込)
    「なぜ僕はおじさんに殺されなければならないの?」善三は体を震わせながら考えていた。どんなに思考を巡らせてもわからない。「おじさんが僕を殺す理由」「教えてほしい?」「はい」「それはねえ・・・」?????
  • 飯野文彦劇場 痛み
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    1巻330円 (税込)
    目を覚ますと、佳奈子が目を大きく見開いて立っていた。わかっているのに、酒を飲むといつもやってしまう…。「覚えていないんだ、どうか許してくれ」と頭を下げる私の脳裏に浮かんだのは、幼い頃、兄妹のように育った従妹の幹枝との、思い出。最初は好奇心からキスをしただけだった。やがていけない遊びはエスカレートし…。
  • 飯野文彦劇場 深夜の授業
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    幼い頃から暴君だった父。ある日、酔った父が私の部屋に入ろうとしたのを止めようと、咄嗟に体当たりをした。父はあやまって階段から転落…。幸い、大事には至らなかったが、一方的に暴力をふるわれる関係は終わりを告げた。今までの鬱憤を晴らすかのように、私は母に、そして父にも暴力をふるうようになった。そして…。果たして主人公がたどり着くのは?
  • 飯野文彦劇場 一人多い生徒
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    紆余曲折を経て、40歳で小学校の教員となった私。生徒数は8人と少ないが、可愛い子供ばかり。しかし、私はある日、生徒が一人増えている事に気づいた。しかも、その少年は私の記憶の中の懐かしくも切ない思いを呼び起こし…。子供の頃の純真で深い友情。それでいて大人になったら相手の存在すら忘れてしまっている残酷さ。それらが呼び起こすキュンと胸が締めつけられるような想いを、奇才・飯野文彦が見事に操り、私たちを不思議な世界へ誘う…。感動と切なさ、そして恐怖をともなう秀作です。
  • 飯野文彦劇場 地獄のランチタイム
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    1巻330円 (税込)
    私立探偵…とは名ばかりの何でも屋のおれは、一か月前にアルのママから「あたしのかわいい坊やを連れもどしてちょうだい」という依頼を受けた。東京砂漠を愛車でぶっ飛ばしながら、アルを探すおれだったが…。荒んだ近未来の東京で繰り広げられる、バイオレンス劇! 飯野文彦節全開の、エロ、暴力ありの和製スプラッタパンク!
  • 短篇小説集・UFOガ殺シニクル、UFOガ殺シニクル
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    1巻330円 (税込)
    狂気とエロティックモダンホラー短篇小説集・五篇集録。 UFO写真を撮りたい兄弟。拷問蝋人形職人のこだわり。靴の穴が赤色の男。僕の頭に角がはえた。深夜のコインランドリーの顔。 一・【UFOガ殺シニクル、UFOガ殺シニクル】 二・【拷問蝋人形館】 三・【靴下が赤い理由】 四・【鬼】 五・【コインランドリー】
  • 飯野文彦劇場 留守電
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    留守電に吹き込まれていたメッセージは、見知らぬ若い女性からの間違い電話だった。そこに込められている切なる想いは、しかし相手には永遠に届かないのだ。それを知っているのは自分だけ。哀れさと焦燥に胸を焦がしながらも、どうすることもできない私は、日夜悶々としていたのだったが、ある日ついに二度目のメッセージが。そこに吹き込まれた相手の番号を前に、極限まで膨らんだ様々な想いが迸るとき、いったい何が起きるのか!?
  • 鈴音~灯の街に舞う少女~
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    1巻330円 (税込)
    大手ファッショメーカー社長の立花が偶然知り合った心若いストリッパー。 彼女の不思議な瞳に導かれて彼は彼女に近づいていく。 彼女のプライベートや過去に触れ「彼女が彼女でない?」という事実を知る。 同じく彼女の瞳に導かれた優しくも愉快な仲間達や彼女の体に惹かれたストーカー。 彼女の周りで動く金の匂いに群がる探偵や弁護士等々が入り交じり、やっと手に入れた彼女の平穏が一気に崩れていく。 立花は今一度、彼女に平穏な日常を取り戻してあげられるのか? それとも…… なんて話が展開していく中でストリップや探偵などの少々グレーな世界の裏事情も盛り込み、ヒューマンストーリーでありながら、ワクワク、ドキドキ、ニヤニヤなドラマとなった一篇。 【著者プロフィール】 棟方 恒介 脚本家・文筆家 国際アニメーションスクール・劇画漫画プロ養成科にてストーリー作りの基礎を学び、都内のタレント養成所にて知り合った有志と共に「劇団亀の子倶楽部」を結成。 脚本家兼役者として数々の作品を世に送り出す。 平成18年、当劇団の活動休止に伴い、新宿の探偵事務所に調査員として活動。 現在は、芸能プロダクション「ノットインクルード」からの依頼を受けて映画や舞台用の脚本などを執筆提供中である。

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  • 初旅
    完結
    -
    全1巻330円 (税込)
    稀代のストーリーテラー壺井栄が紡ぐ島の物語には、私たちがなくしてきた人の暮しが息づいている。 ミネの初旅は十六歳の秋。高松への積み荷は四斗入りの醤油が八樽だけあった。その頃、樽職人の職をなくした父重吉を手伝い、ミネは荷役をする荒い働きをさせられていた。父と娘は自家の小船に乗って、まるで夜逃げでもするような真夜中の時刻に家を出た。重吉は米やそうめんや着物など、高松にいる教師になった息子に届ける大きな信玄袋を肩にかけ、ミネは自分の着物の入った小さな風呂敷包みを抱えていた。まっくらな夜であった。高松へゆけばこれまで知らなかった何かが自分をまっている。ミネの期待はいやがおうにも膨らむ。 【著者】 壺井栄 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 裁縫箱
    完結
    -
    全1巻330円 (税込)
    稀代のストーリーテラー壺井栄が紡ぐ島の物語には、私たちがなくしてきた人の暮しが息づいている。 夫に死なれたか去られたか、他所から村へやってきた身寄りのない女が4年生の娘をひとりで育てている。村では日雇いや宿屋の女中などで日銭稼ぎ、ふたりきりの貧しいくらしながら娘ヨシノには母親といられる幸せは何にもかえがたい。すでに病魔に蝕まれている母親は娘をつれてちょっとした商店街にでかけ、自分の着物を売った金で娘がほしがっていた裁縫箱を買ってやり、めったに食べられない素うどんをふたりしてすするのだった。 【著者】 壺井栄 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 路傍の花
    -
    1巻330円 (税込)
    幼馴染の大学生男女が真夏に安達太良山の麓にオートバイ旅行し、暴走族に絡まれて二人は湖に落下して死亡した。警察は事故と事件の両面から捜査したが埒があかなかった。双方の両親は不仲になり、葬儀方法、賠償金、弔慰金、慰霊の花束、供花などを巡り対立した。そんな中で、息子の父はマニラ支店長に単身赴任、独り住まいの妻はドイツへ。娘の父は病死、母は三回忌で帰国した男の父と慰霊の旅で意外な結末となった。
  • イケメン坊主は除霊ホスト
    -
    1巻330円 (税込)
    その坊主はナンバーワンホスト。しかも女専門の「落とし屋」。なぜなら見えてはいけないものが見えてしまうから。今日も女に取り憑いた霊を慰めてやるのが仕事。気持ち良くさせて祓ってしまう。そのテクニックに霊もメロメロ。今回のお客は飛び切りかわいい清純なお嬢様。思わず一目ぼれするがやっかいなご先祖様が憑いていた。
  • 恋味コロッケ
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    大人の恋はコロッケの味?! ちょっと頼りないマンガ家志望のヒロくんと、しっかり者だけど母親に頭が上がらないフミちゃん。そんな芙美子の将来を心配した母親は強引にお見合いの話を進めるけれども、芙美子はヒロ君地図で、さてどうなるやら……食欲中枢を直撃する新感覚のコロッケラブストーリー!

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  • 涙が枯れるその時に
    -
    視覚で詩の雰囲気を楽しめます。詩に馴染みの無い方でも、気軽に手に取って頂きたいという思いを込めました。 新しい環境下で辛い時や気持ちが沈んでいる時、日々の小さなストレスの蓄積で涙も出ないほど疲れた時……そんな時こそ、手に取って頂き癒しを感じて頂けるような一冊にしたいと仕上げました。 いつも頑張っている方にこそ、届けたい。気持ちに寄り添いたい。そんな存在の詩集です。
  • 裏と表と オモテとウラと
    -
    人は心にふたつの顔を持っている。 心が不安定になると裏の顔になる人も、普段が裏の顔だという人もいるかもしれない。 表の顔も裏の顔も、建前も本音も、表と裏でひとつ。 どんなことも、捉えかた次第なのかもしれない。 そう思えば、すこしは気楽になるかもしれない。 そんな思いを込めた詩集「裏と表と オモテとウラと」。

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  • 夢蜘蛛
    -
    夢の中に現れた美しい女、彼女は僕のタナトスに巣食う一匹の女郎蜘蛛なのだ。それを知りながら、僕は彼女との愛におぼれてゆく……その愛情まで喰らい尽くされるのだと知りながら……

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  • 独白する遊女とその禿
    2.5
    時は、徳川が築いた太平の世。江戸一番の遊郭・吉原に、文字通り「君臨」している最高級の遊女がいた。ある日、彼女が自身の「禿」に選んだのは、琥珀色の瞳を持つ少女だった。そこで少女が巻き込まれて行く「禿」と「遊女」に纏わる無限ループ――。 「遊女」と「禿」が交代で語る、遊女と禿と客の人間模様とそこに絡み付く一筋の影――あなたは、作者の仕掛けたトリックに気が付くだろうか? 時代小説の仮面をかぶったミステリ、登場。

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  • ゆりにとっての99
    -
    決まらない進路と、友人が遠くなっていく不安を抱えたひとりの女子高生。今までは友人と同じでいることが彼女の安心だった。だが、次第に自分の道を見つけていく友人たちに、彼女は焦りを感じる。そんな彼女が、友人のマネをするように興味を持ったのは、アルバイトだった。  今まで、周囲に流され生きてきたひとりの女子高生が、転機を迎える。彼女は、自らの未来を切り開こうと変わっていく。  彼女を変えたものとは?  これは、彼女と彼女を応援する人々を描いた短編小説

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  • タマさん、拾いました。
    -
    三十一歳、結婚に少々焦りの出てきた香澄が目覚めるとベッドに見知らぬ美貌の男性が。酔うと拾い物をする癖のある香澄が拾ってきたのは本名も素性もわからない歳下の男。 タマと名乗って捨て猫や捨て犬達と一緒に香澄の家に住み着く勢い。 普通の人が知っている事を何も知らない「タマさん」はどうやらすごい人らしいけど…… 独身女性と歳下の男性と動物達の普通じゃないのにゆるやかな日常は?

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  • 僕の孤独は水色の冷たさに沈んで
    -
    1巻330円 (税込)
    アルバイトをしながら小説家を目指している僕は、満たされない想いを抱えながら毎日を生きていた。どれだけ一生懸命努力しているつもりでも、まるで手に届きそうにない目標。焦り。徒労感。孤独。そんなとき、ひとりの女が僕のもとへ親しげに近づいてくるのだったが……。『僕の孤独は水色の冷たさに沈んで』
  • ダイヤモンドの四季
    3.0
    ダイヤモンドでの出来事に写しとられた、様々な喜びと悲しみ――。古ぼけたファーストミットに死んだ兄の青春を辿る少年、ホームプレートに戦災で失くした家と家族への思いを重ねる老審判など、生涯の四季それぞれを迎えた人々の姿を描く表題作ほか、「一球譚」「夏の日の巡礼」の全3編を収録。一投一打に宿った記憶が、いつしかそれぞれの人生への優しいオマージュを語り始める。直木賞作家による珠玉の作品集。
  • 透明人間の蒸気[ゆげ]
    -
    1巻330円 (税込)
    華岡軍医たちは「二十世紀で消えてしまうものを集める」という天皇の勅命を受け、二十世紀を象徴するモノを収集していくうちに“二十世紀の肉体”を探し始める。彼らが目をつけたのは結婚詐欺師のアキラ。アキラを後世に伝える機械に入れると事故が起こり、アキラは透明人間になってしまう。透明になったアキラの姿が見えるのはヘレン・ケラだけだった。鳥取砂丘を舞台に、多種多様な時代・作品をモチーフとしたストーリーが展開する。
  • 幼年時代
    4.0
    10歳になったわたしは、父の領地で何不自由のない生活をしていたが、勉強のために、兄と一緒にモスクワで暮すことになった。最後の狩、母との別れ、都会での貴族的な生活、そして母の死――。みずみずしさ、屈託のなさ、愛への渇望、純粋な信仰心に満ちた、人生における最も美しい時代を描きながら、のちのトルストイ文学の特質をあますところなく備えもつ、自伝的処女中編である。
  • モッキングバードのいる町
    -
    1巻330円 (税込)
    アメリカ中部の田舎町で、退役軍人の夫と暮らす圭子は、年のせいか猛烈に望郷の念に駆られることが多くなる。彼女をはじめ、若い男との惨めな情事に溺れるスウや、教育熱心なあまり、子殺しの罪を犯したジューンといった日本人妻たちの夢と寂寥、愛と孤独を描き、日本人の心性を問う。芥川賞受賞作。ほかに『離島狂騒曲』『遊園地暮景』『風を捉える』3編を収録。
  • 片恋・ファウスト
    -
    純真で、火のような熱情と、男を凌ぐ激しい気性をもちながら、妾腹の子という意識ゆえに歪んだ道をたどらねばならなかった女アーシャの生涯を、陰影ある精緻な筆で描いた『片恋』。完備した形式と安定した人生観照の目で、激しい愛欲とすぐれた知性との矛盾相剋に傷つきたおれたヴェーラの悲劇を追求した『ファウスト』。いずれもツルゲーネフの中期の円熟を示す佳作中篇である。
  • 鼻眼鏡
    -
    1巻330円 (税込)
    汽車の中で見かけたハーフのような顔立ちの少年を気にかけながら、つまらない日々を学校で過ごす主人公。卒業してから五年も経ったある日、偶然向こうから「彼」が歩いてきて……さわやかな読後感を残す表題作ほか「RちゃんとSの話」「私とその家」「或る小路の話」「セピア色の村」「煌ける城」「WC」の6編を収録。
  • 贋作・桜の森の満開の下
    4.0
    1巻330円 (税込)
    ヒダの匠の弟子である耳男と山賊のマナコ、素性を語らないオオアマの3人は、ヒダの王家の夜長姫と早寝姫のために仏像を彫ることを命じられた。しかし、3人の仕事は一向に進みそうになく―。坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに、人間と鬼が混在するという設定のユニークさや言葉遊びをふんだんに織り交ぜて描かれた作品。
  • 道徳を否む者
    -
    1巻330円 (税込)
    吉田健一氏が「きだ・みのる氏の一連の作品に見られる風刺や、教養の深さや、視野の広さがどこから来るかはこの『道徳を否む者』を読めば解るだろう。これは一人の現代の知識人が辿った遍歴の跡を語る、類例がない位美しい魂の告白である」と評した本作品は、著者の自伝的作品として、昭和三十年に発表され、大きな話題を呼んだ。
  • 好色の魂
    -
    昭和初期、エロ・グロ・ナンセンス華やかなりし時、たび重なる発禁にも屈せず、女泣かせの極意書や春本をあっぱれ秘密刊行して、名声天下にかくれもない「好色出版の帝王」貝原北辰。その奔放無頼の生涯を、空前の言論の自由を謳歌する今日、相も変らぬ官憲の発禁処分に対して闘う現代の北辰、野坂昭如が、己れの自画像をも映し入れながら共感と敬意をこめて描き上げた異色長編。
  • 燕のいる風景
    -
    1巻330円 (税込)
    光が逝き、影は動く。愛が滅ぶとき死者は扉を叩く……。戦中・戦後、私たちは絶え間なく死に、絶え間なく生きた。そして現在――この平穏で欺瞞的な日々がある。だが、そこには、生きられなかった過去が、層をなして張りついている。男女の別れの場に、都会の賑わいに、失われた時と空間を招き寄せ、現実と非現実を二重写しにしながら、未生の現在を照らし出す、柴田翔の新境地。
  • ノンちゃんの冒険
    5.0
    1巻330円 (税込)
    上京して女子短大英文科に籍を置くこと一年余、はたちにもならないノンちゃんに、子供ができた。父親たる哲学君は、“世界が暮れ落ちる今、ぼくらは旅立つのだ”と呟やいて家を出たまま、行方が知れない。生むべきか、生まざるべきか……? 終末観ただようこのアスファルト・ジャングルで、生き難い世を生き続けるすべての人々に、スリリングで心暖まる、都会のメルヘンを贈る。
  • 立ち盡す明日
    4.0
    1巻330円 (税込)
    一流銀行の調査部員・佐室孝策の家に、妻・聡子の従妹・由希子が同居することになり、ふとした出来事から、由希子は孝策に愛を感じ始める。それは、稚い愛ではあったが、十分に、家庭崩壊の危機をはらむものであった――。知識人の胸の奥に巣くう虚無と孤独の心と、それらゆえの愛の挫折とを、明晰かつ抒情的な文体で描きあげた、『されどわれらが日々――』に続く長編第二作。
  • 恋愛名歌集
    -
    歌こそは、日本語が構成し得る最上の韻文である。日本語の特質である柔軟かつ自由な不定則韻を踏み、微妙な音楽を構成する。真の韻律的な詩的陶酔を欲するならば、伝統の和歌を読む外はない。――近代の虚無をくぐった郷愁の詩人・朔太郎が、万葉集、古今集、六代歌集、新古今集から、主として恋愛歌をとりあげ、その浪漫的抒情のなかに日本詩の美しさを発見し、新しく解説した名著。
  • 飯野文彦劇場 残存性欲の女
    -
    「やさしいんですね。これから行っても良いですか?」「明日の晩も、来てもいい?」。毎晩、彼女はやってくる。汗にまみれ快楽に溺れ、わたしはもはや彼女なしではいられない。いかに浅ましかろうと、昼も夜も常に彼女のことを求め、胸は高鳴り肉体は火照る。しがない作家に初めて訪れた我が世の春。恋の、いや情欲の炎に激しく生命を燃やして、男はこの世ならぬ悦楽に浸りきる。夜ごとの美女の訪問は無上の愛か、異界の罠か。
  • 飯野文彦劇場 悲しき父
    -
    1巻330円 (税込)
    「ここは潰して駐車場にすることになったから、一カ月以内に出ていってくれ。すべては身から出た錆だろうが。てめえが飲んで暴れて、どれだけ苦情が来てることか」「お父さん、気にしないで。どうか、こらえてください」「おまえまで、誰の味方―」。いけない、いけない、この子を巻き込んではいけないのだ。酒が腐らす小宇宙を、陰鬱な苦悩の呻きが澱ませる。行き場のない孤独な作家の魂は、愛するがゆえに責め苛まずにはいられない子供をひたすら彷徨する。
  • 飯野文彦劇場 六本木にて
    -
    六本木の裏通りにひっそりとそびえ立つ洋館。奇怪な因縁の伝わるその幽霊屋敷に、暑気払い気分で出かけた作家一行。酒で恐怖を紛らせていた私は、二階の窓に不気味な少女の姿を見た。それが恐怖の始まりだった。瞼を閉じれば、その闇の中に浮かび上がる白い少女の姿。電話の向こうで、嗚咽を押し殺して囁く声…。酒が見せる幻覚か、それとも!? 恐怖に怯える私は、憧れの美人作家と手に手を取って、怪異と対峙すべく敢然と再び廃墟に立った!
  • 短篇小説集・死人の接吻
    -
    1巻330円 (税込)
    死人に接吻したら…。勝手に動く左手。トマトのお姫様との暮らし。鞄を運ぶだけのバイト。泥人間が襲いに来る…。 ダークファンタジーなエロティックモダンホラー短篇小説集・五篇集録。 一・【死人の接吻】 二・【左の手】 三・【トマトの味】 四・【鞄】 五・【泥人間】
  • 飯野文彦劇場 栄子狂乱
    -
    内気で影の薄い、小柄で童顔の女はしかし、凄艶な色気で男の嗜虐心を刺激しながら、いつのまにか主導権を握って思うがままに自らを責めさせる、天性のマゾヒストだった。SM雑誌の編集者すら我を忘れるほどの、巧みで激しく妖艶な痴態。だが、とある田舎の廃屋で撮影をしたときから、何かが変わった。ふたりをさらなる深淵へと引きずり込んでいくのはいったい――?
  • モルグ街で起こらなかったこと または起源の不在
    -
    1巻330円 (税込)
    第4回創元推理評論賞を受賞。探偵小説研究会会員でもある著者が、史上初の推理小説と言われる『モルグ街の殺人』の著者でもあるアメリカを代表する文豪、エドガー・アラン・ポオの作品に迫る評論!(必要上『モルグ街の殺人』『盗まれた手紙』の犯人やトリックに言及しておりますので、読まれる方はご留意ください)
  • 全部、教えて? この恋まだ卒業できずにいます
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    教師に憧れる女子高生。それは淡い初恋だった。卒業して10年。27歳の文具メーカーのOL涼花はいまだに彼氏無しのバージンのまま。今年こそ社内コンテストの社長賞を狙っている。しかし男性社員からはアイデアを欲しいと甘い言葉で口説かれる。そんな時、高岡先生との再会。先生は昔とちっとも変わってない。むしろ大人の魅力でますます好きになってしまう。勇気を出そうとすると美人教師に邪魔され、どうしても好きだとは言い出せない二人。コンテストは男性社員が優勢、恋も美人教師にライバル宣言されてしまう。何もかもうまくいかない涼花は心機一転、海外勤務を希望する。もう二人は会えないのか。ラストは感動の告白で涙が止まらない。渾身の恋愛小説。
  • 生罪 ~名も呼ばれぬ妹へ~
    -
    1巻330円 (税込)
    でき結婚が決まった幸。恋人・直輝の実家に結婚の挨拶に行き、初めて直輝が一卵性の双子の兄であることを知った。そのとき急に昔からあるお腹のシコリが痛みだし…。 幸は初めて自分には産まれてくることができなかった双子の妹がおり、彼女が自分の体内に吸収されていることを知る。 結婚準備を進めていくうちに、どんどん幸の周りに奇妙な出来事が巻き起こり…。これは自分の分まで幸せになろうとしている姉を許せない、産まれてくることができなかった妹の復讐なのか…?
  • ダンス探偵・サヤ香の事件簿 「ルンバの嘆き」
    -
    1巻330円 (税込)
    サヤ香は関西の財閥系のお嬢様。今は東京に住み、ワインバーのオーナーでもある。週に3回、大学の心理学教授の榊原が趣味で開く、探偵事務所で働いている。 探偵事務所には、様々な悩みを持った人たちが訪れる。 サヤ香には特殊能力があり、夢か幻か、自分の前に犯人や被害者たちが現れ、彼らと手をとってダンスしながら、事件を解いていく――
  • カニになった乙女 ─サリン事件哀話─
    -
    1巻330円 (税込)
    地下鉄サリン事件で意識喪失しベッドに眠り続ける佐々木香仁子は、夢幻に生家の池に棲む弁慶ガニになった。 ある日、喪服姿の養祖母や縁者が屋敷の池をのぞき込んで、養祖父が死去したと知り、元は人間だったと気付くが、記憶は曖昧なまま思索力は戻った。 屋敷は更地にされ、カニは燃やすゴミで棄てられるが、運よく近隣のママと幼女に救われ水槽に飼われる。 様々な人間模様を観察し世間を斬る。 幼女の不慮の死で、川に放たれたが天敵カモメに食われ、ベッドの香仁子も息を引き取った。
  • ファインダーの視線 あなたを感じて
    -
    1巻330円 (税込)
    「私がモデルに?しかも水着!」笠原凛子は広告代理店入社2年目のドジなOL。いつかはライターとしてひとり立ちしたいのに。モデルが足りない責任とらされてピンチヒッター?カメラマンは大学時代の憧れの先輩……「俺が誰よりもきれいに撮ってやる」恋人になれたからうれしいのだけど。本当に自分がやりたいこととはかけ離れてしまいそう。仕事と恋愛は両立するのか。恋愛を犠牲にすれば夢はかなうのか。働く女性たちにおくる愛と青春の物語。
  • 呪い受けます
    -
    1巻330円 (税込)
    塔子をかばって車にはねられたのは、少し風変わりな《解呪師》四ノ宮沙門だった。 呪いを肩代わりする能力を持つ沙門は、塔子にかけられた呪いを我が身に引き受け、呪いの根源を断つため調査に乗り出すが……。 運動神経が鈍くて血が苦手な沙門は、呪いのせいで死にかけたり、なんでもないことで貧血を起こしたりと、見るからに頼りない。依頼人だったはずの塔子が、いつのまにかお守り役に? はたして2人は、無事に呪いを解くことができるのか……!?
  • 夕陽の河岸
    4.5
    夜道で出くわしたシェパード、突撃演習中に非業の死をとげた友、火葬を怖れて故郷・土佐に土葬されている伯父。歳月のかなたから《影法》のようにふとたち現れる、あの懐しき者たちの姿……。「伯父の墓地」(第18回川端康成文学賞受賞)ほか、死と生のあわいにたたずみ、人生の《黄昏》の景観を、濃淡あざやかな筆致で捉えて、透徹の境地を伝える珠玉の全10篇。「虫の声」「朝の散歩」「犬」「春のホタル」「夕陽の河岸」「土佐案内記」「瓦解」「「あめふり」の歌」「地鳴り」収録。
  • 花祭
    -
    中学生の「僕」は、成績不良のため、先生が住職をしているお寺に「入院」させられる。環境の変化に期待と緊張をつのらせる「僕」を、待っていたのは相変らず退屈な日常だった。倦怠の中で無気力な日々を送る「僕」。だが、その体に不思議な変化が訪れようとしていた――。性にめざめてゆく思春期の少年の、不安やとまどい、焦りや憧れを、独特のユーモアで描破した書下ろし長編。
  • 過越しの祭
    -
    ユダヤ系アメリカ人の作家と結婚した道子、2人の息子=15歳のジョンと13歳の脳障害のケン。南カリフォルニヤの真青な冬の空と海、3週間前に施設に入れたケンが帰宅した週末、行儀の良いケンとは対照的な夫婦喧嘩――「遠来の客」。13年ぶりのニューヨーク滞在。夫の一族再会と血族の聖なる儀式への彼女の憂鬱――「過越しの祭」。自由を求めて渡米した道子の予期せぬ戦いを描く。
  • 朱を奪うもの
    -
    朱の色を侵蝕する紫にも似た、女の成熟の秘密……。性のめざめから、冒険的恋愛の嵐たる青春をへて、見合い結婚の初夜にいたるひと筋の道程で、女の中に着実に形成されてゆく、妖しい美しさや恐ろしさを、あたかも肌に感じさせるかのように、明確な筆にとらえてゆく。冷然と凝視し、大胆で香り高い自伝的長編小説であり、発表されるや、ひときわ当時の文壇の注目を集めた作品。
  • 水中花
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    梨絵は、今はなき画家竜崎と愛人である母とのあいだにうまれた、25歳の美貌の女性。速記者として母と妹の生活を支えている。ある日、妹が発作的に父の絵を切り裂いてしまった。その弁償のため梨絵は銀座のクラブでレディ・ドールとして働き始める……。二つの顔を持つ美しきヒロイン森下梨絵を取り巻く男達の野望と倦怠が渦巻く。大都会の夜を鮮かに描くネオ・シティ・ロマン。
  • 行為と死
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    愛する女性ファリダのために、スエズ義勇軍に参加し、爆薬を抱えて夜の海を泳ぎきり、かけがえのない生命の燃焼の時間を持ち得た男、皆川。ところが東京に帰った皆川は、次から次とさまざまな女の肉体に惑溺し、バルトリン腺粘液の白い海に溺れて過ぎてゆく日々……。交錯するスエズと東京、純粋な愛とすさまじい性の営み、現代人にとっての“人間復権”を激しく追究した野心作。
  • ヤクザがパフェを食って死ぬ!
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    1巻330円 (税込)
    暴力団組長・浜崎悟は無類のスイーツ狂い。憧れの有名カフェに招待されることになった悟は、最大の人気メニュー「桃のパフェ」を最高に美味しく味わうために、一ヶ月の『甘味断ち』を決行する。そんな浜崎悟に、下克上とカフェへの入店を狙う邪悪なスイーツ狂い・部下である川越孝一郎の魔の手が忍び寄る。甘味断ちで命を削り、川越孝一郎の攻撃で窮地に立たされる浜崎悟。様々な困難を持ち前の硬い信念で乗り越えた末、浜崎悟はパフェを食って死ぬ!
  • 短篇小説集・皆殺しの刑
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    1巻330円 (税込)
    人間のダークな陰の部分や、異様で異常な非現実を、エロティックシーンと恐怖と不気味さを織り交ぜながら、親子・恋愛・友情などの感情をからめたエロティックモダンホラー短篇小説集 五篇集録。 一・【皆殺しの刑】 二・【隠れ家の宝物】 三・【最悪の恋人】 四・【沈む赤いスカート】 五・【監禁中毒】
  • 男の貌 夢枕獏短編アンソロジー
    値引きあり
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    1巻330円 (税込)
    プロレス、鮎釣り、そして棋士。それらの王道を歩めなかった男たちはどのような顔をして道を歩くのか。 さまざまな感情を押し隠した男たちの横顔を描く短編小説アンソロジー。 【目次】 真剣勝負・シュート(『仕事師たちの哀歌』より) 暗烏(『鮎師』より) 拳屋・ナックルビジネス(『仕事師たちの哀歌』より) 銀狼(『風果つる街』より) 夕映(『鮎師』より) 私怨(『餓狼伝I』第二章より) 浮熊(『風果つる街』より) 解説 大倉貴之 初出データ 【著者プロフィール】 1951年、神奈川県小田原市生まれ。77年に作家デビュー後、“キマイラ・吼”“魔獣狩り”“闇狩り師”“陰陽師”シリーズ等人気作品を発表し、今日に至る。 89年『上弦の月を喰べる獅子』で、第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。日本SF作家クラブ会員
  • エメラルドと砂漠の王女
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    1巻330円 (税込)
    「待って、どうすれば身体が濡れるの?」エメラルドグリーンの瞳を持つエミール。貧しい育ちだったが、美しい母親が国王の後妻に。しかしエミールは隣国に人質として差し出されることに。陰謀うずまく隣国で監禁され暗殺されそうになるが神官を務めるジェルに救出される。なかなか一線を越えられない二人。果たして真相は?エミールの出生の秘密とは?
  • 眠れる巫女と伝染の蝕鬼
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    発掘隊のメンバー前司は古い地層から何か発見する。それが恐怖の連鎖の始まりだった。200年の時を経て現代に蘇る眠れる巫女。生きたまま生け贄として石棺に閉じ込められた菜摘だった。自分を陥れた子孫たちに復讐する。蝕鬼の目的は何か。果たして生き残れるのか。
  • 君に言いたいこと
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    1巻330円 (税込)
    幸か不幸か──運命の日はやってきた。 能天気な母さんとおばさんは、『子守』を命じてきた。 おいおい、ドッキリでもいいから、嘘だと言ってくれ。 俺の思いとは裏腹に、母さんにふざけている様子はない。 いとことはいえ、この年の男が年ごろの女子と二人きりになるのはおかしいだろう。 「とっくに中学生になった彼女に対して『子守』は不要だろう」 正直、彼女と二人きりで自宅にいるのを想像して、欲望を止める自信がない。

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