小説・文芸 - 小野寺史宜 - ポプラ社作品一覧

  • 太郎とさくら
    NEW
    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    東京の食品会社に入社して4年目の丸山太郎は、異父きょうだいの姉・さくらの結婚式に出るため、久しぶりに帰郷することになった。平凡ながら温かい結婚式に波風が立ったのは、さくらの実父・庄造が酔った顔で現れたから――。仲は良くても遠慮と寂しさがあった異父きょうだいが、トンチンカンな「もうひとりの父」に振り回されながら絆を深めあっていく、温かな家族の物語。
  • みつばの郵便屋さん
    3.9
    1~8巻660~792円 (税込)
    郵便配達員・平本秋宏には年子の兄弟がいて、いまやちょっとした人気タレント。一方、秋宏は顔は兄とそっくりだが、性格はいたって地味、なるべく目立たないようにしているのだが……。「あれ、誰かに似ていない?」季節をかけぬける郵便屋さんと街の人たちが織りなす、小さな奇蹟の物語。
  • 太郎とさくら
    5.0
    太郎は異父きょうだいの姉・さくらの結婚式に出るため、久しぶりに故郷に帰った。平凡ながら温かい結婚式、無事に終わるかと思ったところに「珍客」があらわれ、ちょっとした騒動に。小さな漁港の街・静岡由比と、東京のアパートを行き来しながら繰り広げられるこの物語は、離れて暮らす家族の物語だ。かつていちばん身近にいた人は、あの時なにを思っていたのか……。それぞれの新たな旅立ちを描く、胸熱くなる青春小説。
  • 天使と悪魔のシネマ
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    結婚を控えた地下鉄の運転士、酔って駅のホームに立つDV男、仕事を辞め恋人も失った無職の若者……狙いをつけた人間の行動に絶妙なタイミングで介入し、運命の調整をはかる天使と悪魔。関りがないように見えていた登場人物たちを背後で接近させ、より合わせ、人間たちが気づいていないもうひとつのドラマを浮かび上がらせていく――。怖いのにちょっと笑ってしまう運命の舞台裏、天使と悪魔がつむぐ「ふつうの人たち」の物語。
  • ナオタの星
    4.1
    会社を辞めてシナリオ作家を目指す小倉直丈は、新人賞に応募し続けるが落選ばかり。そんな折、プロ野球選手として活躍する小学校時代の級友から、奇妙な仕事を頼まれる。蟹座のB型、おなじ星のもとに生まれながら圧倒的な差がついてしまった同級生の「頼みごと」、それはある身近な人物の「尾行」だった――。20年ぶりに再会した級友が、それぞれの場所でもがきながら新たな希望を見出していく、胸がいっぱいになる青春小説!
  • みつばの泉ちゃん
    3.6
    自分がいやな人間だってことはもうわかってんの。わかってんのに直せないんだからダメな人間だってことも――。そう思っている片岡泉は、本人の自覚に反して出会う人に鮮やかな印象を残していく。小学生時代を知る近所の大学生も、中学の友だちも、アルバイト先の店長も、喧嘩別れした元カレも――誰もが後から、あの正直さに背中を押されていたことに気づくのだ。欠点だらけの「泉ちゃん」が巻き起こす、素晴らしき出会いの物語。
  • ライフ
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    アルバイトを掛け持ちしながら独り暮らしを続けてきた井川幹太27歳。気楽なアパート暮らしのはずが、引っ越してきた「戸田さん」と望まぬ付き合いがはじまる。夫婦喧嘩から育児まで、あけっぴろげな隣人から頼りにされていく幹太。やがて幹太は自分のなかで押し殺してきたひとつの「願い」に気づいていく――。誰にも頼らず、ひとりで生きられればいいと思っていた青年が、新たな一歩を踏み出すまでを描いた胸熱くなる青春小説。

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