大下英治作品一覧
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-時代劇の東映が危ない!高倉、鶴田の任俠路線に猛進! 戦後、一時期、日本映画の屋台骨だった任俠映画。おびただしい数の作品が封切られた。この中でも東映の任俠ものは他を席巻した。当時の東映にとって直面する時代劇の衰退は死活問題であった。 そこで、尾崎士郎原作の『人生劇場』の映画化『飛車角』から任俠路線が始まった。京都東映撮影所長岡田茂、プロデューサー俊藤浩滋、ヒット作がない高倉健、鶴田浩二。背水の陣で任俠映画が仕掛けられた。
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3.0“東の藤木、西の田岡”と並び称された男!命を張った三代の生き様! 山口組・田岡一雄の教え、義理と人情、沖仲士と賭場の港からカジノ追放へ。ヨコハマに一生を捧げた藤木三代の激動史! 横浜市へのカジノ誘致問題で総理大臣・菅義偉と真っ向対立した藤木幸夫(ハーバーリゾート協会会長)。勝負は横浜市長選へと持ち込まれ、2021年、藤木陣営が勝利し、カジノ誘致を阻止した。藤木三代は父・藤木幸太郎の代から、横浜港の港湾業者を束ねる実力者である。藤木幸太郎は焦土の横浜を命を張って救い、ヤクザの親分衆との強い絆で港湾荷役業を発展させた。山口組・田岡一雄もその一人であり、また稲川会の井上喜人を堅気にさせてもいる。 父の背中と田岡の薫陶を受けた息子の藤木幸夫は、義理・人情・恩返しの精神で、港湾カレッジ設立など港湾の近代化に努めてきた。芸能界にも顔が利き、勝新太郎、美空ひばり、杉良太郎など幅広く交流。横浜スタジアムやベイスターズ、FMヨコハマ開局などを仕切り、横浜の発展をリードしてきたドンである。幾多の難局を乗り越え港ヨコハマをつくりあげた男たちの疾風怒濤の軌跡!
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-『安倍晋三 回顧録』(中央公論新社)がふれなかった 愛と真実の物語! 増上寺で行われた安倍晋三総理告別式で、昭恵夫人が挨拶でこう言った。 「十歳には十歳の春夏秋冬があり、二十歳には二十歳の春夏秋冬、五十歳には五十歳の春夏秋冬があります。(略)政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが、本人なりの春夏秋冬を過ごして、最後、冬を迎えた。種をいっぱい撒いているので、それが芽吹くことでしょう」 父・安倍晋太郎氏の秘書官時代から40年。 安倍晋三・昭恵夫妻をいちばん数多く取材してきた作家・大下英治が初めて明かす 人間安倍晋三と人間安倍昭恵
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3.055年体制後、実に13人の総理を輩出した「宰相への最短ポスト」である与党「幹事長」。権力闘争が最も苛烈だった「角福戦争」時代の当事者である田中角栄、福田赳夫、三木武夫、大平正芳、中曽根康弘のいわゆる「三角大福中」は、全員が幹事長経験者である。また岸信介、安倍晋太郎、安倍晋三の「安倍家三代」も幹事長経験者である。どこに幹事長権力の秘密が宿るのか? 「幹事長は、黒子の親玉みたいなものだな」と三度、与党幹事長を歴任した小沢一郎は吐露する。与党の国政選挙を取り仕切り、党資金、政局の行方を左右する幹事長権力の実体を、若き日の田中角栄幹事長から現職の二階俊博自民党幹事長まで肉迫し続ける著者・大下英治が描く、永田町「権力の攻防」ノンフィクション! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
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-安倍晋三ファミリーヒストリー。 祖父、父から受け継いだ政界サラブレッド血脈はどのように開花したのか。 欠かせぬ母洋子、妻昭恵の存在。 毀誉褒貶を取り去った真の姿がここにある! 凶弾に斃れ、思わぬ形でその生涯を閉じた安倍晋三。昭恵夫人を始め、悲嘆に暮れる遺族の姿は涙を誘った。 本書は晋三が安倍家悲願の総理を目指す、政治家としてまだ初々しさの残る頃に徹底取材。 祖父岸信介から連なるファミリー・ヒストリーを遡り、受け継がれた政界サラブレッド血脈がいかに育まれ開花したのかを総理経験者ら多くの人々への取材をもとに実像に迫った。 残した業績が大きければ大きいほど毀誉褒貶も激しいのは政界の常。政界の権力者として暗いマントを纏う以前の人間安倍晋三の真の姿がここにある! (本文抜粋) 昭恵はテロップを見て、飛び上がった。 「ええッ!晋ちゃんが、幹事長!」 安倍は、昭恵のことを「昭恵」と呼ぶ。昭恵は、安倍のことを「晋ちゃん」と呼ぶ。安倍は年上であったが、昭恵は安倍の性格から、友達夫婦のような、自分に身近な感じを抱いていた。 昭恵は、すぐに夫の携帯へ電話を入れた。 「いま、テレビを見ていたんですけど、幹事長って、本当なんですか?」 「本当だよ。そういうことになったから」 安倍は、その日夜十一時ごろ自宅に帰ってきて、まず三階の母親の部屋にある父晋太郎の仏前に座って手を合わせた。 目次 新装版にあたっての前書き~安部晋三を想う 私が考える「この国のかたち」(インタビュー) 第一章 仰天の幹事長人事 第二章 安倍晋三に受け継がれた岸信介のDNA 第三章 サラブレッドとしての芽生え 第四章 名門政治家血脈に求められるもの 第五章 父の夢を追い求め、受け継いでいく 第六章 はじめの一歩 第七章 次代のリーダーたる資質 第八章 湧き上がる総理待望論 私の自民党改造計画(インタビュー) ※本書は徳間文庫『安倍家三代 安倍晋三』を改題・改訂した新装版です。
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-勃興、急成長、退場。西武二代の盛衰記! 大下英治氏が、西武グループの元トップ・堤義明氏に長時間インタビュー。創業者・堤康次郎の子として西武グループを引継ぎ、一時は世界長者番付で一位となった堤氏が、どのように巨大組織を動かしてきたのかを明らかにする。初出は1995年のスポーツニッポン。 さらに、本書刊行にあたり再度、堤氏本人に直接インタビュー。文字通り胸中の最後の告白となっている。
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-石原慎太郎氏絶賛!甦る闇のレジェンド! 少年院、予科練、特攻隊志願、敗戦、法政大学除籍、愚連隊、安藤組社長、横井英樹銃撃、逮捕収監、安藤組解散、映画スター、ベストセラー作家、2015年12月88歳大往生。生涯、カネと女と拳銃に不自由しなかった悪と男気のカリスマの生涯を書き尽くした一冊! スーツにネクタイ革靴と拳銃で闇社会と表社会を自由に行き来し、ヤクザを抑えて渋谷新宿を制圧。最初にして最後の昭和平成の義と悪のレジェンド!
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4.1不正融資は返済せず!前例なき奇跡の決着! 2018年に世間を騒がせた「スルガ銀行不正融資事件」は、被害者約250名が抱える不動産担保ローン合計残高約440億円をスルガ銀行(沼津市)が「帳消し」にするという、金融史上前例のない解決となった。 事件の裏にあったのは、スルガ銀行と不動産業者や仲介業者が共謀して土地代や建築費を水増しした上、不正融資でシェアハウス「かぼちゃの馬車」を購入させるという構図。そして業者が経営難に陥った結果、オーナーはひとりにつき1億円以上の債務を負わされたのだ。 自己破産する者、自殺する者もいるなか、生きる道を探そうとひとりの被害者が立ち上がった。「おれたちはすでに経済的に死んでいる。これ以上何を恐れることがある?」彼は仲間を集めて被害者同盟をつくり、凄腕弁護士・河合弘之氏に依頼、スルガ銀行を相手に闘う決意をする。 河合弁護士の発案・指示のもと、同盟のメンバーによる本店・支店前でのデモや株主総会での直談判などが行われ、次第に揺らいでくるスルガ銀行の牙城。勝てる見込みがないと言われた地銀の雄・スルガ銀行を相手に、代物弁済という借金帳消しを勝ち取った男たちのノンフィクション!
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3.0政権交代を実現し、自民党を崩壊させた凄腕戦略! 史上空前の圧勝で民主党を勝利に導き、自民党を完膚なきまでに叩きのめした小沢一郎。小泉改革の歪みと後継総理たちの相次ぐ失態によって、支持率急落した宿敵にどのようにとどめを刺したのか?彼によって当選した者、彼のおかげで落選した者、双方からの生々しい証言から探る、民意をつかみ流れを引き寄せる小沢流選挙術。これは、本当に凄い。
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3.0政界大胆密着真相レポート。どうなる?小泉純一郎! 圧倒的な国民の支持を得て船出した小泉内閣。派手なパフォーマンスや真紀子人気も手伝い、閉塞日本を一新させるかと期待も高まったのだが…。外務省・宗男問題で揺さぶられ、郵政・道路公団など一連の民営化問題では、お膝元の自民党内の抵抗勢力によって大揺れに。下がる支持率、高まる批判。内閣改造は巻き返しのきっかけとなるのか?党首選を終えたばかりの民主党の動きは?政界大胆密着真相レポート。
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4.0ニッポンを変えるのは、我々だ! 若手のエース安倍晋三と組んだ小泉純一郎。かたや、豪腕小沢一郎を味方につけた菅直人。自民か民主か、マニフェストを掲げて激突した総選挙。その舞台裏、水面下の動きをつぶさに取材した怒涛の永田町深層リポート。さあ、日本はどうなる。
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-角福戦争がわかれば、自民党がわかる。自民党総裁選の真実! 自民党総裁選の歴史は、角・福戦争の歴史だ!ポスト小泉レースもこの視点から眺めてみると、また違った様相を呈してくる。田中角栄と福田赳夫の権力闘争の影がいかに自民党を動かしているのか、そのパワーバランスを総裁選を軸に検証する。
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-祖父に次いで念願の総理に! 鳩山さんってどんな人? 一番詳しい「由紀夫本」 歴史に残る政権選択選挙に圧勝し、念願の総理の座に就いた民主党・鳩山由紀夫。元内閣総理大臣の祖父、元外務大臣の父、元法務大臣他歴任の弟…鳩山家は日本のケネディ家になぞらえられる。この華麗なる一族のなかで、由紀夫はどのように人間形成されてきたのか?また、政治家になってからの歩みは?この一冊で、鳩山由紀夫まるわかり。
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5.0民主党内の暗闘は要注目だが、はっきり言って、この国の将来を真剣に憂う! 「こんなはずじゃなかった」「いや、思ったとおりだ」―熱い期待をもって政権交代を支持した多くの国民は、民主党に対してイエローカードを突きつけている。外交内政ことごとく寒々しい民主党政権のていたらくは、いったいなにが原因なのか?明るい展望は開けないのか?参院選惨敗、菅・小沢代表選、尖閣問題、多発失言…迷走民主党の現状と今後を探る。彼らはなにを考えているのか。
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3.0自民圧勝、民主大惨敗の分岐点は、ここだ! 小泉総理大勝利の真相! 「自民惨敗必至」「狂気の沙汰」と喧伝された“郵政解散”総選挙。が、ふたを開けてみれば、記録的な自民圧勝。劇場型ワンフレーズ選挙にもちこんだ小泉純一郎の大勝利であった。この圧勝劇の陰に渦巻いた様々な動きの深層を、克明にリポート。
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3.0大連立構想の真相! 衆参ねじれ国会をめぐる福田・小沢の攻防戦 参院選大敗北、安倍首相自爆辞任、福田総理誕生…、結党以来の大混乱期を迎えている自民党。一方、小沢代表のもと「政権奪取!」と意気込んでいた民主党。そんなときに降って湧いた大連立構想。いったいこの時期になぜ?政界緊急レポート。
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-民主党?自民党?もうどっちでもいいから・・・ニッポンの政治よ、底力を見せてくれ! 相も変わらず「小沢一郎」で右往左往する民主党。東日本大震災&福島原発事故以降、菅政権のダッチロールで支持率急降下。野田“どじょう”首相の登場で巻き返しを図るが、復興財源、増税問題、TPP…と問題山積。一方、すっかり野党が板についてきた感のある自民党。政権奪還を目論見たいが、対決姿勢ばかりを前面に出せる世情でもなく、ついつい矛先も鈍りがち…。日本の政治は、どう動く!?―。
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3.0大好評! 政界深層レポート。日本の、あしたはどっちだ⁈ 体制を磐石なものにしたい安倍晋三自民党。政権交代の足がかりとしたい小沢一郎民主党。いずれも参院選の必勝を目指して活発な動きを見せている。新聞・テレビなどのニュースでは伝わらない水面下の暗闘を、自民・民主のキーマンに直撃取材。
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-この閉塞した日本を、彼らはどう変える!?迫真の永田町リポート。 人気急落、任期引き延ばしの麻生自民党政権。日本国民の不安と希望をのせた解散総選挙はいつ行われるのか?そして、その後の地殻大変動はあるのか? そのキーマンたちを徹底取材。麻生太郎、小沢一郎、太田昭宏、小池百合子、中川秀直、二階俊博、平沼赳夫、与謝野馨の8人に、さらにプラス・ワン。
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3.0【電子版緊急復刻!】 ポスト小泉首相として、総理の座に最も近い男と評される安倍晋三。 祖父・岸信介、父・安倍晋太郎から受け継がれた政界サラブレッド血脈はいかに育まれ開花したのか? 中曽根・森両総理経験者ら多くの人々への取材をもとに、その実像に迫る。 私が考える「この国のかたち」(インタビュー) 第一章 仰天の幹事長人事 第二章 安倍晋三に受け継がれた岸信介のDNA 第三章 サラブレッドとしての芽生え 第四章 名門政治家血脈に求められるもの 第五章 父の夢を追い求め、受け継いでいく 第六章 はじめの一歩 第七章 次代のリーダーたる資質 第八章 湧き上がる総理待望論 私の自民党改造計画(インタビュー)
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-「きさまッ!次の選挙で落としてやるッ!」 いまもなお、理想の政治家、実行力の政治家として名が挙がる田中角栄。首相経験者にしてロッキード事件の刑事被告人でもある田中は、自民党内最大派閥・田中派を率いて、大平政権、鈴木政権、中曾根政権をつくり、「キングメーカー」として君臨していた。しかし、10年以上にわたり「最大派閥ながら総理を出せない」矛盾に、田中派内の鬱屈は高まっていた。 竹下登・金丸信コンビは小沢一郎、羽田孜、梶山静六などを率いてひそかにクーデターを画策。盤石の田中軍団に走る亀裂。「食うか、食われるか」の激闘の末、ついに創政会(のちの経世会)を旗揚げする。しかし、田中派を二分し、血で血を洗う全面抗争が待ち受けていた……。かつて政治は真のドラマだった! 権謀術数の政界で生き残りを懸け、暴力団稲川会もかかわる激闘を繰り広げた角栄と男たちの、超ド級の権力闘争!
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-児玉、小佐野、角栄!闇社会&表社会の巴戦! 児玉誉士夫(1911年、福島生まれ)、小佐野賢治(1917年、山梨生まれ)、田中角栄(1918年、新潟生まれ)。この三者に共通するのは、出自が貧困で学歴がないこと。児玉の父親は「賊軍」二本松藩の御典医。明治維新後、政治家になり無一文に。小佐野の父親は山梨・勝沼の小作人、「戸のない家」と呼ばれた。田中の父親は新潟・西山町の馬喰。因みに児玉は全ての知識は青年期の度重なる刑務所生活の読書で身に着けた。 太平洋戦争中、児玉機関を名乗り、大陸で海軍の戦略物質を大量に買い集め、敗戦後は、それをもとに鳩山一郎に数千億円を提供。小佐野は闇物質の買い占めと戦争で疲弊した名企業の乗っ取りなどで、政商として名をなす。田中は獄中立候補で国会へ、数々の政権抗争に勝利し、今太閤といわれた宰相となる。田中のカネは小佐野が支えたが、三者三様で日本を表と裏から支配した。三人の終焉は、ロッキード事件であった。
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-対立・懐柔・合流!一寸先は闇の政界内幕史! 二階俊博は、平成12年に自由党の小沢一郎と決別して、保守党を結成するも衆院選挙で苦戦、自公保の連立政権に参画する。この間、山崎自民党幹事長、冬柴公明党幹事長、二階保守党幹事長は「三幹」トリオとよばれ活躍。しかし、党勢は伸びず、小泉旋風のあおりをくらい保守新党を結成するが、平成15年の総選挙で敗北、小泉首相から誘いを受け自民党に復党。小泉政権下で総務会長、郵政民営化特別委員長として活躍、小泉郵政選挙で大勝。安倍政権下ではさらに実力をつけ、大物幹事長となる。政局が激しく動く中、二階俊博の老獪さが際立つ!
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-闇社会を牛耳った凄すぎる首領たちの激闘! 戦後、敗戦日本は一時、警察権力も崩壊して、無法勢力が跋扈。そこで、博徒、侠客、ヤクザが一定の存在感を持ち秩序を担った時期がある。 本書では、東の稲川会・稲川聖城、石井隆匡、西の山口組・田岡一雄、戦前からの右翼闘士・児玉誉士夫、新宿・渋谷の特攻崩れの安藤組・安藤昇、「仁義なき戦い」の広島・共政会・山田久を取り上げている。著者の大下英治氏はほとんどのドンとは長時間の直接インタビューを実現しているので、リアル感が飛びぬけており、ドンたちの文字通りの血と弾丸に明け暮れた、凄ましい生と死を活写している!
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4.0なぜ、渋沢栄一が「新1万円札の肖像」に選ばれたのか?なぜ、渋沢栄一が「実業の神様」「日本資本主義の父」と言われるのか?その答えが、この1冊にある!渋沢は、日本初の株式会社である「商法会所」をはじめ、第一国立銀行、王子製紙、日本郵船、東京ガス、東京証券取引所、東京海上火災保険、帝国ホテル、サッポロビールなど、約500の企業設立に尽力。日本に「新しい仕組み」をつくりあげた人物だ。渋沢が唱えた「論語と算盤」――「道徳と利益」は両立する――という考え方は、いまなお、多くの企業人の生きる指針となり続けている。本書では、彼の生涯を振り返りながら、渋沢が実践した「人生繁栄の法則」をわかりやすく紹介する。「お金を稼ぐとは、どういうことか?」「働くとは、どういうことか?」渋沢のゆるぎなき信念、生きざまは、「指針なき時代」を生きる私たちに、大いなる知恵と活力を与えてくれる。
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3.5※本書はリフロー型の電子書籍です。 【「令和おじさん」と「ラストボス」の政権戦略。】 新元号発表の舞台裏――直撃! ポスト安倍の本命! 新元号「令和」発表以降、国民的注目を浴びる歴代最長の在任期間を誇る「叩き上げ」の内閣官房長官である菅義偉と、自民党内の異論を封じ込め、「安倍3選」を主導した「辣腕」幹事長である二階俊博に直撃し、丹念な関係者取材を重ねた政治ノンフィクション! 「令和」時代の日本政治を震わす怪物ふたりの戦略と胆力に迫る! 「ポスト安倍」は安倍総理本人なのか、あるいは別人か? 6年半に及ぶ第2次安倍政権を支える権力の本丸、総理官邸と巨大与党・自民党を仕切るキーマンの政治的屹立から、政界の実力者・二階俊博と菅義偉の権力の実体、今後の日本政治、その社会的影響を読み解く。 「週刊文春」の元祖トップ屋である作家・大下英治が浮き彫りにする政界黙示録! 【目次】 序章 新元号「令和」発表とふたりの怪物 第一章 内閣官房長官・菅義偉の戦略 第二章 二階俊博の屹立――田中角栄の薫陶 第三章 小泉純一郎と二階俊博 第四章 自民党幹事長・二階俊博の胆力 第五章 内閣官房長官・菅義偉秘録 第六章 二四時間政治家――官邸の危機管理人 終章 “ラストボス”二階俊博の闘魂
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-強力な組織力でマスメディアの世界に君臨する、情報王国・NHK。その現場で働く人間たちは、何を考え、日々どのような闘いをしているのか? 画面に登場するキャスター、リポーターからドラマ、芸能番組の制作者まで、現場で働く人々の肉声を伝え、知られざるNHKの実像を描き出す、迫真のノンフィクション。
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5.0手塚先生を捜せ! 担当編集者たちは血眼になって、心当たりを訪ねて回る。東京からの大逃走の果て、捕まえた場所は博多。週に何本もの連載を抱え、殺人的スケジュールをこなす手塚の、名作誕生秘話と壮絶な創作活動を、関係者への丹念な取材を通して描くノンフィクション。少年時代の漫画原稿、秘蔵写真付き。2003年4月7日、アトムが生まれた!!
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-国民の絶大な支持を得た田中角栄が、首相退陣を決意した瞬間とは? 魑魅魍魎が暗躍する政治の世界を生き抜き、「総理の椅子」に登りつめた中曽根康弘、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三ら16人の宰相。新聞、テレビではわからない政治の舞台裏を、本人及び周辺人物への綿密な取材を通して描く。政治の裏の裏は面白い!
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2.0厳しい経済戦国時代を勝ち抜き、従業員9万人の東急グループを築き上げた、五島慶太・昇の父子2代にわたる、壮絶な人生と経営陣のドラマ。「失敗を恐れるな、向こう傷は問わない」という精神で経営に取り組み、最後までロマンを追い続けた五島昇。「覇道を排し、正道を歩む」事業家の生き方を描く、迫力の長編ノンフィクション小説。
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-週刊文春前編集長 新谷学氏との対談収録! 三越の女帝・竹久みちと岡田社長解任事件、『白い巨塔』田宮二郎のM資金自殺、 島倉千代子を操る細木数子、「越山会の女王」娘の告白、 ジャニーズ帝国、電通のタブー、小佐野賢治、横井英樹、児玉誉士夫の闇……。 「文春砲」は、ここからはじまった― 「トップ屋」とは、各週刊誌で“巻頭記事”を執筆するフリーのジャーナリストやライターのことで、昭和三〇年代週刊誌創刊ブームのころから、そう呼ばれていた。 大下は、昭和四〇年代から五〇年代にかけて『週刊文春』のトップ屋として多くのスクープを生み出した。 本書は、政財界から芸能、闇社会に蠢く“昭和の怪物たち”の裏の顔に鋭く迫った男が、その舞台裏を描いた大作ノンフィクションである。 社会に激震を与えたスクープはいかにして生み出されたのか? 脈々と受け継がれる「文春砲」の秘密がここにある。
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4.0利益一円でも売る商法で、不可能を可能にした社長! 「これが100円か!」で日本人に衝撃を与えた100均のダイソー(1977年12月設立)。創業者・矢野博丈は学生時代から七転八起! いくつかの事業を失敗して、スーパーなどの店先で棚板に商品を並べて「100円均一」で売ったところ大当たり。一日で100万円を売り、スーパー店長が仰天。その成功の秘密は利益一円でも売ることにあった。先行するライバルは100円の粗悪品、ダイソーは「100円の高級品」。利益一円でも売る商法である。この差が消費者の心をつかんだ。 常設店舗一号はダイエーの隣。その後も色々とあったが、月に68店舗を出店した時期もあった。現在は国内外に4,700店舗。しかも、商品の99パーセントが自社開発商品である。本書では、あまりマスコミに出ない矢野社長を、同郷のジャーナリスト大下英治氏が徹底取材。前例のない「100円商法」の波瀾万丈・型破りの経営を描く!
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-田中角栄、金丸信、竹下登、小沢一郎が激突!派閥大戦争の深層! 現在、二階俊博は安倍首相に乞われて自民党幹事長を務め、二階派(志師会)42人を束ねている。「影の実力者」「懐が深いラスボス」「フィクサー」などと言われ、他に例を見ない政治家である。安倍首相とはかなり政治理念が違うが、総理も頭が上がらない「影のミスター国対」とも言われている。党派を越えて内外に凄い人脈をもち、中国の習近平国家主席ともいつでも会える政治家である。 二階は和歌山県の県会議員を経て、田中角栄に薫陶を受け実力政治家に。角栄なきあとの数少ない党人派の大物政治家である。本書は竹下が田中派から創政会を立ち上げたときから始まった、激烈な派閥抗争、権力抗争の時代が舞台。竹下内閣の後、宇野内閣、海部内閣、宮沢内閣の解散総選挙で自民党敗北、新生党結成、小沢の策略で細川政権が誕生、その後の羽田内閣、自民党社会党の自社さきがけ政権村山内閣、阪神・神戸大震災、小沢の自由党結成、自自連立の橋本内閣、小渕内閣の激動を描く。二階はこの間、常に勝ち組として実力政治家となっていくが、小渕政権の崩壊時、小沢と決別する…。
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-知略・謀略が激突!権力抗争の深層! 現在、二階俊博は自民党総務会長を務め、第4派閥・二階派36人を束ねている。「影の実力者」「懐が深いラストボス」「フィクサー」などと言われ、他に例を見ない政治家である。安倍首相とはかなり政治理念が違うが、総理も頭が上がらない「ミスター国対」とも言われている。党派を越えて内外に凄い人脈をもち、習国家主席、朴大統領ともいつでもあえる政治家である。 二階は和歌山県の県会議員を経て田中派衆議院議員に当選。二階は田中角栄に薫陶を受け実力政治家になり、角栄なきあと最も田中角栄に近い政治家と言われている。本書は田中角栄と角栄に続く二階俊博の「知略」「謀略」が激突する権力抗争の深層を描く。
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4.0「網走番外地」シリーズ、「駅 STATION」「あなたへ」……通算21本のコンビを組んだ降旗康男と高倉健。降旗を核に、いしだあゆみ、大竹しのぶ、名カメラマンの木村大作など、関係者たちの証言から稀代の名優の真実を浮き彫りにする。高倉健没後の新証言満載。
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3.0清和会(現・清和政策研究会)は、安倍晋三首相が後継者であることを自認する祖父・岸信介元首相の十日会(岸派)を源流とし、大蔵省主計局長出身の当時の自民党の領袖・福田赳夫を中心に一九七九年に結成された。 一九七二年、田中角栄と福田がポスト佐藤栄作を争う激しい派閥抗争いわゆる「角福戦争」が勃発した。闇将軍・田中角栄から竹下派(経世会)による政治的差配が、一九七〇年代前半から一九九〇年代にかけて長く続き、清和会は傍流に追いやられる。 しかし、二〇〇〇年に森喜朗が政権の座に就くと、その後、同派閥出身の小泉純一郎が圧倒的支持を集めて小泉旋風を巻き起こす。郵政民営化に象徴される「聖域なき小泉改革」のその実は、経世会の利権潰しにあった。その後継に安倍晋三、福田康夫が政権の座に就き、四代続けて総理を輩出し、自民党最大派閥となる。 民主党からの政権奪取を経て、人相までも祖父・岸信介に似てきたと言われる安倍首相が目指すのは、安保改定とその先にある自主憲法制定である。皮肉なことに、日米安保改定をなした岸元首相が退陣に追い込まれたのは、怒れる若者たちが安保改定阻止に胎動した「六〇年安保闘争」に起因する。半世紀以上の時を経て、国会前に集まる「怒れる若者たち」の空気と行動は酷似している。 五人の総理・総裁を輩出した現代の自民党最大派閥「清和会」の深層に、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫の総理経験者をはじめ自民党最高幹部の証言インタビューから迫る、政界ノンフィクション!
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3.0高橋まつりさん過労自殺、強制捜査、社長辞任 「鬼十則」を捨てた「電通」に未来はあるか 衝撃のデビュー作『小説電通』から35年――ノンフィクションの巨魁大下英治が描く、「日本のCIA」電通の光芒と闇 長時間労働、パワーハラスメントによる「電通」東大卒新入社員高橋まつりさんの過労自殺、強制捜査、そして社長辞任。 巨大広告代理店「電通」は、歴史的に日本の政官業すべてを支配する構造――「一業種多社制」を有している。 「電通省」、「日本のCIA」と呼ばれ、業界最大のタブーとされた電通の闇に、『週刊文春』記者時代の1981年から鋭く切り込み、問題作『小説電通』でデビューした作家・大下英治が渾身の取材力を駆使して描く、巨艦「電通」の核心を突く激震ドキュメント!
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4.5この国を表と裏から動かすメディア王の実像に迫る! 読売新聞グループのトップとして君臨しつづける渡邉恒雄(89歳)。東大で哲学を学び、共産党へ入党(除名)。読売新聞に入社後は、政治記者として大野伴睦、中曾根康弘など大物政治家や児玉誉士夫らに深く食い込み、政界で暗躍する。熾烈な社内抗争を勝ち抜いて1991年、読売新聞社長に就任。編集と経営の両面を掌握した渡邉は、1000万部の部数を武器に、憲法改正試案などの提言報道で読売紙面を中道左派から保守に塗り替えた。巨人軍オーナーとして球界を牛耳る一方、政界再編工作を何度も公然と仕掛けてきた。 生涯新聞記者、名経営者、球界のドン、政界の黒幕……表と裏の両面から思うままに人と世の中を動かすカリスマ、渡邉恒雄。哲学書を愛読し、怜悧な頭脳と豪胆な政治力を駆使して、権力を追求しつづける男の、権謀術数の人生に迫る!
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3.0衆議院・参議院ともに過半数の議席を持ち、1強時代を突き進む安倍政権。さらに、自民党総裁の任期延長により、安倍総理は3期9年という、かつてない長期政権を手中に収めようとしている。再びトップに返り咲いた男は、どのようにして強大な権力をにぎることができたのか。閣僚、党だけでなく、官僚幹部人事を牛耳ることに成功した「内閣人事局」など、人事権の完全掌握が大きい。総理本人の証言をはじめ、菅官房長官、二階幹事長、今井秘書官、河井補佐官らキーマンを直撃取材。第一次政権で挫折を味わった再挑戦組の結束力の強さ、総理を支える周囲の思いを通して、官邸の権力の真相を浮き彫りにしていく。
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5.0政界は一寸先闇である。戦後、自民党独占政治をなぜ、日本人は望んだのか。保守合同の仕掛け人・三木武吉は、がんに冒されながらもあらゆる権謀術数を使い、吉田茂独裁政権から鳩山一郎政権を樹立。保守合同が叶った翌年に天に旅立った。晩年の三木武吉の気迫は、まさに謀将であった。安倍晋三総理の祖父・岸信介の安保改定の裏側にあったものとは何か。帝国ホテル光琳の間の密約。そして自民党を二分した「角福戦争」、ロッキード事件後も「闇将軍」として君臨した田中角栄の光と影。角栄の時代は、日本の高度成長期そのものであった。田中角栄の築いた自民党権力構造の中で覇者となった風見鶏・中曽根康弘、竹下登、愛弟子・小沢一郎。剛腕・小沢と経世会分裂。変転する90年代を経て、登場した変人宰相・小泉純一郎の政局勘は、小泉に見出され現出した安倍晋三に受け継がれる。2000年以降、現在に至る清和会支配。結党60年を迎えた凄まじき自民党史の深層を、自由民主党三役の谷垣禎一幹事長、二階俊博総務会長、稲田朋美政調会長はじめ安倍政権の中枢、自民党首脳の独占取材から描き出す。
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5.0
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-「越山会の女王」として、ロッキード事件後も田中角栄元総理の金庫番として、さらに6名の総理を輩出する自由民主党最大派閥「田中派」の中枢を陰に日向に支えた佐藤昭は、まさに昭和を代表する“ゴッドマザー”であり、「田中角栄の運命の女」であった。 新潟県柏崎出身の昭は、身内がみな病死し天涯孤独の身となる。同郷出身の若き代議士・田中角栄と出逢うことで、巨像蠢く永田町において、のちに田中総理の片腕となる「女王」として君臨するまでの物語は昭和の政治裏面史であり、田中角栄という戦後日本を体現した男の、強烈な情愛に敢然と応えた女王の喜びと悲しみのラブストーリーである。 角栄没後も梶山静六、橋本龍太郎、小沢一郎ら平成期の政治の表舞台に立つ主要政治家から「ママ」と呼ばれ政界に影響力を持ち続けた「影のファーストレディー」。昭和を代表する男と女の生涯は、吹雪が突き刺す冬の日本海と雪水が溶けだし豊穣な新潟の米を生む土壌との二重奏であり、動的・静的「情念と絶対権力」の息づかいが今にも甦る。 知られざる「田中角栄の秘中の女」の般若像を関係者の生の証言、総力取材から描く巨艦ノンフィクション!
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-昭和8年、風雲急を告げる時代の横浜で、19歳の稲川角二は任侠に生きる決意をする。厳しい博徒修業の末、数々の出入りで名をあげた男は、その才覚を買われ35歳で熱海に一家を構える。そこにはモロッコの辰をはじめ、彼の器量と人柄に惚れた若者たちが集っていた……。のちの稲川会総裁・稲川聖城の人生を実名で描いた長編ドキュメンタリー小説。
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5.0戦後の混乱期、新旧やくざが抗争をくり広げ混迷を極めていた広島に関西の二大勢力「山口組」「本多会」が進出。兄弟の盃を交わした者同士でも闘争を余儀なくされた仁義なき街で、ひとりの男が頭角を現してきた。彼の名は山田久――。いまに続く「共政会」の草創期を支えた男の、血で血を洗う抗争の日々を実名で描いた長編ドキュメンタリー小説。
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-はみだすチカラ!を校是とする日本大学芸術学部。あらゆるジャンルに才能を輩出している日芸の秘密とは……。各界で地歩を築いているOBたちへのインタビューを中心に、どのような風土から彼らが生み出されたのか、日本を変えていく力になりうる可能性を秘めた底力はどこにあるのか? を探る。深作欣二、宍戸錠、森田芳光ら映画人から、コメディアンのケーシー高峰、気鋭のロボット学者・松井龍哉、元女子アナで現同大特任教授の近藤サト、写真家の篠山紀信や宮嶋茂樹、同大初の代議士・林幹雄に至るまで多士済々の13人。「はみだすチカラ」で成功をおさめるまでの壮絶な戦いのドラマがここに。
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4.0小泉家四代にわたる「血と骨」。「小泉純一郎はある時に化けた。進次郎は最初から化けている」。小泉構造改革とは何であったのか――。さまざまな論考が小泉政権当時から現在まである。その評価は歴史がなす。間違いなく言えることは、「郵政解散」に象徴される小泉純一郎総理の決然とした態度は、国民大衆が熱狂し望んだ絶対的宰相の姿である。現在、安倍政権に異議をなす「原発ゼロ」を生涯最後の仕事と意気軒昂に活動する小泉純一郎が触発されたのは、3・11後に精力的に毎月欠かさず被災地を訪れ、現場の声を復興策に盛り込もうとする次男・進次郎の政治家としての姿からではなかったのか。政界総力取材から浮き彫りにする小泉革命の深層。「オレの最後の仕事は、反原発だ! これに尽きる」 小泉純一郎「オヤジがやらなかったことを、わたしはする」 小泉進次郎
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4.0米スプリント買収以降、名実ともに世界第3位の情報通信企業となったソフトバンクを率いる孫正義の闘いの軌跡。孫正義は3・11以降なぜ、「脱原発」の旗手となったのか。 「迷ったら先を読め」、「撤退には10倍勇気がいる」等、孫正義ソフトバンク社長の経営哲学に迫る!その生い立ちから近年の巨額買収劇、米ニューヨーク証券市場に過去最高額の上場を果たしたアリババに、孫正義は14年前から先行投資した慧眼さを併せ持つ。その含み益は約8兆円である。「群の法則」すなまち「孫の2乗の法則」に基づくその経営哲学と「世界を買い続ける」 リスクテーカー孫正義とソフトバンクの深層に迫るグローバル経営ノンフィクション!
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-警察のマル暴――暴力団担当の刑事が、ヤクザ顔負けの迫力ある容貌をしてることは有名だ。事実、暴対法以前のマル暴は、ヤクザと五分で渡り合わなければならないため、まさに極道と紙一重の日常を送っていた。抗争が相次いだ時代であれば、それは尚更だった。広島を舞台に、終戦直後から昭和40年代半ばまで続いた「仁義なき戦い」の只中、広島県警にはヤクザに恐れられる、突出したマル暴刑事がいた。広島と呉で勢力が四分五裂した抗争を繰り返すヤクザ、とりわけ神戸の二大組織・山口組を後ろ盾にした打越会と、本多会をバックにした山村組の抗争は、因縁の戦いを様相を見せていた。そしてその両組織の幹部に友や縁者を持ち、ヤクザと時に渡り合い、時に恐れられたマル暴――極道刑事。彼は拳銃を取り上げられ、警棒しか持たせられなかった時代から警察官を始め、長く血塗られた抗争の時代を駆け抜けた。波乱に富んだ型破り刑事の一代記!
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-戦後最大の宰相 田中角栄のDNAは生きている! 昨今の「政治とカネ」の問題など些末すぎる! 高等小学校卒の角栄がこの国の最高権力者に昇り詰めるまでには、類い稀なその人心掌握術とともに生涯の刎頸の友といわれた政商・小佐野賢治との二人三脚が欠かせなかった。角福戦争の火花を散らした昭和四七年真夏の自民党総裁選。田中角栄に60億円を貢いだ男が小佐野であった。田中角栄と小佐野賢治、政財界を震撼させたふたりの関係性は、敗戦から高度成長期に至る戦後日本の姿であり、巨大な権力と金に生きる一卵性双生児であった。権力の絶頂からロッキード事件に連なる昭和の巨魁・田中角栄と政商・小佐野賢治壮絶な権力闘争史!
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3.8巨像蠢く政界に凄腕官房長官あり! 中曾根康弘総理にペルシャ湾岸への自衛隊派遣に異議を申し立てた“カミソリ”後藤田正晴。戦後最大の宰相・田中角栄の派閥の流れをくみだ経世会支配――竹下政権には「三人の官房長官がいる」と言われた。竹下登総理、小渕恵三官房長官、そしてと若き日の“剛腕”官房副長官・小沢一郎である。経世会は、のちに自公政権の礎を築いた“策士”野中広務と小渕総理急死の首相臨時代理から“参議院のドン”となる青木幹雄という「衆参のドン」となる官房長官を輩出する。現職官房長官・菅義偉の師匠・梶山静六の知られざる戦略家のDNAは、菅に受け継がれたのか。「安倍政権の最大のキーマン」菅義偉内閣官房長官の次なる一手、此の男の政権戦略が日本政治を震わす!
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3.3「赤旗のライバルは、読売であり、朝日だ!」と豪語する「しんぶん赤旗」の編集幹部。結党91年、治安警察法下の大正11年7月に東京・渋谷で非合法政党として産声をあげた共産党の本質とは何か。 「ブラック企業は許しません!」ドコドン。「原発のない日本をつくりましょう!」ドコドン。「反自民」の受け皿政党として、平成25年夏の参院選の“第三の躍進”を受け、日本共産党は現在、民主連合政府樹立を視野に入れている。「いよいよ本格的な“自共対決”の時代を迎えた」と志位和夫委員長は強調する。昭和8年真冬、治安維持法下の作家小林多喜二の拷問死をはじめ、戦前・戦後の歴史的考察から今日までの「日本共産党の深層」を党最高幹部への丹念な取材を重ね、いま解き明かす。
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3.5巨悪たちの<奪うか奪われるか>の舞台裏!すべて実名で明かされる真相!“法の凄腕用心棒”が見たカネと欲望の裏面史。 河合弘之は数々の大型経済事件を逆転勝利に導いてきた弁護士である。バブル華やかなりし頃「金屏風」で世を騒がせた平和相互銀行乗っ取り事件、バブル不動産・秀和による忠実屋・いなげや株買い占め事件、企業乗っ取りを企む仕手集団光進事件などで、誰も考えつかない戦術を編み出してきた。社長解任をめぐる株主総会での激しい応酬、稲川会とも通じる謎の公認会計士との共闘など、法律という知を武器に闘う熱い逆転劇は読み応え十分。そのほかイトマンや住友銀行、ダイエー中内功、バブル不動産の慶屋、野村證券なども登場。河合は弁護人として常に依頼人の利益のため最善を尽してきた。世間的には悪党と呼ばれる依頼人であっても、違法でない限り全力を尽すのだ。そして現在は、脱原発弁護団全国連絡会を率いて、東電全役員を訴える賠償訴訟を展開中。河合は原発賠償法で手厚く守られた東電を会社法の株主代表訴訟という誰も考えなかった奇策で法廷に引きずり出した。請求額は史上空前の5兆5000億円である。
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-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 菅直人潰しの陰謀、梶山が吼え、小沢の剛腕がうなる……。亀井静香。永田町大激震の裏に必ずいるこの男、敵にすれば煮ても焼いても食えないが、仕事をこなす力量にはピカ一の評価が集まる。「政治経済の閉塞状況に風穴をあけうるパワーにおいて、YKKはおろか、梶山、野中、菅、小沢よりも上に格付けできよう」(政治評論家・岩見隆夫氏)。いま、もっとも目が離せないこの荒業師に長期密着した迫真のノンフィクション・ノベル! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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2.5民主党から政権を奪還し、自由民主党初の首相の座に返り咲いた安倍晋三。アベノミクスと称する経済効果もあり、就任後も高い支持率を得ている。保守・タカ派のイメージが強いが、首相目前で病に倒れた父・晋太郎より、日米安保改定にこぎつけた親米保守のリーダーで「昭和の妖怪」と言われた祖父・岸信介の影響を強く受けている。祖父と同じく、「日米同盟強化」「憲法改正」を唱える安倍首相は、中国をはじめ隣国と抱えた領土問題、参加を表明したTPPなど、難問山積の日本をどう舵取りしようとしているのか。本人のインタビューはもとより、安倍家三代をよく知る国会議員らのインタビューをもとに、安倍晋三が描く日本の将来、保守の本質について安倍家三代をよく知る作家・大下英治が綴った渾身の1冊。
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4.8貴方が死んだら 私は死ぬけど 私が死んでも 誰も泣かない(「女は恋に生きてゆく」) 「新宿の女」、「女のブルース」、「圭子の夢は夜ひらく」、「命預けます」。 ‘70年代と添い寝した演歌の星・藤圭子はなぜ、孤独な最期をとげたのか。 平成の歌姫・宇多田ヒカルとの親子2代にわたる壮絶な宿命を、哀悼を込めて描く巨艦ノンフィクション!
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-「世の人の心惑わす事、色欲には如かず。人の心は愚かなるものかな」――寛文10年(1670)、ある夏のさかりの夕方、杉森信盛(すぎもりのぶもり)は、南禅寺裏で心中前の男女の狂おしい抱き合いを覗き見した。美しい裸身を目に焼きつけた信盛は以後、自らも女修業を重ね、〃近松門左衛門〃と名乗って『曾根崎心中』など数々の名作を生む。波瀾に満ちた生涯を送った奇才の色道秘話を満載!
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-江戸時代に浮世絵師の最高峰と称された東洲斎写楽。しかし、この人物は寛政6年に彗星のごとく現われ、10カ月のうちに2日に1点、計40点という凄まじい作品を量産し忽然と姿を消す。一方、女の美しさ、色気と格闘した美人絵師・歌麿には謎の空白期間が存在し、その期間は写楽の活躍時とピタリ一致する……。なぜ正体を隠しつづけたのか? その謎と真相に鋭く迫る快作!
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-「東海道五十三次」を描いた絵師・安藤広重が、晩年に艶本を描いたことはあまり知られていない。広重の描く人物は滑稽で、人間くさい。特に女人には目がなく、艶本の基礎は、実は東海道五十三次の旅での女修業によって培われたものであった……。社会派ルポルタージュの俊英が、北斎、歌麿に続いてスポットを当てた、浮世絵師・安藤広重の〃色と艶の東海道〃。
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5.0鉄蔵、のちの葛飾派の祖・北斎は15歳で吉原の門をくぐった。洒落本の木版を頼まれても、女に無知では話にならない。女体は生きた芸術品だった。ふと知った女掏摸・かえでと結婚、その紹介で浮世絵師・勝川春章の門下となり世に出る。のちに女体修行に明け暮れ、秘画も多いが「富嶽三十六景」は光る。ルポルタージュの名手だった著者が奇才の激しい生涯を辿る野心作!
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-「遊びこそ、時代を映す鏡だ」(セガ・中山隼雄社長)――今や全世界をマーケットに、そしてバブル崩壊後も勢いの衰えないゲーム業界。その奇跡的ともいえる成長の裏には、各社間によるデッド・ヒートと、それを支える男たちの情熱があった……。その変化の激しい世の中でいかに時代を先取りする目を持てるか? そして勝者の条件とは!? 数多くの示唆に富む必読の書。(『セガ・ゲームの王国』改題)
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-女体を武器に大学病院乗っ取りを謀る教授秘書、乗っ取り王の道具にされた女優の肉体をかけた裏切り、あの三越事件で勇名をはせた竹久みちの愛と欲にまみれた半生など、男を手玉に取って華やかな成功を夢見た女たちを迫真の筆致で描くドキュメンタリー・ノベル!
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1.5「歯科治療室の秘悦」「大学生ジゴロ殺人事件」「逃げる女」「名古屋美人妻絞殺」「毒殺妻」――赤い糸で繋がれた宿命か、紅蓮の愛欲地獄に堕ちた男と女の軌跡を、入念な取材を基に描く著者一流の犯罪ドキュメンタリーノベル!