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特攻3万メートル
太平洋戦争も日本に敗戦の色濃い昭和20年はじめ――。圧倒的な物量を誇る米軍機動部隊は、日本の最後の砦・沖縄周辺海上に集結していた。これに対し、日本軍の残された反撃手段はただ一つ。機もろとも敵艦に体当たりする肉弾攻撃、神風特別攻撃隊であった。250kgの爆弾を戦闘機に取り付け、まっしぐらに敵艦に突っ込んでいくという世界にも例をみない恐るべき戦法である。しかしながら、この神風特別攻撃隊をしても敵の侵攻をくいとめることはできず、ここでさらに恐るべき戦法がとられた。すなわち、ロケット特攻機「桜花」の誕生である。桜花はそれ自身戦闘能力は全くない翼をもった爆弾といっていいだろう。――昭和20年3月21日、桜花特別攻撃隊の第1陣18機は九州の南端・鹿屋基地を飛び立っていった。護衛戦闘機はわずか30機。「この攻撃に成功し、戦局は逆転する」日本軍最後の期待を担った桜花は必ずや戦局を打開してくれると固く信じられていたのであったが…。 -
独眼探偵【分冊版】
元警視庁の刑事・秋月正雄。ある汚職事件を扱った際に母親を殺され、彼自身もまた片目を失った。以来、彼は刑事を辞め探偵となって、あらゆる悪徳に対する復讐の鬼となった。人は彼のことを独眼探偵と呼ぶ……。地質学者・近藤博士が北海道へ行ったまま行方不明となり早一ヶ月。博士の娘・美智子も後を追い北海道へ行く事となり、ボディーガードとして独眼も同行。しかし美智子と合流しようと上野駅に向かう道すがら、独眼は謎の男たちに拉致されてしまう。そして同時期に、独眼の刑事時代の同僚が謎の死を遂げた…。やがて二つの事件は密接に絡み合っていき……!? 冷静な判断と明解な推理で悪を追求する探偵を描いた、壮大なハードボイルド・サスペンス! -
番外巨人軍
「ここは日本最北の地、北海道・稚内の宗谷岬!? 一体オレはなんでこんな所に!?オレは日本シリーズでMVP取らなあかんのや!」古き良き昭和のプロ野球日本シリーズ。東京ジャイアンツVS大阪ホークスの三回戦はクライマックスを迎え、後楽園球場は興奮のるつぼと化していた。九回裏、二死満塁、得点は3点差のビハインド。すでに敵地大阪球場で手痛い二連敗を喫しているジャイアンツが、土壇場でつかんだ一打逆転のチャンスである。代打要員はすでにほとんど使いはたし、残っているのはブルペン捕手の轟遊太(とどろきゆうた)ただ一人。30打数、2安打、28三振。そのうちの2安打は全てホームランという遊太を起用するか悩む監督だったが……。破天荒で人一倍女好きな遊太が数々の逆境とトラブルを乗り越え、夢を実現する為に突き進む!どこか憎めない轟遊太の波乱万丈な人生を昭和のレトロな雰囲気と一緒にたっぷりと堪能できる一冊です! -
ザ・騙し人 新装版
人を騙すことにかけて、天下一品な頭脳をもつ騙しのプロフェッショナル、 自称「ザ・騙し人」こと、天才的なサギ師である三笠虎雄の活躍を 昭和を代表する作家・志茂田景樹と、大衆コミックの巨匠・横山まさみちが描く! 将来有望株の若手ボクサー・米川を現チャンピオン・タイフーン千田に勝たせる、 という依頼を引き受けた三笠虎雄。彼は、タイフーン千田が所属するジムの 未亡人のオーナー・不二子とデキている事に目をつける!! ※こちらの作品は過去に他出版社様より配信していた内容と同様になります。 重複購入にはお気を付けください -
天下御免 その首頂戴
お上の裁断を待たず自分の判断で斬首する免許を持つ天下御免の首斬り稼業・鍔鳴一平(つばなり・いっぺい)の活躍を描いた本格時代劇画。将軍家へ献上する結城紬を運んでいた美女・吉乃(よしの)と番頭・弥助(やすけ)は、その道中で襲撃してきた浪人者の首を鮮やかに斬り落とした深編笠の侍に護衛を依頼する。しかしその侍は、護衛する謝礼として吉乃の身体を要求してきて……!? -
夜伽噺~よとぎばなし~
艶笑コミックの巨匠、『やるきまんまん』でお馴染みの横山まさみちが描く、大人のための艶めかしいおとぎ話。竜宮城を訪れた日本太郎(やまと・たろう)は、乙姫様から各地に伝わるおとぎ話…夜伽噺(よとぎばなし)を聞かされることとなる。第1巻に登場するのは、落とし子太郎、酒呑童子、小野小町ほか。 -
真田幸村 ―真田戦記―
北条、武田、徳川、上杉……。大国のはざまに囲まれた弱小・真田はいかにして戦国の世を生き抜いたのか……。巨匠・横山まさみちが戦国随一の智将・真田昌幸とその子、幸村、信幸たちの生きざまに迫る! 目次 第一章 上田峡霎 第二章 北条攻め 第三章 馬盗人 第四章 風魔くずし 第五章 朝霧 第六章 関ヶ原前夜 第七章 紀州九度山 第八章 戦国無限 第九章 九度山脱出 第十章 大阪冬の陣 第十一章 決戦大和口 第十二章 大阪夏の陣 -
馬ぐそ伝
馬草馬之介は予備校に通うために岩手から東京に出てきた。そして東京に出てきた運だめしに宝くじを1枚購入し…下宿先の曲垣宅に向かう途中腹が痛くなりトイレに駆け込んだが紙が無い事に気づき持っている紙は「お札」「宝くじ」「名刺」悩んだ結果名刺を選びお尻を拭った頃…奇しくも名刺の主である曲垣平四郎は超大穴馬券を手にしていた名実ともに「くそづき」であった!そして翌日も競馬に行くという曲垣に連れられ、馬之介は再び名刺を貰い「くそづき」が本物の力か試してみると…!!競馬で「くそづき」の能力をくしして人助けをする!?奇跡の競馬ストーリー!! -
てんぐ大将
幕末の動乱が迫る嘉永3年、子宝を求めて多羅岳の天狗大明神に願を掛けた、薩摩の国川内の郷士・岩田卯之助の妻・梅。それによって授かったのが、吉之助だった。並外れた一物の持ち主で、生まれついての商才とスケベ心に長けた吉之助は、10歳で本家の磐田酒造所に奉公し、13歳で島津公の側女・小夜と初体験を果たす。薩摩と英国が戦火を交える中、横暴な薩摩藩士から庇ってくれた月乃屋の女郎・八重やその仲間たちとも仲良くなった。父と母が相次いで亡くなった後、島流しから帰ってきた西郷吉之助(隆盛)に会い、日本のために新しい経済を打ち立ててくれとの言葉を貰う。日本に国産タバコ産業を根付かせた風雲児、羨まし過ぎる女遍歴とその商才を描いた一代記!! -
いろけ満貫
裸で寝ていて、家賃を取りに来た大家のお婆さんに犯されてしまった(?)貫満。ところがアソコの形が麻雀牌の一つに見え、それがツキ牌になる事を発見する。二度目はソープ嬢のアソコで決めた牌でも大当たり。しかし一定時間過ぎてしまうと、ツキも消える事が判った。新しいツキを仕込むために、貫の女漁りが始まる。セックスと麻雀の結びついた貫満の、エロスと爆笑に満ちた人生模様!「第1話 くそーヅキの巻」以下「第2話 その日のアレは□中だった」「第3話 三色同喰いの巻」「第4話 ベッドで指南の巻」「第5話 オカマ八目の巻」「第6話 百の説法屁一つの巻」「第7話 ポーカー麻雀の巻」「第8話 ツキたくないときツイちゃって」を収録。 -
明日へ奔れ
瀬川良介は、死んだ親友の妹であり心の恋人だった美代を、特攻に向う飛行機に密かに同乗させた。ともに死ぬためである。だが出撃直後、玉音放送があり日本が戦争に負けたことを知った。女連れで神風特攻に向かった事を知られぬよう、機を不時着させた良介は、失神している美代を民家の軒先に残し、独り司令部に戻った。敗戦後の東京に出た良介は、そこで悠子という女と初めての性体験を持つが、女に全財産を盗まれてしまう。今後5年間は女を断つと決心した良介は、闇市で知り合った花村文学とともに米軍の放出物資で儲け、深川に日本発のロードショウ上演館を作り、実業界に乗り出していった…。「第1話 運命の日」「第2話 女は甘くて怖い」以下「第3話 オレはカミカゼ」「第4話 あんたはバカよ」「第5話 強い男が好き」「第6話 運命の皮肉」「第7話 闇から光へ」「第8話 女親分登場」を収録。 -
黒パン俘虜記
「軍隊は運隊だ」という言葉どおり、運悪く、敗戦と同時に送りこまれたモンゴルの収容所は、まさにこの世の地獄だった。軍律の崩壊した集団に君臨するやくざあがりの大ボス・小ボス。食糧といえば、黒パンとわずかなスープ、それも搾取され、強制労働にかり出される毎日。栄養失調、疾病、私刑で、つぎつぎと失われる生命。襲いくる不条理に耐えながら、帰国を待ち侘びる日々を支えてくれたのは、小説と映画と流行歌への熱い思いだった。死んでいった戦友たちへの祈りをこめた第89回直木賞受賞作。 -
袖ノ下捕物帳
大江戸八百八町を舞台に繰り広げる痛快時代事件簿 世は御側用人・田沼意次台頭のころ。 下谷黒門町の岡っ引、越生の猪之吉、きわめつきの醜男で短足、ひと呼んでおこぜのぶたきち。お上のご威光をかさに、悪知恵と好色心だけが異常発達した、花のお江戸の嫌われ者だ。一方、上司の近藤左門、八丁堀きってのきれ者で美男、役得いっさいお断りのご清潔な文化人同心。 この取り合わせの妙と、続出する事件には、平賀源内、大田蜀山人、喜多川歌麿、塙保己一、ドクトル・ケンプ、朝鮮通信使など多彩な有名人が登場して奇想天外な展開をみせる。 哀しくも滑稽な“収賄専門捕物控”九話を収録。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
上海リリー
大戦前夜の上海、魔都に咲いた一輪の花……その数奇な生涯とは? 上海。魔都と呼ばれた街。密命を帯びた日本軍人と、ダンス・ホールに憧れる若者の二人は、デカダンの香り高い謎の美女・リリーに出逢った。スパイ、暗殺団の襲撃、国際政治の虚々実々の駆け引き。そして、遙かな時を隔てて明らかになる人間の真実…。エンターテインメントの巨匠が広大なスケールで描く冒険小説。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
黄塵を駆ける
日清戦争を間近にひかえた中国大陸を舞台に、若き日本男児たちの活躍を描く 明治薩長体制の管理を離れ、広大な中国の大地に雄飛した今野頑太ら若き壮士たちは、自らの理想を大陸に実現せんと血と汗を流す。一方、上海行の船上で知り合った天草の少女・お静は、頑太を慕いながらも、苛酷な運命にもてあそばれて娼館へ売られていった…。 アジア十億の民衆の平和と幸福を追い求め、日中の交流に全人生を捧げた男たち。その熱血ロマンを壮大なスケールで描いた、傑作冒険小説。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
パリ経由 夕闇のパレスチナ
中近東を舞台に、日本人テロリストの暗躍を描いた傑作サスペンス その日本人少女は、出迎えもなくたった一人で、パリ・オルリー空港に到着した。国際刑事警察機構に派遣されている妻恋警部は、隠し撮りされた二枚の写真を見比べながら、驚きの声をもらしていた。冷酷無比の殺人者として、国際的に恐れられているテロ指導者ノブコ・フサダと今日、到着したこの少女の顔だちがそっくりなのだ。しかもその少女は、当局の尾行をまいて、忽然と姿を晦ましてしまった。彼女はいったい何者なのか。そしてこの出来事があった数日後、キリスト教遺跡めぐりをしていた日本人牧師たちが、エジプトのカイロで、奇妙な事件に巻きこまれていた…。 日本赤軍のリーダー・重信房子をモデルにしたとされる、傑作サスペンス長編小説。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
危険な旅は死の誘惑
スリルとロマン溢れる異境の空の下、夢追い人が秘境の果てに見るのは… 「今は伯父さんは何をなさっているの」 「ダイヤモンドの買い付けだ。財産はあるが、じっとしていられなくてね。生命がけのスリルを楽しむためにやってる」 「お願い。美沙も連れて行って……」 安隠な日本の生活を捨て、アマゾンの秘境で危険きわまりない商談に臨む美沙の得たものは?(「ダイヤと干し首」) その他、異郷にロマンを追い求めた末に夢を成し遂げ、あるいは討ち果てる者達を強烈に描く。痛快冒険ノベル短篇集。 ・白夜の街で ・モンローを盗んだ男 ・ダイヤと干し首 ・ああ革命 ・暗号名はマンガ ・壮士再び帰らず ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
海老茶娘探偵帖
昭和初期の女学生が次々に舞いこむ難事件を解決! 傑作ユーモアミステリー 古文の苦手な女子大生・三ノ宮邦子の楽しみは、82歳の今でもカクシャクとした葵お婆ちゃんに古文の手解きを受けながら、名門女子大に通った頃の冒険話を聞くこと。大好きなホームズを原文で読破したお婆ちゃんが影響されて級友3人と結成した、“海老茶娘探偵局”。この探偵局が難事件を次々と解決し、何と鬼の警察からも一目置かれるまでになってしまって…。昭和の良き日の迷推理。ノスタルジックな痛快ロマン。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
恋と男と革命と
冒険小説の世界に新たな境地を拓いた傑作短編集 ロシア革命勃発の五年後、一九二二年の新生ソ連に密航した革命の闘士・高田平作は、モスクワで美しい人妻ニーナと出会い、激しい恋におちた。折りしも、たずね求めた友人がチタにいることを知った平作は、ニーナと再会を約束してシベリアへ。だが、彼を執拗に追う特務機関員米村憲兵大尉もその情報を得てチタへ向かっていた…。 表題作の他、全5作品の短篇小説を収録した傑作短編集。 ・恋と男と革命と ・野菊の島 ・蛮地の神 ・イルゼの旅 ・東から来た男 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
壮士、荒野を駆ける
中国大陸を舞台にした壮大なロマンあふれる物語 昭和八年六月、はてしなく広がるゴビ砂漠の中、西域に向かう東干(トンガン)の騎馬武装兵の一隊があった。その中に、妙齢な女性と醜男の兵士という日本人が一組。それが、中国辺境に日本勢力の楔をうち込むために、東干民族を率いる馬長英に嫁ぐ由利とその護衛の佐藤上等兵だった…。 軍の密命を帯びた日本人男女、その苛酷な三月余の旅を雄渾に描いた「東干」など、中国大陸に材をとった、中篇3作品を収録。 ・東干(トンガン) ・大別山日報(ターピエシヤンエルパオ) ・易水 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
ぼくの小さな祖国
日系移民の末裔たちが繰り広げる南米の小国のクーデター 二派の武力抗争が続く南米の貧しい小国。老大統領を補佐するロドリゲス少佐は、国庫の外貨を奪い、大量の武器密輸入で一挙に反対派を壊滅するべく、大博打に出た。忠実につき従う混血のジョン。二人の武器密輸の道案内に立つ乞食(カポクロ)の少女カルメン。三人はともに日系移民の末裔であり、日本に見棄てられた民衆でもあった。彼らが忠誠を誓い手に入れようとする“祖国”とは? 第87回直木賞候補となった、移民史を問う衝撃の長篇作品。また、彼らそれぞれの生きざまと冒険の成り行きが独特な手法で語られ、小説構成上の実験が試みられている。 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
旅人よ ロン・コン〈母の河(メコン)で唄え〉
東南アジアから南米まで…旅する人たちのロマンを描いた傑作冒険小説 東南アジア旅行中に秘密仲買人に間違えられた深川の師匠・加納清吉郎は、日本語を話すユピンという女にラオス国境へ連れていかれるが、革命が起こり、メコン河を下る演芸船にかくれて危うく窮地を脱する。ユピンを連れて帰国した師匠は四年後、再びラオスを訪れるが、そこには思わぬ陥穽が仕掛けられていた…。(「ロン・コン」) 第85回直木賞候補となった本作は、「父ちゃんバイク」「ロン・コン」など珠玉の短篇が収録された作品集である。 ・ロン・コン〈母の河で唄え〉 ・ロン・コン PARTII〈母の河に眠れ〉 ・父ちゃんバイク ・花を浮かべて ・顫音(トレモロ) ・熱い冬 ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
黒パン俘虜記(新装版)
第89回直木賞受賞作品 「軍隊は運隊だ」という言葉どおり、運悪く、敗戦と同時に送りこまれたモンゴルの収容所は、まさにこの世の地獄だった。軍律の崩壊した集団に君臨するやくざあがりの大ボス・小ボス。食糧といえば、黒パンとわずかなスープ、それも搾取され、強制労働にかり出される毎日。栄養失調、疾病、私刑で、つぎつぎと失われる生命。 襲いくる不条理に耐えながら、帰国を待ち侘びる日々を支えてくれたのは、小説と映画と流行歌への熱い思いだった……。 本書は、戦後モンゴルに抑留された二万人の日本兵の中にいた、著者自身の体験をベースにした作品である。 水と黒パンだけで奴隷労働を強いれられるなか、主人公が発見したのは、人間のどうしようもない愚かさか、あるいは生きる喜びか……。 第89回直木賞を受賞した名作が、読みやすく再編集されて、新装版として登場! ●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし) 1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。 -
横山まさみち傑作集 明日へ奔れ 痛快大型立志伝
第二次世界大戦の終盤、特攻隊として出撃した瀬川良介は玉音放送により特攻を止められ、生き延びる。その後初めての女に全財産を奪われるなど、女で数々の痛い目に遭いながらも昭和の激動の時代の中で青年実業家へとのし上がり、そして国会議員へと立身出世を果たしていく。男の行き様を描いたヒューマンストーリー。 -
横山まさみち傑作集 明日へ奔れ 痛快大型立志伝
第二次世界大戦の終盤、特攻隊として出撃した瀬川良介は玉音放送により特攻を止められ、生き延びる。その後初めての女に全財産を奪われるなど、女で数々の痛い目に遭いながらも昭和の激動の時代の中で青年実業家へとのし上がり、そして国会議員へと立身出世を果たしていく。男の行き様を描いたヒューマンストーリー。 -
太平記 愛蔵版
★☆★☆★☆★☆★☆ 時は正中元年(1324) 北条高時執権下の鎌倉幕府。 朝廷の権威回復を図る後醍醐天皇の倒幕計画が発覚! 天皇の御代を実現しようとする智謀の将・楠木正成は 鎌倉幕府を追い詰める! ★☆★☆★☆★☆★☆ (一)『笠置の巻』 楠木正成の前半生。後醍醐天皇の挙兵に呼応して鎌倉幕府打倒の兵を挙げた正成は…。 【目次】 第一帖 犬追物 第二帖 無礼講 第三帖 正中の変 第四帖 元弘の乱 第五帖 楠木正成登場 第六帖 笠置山の合戦 第七帖 松の下露 第八帖 阿新丸 第九帖 赤坂城攻防戦 (二)『千早の巻』 千早城での敗戦で九死に一生を得た正成は不死鳥のごとく蘇り、 朝廷のために奮闘、新田、足利軍とともに鎌倉幕府を追い詰める! 【目次】 第一帖 死の唐櫃 第二帖 児島高徳 第三帖 正成再挙 第四帖 吉野に散る 第五帖 千早城攻防戦 第六帖 北条氏滅亡 第七帖 建武の新政 第八帖 足利謀叛 第九帖 血戦湊川 (本書は単行本一、二巻を収録) -
天下御免 その首頂戴
人々が安寧を享受する江戸太平の世。常陸水野家より将軍家への献上品を護衛するため水海道を急ぐ一行がいた。道中、人斬り藤五と呼ばれる大盗賊に献上品を狙われた一行は、名も知れぬひとりのさむらいに助けを求める。さむらいが出した護衛の条件は、一行を率いる若き乙女・吉乃の操であった――――。時代コミックの巨匠・横山まさみちが手掛けたオリジナル作品! ファンの間でも評価の高い名作コミックが待望の復活! 目次 人斬り藤伍 鵺の首 生首が海を渡った 狐尾引き 獅子の定紋 首なし九十九 傀儡破り 利根の血煙 鍔鳴り甲州路 隠密くずし -
独眼探偵
元警視庁の刑事・秋月正雄は、汚職事件を捜査中に母親を殺され、自身も片目を失った。刑事を辞めて探偵となった正雄は、世の巨悪と闘う鬼となった。明晰な頭脳と冷静な推理で悪を追い詰める彼を、人は独眼探偵と呼ぶ――――。 横山まさみちが描く伝説のハードボイルド巨編、ここに登場! 目次 プロローグ 第一章 にせもの 第二章 鉄のパンチ 第三章 黒い長い道 第四章 群狼の中へ 第五章 待ち伏せ 第六章 どたんば作戦 第七章 危機一髪 第八章 めくら射ち エピローグ -
太く短かく【合本版】
胆力を唯一の武器に義理と人情の男の世界を駆け抜ける男・野呂半三。 博打と任侠の世界で生きる太く短かく一瞬の火花のような生涯を送る!! 『太く短かく』が合本版として登場! ※こちらの作品は過去に他出版社様より配信していた内容と同様になります。 重複購入にはお気を付けください -
世界の歴史巨編をマンガで学ぶ! 西郷隆盛
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界の歴史巨編をマンガで学べる!シリーズで、楽しんで歴史を知ろう! 記念すべき第五弾は「西郷隆盛」! 激動の幕末、明治維新を駆け巡った維新三傑のひとり「西郷隆盛」の全生涯をを全8巻でお送りします! 藩に抑圧される農民のために体を張って守ろうとする若き日の西郷は、自身が信望する島津斉彬を藩主にするため奔走する。だが薩摩藩で巻き起こった騒乱の渦の中に巻き込まれてしまうのだった。 苦悩する西郷、そして多くの仲間が犠牲となってしまうことで薩摩藩が大きく揺れ動いてしまう…。 -
横山まさみち傑作集 てんぐ大将 大合本
【1~3巻収録】とんでもない一物の持ち主で、生まれついての商才とスケベ心に長けている吉之助。日本に国産タバコ産業を根付かせた風雲児であり、羨ましいほどの女遍歴とその商才を巨匠横山まさみちが描いた傑作。 -
横山まさみち傑作集 てんぐ大将 大合本
【1~3巻収録】とんでもない一物の持ち主で、生まれついての商才とスケベ心に長けている吉之助。日本に国産タバコ産業を根付かせた風雲児であり、羨ましいほどの女遍歴とその商才を巨匠横山まさみちが描いた傑作。 -
奥州藤原四代 大合本
【全3巻収録】平安の御世に黄金の都と呼ばれた平泉―――。 それまで未開の地だった東北で、京の都に劣らぬ黄金文化を花開かせた清衡、基衡、秀衡、泰衡ら、奥州藤原四代の物語。 前九年の役に始まる奥州藤原氏の活躍を、直木賞作家・今東光の原作で、歴史漫画の巨匠・横山まさみちが描く! 東北の成り立ちに思いを馳せる良書。
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