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  • 烙印の夜に逢う
    3.5
    ルーマニア人の血を引く誠一は、銀座の画廊でいつも夢に出てくる風景の画を見かける。そこでニコラエという紫色の瞳に豪奢な金髪を持つ男と出逢い、自分にそっくりな肖像画を見せられた。肖像画の秘密を知るため、何度もニコラエの滞在するホテルを訪れるうちに、誠一はすべてが謎に包まれた彼の不思議な魅力に惹かれていく。しかし、己の牙で女性の血を啜るニコラエの姿を目撃してしまった誠一は彼に囚われ、彼と肖像画の人物の秘密を知らされるが…!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 梨園の貴公子【イラスト入り】
    3.8
    美貌で性悪の危険な男、『色悪』。彼こそが、歌舞伎界の名門の御曹司で、華も実力も備えた常磐宗七郎だ。カメラマン尾上浅葱は、強引に持ち込まれた写真集の企画に反感を抱く。「二週間で絶対に引き受けさせる」という傲慢な態度。だがファインダーを通して観た常磐はゾクゾクするほど艶っぽく、高慢な浅葱のプライドと恋心まで刺激して…!? 常磐×浅葱の写真集秘話も収録した新装版、電子書籍で登場!
  • ワケアリ
    3.5
    むくつけき男たちが押し込められたマグロ漁船。隔絶され欲望の捌け口のない船の上では、見た目のいい男はすぐに標的になる。――やれやれさっそく、志岐という青年が狙われているようだ。船長の浅倉は彼の後を追うが、意外にも志岐は飄々とした態度で怯えた様子もなく、むしろ挑発的に浅倉を煽ってきて…。色っぽい眼差しを見せたかと思うと、安心したような顔は蠱惑的なまでに可愛い。しかし志岐の謎めいた笑顔に潜む闇に、浅倉は厄介ごとの匂いを嗅ぎ取り――

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