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  • 「争い」入門
    3.5
    ◆ひとは争わずにはいられないの? それは本能? ◆そして、戦争はなくならないの? ◆平和は達成される? ◆ウクライナをはじめ、世界の紛争の裏側は? 対立、紛争、戦争の「しくみ」、そして「平和」について。 小学生から大人まで、誰にでも必要な基礎知識がこの一冊に。 ---------------------- 世界ではいつもどこかで、紛争や戦争が起こっている。 だから「争い」は人間にとってさけられないことだと思いがちだ。 でも、この本を読めば、人間は、平和についても不断の努力をつづけていることがわかるだろう。 どうして人と人、国と国同士で「争い」が生まれるのか? ──まずは〈構造〉をしっかりと見つめて、「争い」を乗り越える目を養おう。 ---------------------- 【目次】 ■はじめに……紛争ってなに? ■1……………なぜ紛争は起きるんだろう? ■2……………人と人とを分ける線 ■3……………協力するか、それとも戦うか? ■4……………平和に向かう ■5……………紛争の意味を理解する ■結論…………君はどう思う?
  • ウォークス 歩くことの精神史
    4.5
    アリストテレスは歩きながら哲学し、彼の弟子たちは逍遥学派と呼ばれた。 活動家たちはワシントンを行進し、不正と抑圧を告発した。 彼岸への祈りを込めて、聖地を目指した歩みが、世界各地で連綿と続く巡礼となった。 歴史上の出来事に、科学や文学などの文化に、なによりもわたしたち自身の自己認識に、 歩くことがどのように影を落しているのか、自在な語り口でソルニットは語る。 人類学、宗教、哲学、文学、芸術、政治、社会、 レジャー、エコロジー、フェミニズム、アメリカ、都市へ。 歩くことがもたらしたものを語った歴史的傑作。 歩きながら『人間不平等起源論』を書いたルソー。 被害妄想になりながらも街歩きだけはやめないキェルケゴール。 病と闘う知人のためにミュンヘンからパリまで歩き通したヘルツォーク。 ロマン主義的な山歩きの始祖・ワーズワース。 釈放されるとその足でベリー摘みに向かったソロー。 インク瓶付きの杖を持っていたトマス・ホッブス。 ラッセルの部屋を動物園の虎のように歩くウィトゲンシュタイン。 刑務所のなかで空想の世界旅行をした建築家アルベルト・シュペーア。 ヒロインに決然とひとり歩きさせたジェーン・オースティン。 その小説同様に大都市ロンドン中を歩きまわったディケンズ。 故郷ベルリンを描きながらも筆はいつもパリへとさまようベンヤミン。 … 歩くことはいつだって決然とした勇気の表明であり、 不安な心をなぐさめる癒しだった。
  • オーウェルの薔薇
    5.0
    ジョージ・オーウェルが一九三六年に植えた薔薇の生き残りとの出会いから,見過ごされてきた彼の庭への情熱に光をあて,精神の源を探るソルニット.豊かな思索の旅は,オーウェルの人生とその時代から,化石燃料としての石炭,帝国主義や社会主義と自然,花と抵抗をめぐる考察,薔薇産業のルポ等を経て,未来への問いへと続く.

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  • 暗闇のなかの希望 ──語られない歴史、手つかずの可能性
    -
    2003年、イラク戦争が始まった時期に、「希望を擁護する」ために本書は書かれた。あの時代は過ぎ去ったが、あらたな戦争が生じ、破壊的な気候変動が到来している。絶望と冷笑主義が残りつづける現代に、希望をもつことはいかに可能なのか。「希望は光を浴びた舞台の真ん中ではなく、周縁の暗がりにある」(本文より)。2016年に改訂され、直接行動と思想を往還する現代の名著を文庫化。
  • 5歳からの哲学
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は5歳から上の子どもたちに哲学の手ほどきをする本です。 現役の小学校教諭と大学の哲学教授の共同執筆によるもので、実践的かつ学術的。子どもの思考力、集中力、そして議論する力を飛躍的に伸ばします。 哲学を学んだ経験がなくても心配はいりません。子どもに哲学を教える作業の第一歩は、まず子どもに哲学的な議論をするチャンスを与え、その議論に集中させることです。本書のプランに従って、親と子、先生と子どもたち、いっしょに哲学を楽しみましょう。 本書を使えば以下の力が自然に身につきます。 目次 1 政治哲学 公平さとルール こぐまのピクニック――どういうことを公平って言うのかな? 1 ガビンのすなば――どういうことを公平って言うのかな? 2 動物たちのおやつ――どういうことを公平って言うのかな? 3 学校の決まり――決まりはいつでも必要なこと 2 環境哲学 草地、ゴミ、リサイクル グリーンヒル村――自然はそのままのほうがいいのかな 象の水遊び――自然にあるものはなくならないの ゴミ箱ベニー――リサイクルはなぜしなくてはいけないの 3 社会哲学 友だちと人間関係 こぐまの友だち――友だちってなんだろう 1 ウイリアムとアーサー―友だちってなんだろう 2 エマとサリー―友だちってなんだろう 3 羊のメーシー――みんなちがっていていいの 大きなこぐまは転校生――仲間を作ること 4 倫理 美徳と悪徳 サムの「親切の日」――親切って、どんなこと カースティのうそ――ほんとうのことを話すべきなの 魔法の言葉――「ありがとう」を言うために けちんぼテッド――プレゼントのお返しについて 自分本位なカバ――自分勝手はいけないの なまけものの毛虫――なまけものは悪いこと 食いしんぼうのウサギ――よくばりなのは悪いこと 5 美学 美しさ、絵、物語 美しいもの――だれもが同じに美しいと思うのかな ネコ――ほんものかどうか、見分けられるかな 海辺の散歩――ほんとうのことと空想のこと 洞窟のモンスター――こわい話とほんとうにこわいこと 6 心の哲学 感情、何かを信じること、人 おこりんぼパッチ――どんなときなら、おこってもいいの ウサギとネズミ――いつでもこわがるべきなの ハッピーなスージー――なにがわたしたちを幸せにするの 悲しいテッド――なんで悲しくなるんだろう アンディのけが――いたいことはどんなときにも悪いこと ロボットのアイザック――ロボットと人のちがいはどこにあるの 7 認識論 夢と錯覚 ミリーの悪夢――どうしたら夢じゃないとわかるの? 1 学校の夢――どうしたら夢じゃないとわかるの? 2 水中のエンピツ――目に見えるものは、すべてそのとおりなのかな 8 形而上学 何が真実か ネコのアンガス――ほんものと物語のなかの動物はどうちがう 数――数はほんとうにあるものなの テセウスの船――なにかとなにかが同じであると言えるには 【土屋陽介先生からの一言】 公平について/決まりについて/環境について/環境について 2/友だちについて/違いについて/自分と違う人を受け入れること/徳について/悪徳について/本物について/感情について/ロボットについて/夢と現実について/数について/同じということについて
  • JFK(上):「アメリカの世紀」の新星 1917-1956
    -
    前半生をアメリカ現代史に位置づけた傑作 1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺された第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ(1917-63)――本書はその生涯を描いた本格評伝の前篇で、出生から大統領選出馬の決意を固めるまでの39年間の道のりをたどったノンフィクションである。 「アメリカの世紀」の夜明けに生まれ、第二次世界大戦の間に成人し、冷戦時代の幕開けとともに政界に進出してその階段を駆け上っていったジョンの人生は、まさに激動の現代史と軌を一にするものだった。本書の特徴の一つは、当時の政治・社会状況やアメリカを取り巻く国際情勢とケネディ家のファミリーヒストリーとを車の両輪として詳細に描いていることである。 一代でアメリカ有数の大富豪になり、金の力で駐英大使にまでなった父ジョセフは、ともに優秀な上の二人の息子を幼いときからけしかけ、競わせた。兄のジョー・ジュニアが戦死すると、父の夢の矛先は次男に向けられ、底なしの財力とあらゆるコネを使って政界の道をまっしぐらに突き進ませる――。ピュリツァー賞受賞の歴史家が膨大な史料を渉猟し、伝説と化したJFKの実像に迫った評伝の決定版。
  • 男子劣化社会
    4.0
    ゲーム中毒、引きこもり、ニート……いまや記録的な数の男たちが、社会からはじかれている。学業では女子に敵わず、女性との付き合いや性関係でしくじり、正規の職に就くことができない。世界的な不況や、社会構造の変化、そしてネットの普及が、彼らをより窮地に追い込み、ゲームやネットポルノの中に縛り付けている。 本書は、行動心理学、社会学、生理学の成果などを駆使しながら、今、若者たち、特に男性にどんな変化が起きているのかを検証。さらその原因が解明していく。社会の変化によって、「男らしさ」や「男の役割」も変更を迫られている。 先進国共通の男子の問題に、解決策はあるのか?
  • 定本 災害ユートピア――なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか
    4.4
    ロングセラー、待望の完全版刊行! 旧版での抄録部分、原注などを完全収録し、 60ページに上る増補でおくる決定版。 解説「レベッカ・ソルニットを読み解く」(渡辺由佳里)も新たに収録。 ブレイディみかこ氏、推薦! 「エリートがビビッて失敗するとき、地べたは生き生きと機能し始める」 大地震、大洪水、巨大なテロ……私たちの日常に裂け目が入るとき、 そこにはいつもユートピアが出現した。 災害時になぜ人々は無償の行為を行うのか?そのとき、なぜエリートはパニックを起こし、人びとは自発的な秩序をつくり上げるのか? 1906年のカリフォルニア大地震から、ニューオーリンズの巨大ハリケーン、9.11テロまで、危機の最中に現れる人々の自発的な相互扶助のメカニズムを追った、珠玉のノンフィクション。 【目次】 プロローグ 地獄へようこそ 第1章 ミレニアムの友情:サンフランシスコ地震 第2章 ハリファックスからハリウッドへ:大論争 第3章 カーニバルと革命:メキシコシティ大地震 第4章 変貌した都市:悲嘆と栄光のニューヨーク 第5章 ニューオリンズ:コモングラウンドと殺人者 エピローグ 廃墟の中の入り口 謝辞 解説「レベッカ・ソルニットを読み解く」 渡辺由佳里 原注
  • 不倫と結婚
    4.0
    不倫には家庭生活を一瞬で終わらせる破壊力がある。なのになぜ人は不倫をするのか? ひと昔前まで、結婚は家と家を結ぶ経済活動だった。だがこの数十年の間、結婚は、 個人の契約、愛を土台とする。夫婦は互いに親友でもあり恋人でもあり、すべてを 満たしあわないといけない。はたして、それは持続可能なのか。 本書は膨大な数のカップルを世界中でみてきたセラピストが、夫婦という人間関係 を真摯にみつめ、人間存在の謎と性の複雑さに切り込んでいる。 誰かを愛したすべての人へ。逸脱から、人はなにを学ぶのか。

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