高田在子作品一覧
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-「兄である家重が立派な次の将軍となれるよう、助けよ」──まさに青天の霹靂であった。旅芸人・竹野鷹清は、目の前に現れた大男に突如、こう命ぜられる。大男の正体は、八代将軍・徳川吉宗。この現将軍に実の父である、と告げられたのだ。自由に生きたいと願う鷹清であったが、実の兄で次代将軍となるはずの家重と会って信念が揺らぐ……。実は家重、病弱であることを理由に弟の宗武に九代将軍の座を狙われ、隙あらば刺客も向けられていた。鷹清はそんな兄を守ろうと固く決意する。かくして将軍家に御鏡役が誕生。家重の影武者となって敵をかく乱する、新たな役職を拝命した鷹清は、我流・鷹の剣を操り乱舞する!果たして、正当なる徳川の血を守れるのか。期待の新シリーズ、開幕!!
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3.3お江戸日本橋に、ちょっとワケありな旅籠が誕生!? 料理屋「夕凪亭」の娘ちはるは、雇われ人の裏切りで両親と店を失い、長屋でひとり借金苦に喘いでいた。そこに元火付盗賊改の工藤怜治が現れ、借金を清算してしまうと、日本橋室町に新しくできた旅籠「朝日屋」を手伝うようちはるに迫るが、ちはるには素直に頷けない事情があり……。 お腹も心も満たされる「朝日屋」の物語、ここに開店! ●主要登場人物● ちはる――17歳。いまはなき料理屋「夕凪亭」の一人娘 工藤怜治――28歳。朝日屋の主。元は腕利きの火付盗賊改で熱血漢 慎介――54歳。朝日屋の料理人頭。朝日屋の前身である料理屋「福籠屋」の主で、料理の腕前はピカイチだったが…… たまお――31歳。水茶屋の茶汲み女。外見はおっとりしているが、客あしらいがうまい。過去に悲惨な事件を経験している 綾人――16歳。乙姫一座の女形。かつての奉公先で事件に遭い、怜治に救われた過去を持つ 慈照――27歳。眉目秀麗な「天龍寺」の住職。幼い頃からちはるに目をかけている。甘党 柿崎詩門――24歳。火付盗賊改で、怜治の元同僚。怜治と違い、品のいい優男だが有能