検索結果

  • これでいいのか神奈川県
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、2017年に刊行した『日本の特別地域 特別編集 76 これでいいの か神奈川県』(以下前作)を加筆訂正の上文庫化したものである。  神奈川県と地域批評シリーズの関係は長く深い。2009年に最初の『これ でいいのか神奈川県横浜市』を刊行して以来、実に本書で文庫版を含め 15 冊目 となった。取材活動は 12 年目である。  しかし、神奈川県はその個性も実力も強大なため、どうしても横浜、川崎な ど、各地に特化した内容となってしまっていた。そんな中で、本書は初の横断 的な『神奈川本』となった。その分、各地の内容は凝縮されたものとなり、触 れられない話題も多くなっている。  だが、本書ならではの強みもある。特に大きいのは歴史に触れられたことだ。 神奈川県は、ご存じの通り武家政権の故郷である鎌倉をもち、多くの武士が発 生した土地だ。神奈川を飛び立ち全国に武士達は散っていったため、有名な武 家のかなりの割合が、神奈川県にそのルーツをもっている。  そうした歴史を踏まえて現在の神奈川をみると、なるほどと思うことがある。 神奈川県は常に先進的で、日本の未来の形を提示してきた。鎌倉、横浜開港、 歴史の大きなターニングポイントとなった事件の多くは神奈川県で起きている。  しかし今、日本を導いていくべき神奈川県で起こっていることはなにか。各 地の巨大な再開発、タワーマンションとショッピングモールを中心としたまち づくり。今度も日本の「流れ」を先導している。だがそれは、より良い方向な のだろうか。大発展を続ける神奈川県内にあっても、発展から取り残された「ダ メな街」は存在し、大規模な開発で生まれた街、変化した街はことごとく「ど こにでもありそうな」画一的な「イヤな街」になっていないだろうか。  本書は、制作が新型コロナウイルス感染症の拡大期とかぶってしまったため、 「改めて県内をくまなく歩き回り」とはいかなかったが、可能な限りの取材を 行い、これまでの蓄積とあわせ、多くのデータを分析した。  今神奈川で起こっている変化と現状は、本当に正しいのか。まばゆい開発に 隠された課題はあるのか。これから神奈川はどう変化しようとしているのか。 足早ではあるが全力でまとめ上げた。是非楽しんで貰いたい。
  • これでいいのか山口県
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山口県民は自尊心が強い。 そうした気質を人々に芽生えさせ、かつ山口の地をドラスティックに変えたのは明治維新である。 近代日本の立役者となったのは「薩長土肥」の4藩とされるが、なかでも長州藩は新政府内で重要な役割を果たし、薩摩藩と共に主導的な立場に就いた。 そのときから築き上げた「長州閥」と言われる政治勢力は厳然たる力を持ち続け、山口は多くの人材を政治の場に送り込んだ。 そんなわけで山口県民は「自分たちが日本を動かしてきた」という意識を持つに至ったが、維新の原動力となったかつての革新的気風はどこへやら、今や国内屈指の保守県と生まれ変わった。 そしてその保守的で中央志向の気風は、山口県衰退の要因にもなっている。 本書ではそんな理想と現実のはざまで揺れる山口県の実情と問題点を探っていく。
  • これでいいのか新潟県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は2012年10月に刊行された『日本の特別地域特別編集38これでいいのか新潟県』の原稿に加筆と訂正を施し、さらに新たな書き下ろしを加えて文庫化したものである。 さて、今回のテーマである新潟県。ヨソ者の多くは「新潟県」というワードに豊潤で甘美な響きを感じ取るかもしれない。その理由は美味なる食の数々にある。 新潟といえば日本一の米王国にして、その代表品種「コシヒカリ」は絶対的なブランド力を持っている。また新潟といえば地酒。 米どころは得てして水も清冽だから酒どころとなるが、新潟はその気候も酒造りに向き、総じて淡麗で上等な酒ができる。 さらに酒が美味ければ肴もとなるが、長い海岸線を有しているので多種多彩な魚介が揚がり、背後に連なる山々からも豊かな恵みがもたらされる。 そんな美味い地酒と山海の幸を名湯と共に味わえば気分も最高。まさしく新潟は豊穣の国、この世のパラダイスのようである。 しかし、そんな新潟からどんどん人が減り続けている。豊かな県なのになぜなのだろう?おそらくヨソ者が新潟に感じる好印象とは裏腹に、県の内側には大きな問題が潜んでいるのではないだろうか。 新潟は古くから人材流出県ではあった。もともと新潟県には驚くほど多くの人がいた(明治初期の人口は全国1位)。 やがて大量の出稼ぎで人が流出。さらに上越新幹線や関越自動車道など首都方面への高規格インフラの開業で、多くの若者が新潟を出ていくことになった。 こうした構図は東北も同様だが、田舎から人が出ていく要因は、いつの時代でもまずは「職が無い」こと。そして現代の若者に多いのは「大都会への憧憬」である。 つまり、新潟県内には美味い飯や酒はあっても雇用が不足し、政令指定都市はあってもそれは東京に比肩し得る「魅力ある都会」ではないのだ。 ただだからといって手をこまねいてばかりでは、高齢化や過疎は進み、県内はどんどん衰退していくだろう。 本書では新潟県を構成するさまざまなファクターを丹念に分析。 さらに各地の問題点については現地に赴き、調査・取材を基にその真相や真実を明らかにした。 これを読んでみなさんはどう感じるだろうか?最後までお付き合い願えれば幸いである
  • これでいいのか北海道札幌市
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人気! 累計100万部突破地域批評シリーズ! 北海道札幌市発売! 長らく札幌市は「すでに滅亡している」といっていい状態だった。 人口は増えていても経済は沈みっぱなし。それでいて「まぁ大丈夫」と市民は札幌生活を楽しんでいた。 その快適さの魔力に安住し続けてきたのである。しかし、そんな札幌にも変化の時がやってきた。 北海道新幹線の札幌到達が近づき、都市中心部の再開発は活発だ。さらに2030年冬季オリンピック招致を目指している中、突如降って湧いたように2020年東京オリンピックのマラソン・競歩会場が札幌に決定。のほほんとしていた札幌も往年の勢いを取り戻しつつあるように見える。 だがそこは札幌。イマイチ信用ならないのも事実。本書は変化に揺れる札幌の、隠された実力と課題を探りつつ、変わりゆく北の雄の未来を探る一冊。
  • これでいいのか茨城県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 魅力度ランキングで毎年最下位の茨城県。PRが下手なのか、知名度が最下位なのは何が原因なのか県民気質とともに解明していきます。
  • これでいいのか鹿児島県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鹿児島県は、日本全国を見回しても飛びっ切りの特別地域だ。日本本土の最 南端に位置し、その歴史も文化も気質も他の地域とは大違い。その上、明治維 新にあたっては革命の主役となり、今に至るまで日本国に絶大な影響力を及ぼ している。平たく言って、日本にあって日本でないのに、日本の中核を担って きた、いや担っている県なのである。  が、それだけの影響力を持ちながら、その実情は複雑怪奇。政治的に孤立す る必要があった江戸時代が終わっても、単純に他の地域から遠いことでやっぱ り田舎ではあったし、相変わらず独立独歩の気風は強かった。  そんな鹿児島県も、近年は大きな変化を迎えている。平成の大合併では、 96 あった市町村が 43 に減少。九州新幹線(鹿児島ルート)が開通し、西鹿児島駅 が鹿児島中央駅となったことで、鹿児島市は大きな発展の可能性を手に入れた。 3  中でも鹿児島市の勢いはめざましい。新幹線と2008年放送の大河ドラマ 『篤姫』に合わせた一連の開発で、鹿児島市の中心部は大きく発展。この流れ は今も続いており鹿児島駅、谷山駅、天文館など各地において、新たな街が姿 を現している。さすが鹿児島という快進撃ぶりをみせているのだ。  しかしその一方、鹿児島市以外の地域は開発から取り残された地域も多い。 大隅半島では加工業が伸長する反面、過疎化と市街地のシャッター街化が深刻。 薩摩半島でも、姶良市のように市町村合併の恩恵を活かしている地域もあれば、 出水、薩摩川内といった新幹線駅のある地域ですら、人口減少の波に飲み込ま れようとしている現実がある。  一体、鹿児島県は今どうなっているのか。実力も底力もあり、それを存分に 発揮しているのに、県全体では沈んでいる。果たして今の鹿児島県は住みやす い地域なのか、それとも大きな変化が必要なのか。  本書は、謎多き鹿児島県の今を、豊富な資料分析と長期の取材から読み解い ていく一冊だ。歴史や県民気質、合併や再開発の経緯と現状。多くの要素から 見えてきた鹿児島県の真相とは。ぜひ一緒に、ご覧いただきたい。
  • これでいいのか神奈川県相模原市
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化! 相模原市は、神奈川県の北部にあり、人口は約72万人。 2010年4月に、神奈川県3つめの政令指定都市となった街です。 そんな相模原市ですが、横浜や川崎に比べると、知名度は圧倒的に低いのが現実です。主要な産業、歴史名跡、名物なども、すぐには思い浮かびません。 また、政令指定都市として誕生した3区には、行政サービス・交通インフラ・経済格差などの大きな問題が、いまだに山積しているのが現状です。 本当に、相模原市は政令指定都市としてふさわしい街なのか? その真の姿を、様々なデータの調査と、地道な現地取材を基に、徹底的に検証していきます。
  • これでいいのか熊本県
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 熊本県は古来より九州の中心地で、本来ならば福岡よりも大きな存在だった はずなのに、現在では大差を付けられている。その大きな要因が度重なる「災 害」と「戦争」である。  熊本には、実に数万年前から多数の人間が暮らしていた。ところが縄文時代 に鬼界カルデラ(現在の鹿児島県大隅海峡にあるカルデラ)の大噴火で文字通 り「絶滅」した。だがその後、豊かな土地なだけに新たな「入植者」を向かえ て再び繁栄した。ところが今度は大和朝廷(王権)の勢力に敗れて滅亡する。 平安時代以降は多くの武家が栄えたが、小勢力が乱立し、戦国時代までに地元 勢力はほぼ全滅した。近世には加藤氏や細川氏が熊本藩をつくり上げたが、明 治初期に西南戦争の主戦場になり、またもほとんどすべてが「焼失」してしま う。このように熊本は何度も「リセット」を余儀なくされ、その都度復活して きたのである。ただそのせいで、その実力の高さや土地の豊かさに比べ、富と 歴史の蓄積には預かれなかった。 こうした事実を鑑みれば熊本県は、何度も蘇る不屈の地域なのである。古来 「火の国」と呼ばれるように、まさに炎をまとう不死鳥のごとき精神を、熊本 県は持っているといってもいいだろう。  そんな熊本県は今、新たな時代を迎えようとしている。熊本市では、長年の 懸案であった熊本駅周辺の再開発が軌道に乗り、本来の中心地である桜町など も大きく変化しつつある。熊本市内とその周辺地域では、ベッドタウンが次々 と造成され、熊本都市圏は大きく発展しようとしている。だが、その他の地域 に目を向けると、八代、阿蘇、人吉では災害復興の遅れや熊本市へのストロー 現象による人口減少に苦しんでいる、水俣は産業が減少し、天草は観光資源を 活かし切れないなど、どこも難題に直面している。さらに県全体でいえば、災 害復興と人口減少問題のダブルパンチに見舞われ、かなりの苦境にある。  果たして熊本県は今度も復活できるのだろうか? その答えを見つけるため、 我々は県内各地を取材してまわり、多くの資料も分析した。そこから見えてく る熊本県の本当の課題と未来への可能性とは?
  • これでいいのか佐賀県
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 絶好調の福岡もうかうかしていられない佐賀の逆襲策に迫る。 観光大国となった日本の中で、佐賀県に海外からの観光客が押し寄せているのだ。 思えば長らく、佐賀県は「イメージすら希薄」な土地だった。九州の「首都」である福岡や、維新の鹿児島、出島とハイカラな長崎と、九州の各県はそれぞれが強烈なイメージを持っているのに対し、佐賀県はそうしたものが誰にも意識されてこなかったのだ。 だが、佐賀県は地味なだけの田舎ではない。 吉野ヶ里に代表されるように、古くから文明が栄え、明治維新に際しては、中心的な役割を果たした「薩長土肥」の一角であり農業生産力は九州でもトップランクだ。そんな佐賀県は今、ついにその実力を遺憾なく発揮し始めた。 何が佐賀を変えたのか、いや本当に変わったのか。 見直されつつある佐賀県の真の姿と魅力を探ることにしよう。
  • これでいいのか滋賀県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 関西一地味な県と言われていた滋賀県が、移住者の激増でまさかの大発展。そんな好調な滋賀の実態と意外な落とし穴とは? 「畿内」という呼称がある。 昔から都と都に近い京都南部、奈良と大阪のほぼ全域、兵庫県南東部は古くから畿内と呼ばれ、日本を代表する大都市圏に位置付けられてきた。 しかし、滋賀県は京都のすぐお隣なのに畿内に含まれず、古代から都も設けられた要衝地なのに、まるで関西からハブられているかのような哀しさが漂っていた。 ところが近年、滋賀の躍進がすさまじい。 「関西でもっとも地味な県」は「関西でもっとも住みやすい県」と評判になり、それを裏付けるかのように、平均寿命(男性)も全国トップに立った。 その効果は大きく、大津を始めとして草津、守山、果ては彦根まで、湖南・湖東の琵琶湖線沿線に移民がワンサカ流入し、人口が激増している。 本書は新時代を迎えた湖国・滋賀の好調の要因と問題点を分析しながら、滋賀と滋賀人の本質にもズバリと斬り込んだ。
  • これでいいのか島根県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 島根県は、「どこにあるかわからない都道府県」と揶揄されるくらい、国内 での存在感が希薄だ。首都・東京では「砂丘のあるところ」なんて、同じ山陰 の鳥取県と誤解されるほどで、島根県としてのイメージはほぼ皆無。その要因 は立地にある。交通インフラが脆弱で、とにかく現地に行きづらいのだ。それ はまるで「陸の孤島」。日本に残された最後の秘境と言う人までいる。  こうしたイメージの形成には、明治以降の近代産業化に遅れ、戦後の高度経 済成長期においても、中央から完全にスルーされてしまったことが大きく関係 している。鉄道の敷設は山陽地方に比べて 20 年以上遅れをとり、次第に発展す る広島県や岡山県へと人口は流出していった。地元には目立った産業もないま ま、松江・出雲市民を除く県民たちは、漁業や農業といった第一次産業で生計 をやりくりするのが基本となった。というわけで農業立県を目指したものの、 食品貿易が進んだために、その野望もあえなくご破算。そのため一家丸ごと離 県するケースも相次ぎ、戦後から現代に至るまで、ほぼ一貫して人口減少を続 けている。結果、 65 歳以上の人口割合は全国3位と高く、人口増減率はワース ト 11 位(2015年国勢調査)と、典型的な少子高齢化社会となっている。こ う言っちゃなんだが、島根県は近代以降ずっと苦杯を嘗め続けてきたのだ。  時代に取り残されてきた島根県。だがそれゆえに古くから残る風土や慣習、 手つかずの大自然や歴史的遺構など、オリジナリティ溢れる魅力が少なからず 残っている。徹底した管理体制で保護される世界遺産・石見銀山や、老若男女 を問わず全国から参拝者が訪れる出雲大社は県民の自慢。グルメだって新鮮な 魚介類やソバなど「逸品」には事欠かない。交通インフラがいまだ不便で県内 各地の交流が乏しいゆえに、出雲、石見、隠岐の旧3国は独自の風土をいまだ に残している。それぞれの街に根づいた歴史や気質は、古き良き「日本らしさ」 「日本の姿」といってもいいだろう。  本書では、島根県が抱えているさまざまな問題点を取り上げるともに、県民 が気づいていなかった島根県の本質や本来の魅力に迫っていく。果たして島根 県は自身が持っているポテンシャルを最大限に発揮し、存在感を高めていくこ とができるのか? 一冊の紙幅を割いてその答えを論じていこう!
  • これでいいのか千葉県船橋市
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 船橋市は、近年急速に勢いを増してきた街だ。 2017年には「買って住みたい街ランキング」でトップを記録。 人口も増加を続けている。 確かに東京の都心部まで電車で30分程度、ららぽーとを筆頭に、 市内には魅力的な買い物環境が揃っている。 船橋市は間違いなく便利な街といえるだろう。 それでいて、住宅価格は他の地域に比べて安い。 いいことずくめだが、こうした表面的な便利さは、 船橋ライフの全てを表してはいない。 道路の大渋滞、坂が多すぎて歩くと息切れ、 沿岸部は塩害でなんでも錆びる。 「買って住んだら困った」ことが多いのも船橋市なのだ。 本書は、船橋市が人気を獲得した秘密と、そこに隠された 不都合な真実を探りつつ、 その実態と実力、課題を明らかにする一冊である。
  • これでいいのか東京都武蔵野市
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 住みたい街として人気の吉祥寺にもついに陰りが!  吉祥寺ブランドで憧れの街となった武蔵野市の虚構と実態に鋭く迫る!
  • これでいいのか栃木県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ポテンシャルだけは北関東一!?地味~な栃木の地味~な生き方
  • これでいいのか鳥取県
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鳥取県は、日本の中でも極めつけの「特殊地域」だ。なんといっても人口が ぶっちぎりで最下位。順位がひとつ上のブービー県はお隣の島根だが、それで も 10 万人以上の差をつけられているというから、まさしく最弱王者である。  が、そんなミニ県にして個性は非常に強い。鳥取や米子は完成度の高い街だ し、倉吉は「山陰の小京都」として名を馳せている。これらの街は、江戸時代 には北前船の中継港として賑わい、明治以降も大陸との貿易拠点として大もう けしたりと、景気の良い過去をもっている。  そんな鳥取県は今、若者層から人気を集めている。観光では、大作家の水木 しげるにあやかった境港の「水木しげるロード」は関西圏から多数の人を集め ているし、鳥取砂丘などのスポットの人気も衰えていない。また何より移住先 として人気が出ている。静かで暮らしやすく適度に田舎、でもそこそこ便利と いう、都会に疲れた人々が鳥取に注目しているというのだ。  加えて2020年に広がった新型コロナウイルス感染症の拡大が、移住地人 気に拍車をかけつつある。人口密集地帯が「危険な土地」となった今、鳥取に 元々あった移住地としての魅力が、さらに大きくなっているのである。  ただ、これだけ人口が少ないということは、基本的に問題が多い土地である ということも示している。かつての貿易港は、その地位を福岡や太平洋沿岸都 市などに奪われている。また、ほとんどが山地の地形のため、農業の規模も大 きくできない。工業生産にしても、そもそも日本の工業全体がトレンドではな いし、新幹線などの高速の大規模輸送手段がないため、山陽エリアに比べて不 利は否めない。こうした負の要因があまりにも積み重なった結果、鳥取県は「相 当衰退している」といわざるを得ないのが現実なのである。  地域としての衰退と秘かな人気上昇という、矛盾する要素を抱えているのが 今の鳥取県の現状だ。果たしてその未来は明るいのか暗いのか。まったくわか らないというのが実際のところである。  本書は、そんな謎多き鳥取県の本質や真相、そして未来を探るべく、地道な 取材と数多くの資料、データを基に分析した。そこで見えてきた鳥取県の意外 な実態や将来像とはどんなものなのか? しかと確かめてもらいたい。
  • これでいいのか長崎県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 長崎県とはいかなる県なのだろうか。そのイメージはかなり良い。長崎県以外の九州各県は、それぞれ特徴がありつつも、イヤなイメージが思い浮かんでしまうところも多々ある。 九州の顔ともいえる福岡は、その治安の悪さ(という先入観)から「修羅の国」なんていわれたりするし、その他の県はともかく田舎扱いである。 その点、長崎県はハイカラ、オシャレを筆頭に、海産物やら異国情緒やらに加え、長崎最大の悲劇である原爆投下も、復興を成し遂げた事実から長崎に好意的な見方をもたらすひとつの要素となっている。 このイメージの良さは、ひとえに歴史と地勢に基づいている。長崎の地は古くから海外への玄関口として機能した。 大陸、特に朝鮮半島を経由せずに直接中国へ向かう「南路」は五島列島経由だったし、ヨーロッパ諸国との本格的にな接触は、平戸や長崎を拠点として盛んになった。 特に長崎は、江戸時代を通してほぼ唯一の国際港となり、海外の先進知識の集結地となっていた。 これにより、長崎には異国情緒あふれる街並みが形成され、閉鎖性とは無縁の開放的な気質が生まれたとされている。異国の文化があふれ、開明的で自由闊達な人々、そして広い世界に繋がる紺碧の海などなど。 長崎には明るくオシャレなイメージを喚起させる要素が満ちている。 しかし、このイメージはほとんど長崎市とその周辺のもの。実際の長崎県は、外から見るよりもはるかに複雑。そして統一感などまるでない。 長崎はもともと、天領(幕府直轄地)や小藩が林立していたため、各エリアごとに独立性が高く、まとまりはすこぶる悪い。 このため「県」としてよりも各地域ブロックごとの結束が非常に強く、平成の大合併にあたっては、ブロックごとによくまとまり、日本一の市町村減少率を記録した。 しかし、細かく見ればその過程はしっちゃかめっちゃか。今も合併時の不平不満は根強くくすぶり、マグマのごとくうごめいているという。 開放的で進取の気性のイメージからはほど遠いこの現実。 実は長崎県も、一皮むけばただのローカル県に過ぎないのかもしれない。 我々は、長崎県が置かれている現状と課題、その真の実力と弱点を探るべく、新たに県内を歩き回り、多くの資料を検証した。 そこでみえてきた本当の長崎県とはいかなる姿だったのか、ひとつひとつ解き明かしていく。 豊かな歴史と気風に恵まれた長崎の今を、ぜひ共に見つめてもらいたい。
  • これでいいのか広島県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 広島県はかなりの有力県だ。中国四国地方の中核県であり、経済規模も大き い。さらにいえば、結局長期のデフレ不況を脱していなかったことが明白にな った日本において、広島県は数少ない「成長県」である。一時は「自虐キャン ペーン」なんてものを行い、どうにも自信なさげに見えた広島県だが、実は結 構長いこと成長を続けてきた優良県だったのである。  だが、主要4大都市、広島、呉、尾道、福山を比較してみたらどうだろうか。 広島市は実際目に見えて好調だが、他の3都市も同様かと言われれば疑問符が つく。呉、尾道は人口減少が止まらず、頼みの観光業も災害やパンデミックの 前には脆弱だ。福山も昔日の繁栄に比べると、今はまだまだ寂しい状況。各地 がそれぞれ、いくつもの問題を抱えている。  実際、広島県には安定感がない。県の象徴である広島東洋カープがいみじく も象徴しているとおり、一時最強を誇っても、ちょっとしたきっかけですぐに 沈んでしまう。実力がありながら、「自虐」傾向があったりするのは、こうし た広島県の不安定さを、県民は肌で感じているからなのかもしれない。  だが、それでも広島県の歩みは止まらない。2020年に世界を覆った新型 コロナウイルス感染症の大流行下においても、広島駅のさらなる拡大や、福山、 三原の再開発など、経済の動きは活発だ。これは、それまで地域の中心である「一 流」であった広島県が、地域の枠を越え、超一流県へと羽ばたこうとしている ようにもみえる動きだ。  それでもなお、広島県の不安は色濃く残る。カープがリーグを連覇し、広島 県の経済状況が絶好調の時ですら、県民の本当の実感は不安だらけだった。激 動の2020年代に、世界へ向けて躍進しようとする広島県に、どんな不安が あるというのだろうか。  本書は、広島県4大都市の現状と課題、その歴史と県民性の分析から、広島 県の実像を探っていく一冊である。長期の取材と資料分析の結果、見えてきた 広島県の真実と未来とは、ぜひ一緒に、ご覧いただきたい。
  • これでいいのか山梨県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山梨県は、複雑な個性を持つ土地である。 まず「交通の要所」であり、「山に囲まれた閉鎖空間」でもあるという、相反する面を持ち合わせている。 そんな山梨県の複雑さは歴史にも表れている。平安時代から活躍する武田氏や江戸時代から経済界を牛耳ってきた 甲州財閥は、内紛が絶えないかと思いきや、一度チャンスと見るや一致団結する。現代の山梨県でもその強い団結力は発揮されており、 助け合いの無尽は今も山梨県の社会に定着しているし、富士山の世界文化遺産登録も成し遂げた。一方で問題も多い。 県都・甲府を筆頭に山梨の中心だった国中地方では衰退の波が押し寄せ、観光に依存する郡内地方では大きな問題も呼んでいる。 山梨県に一体何が起きているのか?山梨県の真実と県民の実態に迫る!
  • 東京23区教育格差
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京23区の教育事情は地域住民の出生事情や親の所得格差などから 教育にも大きな格差を生じていることを探求した一冊。
  • 東北のしきたり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本には、非常に古い歴史があります。 その中でも特に、東北地方には、古代から綿々と受け継がれてきた「歴史」があります。 歴史的経緯、地理的条件から、東北地方は日本列島の他の地域に比べ、 いまだに、独自の文化が長く保存されている地域なのです。 有名ななまはげや猟師「マタギ」の文化などは、原初の日本人の姿を垣間見せてくれます。 私たちが日々生きている中、「あたりまえ」に行っているちょっとしたことにも、それは存在しています。 家の中にあるもの、毎日食べているもの、何の意識もせずにしている挨拶。 友達と出かけるとき。古くから変わらず受け継がれているもの。変化を繰り返しつつ続いているもの。 これら多くに「しきたり」が隠されているのです。 しきたりの由来は、その多くが神道にあるといえるのです。 ただ、現在の日本の神道は、明治維新の際に国策として整理しなおされたものなので、 しきたりとして残っている古い神様との関わり方とは、多少の差異が存在します。 そもそも、日本の神様や神社とは、その地域に根ざしたもの。 それぞれの土地にそれぞれの神様がいて、地元も人々を守ったり叱ったりしてきたわけです。 当然、その土地土地で神様の好みや性格は違うわけなので、挨拶や礼儀も違ってくるわけですね。 つまり、神様との関わり方に由来するしきたりは、地域によってかなりの違いがあるのです。 長きにわたって独自の文化をはぐくんできた東北には、 他の地域とは違った神様がいて、他の地域とは異なったしきたりがあるのです。 同時に、これまで大切に受け継がれてきたしきたりも、 多くが忘れられていくという副作用も発生してしまいました。方言も急速に薄れつつあります。 それぞれの地域に、長く受け継がれてきたしきたり。 確かに、その多くは面倒であったり、都会のスタイルや外国の格好の良い物に比べ、 おかしい、変だと思われてしまうものがあったかもしれません。 でも、長年続いてきたものは、それだけの理由があるのです。 その土地で、人々が生きていくために必要なもの。 偉大な功績を残した人を忘れないために行われてきたもの。 その由来や、どのように生活に結びついてきたのかを知ることは、とても大切なことなのではないでしょうか。
  • 日本の特別地域5 東京都 新宿区(電子版)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「新宿区」と聞いて、読者のみなさんは最初にどんなものを思い浮かべるだろうか。 やはり世界最大の規模を誇る新宿駅や、大オフィス街。 もしくは巨大な都庁だとか、とりあえず「大」の字がつくものばかりだと思う。 これら「大」の字群は、新宿駅から徒歩数分圏内にあるものばかり。 つまり、「新宿区のイメージ」とされるものは、勤務地であったり買い物をする場所であったり、 電車を乗り換える駅であったりする新宿駅周辺のみで成り立っているといっても過言ではない。 それに加えて「やくざ銀座」やら、歌舞伎町や新宿二丁目、ゴールデン街など 「危険だったり怪しかったりする飲み屋街」といったところか。 これもまた世界最大級の規模である。 そして、商業地区・オフィス街のみの区ではなく、多くの人間が暮らす街である。 とはいっても、 「新宿に住んでいるのって、すげー高い億ションとかに住んでいる少数の金持ちだけでしょ」とか 「治安が悪そう」など、 住宅地としての新宿区は「高くて危険」という悪いイメージをもたれている。 だが、これは果たしてどの程度正確なイメージなのだろうか。 新宿区を調べれば調べるほど、 「本当は新宿区内のそれぞれの地域が密接な関係性を持ち、それぞれが影響しあっている」 ことがわかってくる。 そしてまた、 「なぜ、密接に関係しあっているのに、表面的にはまったくの別物に見えるのか」 ということも見えてきた。 その原因は、30年前に新宿区を襲ったインフラの再整備、つまり都電の廃止が大きく影響していたのだ。 こうした新宿の噂・闇なども含め新宿区の過去から現在を見ながら探っていくことにする
  • 日本の特別地域 特別編集 これでいいのか 神奈川県 相模原市(電子版)
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地域とその住民の真実を探る「地域批評シリーズ」。 ここ神奈川県ではこれまで横浜市、川崎市という政令指定都市をフューチャーした。 神奈川県では「横浜市2」「湘南エリア」を含めて第5弾となる本書では、 2010年に政令指定都市となった相模原市を取り扱うこととなった。 大阪府を逆転し、人口で全国第2位の県となった神奈川県だけに、 これまた全国最大となる3つの政令指定都市を抱えることになった。 これはめでたい、さっそく相模原市も一冊にまとめねば! しかしである。 横浜、川崎といえば知名度も高く、日本全国見回してもほとんどの人が知っている「地名」である。 それに対し、我らが「相模原市」はどうだ。 首都圏住民でも正確な位置関係をそらんじることを出来る人は、決して多数派ではない。 主要産業、名物、歴史名跡などはあったっけ? と聞かれれば、 「うーーーん」と腕を組んだまま固まってしまうレベルである。 だが、2011年3月11日、東日本大震災が発生したことで、 ぎりぎり首都圏域という立地にある相模原は、帰宅困難者を大量に出した。 神奈川県の水瓶である相模原のダム群だって、大地震の直撃を受けたら決壊してしまうのでは? これより展開されるのは、街を歩き、各種データを調査した結果見えてきた「相模原市の真の姿」だ。 読んでもらえば改めて思うだろう「これでいいのか相模原市」と。
  • 日本の特別地域 特別編集 これでいいのか 東京都 杉並区2(電子版)
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2008年発刊の『日本の特別地域 特別編集 東京都杉並区』では、 中央線沿線をモデルケースとして、杉並区に対するイメージは本当なのか、というか、 そもそもイメージばらばらじゃないか?といったあたりを考察した。 まあざっくりと要約してしまえば「駅ごとに人種が違う」。 さらに言えば、同じ駅を利用する人間たちの中にも絵に書いたようなブルジョワもいれば、 良くわからない自由人もいる。 これが杉並区に対する印象のバラつきの原因だった。 「駅ごとの違い」について考えるうちに、 駅と言っても中央線と井の頭線、西武新宿線でもずいぶん違うよね、 という杉並区民なら当然な結論にブチ当たる。 野蛮でガサツでそれが魅力なのが中央線なら、 ハイソで瀟洒でステータスになるのが井の頭線沿線。 西武新宿線は、杉並がどうこうというより「西武」の支配地域でまた別世界。 同じ杉並区内でも随分と違う、路線別、エリア別住民傾向もそれぞれ違う。 「貴族」と「素浪人」が杉並区というフィールドの中に同居しているのでは? これが杉並本2冊目となる本書のテーマだ。 永福あたりに住んでいる住民は、高円寺の端に住む筆者から見れば、まるで貴族である。 じゃあ俺らは素浪人か? 蛮族か? 善福寺川はルビコン川か!? そして、抱かれる「イメージ」が本当かどうか、 実際にデータと取材、自分の目と足で確かめるのが、本シリーズの持ち味でもある。 1冊分の紙幅を用いて、杉並区の人種クラスタをチェックしていこう。
  • 日本の特別地域 特別編集58 これでいいのか 山梨県(電子版)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山梨県は、複雑な個性を持つ土地である。 まず「交通の要所」であり、「山に囲まれた閉鎖空間」でもあるという、とても同居できそうもない両面を色濃く持っている。 山梨県は旧甲斐国とほぼイコールの県であるが、「甲斐」の語源自体 が「道の交わる交(カイ)」と 「山に囲まれた峡(カヒ)」という正反対の説がある。 県内でも、地域ごとの違いは大きい。県内は笹子峠に代表される数々の峠で甲府を中核とする「国中」と、それ以外の「郡内」に分断されている。  山の中の小さな土地で人口も少ない山梨県だが、それでいて日本史においては非常に目立つ地域である。平安時代から目立ちまくった武田氏。江戸時代から近年にいたっても、日本経済界で異彩を放つ甲州財閥(甲州商人)。両者ともに壮絶な内ゲバ体質であり、武田一門は一族で殺し合い、甲州財閥の時代になっても社長同士が刺客を雇って暗殺を狙うような恐ろしい土地だ。 そのくせ、山梨県人には強力な一体感があり、 殺し合いをしていたライバルと一致団結して事業に取り組んだりする。どっちなんだよ! このように複雑な山梨県。 近年ではその団結力が存分に発揮され、富士山が世界文化遺産へ登録を成し遂げた。がっ一方、 人口の減少から甲府にはシャッター街が広がっており、「関東の奥座敷」 と呼ばれた石和温泉の衰退など問題も多い。 一体、山梨県とは、そして山梨県民とはいかなる存在なのか。 一体感があるんだかバラバラなんだか分からない県民性。 本書ではこれらを一つ一つひもときながら、本当の山梨県を探していきたい。
  • 日本の特別地域 特別編集39 これでいいのか 東京都 武蔵野市三鷹市(電子版)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「住みたい街」「かっこいい街」そんな風に言われる街はたくさんある。 しかし、この『地域批評シリーズ』では、そうした街はあまり扱うことはなかった。 それはなぜか。 単純に「かっこいい街」などと言われる地域は、本当は薄っぺらで、 中途半端にうわべだけを整えたチェーン店が軒を連ね、歴史の蓄積もなく、 実際に住みやすいかもしれないが、「住んでいて楽しい街」ではない場所が多い。 そうした土地に深い「地域愛」は芽生えず、そんな地域を扱った本は面白くないのである。 もちろん例外は大いにあるが。 などと言ってしまったところで、今回は「武蔵野市・三鷹市」である。 武蔵野市と言えば、東京のみならず全国、 もしかしたら世界にも通用する一大おしゃれ先進文化都市「吉祥寺」を抱える 超ブランド地域である。 後述するが、「住みたい街」「住んで良かった街」系ランキングでは 金メダルの取得を義務づけられたようなチャンピオンである。 筆者はお隣の杉並区の出身である。 が、23区といっても大股で4歩ほど歩くと武蔵野市という境界線の生まれである。 武蔵野、三鷹両市は生まれ故郷と言っても過言ではない。 そんな人間から見ると、両市は確かに誇り高き我がスウィートホームだが、 欠点・弱点も多く存在するのである。 ここに武蔵野・三鷹の化けの皮をはがしてみる。 果たして、武蔵野市、三鷹市は本当にその人気に値するのか。 読者諸兄諸姉とともに見ていくとしよう。
  • 日本の特別地域 特別編集35 これでいいのか 宮城県 仙台市(電子版)
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東北の中心地を自認する杜の都・仙台市。 市民は東北イチの大都市に住むことを自慢に思うが、 他市や他県民からは「その天狗っぷりが鼻につく」などとも思われていたりする。 が、データというのは残酷なもので、 実際東北地方に仙台市以上に重要な都市はない、というのは「事実」と断言できるだろう。 しかし、具体的に「仙台のイメージは」と聞かれると、 意外と多くは語れないとの声もある。 そんなことないぞ、歴史で伊達政宗がいて、食い物が美味い。牛タン最高。で…… あれ? 「街がデカい」以外となると、あんまり見どころないのかも!? 発展している都市というだけならば、それこそ日本全国にある。 仙台ならではという特徴となると、住民が思っている以上に「希薄」だったりもするのだ。 ならば大都市・仙台というのは伊達男たちが勝手に思い描いていた虚像なのか、 それともアピール不足なだけで、本当に重要で特徴的な要素があるのだろうか。 その辺を徹底調査していくのが本書の目的である。 が、すでに30を越える街を調査してきた本シリーズにあって、 今回は、やや特殊な構成にならざるを得なかった。 2011年3月11日に発生した東日本大震災により、 仙台、宮城をはじめとした東北~関東の沿岸地域は多大なる被害を受けてしまった。 純粋な震災被害を語る本でもないので、基本的には「仙台/宮城と震災」という目線から、 そして希望も込めて「アレからどこまで復興したのか」という切り口で、 多くの紙幅も費やさせて頂いた。 そもそも仙台市とはどんな都市なのか、そして仙台市がこれから担うべき役割とは。 仙台市の実力は本当に「伊達じゃない」のか!? とくとご覧頂きたい。
  • 日本の特別地域 特別編集33 これでいいのか 千葉県 千葉市(電子版)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『東葛』、『葛南』、『千葉県』に続き、本書にて千葉シリーズも4冊目。 満を持して県庁所在地にして政令指定都市・千葉市の登場……と言いたいところだが、 実は千葉市が東葛エリア、葛南エリアの「後回し」になったのにはワケがある。 実は、当初の予定では前述の東葛・葛南エリアよりも先、 千葉県内の都市として一番最初に取り上げるはずだったのだ。 県庁所在地が後回しになったのは一体何故か。 それは事前取材を進めるうちに発覚した 「千葉市、見どころねぇや!」という、身も蓋もない事実のせいだ。 商都・柏を中心に「千葉都民」たちが住む東葛エリア、 同じく船橋を中心とした葛南エリアに比べ、千葉市は実に特徴がない。 そもそも「千葉市といえば?」というイメージがわいてこない。 これが「千葉県といえば?」なら色々出てくるが、 その印象は東葛、葛南の各エリアの特徴だったり、 あるいは房総半島の豊かな漁場や自然だったり。 ピーナッツや菜の花だって八街や南房総が産地で、千葉市はあまり関係がない。 そんなこんなで「……とりあえず、後回しでいいか」というのが 千葉市に対する評価だったのだ。 東葛、葛南を刊行し終え、逆に浮き上がってきたのが 「なぜに千葉市はこんなにダメなのか」という疑問。 他の都市と比較した場合、いい部分が目立たず、 ダメな部分ばかりが目立ってしまうのが千葉市の印象だ。 しかし本シリーズの目的は、そういったイメージに捕らわれない調査・批評である。 本当に地味で見どころのない街なのか? 実は隠れた実力者だったりするんじゃないか?  もしかしたら、イメージ以上にダメダメなのか? 印象の薄い謎の都市・千葉市の真の姿を、これから一冊をかけて暴いていこう。
  • 日本の特別地域 特別編集37 これでいいのか 東京都 大田区 第2弾(電子版)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前作を執筆する時、色々と都合がよかったので大田区に住んでみた。 メシ屋が美味い! スーパーが安いと言うことなしであった。 さて、この度数年ぶりに大田区をディープに再訪してみたが、 やはり住民たちは「こんな暮らしやすい街はない」といった感じだ。 安い! 美味い! そして、古い! そう、銭湯も商店街の数も都内最大数を誇る街、それが大田区だ。 そうした、大田区の妙な暮らしやすさを生み出してきた源流が、 「設計図を紙飛行機にして飛ばせば製品になって戻ってくる」 とまでいわれる、技術力の高さを誇る製造業だ。 しかし、今や大田区も徐々に変革の波に飲み込まれている。 国家レベルの産業セクターの変動によって製造業は海外流出の一途。 次第に工場は姿を消して、マンションが次々と立ち並ぶようになってきた。 でも、いくらマンションが立ち並んで、 蒲田にオシャレな店ができようとも、 一歩通りを裏に曲がれば、古ぼけたアパート、民家の合間の工場、 そして、総菜屋や立ち食いの焼き鳥屋が並ぶ商店街、 大田区はこれに尽きる。 そう、ここではまだ昭和が続いていたのだ。 映画にもなった『三丁目の夕日』に見られるように、 郷愁のなかにある昭和は素敵だ。 でも、その実態がどれだけ悲惨なものだったかは、 誰もがよく知っているだろう。 大田区が生まれ変わることができるか否か、いまが分水嶺だ。 焼け跡からの出発に次ぐ、 新たな大田区の出発のための本書としてとらえていただければ幸いだ。
  • 日本の特別地域 特別編集70 これでいいのか 東京都北区
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 北区は東京23区の北部に位置する、東西約2.9km・南北約9.3kmの南北に細長い形状で面積は20.59平方キロメートル(23区中11位)あります。 北は荒川および荒川放水路を隔てて、埼玉県川口市と戸田市に、東は荒川区と隅田川を隔てて足立区に、西は板橋区、南は文京区と豊島区に接しています。 また、都県境に接しつつ山手線内のエリアを共有しているのは、23区の中で北区だけで、明治通り・環七通り・環八通り・中山道・本郷通りという幹線道路が通っており、 都心へのアクセスは便利です。 JRの駅数も10駅と23区で最も多く、区内のほとんどの住宅地が駅からの徒歩圏内にあります。 そして、23区の中でも際立って物価が安く、庶民に優しい街としても知られています。 その北区の中でも、特に赤羽はディープな街として、老若男女を問わず多くの人々から注目を集めています。 最近は、マンガ「東京都北区赤羽」(清野とおる:著)が、人気俳優の山田孝之主演でTVドラマ化され、さらにその注目度は高まっています。 1度会ったら忘れられない、強烈なインパクトのある住民たち。 大型商業施設にはない、独特な個性を持った商店街……。まさに、赤羽はマンガを超えるような面白いことがリアル起こる、ワンダーランドなのです! 本書は、そんな赤羽を中心に、北区の現状と未来の様々な問題を、現地取材と詳細なデータを基に、徹底的に探っていく1冊です。
  • 日本の特別地域 特別編集28 これでいいのか 千葉県 葛南(電子版)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 船橋市、市川市、浦安市、習志野市、八千代市の5つの市をまとめて 『葛南』と呼ぶことを、 現地の住民のどれくらいの人が知っているのだろう?  しかし『東葛』という言葉なら比較的、耳にしたことがあるはず。 そもそも『葛南』とは、その『東葛』に対してあるような言葉で、 かつてこれらのエリアを含む広大な地域が「東葛飾郡」であったことに由来している。 現在、『東葛』エリアといえば、 松戸市、柏市、野田市、鎌ケ谷市、我孫子市、流山市の6市のことを指し、 『葛南』エリアとはビミョーな距離感で、 対比されたり、友好関係があったりすることは このエリアに住む人なら誰でも感じているはずだ。 属する市はメジャー級でも、マイナーな響きの『葛南』。 先頃、東日本大震災の放射線量調査で要望書を提出した、千葉市と市原市を含む 『京葉地域7市』の方がメジャーになっていくかもしれない。 しかし本書はあくまでも『葛南』エリアにこだわって地域批評させていただく。 何故なら、震災で大きな被害を被った浦安市、 千葉県一の商業地である船橋市、東京の一部といっても過言ではない市川市、 ベッドタウンとして栄えてきた習志野市や八千代市をまとめた 『葛南』エリアだからこそ、浮き彫りになる特徴があるからだ。 本書はこのような『葛南』が持つ魅力や問題点、 そして、そこに住む千葉都民 (通勤、通学、レジャーなどの生活全般が東京都内にある千葉県民のこと)や 千葉県民の生態を、独自の視点と調査によって明らかにすることを目的としている。 その見解には賛否両論あるだろうが、面白可笑しく読んでいただければ幸いだ。
  • 日本の特別地域 特別編集48 これでいいのか 東京都 世田谷区 第2弾(電子版)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 当シリーズでは以前に1度、世田谷区を扱っており、今回はその第2弾である。 前作では、まず世田谷の高級イメージをぶち壊すところから始め、そこから世田谷の現実と真の姿を見出そうとした。 その試みは成功したと自負しているが、前作から約4年、相も変わらず世田谷は「高級幻想」に苛まれている。 世田谷の高級幻想とは何か? 多くの芸能人や金持ちが実際に住んでいる世田谷は、高級住宅地、セレブタウンとして認知されている。 さらに今、下北沢や三軒茶屋、二子玉川といった人気タウンを筆頭に、区内の多くの駅とその周辺が再開発で変貌を遂げつつあり、世田谷という街の「パッケージ」は洗練度を増している。 だが、そうした「かたち」にこだわっているのは得てして余所者。 彼らが世田谷に住んだ、あるいは住みたいという背景には、自己顕示欲の充足という意図が多分にある。 彼らが世田谷に求めるのは「ステータス」であり、「一流」の看板。 とはいえ、単に世田谷に住んだからって一流ではない。 高級幻想を抱きつつ世田谷へ住み、一流だと勘違いした者たちは、成り上がり精神全開で、小ずるく狡猾に世田谷ライフを謳歌しているのだ。 もともと農村地帯だったのに、やがてハイソと呼ばれるようになった世田谷は、そもそもが成り上がりの街ではある。 だが、ハイソ(一流)な部分はあっても、いい感じに田舎臭くて自然体なのが世田谷の美点である。 世田谷とは本来、一流でも二流でもなく“1.5流”ぐらいがしっくりくる街。 そんな「中の上」を地で行く世田谷民こそ、「世田谷の正統派」といえるだろう。 本書では、冒頭に書いた前作のテーマを引き継ぎつつ、現在の世田谷の問題点を取り上げ、さらに区内にうごめく新旧世田谷民の実態に迫ってみた。 知っているようで知らなかった世田谷がここにはある!
  • 日本の特別地域 特別編集44 これでいいのか 福島県(電子版)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う原発事故という未曾有の大災害は、福島県を激変させてしまった。 平和だった地に突然舞い降りた悲劇が、福島県民にもたらした嘆きと絶望感の大きさは計り知れない。 福島は、寒冷で厳しい風土の東北の中にあって比較的気候に恵まれており、農産物が豊かに実るまさに「豊穣の地」だ。 面積は広大だが全体の約7割が山地という福島は、奥羽山脈と阿武隈山地によって県が3つの地域に区分されている。 東から太平洋に面する浜通り、夏冬の寒暖差激しい盆地の中通り、そして豪雪地帯の会津。 先の災害によって直接的な被害を被ったのは浜通りだが、 中通りやさらに遠く離れた会津でも原発事故による風評被害に襲われ、 福島全体でいわれのない差別を受けてしまった。 さらに「福島はもう終わった」との無責任な外部からの声。 だが、福島県民は今、そうした状況から不屈の精神で立ち上がろうとしている。 ただし、復興に向けて県全体が一枚岩になって進もうにも、 県内には独立国家が3つあるようなものだから、まとまりに欠けるという指摘もある。 そこで本書では、福島県の各地域の歴史や特徴、問題点などを現地取材から明らかさせていただいた。 福島は悲運だと嘆くばかりではなく、 現実をしっかりと見つめて未来へと歩を進めるための一助になれれば幸いだ。
  • 日本の特別地域 特別編集60 これでいいのか 鹿児島県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鹿児島県は特に近代、日本の歴史において非常に重要な位置を占めた土地です。 行き詰まった武家政治から近代国家への急激な転換を、驚くほど素早く、 また考えられる限り最小の犠牲で成し遂げ、明治維新の主力となったのが、鹿児島県なのです。 この偉業の大きな要因として、鹿児島が他の地域から隔絶された「密国」であったことが挙げられます。 情報収集と根回しの失敗で滅亡の危機に瀕した関ヶ原の反省を踏まえ、 当地を治める薩摩藩は江戸時代、外部からの情報収集には尋常ではない努力を払いました。 しかし、国内への進入が事実上不可能だったので、 トップレベルは外のことを知っていても、一般民衆レベルでは「鎖国」状態でした。 それゆえ、当時の「日本人」というくくりの中ではかなり異質な存在であり、 薩摩弁が多くの方言の中でも相当特殊な部類に入るのはその典型といえるでしょう。 こうした背景があったことで、鹿児島県人は他県の日本人のように状況に流されず、 効率的に動けたのが、明治維新だったのではないでしょうか? あれから百数十年。鹿児島は今、新しい転機に立たされています。 他の地域からの交通アクセスが非常に悪い鹿児島は、 時代に大きく取り残された存在となっており、九州新幹線が開通したことで変化はしているが、 その恩恵はまだ鹿児島中央駅と鹿児島市にしか見受けられないのです。 本書は、さまざまな観点から「今」の鹿児島を解き明かしていきます。 歴史背景、各種データ、鹿児島人という「人種」。 リアルな鹿児島県の姿を発見した時、新しい鹿児島の未来を探るヒントが、きっと見つかるでしょう!
  • 日本の特別地域 特別編集62 これでいいのか 青森県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界の最先進国日本も、そのほとんどはイナカである。 そして、青森県はその中でも「最たるイナカ」というイメージを持たれている。 やはりこれは『テレビも無ェ ラジオも無ェ』から始まる金木出身の大物歌手による大ヒット曲 『俺ら東京さ行ぐだ』の影響が大きいのだろう。 だが、青森県は「最悪のイナカ」なのだろうか。 仮にイナカだったとしても、そこが「オラこんな県嫌だ」なのかどうかは別問題だ。 そして、その土地が総合的な意味で豊かであるか、貧しいかも、また然りである。 本書は、ありきたりの観光ガイドではない。 青森県にはどんな人間が住み、どんな生活をして、 本当はどこが良くて、どこが問題なのかを、 丹念な取材と、多くのデータを分析して解き明かしていく。 青森県に貼られた「レッテル」を一枚ずつはがし、 真実の姿が少しでも明らかになれば、幸いである。
  • 日本の特別地域 特別編集68 これでいいのか 秋田県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昨今、「地方創生」という言葉が、盛んに聞かれるようになりました。 これは、現在政権を握っている自由民主党が、伝統的に地方を重視する政党だという事情もありますが、それを差し引いても、そろそろ本格的に対策を講じないとヤバいという状況が生んでいる現象です。 東北6県の中でも、秋田県は、人口減少・過疎化・高齢化・各エリア中心部のシャッター街化・観光産業の衰退などが激しく、同じく危機にあえぐ近隣県と比較しても、米価の低落で最大の武器「あきたこまち」が牽引力を失い、都市力では宮城に惨敗、リンゴの青森、サクランボの山形とは、特産品でも後塵を拝し、東北自動車道、東北新幹線というメインルートを持つ盛岡にも、総合力で敗北している感が強くあります。 しかし、実際のところ相当追い込まれている秋田県ですが、本当にあとは「消滅」を待つばかりなのでしょうか? 実は今、秋田県は大逆転に向けたスタートを切った状態に見えます。もちろん、逆転勝利のためには、膨大な問題を解決し、目に見える成果のない努力を、長期間続けなければならないかもしれません。秋田県人の「気質」が、それを邪魔することだってあるでしょう。 当編集部は、様々なデータを分析し、実際に秋田県内をくまなく歩き周り、色々な話を聞いてきました。本書は、秋田県の多くの問題点を指摘しつつ、今、秋田県がどういう状態で、どういうことが起こり、この先どんな未来が待っているのかを、ひとつひとつ解き明かしていきます。
  • 日本の特別地域 特別編集64 これでいいのか 愛媛県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 愛媛県のイメージってなんだろう。ヨソの人にとってはミカンにポンジュース……以上だ。 だが、愛媛県の実力はそんなものではない。そもそも、愛媛県、いや伊予国は 「誇り高き海賊」の国。古くは平将門と並び称される英雄、藤原純友の本拠地であり、 瀬戸内水軍の中でもっとも権威のあった河野水軍は愛媛の一族。 いかなる支配にも屈せず海を駆けた自由の民の国なのだ。 その海賊の子孫たちが住む愛媛は、大きく3つのエリアに分類される。 しかし現在、各地はそれぞれ大きな問題を抱えている。 東予の工業地帯は斜陽期を迎え、ミカンと海産の衰えた南予各都市は ことごとくシャッター街と化した。四国最大の都市である松山は今もその力を 保っているように見えるが、その内実は郊外化の進行や再開発を巡る対立など 懸念すべきことも多い。 本書は、そんな愛媛を多角的に愛媛県を解き明かすことで、 その「未来」を考えるための材料となることを目指した一冊である。
  • 日本の特別地域 特別編集66 これでいいのか 佐賀県
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地域のイメージというものがある。どこどこは都会だとか、どこどこは歴史があるだとか、そういうものだ。佐賀県は、このイメージが著しく悪い。いや、「悪い」というよりも、「イメージすら希薄」な土地だ。九州の「首都」というべき福岡、維新の英雄を輩出した「隼人の国」鹿児島、出島とハイカラな長崎など、九州の各県はそれぞれが強烈なイメージを持っているのに対し、佐賀県はそうしたものがない、もしくは意識されていない。かなり好意的な表現を使っても「地味」なのである。 かといって、佐賀県に売りがないわけではない。吉野ヶ里に代表されるように、古くから文明が栄え、明治維新に際しては、中心的な役割を果たした「薩長土肥」の一角だ。こうやってみると、「なんで佐賀はこんなに地味なのか意味がわからない」と思ってしまう。 本書は、この謎を解き明かす一冊だ。佐賀県はどうして「地味な田舎」なのだろうか。なぜ福岡が九州随一の都市なのに、隣接する佐賀県はその恩恵を受けていないのか。我々は、様々な角度から佐賀県を分析し、佐賀県の「隠された実力」と「何が問題なのか」を探った。そして見えてきた、本当の佐賀県とはいかなるものだったのかを探求していく。
  • 日本の特別地域7 これでいいのか 東京都 中野区(電子版)
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中野区は不思議な街だ。新宿からJR中央線快速でほぼ5分、東京駅へも15分程度。 新宿までが近いのだから、首都圏の主要部分すべてへのアクセスが抜群といえる。 通常、これだけ主要なビジネス街や繁華街まで近く、 それでいて「郊外の住宅街」であれば「高級住宅街」になってしかるべきである。 だが、中野区と聞いて思い描くイメージは違う。 ひとつには中野ブロードウェイを中心とした「ヲタクの街」というものがある。 ヲタクのメッカといえば秋葉原、次にくるのは池袋となり、 中野区は池袋と同等、部分的には上という「ヲタクの街としてのランキング」にある。 思うに、中野区は様々な「目立つ要素」のために、やたらと「低く」見られているのではないか。 前にも述べたとおり本来であれば高級住宅地として見られていてなんの問題もないはずである。 それが証拠に、中野区よりも都心部から遠いお隣の杉並区は、 まあ最近は「中央線」なイメージにとらわれて少々おかしくなってはいるが、 一応は高級住宅地として認知されている。 中野区と杉並区を比べた時、確かにイメージの差は歴然としてある。 というわけで、本書では随所でここに挙げさせてもらった杉並区と足立区を比較対象とし、 中野区の真の姿を探っていくこととする。 たぶん全項目で杉並区も足立区も蹴散らすに違いない。 中野区の全貌が、ここで明らかになるのである。
  • 日本の特別地域6 東京都 渋谷区(電子版)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「渋谷」とは、東京23区のひとつである渋谷区と、 JR、東急電鉄、東京メトロの乗り入れる渋谷駅を中心とした繁華街を指す。 だが、「渋谷」という言葉、その意味は、ただ単に地名や駅という範疇に収まらない。 「渋谷」にはその地を出発点として、日本全国、場合によっては世界に広がって行く現象の意味もある。 本書では、これをカタカナで「シブヤ」と呼ぶことにする。 「シブヤという現象」は、それこそ星の数ほど存在する。 古くはハチ公物語から始まり、VANを始めとするアイビー・プレッピーの主流を銀座から奪い取り、渋カジへと発展。 なぜか新不良形態「チーマー」が生まれ、日焼けサロン、ルーズソックス、ガングロくらいまでは良いが、 ヤマンバ、そしてしまいには誰彼かまわず襲い掛かることに意義のあるアマゾネスなどというものも登場。 また、「たまごっち」「デコケー(デコレーションをした携帯電話)」など、 渋谷から火のついた商品も数多く、「シブヤ」が日本の社会に与えた影響は計り知れない。 渋谷区とは、「シブヤ」を頂点として、ともかく個性が強く、 むしろ特殊で、それぞれ馴染む人間、馴染まない人間を強烈にわけるという、 色々な方向に突き抜けた地域が、約15万平方キロメートルという大して広くもない土地の中に凝縮され、 お互いに徒歩で行き来できる距離に存在している、そんな街なのである。 本書は、渋谷駅を中心に生まれ全国に絶大な影響力を行使し続ける渋谷文化を解明し、その真実の姿に迫るものである。 渋谷区と「シブヤ」は、知れば知るほど特殊だということがわかる、『日本の特別地域』の決定版だ。 ぜひ、その面白さに触れてもらいたい。
  • マンガ論争 9
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙は環望さんの『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』よりヴィルヘルミナ・ヴラド・ツェペッシュ姫(400歳)です。 ■緊急特集:マンガは児童ポルノではない! ・Special Interview/山田太郎参議院議員 ■特集内特集 表現規制反対運動の軌跡 ・「有害」コミック問題を考える会の思い出/長岡義幸 ・マンガ防衛同盟の想い出/西形公一 ・AMI解散に際して/AMIの思い出とその解散/AMIの果たしたもの、果たせなかったもの/兼光ダニエル真/カマヤン/ムラクモ ■小特集1:マンガ家さんとKindleさん ・まだ電書のみでは喰えないがロングテール化は可能だ!/うめ・小沢高広Interview ・KDPヒット作家に聞く電書とセルフ・パブリッシングで喰う方法/鈴木みそInterview ・KWが二次創作解禁って、それ本当?/兼光ダニエル真 ■小特集2:2013年上半期Topics ・エロ漫画の自主規制はどこまで進んだか?/稀見理都 ・保護期間70年は失敗だった!? 孤児作品の増加をどうするか ・非親告罪化しても安心!? 赤松健氏の「黙認マーク」案 ・児ポ、TPP、オリンピックにコミケはどう対応するのか/市川孝一コミケ共同代表Interview
  • マンガ論争 10
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙は未識魚(中川譲)さん。 この号では表現規制問題が熱い! 児ポ法改正問題、東京青少年健全育成条例改正後の問題点、修正問題を大激論! さらに、張彧暋さん(香港)、朴景信教授(韓国)、スヴェトラーナ・ミンチェバさん(全米反検閲連盟)、チャールズ・ブラウンスタインさん(コミック弁護基金)の講演をレポート。 『はだしのゲン』排除問題、青空文庫特集等々、時代の証言がここにあります。 ■第1特集 表現規制の現在 1月の通常国会が正念場なのか? ・児ポ改正案は憲法条文に抵触する可能性大! 髙山佳奈子教授講演レポート ・なぜ為政者は性表現を制限したがるのだろう? 白田秀彰准教授講演レポート ・同人誌・コスプレの自由と、著作権訴訟 岡田昌浩准教授講演レポート ・表現者、個々に問われる修正の基準!/稀見理都 ・衝突する表現の自由とヘイトスピーチ規制 ■第2特集 東京都青少年条例改正「その後」を追う ・東京都青少年健全育成条例の運用実態を聞く─淺野克彦都議会議員 ・不健全図書はどうやって決められるのか?─東京都青少年課に訊く─ ■第3特集 海外のマンガ関係者講演レポート ・香港・著作権法制強化は政治諷刺規制が狙い? 張彧暋(チョウ・イクマン)氏講演レポート ・仮想物規制を盛り込んだ「アチョン法」の怖さ 朴景信教授講演レポート ・表現の自由とアート、親と子と写真の危険性 スヴェトラーナ・ミンチェバ氏講演レポート ・コミックの自由を守るCBLDFの活動とは? チャールズ・ブラウンスタイン氏講演レポート ・解説:NCACとCBLDFの基礎知識 ■第4特集 はだしのゲン排除騒動から見えてきたこと 排除の思想は現在と未来の議論を封殺する ・「漫画は簡単にわかる」は本当か? 吉村和真教授に訊く ・学校の中の『はだしのゲン』/イトウユウ ・マンガと学校図書館の自由/佐久間美紀子 ■第5特集 青空文庫の世界と著作権 それは青空のように誰の頭上にもあるもの ・追悼・富田倫生さん 最も高価な「タダ」の本 ・スマホでタブでPCで 青空文庫の遊び方 ・二次創作を容認する「同人マーク」運用開始 ■巻末インタビュー 2020年コミケ会場の最有力は幕張メッセ!? ・市川孝一コミックマーケット共同代表インタビュー
  • マンガ論争 11
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版。表紙はおがきちかさんの雨上がりの情景。この号も激論白熱! ■総力特集 児ポ法改正の顛末 ・変だった旧法と三党改正案から5党合意成立まで ・改正児ポ法で何がどう変わったのか? ・まだまだ問題山積みの改正児ポ法 ・所持している児童ポルノを処分する方法は? ・劣悪な漫画は規制すべきだ!ついに姿を現した「青少年健全育成基本法」改正案成立を新聞はどう報じたのか? ・個人が起こした「児ポ呼称変更署名」活動記録「オタクの生存戦略」はネット外の実行力が必要/廣田康介氏インタビュー ・ICPO が「児童ポルノ」は不適切な用語と指摘「3 万人の集合知」で戦った児ポ法改正審議/山田太郎参議院議員インタビュー ・児ポ、都条例、表現の自由と雑協倫理委の役割/山了吉氏インタビュー ■第2特集 漫画をめぐるゴタゴタ大全集的なアレ ・足踏み状態のTPP 交渉、どうなる同人誌界? ・美味しんぼ・鼻血問題の本質は何処にある? ・GMO がフィギュア系ブログを一方的に削除 ・過激なコスプレも児ポ法違反となる危険性が!/牛島えっさい氏インタビュー ・ニトロプラスが二次創作ガイドラインを改定 ・ろくでなし子・女性器3D データ事件を考える ・都条例新基準適用第一号は『妹ぱらだいす2』 ■第3特集 韓国における日本漫画とアニメの受容 ・韓国での日本エロ漫画読者の経験談/宣政佑氏特別寄稿 ・模倣がロボットアニメの衰退を呼んだ/かに三匹 ・もはや入手困難!韓国パクリ漫画コレクション(韓コレ)/大江留丈二 ・訂正記事/恐怖のアチョン法と朴教授の真意 ■第4特集 2014年上半期のアレコレ ・漫画界という大きな生態系の中で/コミティア代表・中村公彦氏インタビュー ・日本マンガ学会第14回大会in 京都 ・日本マンガ学会ラウンドテーブル ・「争点化される『エロ』」/稀見理都 ・〝規制と規範〟からみる女性向け性表現/堀あきこ ・第53回SF大会 祝『暗黒星雲賞』受賞/稀見理都
  • マンガ論争 19
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版。 19号では森田崇さんをお迎えし“ルパン帝国再誕計画”連動企画として表紙&ロングインタビューで発進! 巻末には『あれよ星屑』完結記念、山田参助さんロングインタビュー! ■ルパン帝国再誕計画『怪盗ルパン伝 アバンチュリエ』◆超ロングインタビュー◆森田崇さんに訊く! ■第1特集:今そこにある危機!? ・水面下で進行するアブナイ動き ・エロ本自販機壊滅地域の滋賀県が何故?/黒沢哲哉さんインタビュー ・北海道と滋賀県における有害図書制度の運用に関する論点解説 曽我部真裕教授講演レポート ■第2特集:2018年上半期イベント ・濃すぎる即売会はハンパない熱量が充満 資料性博覧会2018レポート ・COMITIA124アフターレポート ・表現の自由を守る会2周年記念パーティレポート ・第21回文化庁メディア芸術祭をマンガ部門中心に ・・優秀賞『ニュクスの角灯』の資料から、書棚問題まで縦横無尽 ・・優秀賞『銃座のウルナ』奇怪な戦場と陰鬱な平和 ・・新人賞『バクちゃん』における移民の視線 ・・新人賞『甘木唯子のツノと愛』の空間認識 ・・功労賞:竹内オサムさん・「活字で残していくこと」 ・日本マンガ学会 第18回大会アフターレポート ・秋が楽しみな『はみだしっ子』舞台化第2弾 ・第57回日本SF大会ジュラコン・レポート ■『あれよ星屑』完結◆巻末超ロングインタビュー:山田参助さんに訊く ■特別寄稿 ・ゼロから始める表現規制反対運動の作り方/温泉半熟卵 ・チンコと修正、切っても切れない関係?/稀見理都 ・おきあがりこぼしPROJECT! 大・作・戦 2018夢の大東京展/永野のりこ ・牧神の午後への前奏曲/谷口 敬 ・江戸栖方さんを偲んで 故・吉田正高教授の知られざる(!?)半身の活動譜/大江・留・丈二
  • マンガ論争 15
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙&巻頭インタビューは『STRANGER』を刊行したあびゅうきょさんが登場。 11年ぶりの新刊、初長編、初原作付き(佐藤守)についてたっぷり語っていただきました。 2016年の参院選特集では29万票を獲得しながら山田太郎氏の選挙戦を中心に、都知事選についても突っ込んでいます。 マンガにかかわる政治、表現と規制の2010年代中期の記録資料としてご活用していただければと思います。 ◆巻頭インタビュー:あびゅうきょさんに訊く ・11年ぶりの新刊と30年変わらないモノ ◆第1特集 29万票の衝撃! 参院選で何が起きたのか? ・山田太郎候補の選挙戦を追う ・山田太郎氏に聴く 29万票の衝撃と重み ・表現規制に反対or慎重な候補者たちの結果 ・「消費者団体」として生まれ変わるAFEEの今後~AFEE編集長・坂井崇俊氏 副編集長・にしかたコーイチ氏に訊く~ ◆第2特集 2016年の「表現」と「自由」 ・ろくでなし子さんの「わたし、出馬しまんこ」展 ・山口貴士弁護士に訊く 狙うは完全無罪! ・歌門彩弁護士に訊く 色々と悩ましいCG児童ポルノ裁判途中経過 ・美術評論家連盟『美術と表現の自由』シンポジウム ・東京都青少年健全育成条例50周年記念企画① ・東京都青少年課に訊く不健全図書指定「都が選ぶこのエロマンガがエロい!50th」inいせしまこん ◆第3特集 2016年上半期イベント ・日本マンガ学会 ・日本中のマンガ研究者が集う年次大会・シンポジウム「教育とマンガ」 ・日本SF大会「いせしまこん」楽屋落ちレポート ・マジ疾風怒涛のダンジョンクエスト ・文化庁メディア芸術祭20周年企画 ・メディ芸も20周年を迎え、大きな区切りに ・マンガとBDの競演 いよいよ「ルーブル№9」が始まった ・「描く!」マンガ展 ~名作を生む画技に迫る~レポ/宇野ケイ/佐藤圭亮 ・海外オタクイベントに見る、彼らの願いとは?/稀見理都 ・レッド・星と阿修羅王が出迎える萩尾望都SF原画展 ・祝!漫画家生活50周年「山上たつひこ原画展」 ・コミティア116と二つの展示 ・アズ50年展 すべては中学校の教室と肉筆回覧同人誌から始まった ◆海外情報 パチモンGO(スターウォーズ編)/大江・留・丈二
  • マンガ論争 13
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙&巻頭インタビューは『神罰1.1』などの危険球なパロディ、『うつヌケ』『ペンと箸』などのルポ漫画で知られる田中圭一さんが登場。 ■第1特集 表現・人権・検閲 ・終わらない? アカウント凍結騒動@Twitter ・商品ページから消えたエロマンガ@Amazon ・二次創作は著作権侵害にあたらない!?~白田秀彰准教授報告会レポート~ ・「おたく」に貼られた一致しないラベル~パトリック・W・ガルブレイス講演会レポート~ ・児ポ単純所持処罰化のザ・デイ・アフター ・最後の治外法権!? 演劇は「自由」でいられるか/川口有紀 ■第2特集 海外のオタク文化に没入する ・アメリカの最新エロマンガ事情とは?/稀見理都 ・マンネリ業界に風穴を!香港漫画・オススメ近作紹介/てんしゅ松田 ・『ファン・ホーム』に捧ぐ/南佳介 ・あまり役に立たない、コミコン・レポート/大江留丈二 ■第3特集 コミケットスペシャル6 ・安田かほるコミケット準備会共同代表・OTAKU EXPO実行委員会委員長)インタビュー ・シンポジウム 『俺たちのコミケがそんなに悪いイベントなわけがない』レポート ・日本発文化創造:同人文化を中心に~OTAKU EXPO アカデミックシンポジウム・レポート~ ■第4特集 2015年上半期イベント ・日本マンガ学会第15回大会@広島レポート/日高利泰 ・「マンガで戦争を描く」、その方途をめぐって~小林よしのり×呉智英対談」イベントレポート~/雑賀忠宏 ・未来を見据えた新たな電子マンガ「ヨコヨミ」誕生~マンガはどこへ向かうのか!? ~電子書籍とウェブコミックの現在と未来レポート ・漫画オタクは、「原画展」で何ができるか?~没後20年展~ 三原順 復活祭」徹底レビュー/モリタユウスケ ・できたぞ、たキッカケ大作戦1~ショーガイ者×ケンジョー者×セクシャルマイノリティ大交流フェスティバル~/牛島えっさい
  • マンガ論争 17
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! この号から闘うフェミニスト、ろくでなし子さんの連載マンガがスタート。 ロングインタビューも必読です。 ■第1特集 表現が自由であるために ・海賊版マンガを倒すための唯一の方法とは? 赤松健講演レポート ・マンガがこれからも自由であるために! ジャクリーヌ・ベルント教授講演レポート ・自画撮り強要被害に対応し、都青少年条例改正へ ・埼玉県警がエロ漫画家に「配慮」を申し入れ! ・大炎上! ゆらぎ荘の幽奈さん ・BL狙い撃ち? 東京都不健全図書類指定の現在 ■第2特集 2017年東京都都議会選挙 会場問題待ったなしなれど… ・西沢圭太東京都議会議員に訊く どうなる2019~2020年会場問題 ■第3特集 2017年5~7月期イベント ・国会の奥にずずーっとお邪魔しました ・日本マンガ学会 一般、エロにも開かれている、マンガ学会レポ/稀見理都 ・日本マンガ学会 1日目 十年ぶりの新潟開催の年次大会、来年は京都です/日高利泰 ・日本マンガ学会 2日目第一部 球技マンガの歴史と現在レポ/森下達 ・日本マンガ学会 2日目第二部 小林まこと作品における「動き」の時間感覚をめぐってレポ/雑賀忠宏 ・最近のマンガ・アニメの高水準な背景イラストの裏側事情とは?
  • マンガ論争 12
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙&巻頭インタビューは成年誌でも一般誌でもピュアな「愛」を語り続ける田中ユタカさんが登場。 また海外特集では二次元規制が厳しいオーストラリアで開催された国際学会に永山薫が招聘されてエロ漫画について語ってきたルポなど充実! ■第1特集 海外と日本 クールなジャパン? ・Manga Futures オーストラリアでエロ漫画を語る ・Manga Futures 知られざる豪州・表現ディストピア ・“Geek” が見た「カラフルな楽園」オタク文化—パトリック・W・ガルブレイスさんに訊く ・フランスにおける日本の漫画・アニメ、その過去・現在・未来/ toq-mitz ・若き日のとある翻訳家の消耗——翻訳調べっ話——/南圭介 ・香港~階級断層を映す、地元漫画と日本漫画/てんしゅ松田 ・韓国パクリ漫画映像コレクション(韓コレ)/大江留丈二 ・世界のゲームユーザーは規制をどう考えている?/大沼明夫 ・感情論ではなく理性的な説得力が必要——荻野幸太郎さんに訊く ■第2特集 揺れ動く権利のグレーゾーン ・二次創作ガイドラインが認めるもの・縛るもの。ハイスコアガール著作権侵害事件の問題点 ・幻の愛されキャラ「かつ江さん」騒動を追う ・「浦賀船渠ノ航跡」中止事件 ・権利者への仁義は切るな!白黒付けない同人道 ■第3特集 ゴタゴタ大全的なアレ(下半期編) ■第4特集 来年はノンキにマンガを読ませて欲しい ・特報編/メディ芸・マンガ部門大賞は『五色の舟』佐藤圭亮 ・男性マンガ編:WEB マンガ大隆盛時代に突入か?佐藤圭亮 ・女性漫画家編:マンガで明けて、マンガで暮れる2014 ヤマダトモコ×川原和子 ・エロマンガ全般編:エロマンガもようやく電子書籍元年か!?稀見理都 ・日本の翻訳マンガ市場:足元と向こう側 小田切博 ・復刊マンガ編:イベント型とアーカイブ型の2 極化がさらに進む 才生文佳 ・イベント編:マンガ界はイベント&出来事が一杯!
  • マンガ論争 18
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 画業50周年を迎えたみなもと太郎さん大特集! ■みなもと太郎画業50周年記念特集◆超ロングインタビュー◆みなもと先生にアレコレ訊く! ・ちばてつや・みなもと太郎、マンガの歴史を語る/飯田耕一郎 ・林律雄×みなもと太郎「六平太よ永遠に」 ・飯田耕一郎×みなもと太郎—60年代マンガと青春 ・兎来栄寿×みなもと太郎「2017年マンガの語り方」 ■第1特集 表現と自由、その現状を見ていこう ・松下玲子さん武蔵野市長戦出馬&当選 !・衆議院解散総選挙って、一体なんだったの? ・本多平直衆議院議員(立憲民主党)に訊く ・三谷英弘衆議院議員(自由民主党)に訊く ・源馬謙太郎衆議院議員(希望の党)に訊く ・チャールズ・ブラウンスタイン事務局長(CBLDF)講演会レポート ・表現規制10年史—「非実在青少年」からマンガを守れ コンテンツ文化研究会主催勉強会レポート ・マンガルポ:都庁は遠くて高かった/りーるー ・2017年東京都不健全図書カタログ/永山薫 ・どうなる? ミニストップとイオンの“成人誌排除”問題/永山薫 ■第2特集 2017年下半期イベント ・第56回日本SF大会ドンブラコンLLアフターレポート ・第20回文化庁メディア芸術祭内覧会レポート ・聖地巡礼、豊郷小学校旧校舎 ・昭和の時代から活躍する、名編集者が揃い踏み ・現場から表現まで。エロマンガの魅力教えちゃうナイト!(関東版!)『エロマンガ表現史』刊行記念イベント ■第3特集 2017年のマンガ ・男性マンガ編/作家とネットの関係性に変化あり?/佐藤圭亮 ・女性マンガ編/さて、今年は? 女性マンガ2017/ヤマダトモコ×川原和子 ・エロマンガ編①/人気作家の単行本も厳しい状態に!/稀見理都 ・エロマンガ編②/「集中」と「拡散」、及びその「狭間」で/新野安 ・同人界編/「流行の最前線」から「趣味の追求の場」へ/国里コクリ ・アニメ編/監督交代と総集編の二〇一七年/小川びい ・マンガの海外編/データベース消費と「海外マンガ」とは何か/小田切博 ・中華圏編/2017年の台湾同人&香港商業誌シーン/てんしゅ松田&堀有機 ・復刊マンガ編/駅の平積みからクラウドファンディングまで/才生文佳 ・訃報編/旅立った人々に花束を/永山薫 ■巻末インタビュー/~コミックマーケット準備会共同代表市川孝一さんインタビュー~危機を乗り切り即売会の“レガシー”に ■特別寄稿 パクリが平常運転化された連環画(パ平連)/大江・留・丈二 ■連載 ・『表現の自由って何ですか!?』/ろくでなし子 ・マンガたちよ! ~奇人クラブとその周辺~⑥/飯田耕一郎 ・蛙のマンガ雑記帳 第一楽章その5/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編12 アニメ『けものフレンズ』の行方/あびゅうきょ
  • マンガ論争 14
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙&巻頭インタビューは劇画界のレジェンドにして触手王の前田俊夫さんが登場。 交通事故で長期療養中に英語をマスターし、海外イベントでは英語でジョークを飛ばしてドッカンドッカン受けるなど知られざる逸話など読み応えアリ! マンガ界を振り返るデータも充実。 ◆巻頭インタビュー ・世界の触手王・前田俊夫さんに訊く ◆第1特集 どうなる日本の著作権!? ・山田太郎議員に聞く15年の規制問題あれこれ ・安心するにはまだ早い! 国内法整備を注視~インターネットユーザー協会(MIAU)事務局長 香月啓祐さんインタビュー~ ・青空文庫の提言~「明治・大正期の作品はPDに」~ ◆第2特集「炎上勃発!」 ・炎上した国連報告者会見 ・炎上してしまった! 地域の「萌えおこし」 ・炎上する編集者/賢い商業との付き合い方 ・2015年東京都不健全図書カタログ ◆第3特集 2015年下半期イベント ・「劇画バカボン」が蒔いた新たなギャグの種~赤塚先生お誕生日おめでとう! 巨匠降臨!? 田中圭一が描き語る、赤塚キャラクターズ!!~ ・ライブとしてのマンガ展/三つの江口寿史展から考える/宮本大人 ・「マンガから考える」——「コミコロジー」という試み/雑賀忠宏 ・「キャラクター表現の物質性:モノがつなぐ人とメディア」参加記/中川譲 ◆第4特集 2015年のマンガ ・特報編/東村アキコ『かくかくしかじか』が大賞に ・男性マンガ編/アニメ化で大ヒットの傾向が顕著に ・女性マンガ編/じわりと新しい動向! 少女マンガ2015/川原和子×ヤマダトモコ ・エロ漫画編/エロ漫画界は今年も変化し続ける!/稀見理都 ・アニメ編/アニメビジネス近く変動の予感/小川びい ・マンガの海外編/プレイヤーの増加と相互無理解/小田切博 ・中華圏編/2015年の台湾同人&香港商業誌シーン/堀有機×てんしゅ松田 ・復刊漫画編/復刊ビジネスは新たなステージへ/才生文佳 ・訃報編/旅立った人々に花束を
  • マンガ論争 16
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 『ナナとカオル』完結記念として甘詰留太さんに表紙イラストをお願いし、巻頭インタビューに登場していただきました。 また、石井苗子参議院議員、山田太郎前参議院議員、坂井崇俊AFEE編集長、アムネスティ・インターナショナル日本の若林秀樹事務局長、海外で日本のエロマンガを配信するFAKKU!!のJacob Grady社長、コミケ準備会の市川孝一共同代表が登場。 冬号恒例企画として、マンガ界の目利きたちが2019年のマンガ界をざっくりと振り返ります。 さらに予定原稿が間に合わなかったため急遽、編集長が40年前に自販機雑誌に描いたマンガをドヤ顔で掲載! ◆巻頭インタビュー ・長編『ナナとカオル』完結記念xインタビュー ・甘詰留太さんに訊く ◆第1特集 表現と自由について改めて考える ・日本維新の会 石井苗子議員インタビュー 表現の自由には規律も必要 ・表現と消費者:山田太郎氏と坂井崇俊氏に訊く ・ろくでなし子さん講演会レポート/永山薫 ・アムネスティの自由:若林秀樹事務局長に訊く ・山口貴士弁護士講演「出版の自由の新たなる危機」 ・変貌を遂げてしまったポリティカル・コネクトネス/佐藤圭亮 ・2016年東京都不健全図書カタログ/永山薫 ◆第2特集 2016年下半期イベント ・即売会という唯一無二のコミュニティー「コミティアの30 年・メ芸の20年 ~マンガの今とコミュニティーの変化」レポート/宇野ケイ ・盛況だった2016年のコミティア夏と秋 ◆第3特集 2016年のマンガ ・男性マンガ編/佐藤圭亮 2016年はやや停滞傾向に ・女性マンガ編/川原和子×ヤマダトモコ 80代ヒロインも登場! 女性マンガ2016 ・エロマンガ編/稀見理都 エロ漫画不況もそろそろ底を打ったのか? ・アニメ編/小川びい 囁かれていた「2016年のアニメ危機」が現実化 ・海外マンガ編/小田切博 キャラクターマーチャンダイジングとしてのアメリカン・スーパーヒーロー ・中華圏編/対談・堀有機×てんしゅ松田 2016年の香港・台湾 漫画界を振り返る ・復刊マンガ編/才生文佳 復刊ブームのひとつの区切り ・訃報編/永山薫 旅立った人々に花束を・2016 ◆海外事情 ・米国編:FAKKU!! 社長Jacob Grady 氏に訊く 全米が勃起した! 国産エロマンガの逆襲 ・韓国編:パクリバカ一代/大江・留・丈二 ◆新刊速報 ・ダンス・ウィズ・エロマンガ『エロマンガノゲンバ』刊行記念 稀見理都氏に訊く ◆永山薫の黒歴史・漫画『ハイライズ』(マングース名義) ■連載 ・あびゅうきょ妄言通信出張版10~新海誠監督の行方~/あびゅうきょ ・マンガたちよ! ~奇人クラブとその周辺~3/飯田耕一郎 ・蛙の漫画雑記帳 第一楽章その3/中山蛙
  • マンガ論争SP 01
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 長らく絶版状態だった『マンガ論争Sp.01』の復刻版です。 シャルリー・エブド事件直後の号であり、当時の記録としても貴重です。 英語圏読者向けに、TPPに関するコミケットのステートメントの英訳をNele Noppeが、シャルリー・エブド事件に関する記事をPatrick Galbraithが執筆しています。 ■緊急特集 TPP協議は妥結目前!? ・誰も知らないうちに米国都合の著作権ルールが… ・必要なのは米式ではなく日本流フェア・ユース ・アメリカのゴリ押しが奏功するのか? ■第2特集 私はシャルリー・エブドか? ・シャルリー・エブドと「表現の自由」 ・シャルリー・エブドの「反骨の気概」 ・シャルリー・エブド社(Charlie Hebdo)襲撃事件 時系列 ・CH社襲撃事件後の主なできごと ・コラム:抗議デモに参加し『表現の自由』を訴えた国々の『表現の自由』 ・シャルリー・エブドと左翼:風刺の限界について/パトリック・ガルブレイス ■第3特集:表現・自由・政治 ・まずは地元の議員へ 意外と低い運動の敷居 ・オタクと政治/オタク候補、大田区に着任! ・マンガにおける女性と性表現 公開研究会『女性・マンガ・規制』レポート① ・グローバル化時代における表現の自由を考える公開研究会『女性・マンガ・規制』レポート② ・そこには境界があった『境界のないセカイ』打ち切り騒動 ■第4特集:第18回文化庁メディア芸術祭ダイジェスト ・認知度が高まってきたメディ芸に突撃! ・マンガ部門受賞者プレゼンテーション ・マンガ部門受賞作品を読む
  • マンガ論争 20
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙とロングインタビューは青雲賞&暗黒星雲賞受賞の永野のりこさん。今号も激論! ◆超ロングインタビュー:永野のりこさん怒涛の2018年 ■緊急インタビュー特集 ・西沢圭太都議会議員(立憲民主党)に訊く! 東京都人権条例成立から考える「市民と議会」 ・山口貴士弁護士に訊く! ブロッキング、静止画DL規制、そして人権とは? ・山田太郎前参議院議員に訊く! 活動縮小宣言から4ヶ月 改めて今後を問う ・荻野稔大田区議会議員に訊く 仰天の“やらかし”に対し直接詰めに行く ・松浦大悟元参議院議員に訊く 保守層に届く言葉を紡ぎ出すこと——LGBT ■第1特集:有害図書って何だよ!? ・破綻した軽減税率欲しさの有害図書追放作戦 ・有害図書類指定の現状 ・2018年東京都不健全図書類カタログ ◆緊急告知静止画DL規制法制化パブコメ〆切間際! ■第2特集:2018年下半期イベント ・プロデューサーズ・イン・ザ・前橋市 ・現実とフィクションの狭間を再考する DONDEN祭Vol.2 「赤と青 快楽ミームが伝播する」 ・萩尾望都原作『なのはな』舞台化記者発表会 ■第3特集:2018年のマンガ ・男性マンガ編/紙の不調を電書が補う傾向がより顕著に/佐藤圭亮 ・女性マンガ編/いい距離感を描く大人向け作品が充実/川原和子×ヤマダトモコ ・エロマンガ編①/紙の時代は終焉を迎えてしまうのか?/稀見理都 ・エロマンガ編②/同人誌の存在感が増す中、商業出版の意義は何処に/新野安 ・同人界編/翻弄される即売会と、「正しい」二次創作/国里コクリ ・アニメ編/女性監督が躍進、画期の年/小川びい ・日本における海外マンガ編/メジャー化する「アメコミ」と曖昧化する海外マンガ/小田切博 ・中華圏編/2018年の台湾&香港 漫画と御宅族の現場を振り返る/やまだえむ×てんしゅ松田 ・復刊マンガ編/目玉はなくとも幅広い復刊企画が数多くリリース/才生文佳 ・訃報編/旅立った人々に花束を・2018/永山薫 ◆巻末インタビュー/市川孝一コミケット準備会代表に訊く 衝撃の発表コミケ4日開催の理由とは!? ◆連載 ・わたしがヅラをかぶる理由/ろくでなし子 ・マンガたちよ!/飯田耕一郎 ・ただ憧れを知る者のみが/谷口敬 ・蛙の漫画雑記帖 第二楽章その1/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編14「萌絵」焚書を渇望する人々
  • マンガ論争 21
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙とロングインタビューは画業60周年を迎えたバロン吉元先生をお迎えし、記念イベントを小特集しました。 ◆バロン吉元先生に訊く!【絵画と劇画とエロス】 ・画業還暦(60周年)&第48回日本漫画家協会 文部科学大臣賞受賞記念 ・小特集:画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年展+その他のイベント ■第1特集:2019参院選と、その結果? ・基本的人権を保障し、「緩さ」を許容する社会へ〜石川大我氏に訊く~ ・自民党より出馬の山田太郎候補、選挙戦を追う ・山田太郎メディアフォーラム@郡山市レポート ・表現の自由は得票につながったのか? ◆第2特集:2019年上半期イベント ・第22回文化庁メディア芸術祭受賞作品展アフターレポート ・第23回手塚治虫文化賞大賞は『その女、ジルバ』 ・2019年度 第48回日本漫画家協会賞受賞式 ・日本マンガ学会第19回大会in熊本大学 ・「巻号ナイト 2巻1号通巻2号」レポート ◆海外事情 ・韓国ではロボットアニメがブームになっている/かに三匹 ・LOVEか? LIKEか? そこが問題か?/荻野幸太郎×永山薫 ◆特別寄稿 怪人・高取英とのいくつかの思い出/ダーティ・松本 ◆山田参助さんと若林宣さんに訊く!【戦争・マンガ・考証】 『あれよ星屑』第23回手塚治虫文化賞新生賞&第48回日本漫画家協会賞大賞受賞記念 ◆連載 ・転校生のタカシくん/ろくでなし子 ・亜麻色の髪の乙女 超おフランス漫画 第5話/谷口敬 ・蛙の漫画雑記帖 第二楽章その2/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編15「京アニ」の悲劇に思うこと ・マンガたちよ!——イベントの日々/飯田耕一郎
  • マンガ論争 22
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 自己プロデュースを行っているマンガ家、徳光康之さんと森田崇さんを直撃! ◆第1特集:マンガ家、セルフプロデュースの時代? ・徳光康之さんに訊く:セルフ・プロデュースで喰う!! ・森田崇さんに訊く:版元、取次とも組みブランド力UPを目指す ・電書時代の到来とセルフ・プロデュース/佐藤圭亮 ◆第2特集:2020年代に突入! どうする、マンガの自由!? シリーズ:議員に訊くマンガと自由 ・山田太郎参議院議員(自由民主党)の100+α日 ・ここがヘンだよ不健全図書類指定 ・栗下善行東京都議会議員(都民ファースト/青少年健全育成審議会委員)に訊く ・藪原太郎武蔵野市議会議員(立憲民主党/元東京都青少年健全育成協力員)に訊く ・せめて議員は議事録に実名を公開して欲しい/永山薫 ・東京都不健全図書類カタログ2019/永山薫 ◆第3特集:2019年下半期イベント わいせつ表現規制を考える ・わいせつではない裸? 荻野幸太郎×松沢呉一講演会 ・『長い闘いには若い人が必要だ』発表レポート/伊東圭右 ・子供の権利条約と表現規制に関する整理と展望 ・創作物に登場する児童の性表現禁止は妥当か?/荻野幸太郎 ・愛知「あいちトリエンナーレ 表現の不自由展・その後」/荻野幸太郎 ・時代によって変遷するワイセツ観/伊東圭右 ・舞台版『はみだしっ子』第3弾記者発表会/永山薫 ・マンガ・アニメ・ゲーム・特撮のミュージアム計画/永山薫 ◆第4特集:2019年のマンガ ・男性マンガ編「アナ雪ステマ事件で露呈した経験不足」/佐藤圭亮 ・女性マンガ編「今年はきっとジェンダー観の転換点」/ヤマダトモコ×川原和子 ・エロマンガ編1「コンビニ向け成人向け雑誌の終焉」/稀見理都 ・エロマンガ編2「『イジラレ』に慄き、『ラミュロス』を祝った2019年」/新野安 ・同人誌界編「もっとも変化に対応できるものが生き残る」/国里コクリ ・アニメ編「アニメと社会との関係を意識させられた一年」/小川びい ・日本における海外マンガ編「漸進的な変化と歴史の欠如」/小田切博 ・復刊マンガ編「読めない作品」は本当に少なくなっている昨今/才生文佳 ・中華圏編「安定の台湾と混乱が続く香港のマンガ状況」/てんしゅ松田×山田えむ ・訃報編「旅立った人々に花束を・2019」/永山薫 ◆海外レポート ヘンタイ・コミック(ヘンにマニアックなタイ・コミック)の歴史【前編】/大江・留・丈二 ◆年末恒例インタビュー:市川孝一コミケット準備会共同代表に訊く 「状況、条件が激変する中での対応が大変!」 ◆連載 ・Twitterで炎上しない7つの方法/ろくでなし子 ・マンガたちよ! 吾妻ひでおファン葬によせて/飯田耕一郎 ・超おフランス漫画第6回『トロイメライ』/谷口敬 ・蛙の漫画雑記帖 第二楽章その3/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編16『天気の子』の行方/あびゅうきょ

最近チェックした本