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いつもながら驚く展開
この巻もネタバレして欲しくない重要な一冊。今までの伏線が繋がって驚きと共に「え?これからどうなるの?」と読者としては頁をくる手が止まらない。進撃特有の「ひとつ謎か解明されて次の謎が湧き出てくる」現象。同期メンバーの全員に意味がある。
獣の巨人
女型の巨人を捕獲した調査兵団だったが塀の中の巨人、そしてウォールマリアの壁の破壊・・・まだまだ困難は、いや新たな謎が事態を混乱に導いてゆく。隔離されていた104期のメンバー達は侵入してきた巨人から逃げる為、そして近隣の住民たちを逃がすために森に向かうが… サシャの活躍回、そしてコニーの村の・・・衝撃の展開が待っていて、息つくヒマもない。すぐに読み終わり次巻を手に取らざるを得ない。
次から次へと
謎が湧いて出てくる「進撃」ならではのストーリーに読者の頁をめくる手は止められない。 女型の巨人の正体が明らかになって・・・けれど仲間に闘志を向けられないエレンを前に策略をめぐらし動くアルミン、非情に決断を迫るミカサ。 ここらへんから主人公エレンの葛藤する姿にイライラしてしまうファンも多かったかもしれない。が、それも主人公の重要な役割。そして葛藤する暇も与えてくれない巨人達は...!?
エレンの選択
エレン、ミカサ、アルミン、そして104期生を含んだ調査兵団の壁外調査は女型の巨人の出現で急変。しかし、その本来の作戦目的は明かされていなかった女型の巨人の捕獲作戦。精鋭のリヴァイ班を信じて「選択」をするエレンだったが・・・。この巻も「進撃」の運命から外れることなく命の選択を迫られる過酷なエピソード。次々と死んでゆく仲間とリヴァイ班の先輩達。自分の選択を後悔するエレンに同調して読者も胸が締め付けられるような思いだろう…少なくとも私は。新たな展開がまた新たな謎を生み出す麻薬の漫画だ。
女型の巨人との闘い
今までの巨人とはどこか違う・・・知的能力もあり動きや戦い方も尋常じゃない女型の巨人。ページをめくってゆく先に希望はあるのか?誰が生き残れるのか?心臓が締め付けられるような気持ちで読み進んでいる。何を選んで何を捨てるのか?究極の選択を突き付けられ続ける彼らの緊張感が読者をどこまでも引っ張ってゆく。こんな悪夢に突き落としてくれるクリエイターってやっぱり凄い。
いよいよ壁の外へ
調査兵団の一員として初めての壁外調査へ。突然の巨人の襲来にあっけなく踏みにじられた壁だったけれど・・・やはり「中」と「外」の世界は全く違うという事実を目の当たりにする調査兵団。エルヴィン団長、リヴァイ兵長、そしてハンジ分隊長と役者が揃いエレン、ミカサ、アルミンの過酷な運命の歯車が廻り始める。いつも各話ラストに驚愕させられるのだけど・・・本巻でもあの女型の巨人の圧倒的な強さに度肝を抜かれてしまいました。捧げる心臓が痛いです…
巨人化したエレン
巨人化したエレンが本当に人類の味方なのか?突き付けられる現実と解明されるどころか増えてゆく多くの謎。エレンを守ろうと多くの仲間が失われてゆく中、アルミンは考えミカサは戦い続ける。リヴァイ兵長も登場し、より一層加速してゆく進撃ワールド。
圧倒的な展開!
いきなり主人公が!?と誰しも驚愕した展開は本作の真骨頂か。そう、読者はもう幾度となく読みながら混乱し口を開けたまま読了している。圧倒的なミカサの強さも窮地に陥り追い詰められた時のアルミンの策謀も・・・綱渡りながらもつかの間の安堵を与えてくれる。
何度読み返しても
最終話139話を読んで、また1話から読み返したくなる。最高の掴みの1巻から勢い衰えず2巻に連れて来られた。エレン、ミカサ、アルミンのそれぞの成長とそれを見守るハンネスさんの存在もいい。彼らを見守る大人達や同じ訓練兵を丁寧に描いているからこそ、彼らを失った時の絶望感が際立つ。そして巨人の恐ろしさも。
漫画史に残る衝撃の1巻
この表紙絵でついこの巻を開いてしまった人も多い事だろう。まるで人体解剖図のような超大型巨人と対照的空中を飛ぶ人間の小さな姿。それが主人公だとは、この物語のメインキャラが後ろ姿での登場とは・・・。何から何まで強烈で追随を許さない衝撃の1巻目は読者の襟元を掴んで離さない。