名称未設定さんのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
考えさせられる作品でした。
被害者家族の立場になると、とてもやり切れない。子どもが殺されて苦しんでいる所に、マスコミに追われ、親を責める部外者の嫌がらせ、加害者の情報が一切入らないもどかしさ。もっと被害者を支えるシステムが欲しいと感じた。
加害者家族の立場になると、世間の目から消えてしまいたくなる。
子育ては常に不安が付きまとう。子育てに一生懸命な妻、妻に任せきりで協力しない夫という形はどこにでもある。子どもが辛い目にあった時に親が気付いてやれない事だってある。負の感情が重なって歯車が狂いだすと止まりにくいのかもしれない。
妻から夫、夫から妻、母から息子、父から息子のどこかで優しい言葉で相手を思いやる事ができたなら状況は変わっていたかもしれない。
それだけ、日常の中の言葉がけは大切だと私は思う。
世間の子育てへの目は厳しい。個人の幸せよりも人様に迷惑をかけないように育てあげるのが母親の務めだと言わんばかりの風潮。親が幸せを感じられないと子どもは笑顔をなくしてしまいそう。
子育てとは、という事をかんがえさせられる作品でした。
難しいテーマなのに、登場人物の心理描写も丁寧に描かれていたのではと思います。 -
訪問看護の漫画初めて!
訪問看護の漫画に初めて出会いました。私も訪問看護師をしていたので、当時の事を思い出しながら読みました。
世間の訪問看護師の認知度が低いですが、病棟看護と在宅看護の違いがわかりやすく書かれてあって知らない人でも読みやすいのではと感じました。
病棟はホーム、在宅はアウェイでの戦いという表現はまさにそうだなと思いました。
在宅看護は利用者さんや家族との信頼関係がないと成り立たない。ケア内容が同じでも一軒一軒ケア方法は違う。ケアマネージャーや訪問介護や訪問入浴など介護サービスに関わるさまざまな職種のスタッフとの関係も築きながら一緒に利用者さんや家族を支える。
ホームに慣れていた私はアウェイの看護に衝撃と感動の連続でした。
1人で訪問するため自分の持つ知識や技術をフル活用し、異変を感じるアンテナもはり、時間も考えながら、利用者さんの話を傾聴しケアを終える。自転車移動も大変ですが、精神力の使用エネルギーは半端なかったです。スタッフ皆一生懸命でした。
色んなケースを担当しながら成長していく主人公を是非見ていきたいなと思いました。そしてこの漫画が沢山の人に読まれて、もし在宅療養が必要となった時、家族を介護することになった時に決して1人で抱え込む事なく、力強く支える人達がいるんだと安心する人が増えて欲しいです。