【感想・ネタバレ】ルックバックのレビュー

あらすじ

自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ 購入済み

読んでよかった

後半からの怒涛の展開に引き込まれました。
ストーリーもそうですが、作画も魅力的で何度も読み返しています。
最後の窓に貼ってある4コマ漫画が切なくて最高でした。

#泣ける #感動する #深い

1
2022年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

無料公開時に読んで衝撃だった。
涙が止まらなかった。

アニメ映画と実写映画を見て、今一度読み返した。
アニメの方は結構良かったが、
それでもやはり最初に読んだ漫画版が一番胸にずしりとくる。

小生意気な藤野が、本当生意気だし自信家に見えて
人に言われた言葉でぶれてしまって一度は漫画を
やめてしまう自信の無さがリアルに感じる。
京本は絵は上手いけれど、4コマ漫画にはなっていなくて
風景を切り取っているだけではあるのだが
小学生の時はそんなことより画力が目に入りがちだろう。

絵を描くのはオタクでキモいが、空手をやるのは褒められるの、本当に解せない。
本人が一生懸命やっていたらどっちでも偉いと思うのだが。

京本が自分の漫画を褒めてくれたのは、藤野にとっては
自分を肯定してもらえたくらいの強さだったろう。
やめていた漫画をびしょ濡れのまま取り憑かれたように描く背中の描写が秀逸だ。

台詞に頼らず黙々と時間をかけてふたりで漫画を描きあげるシーンが素晴らしいし
担当がストレートに褒めてくれてほっとするし
2人で雪をかき分けてコンビニへ行って受賞を知るのが
こちらまで嬉しくなる。

賞金で豪遊に出かけるのも、本当は外に出るのは怖いけれど
行きたい気持ちが勝っての京本の「うん!」が良かったし
京本にとっても藤野は4コマ漫画のライバルに留まらず
自分を外へ連れ出してくれた大事な人なのだと思える。

実際7本読み切りを載せていて高校生なのに
卒業まで連載チャンスが無いのは遅すぎる。
読み切り一本くらいで連載の話がきていたら、
京本も或いは一緒に連載をしていたかもしれないのにな
とは少し思ってしまう。

自信が無さそうに見えて、京本は絵が好きでうまくなりたい
という気持ちがとても強く芯がしっかりしている。
対して藤野は周りの言葉に影響されやすく、絵に本気になったのも
京本がいたからだし
だからこそ連載にこぎつけたのに離脱されるのは捨てられる子犬のように
心細くありえないことだったろうと思う。
それでも一人で描き続ける藤野。
どんどん単行本が増えていく表現力に脱帽する。

急に入った中継で手が止まるあのシーンは
何度読み返しても空気が張り詰め、世界の色がなくなる。
「京本死んだの私のせいじゃん」
という後悔の台詞に涙が止まらない。
どろどろに暗い、黒いコマが重たい。
違う、そんなことはないと言いたくなる。
それを、言ってくれるという救いがこの漫画にはある。

わかりやすく京本が生き残るタイムリープもののような
救い方ではない。
大学のタイミングで出会っていたら2人で描いていたかもしれない。
部屋から出してくれたこと、京本は嬉しかったし
藤野のことは尊敬していた。
if世界からのアンサー。
美大に行っても漫画を描くこともあったし
シャークキックは買っていたし、読者アンケートも出していた。サインもずっと飾っていた。
藤野のことを、忘れることはなかった。

京本の部屋で、京本が買って読んでくれていた単行本を読んで立ち上がる背中。
再び描き始める背中。
無駄な言葉の無い絵の力だけで、京本の感情の動きと強さを描く流石の終わり方だ。

0
2026年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文字の本当に少ない漫画だった。
だけど、絵の細かいところで全部伝わってくる感じ。

京本が美大に行って、事件が起きる。
そして京本が亡くなってしまい、引きこもりの京本を外の世界に連れ出すきっかけを作ってしまった自分を責める藤野。
きっかけになった4コマ漫画をちぎって、その破片が閉ざされた京本の部屋に入ってしまう。
そこから、パラレルワールド。
結末は違うけれど、やはり事件は起きた。
そして、パラレルワールドの京本が描いた4コマ漫画が風に飛ばされてドアの隙間から外へ。
自分を責める藤本に届いたその漫画。
京本が亡くなって休載した漫画の連載を再開する決意を固めた藤本。
ここら辺みんな絵だけで伝えてきたのすごすぎ。

0
2026年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2人の対比が『絵を描くのが好き』の中で表現されてて、かつ2人ともそこに向き合って生きているのがすごく魅力的。
努力しつづけて、上手ければ偉いわけでも、明るい未来が待ってるわけでもない。理不尽な死は漫画のように訪れる。
綺麗な映像を見ているようやけど、ただただ内容はずっとリアル。そのバランスが絶妙。

0
2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本の題名や、背中縛り、何回も読み直すごとに発見や回収があって心がヒュッとなった!気持ちいぃ!
とても美しい世界を描かれる作家さんだなぁと思った。
分からなかったこと:二人の部屋にシューキックの同じ巻がたくさんあったのは何故?

0
2026年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正反対の2人なのかと思いきや、上手く相手を利用していたり、無自覚に人を成長させる才能があるコンビ。だけど最後は1番の親友。
もしかしたらこんな人生があったんじゃないかと思う反面、きっとそんな世界線があったとしてもどこかで影響し合い、繋がる運命だったんだと。
もう泣きました。泣かせて頂きました。

0
2025年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

漫画を描いた漫画。京本と藤野の努力が凄くて、漫画内の週刊少年ジャンプで準入選取った時は自分も喜んだ。で、ハッピーエンド!っておもたらちょっとバットエンド。京本が謎の男に殺された時は涙もろくなった。学校に先生が持ってきて、家のテレビで映画みてから原作を学校で読んだから、まぁまぁ深掘りできた。例えば最初の黒板のDon,tとルックバック合わせたらドントルックバックになったりとか知った。家にも原作があったけど、学校で読んでから読んだから学校で感動した所をまた家で無限に読めるから嬉しかった。藤本タツキさんすげ〜

0
2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

広義に創作と括れる活動をする人には刺さりまくる気がする。
何か物を作るって事を具体的な「絵を描く」って事から「生きる」だと解釈する事もできると思う。
そう考えると生命への賛歌だと思う。

色んな隠し要素みたいなのが散りばめられててそれを探すのも楽しい。
映画もめちゃくちゃ良かった。

0
2025年11月30日

ネタバレ 購入済み

『ルックバック』レビュー

藤野と京本、2人の関係性は、正直ちょっとしたサンドバッグの打ち合いみたいだ。京本が才能のパンチを繰り出し、それを受けて藤野が「私も!」と必死に反撃する。でも、試合が終わった後に「やっぱり京本には敵わないや」と藤野がリングの隅っこでしょんぼりしている、そんな図が頭に浮かぶ。創作って、こういう痛みを伴うものなんだろう。

藤野がランドセルを背負ってスキップするシーンは、まるで子どもがクリスマスプレゼントをもらった瞬間みたいだった。光が反射する水たまり、風に揺れる髪、そのすべてが「私の人生、これでいける!」と叫んでいるようだった。この感情の振り幅はアニメならではで、そんな「喜び」が爆発する瞬間こそが創作の原動力なんだろうなと思う。

京本にとって藤野は「外の世界」だった。それまで引きこもっていた彼女が、藤野という名の観覧車に乗せられて「こんなに広い景色があるのか」と驚く。そしてその観覧車を降りた先に、人生という遊園地が広がっていた。引きこもりだった京本を外の世界に引っ張り出した藤野は、彼女にとってまさに神様だったに違いない。

でも、藤野にとっての京本はどうだったのか?京本があまりにも絵が上手いせいで、藤野は「私なんて」と自分を否定する。それでも、京本と一緒に漫画を描く時間は藤野にとって何よりも特別だった。「背負うもの」だった京本との時間が、最終的には「抱くもの」になったというのは、映画で特に強調されていたと思う。人間関係って、こんな風に変わるものなのかも。

このマンガを語る上で、京アニ事件の影響を無視するのは不可能だ。美大襲撃事件は、現実の悲劇に対するレクイエムとして描かれているように感じた。京本を襲った悲劇は、「創作が持つ影の側面」を否応なく思い出させる。創作が他者に与える影響力って、時に想像を超えてしまう。

『ルックバック』は、創作の苦しさと喜び、その両方を描き切った作品だった。藤野と京本の関係性を通じて、「なんで描いてるの?」という問いを観客にも突きつけてくる。この問いに対する明確な答えはない。でも、それでも続ける理由が、あのラストの藤野の背中に詰まっているように思う。

観る人それぞれが、自分の背中を振り返りながら、この映画をどう受け取るかが問われている。『ルックバック』は、観終わった後にも自分の中で会話が続いていく、そんなマンガだった。

#泣ける #切ない #憧れる

0
2025年01月26日

匿名

ネタバレ 購入済み

これは面白い

「好きに理由なんてない」って感じで絵にのめり込んでいくのめっちゃいいなってなった。最後終わり方切ないなぁ

#泣ける #切ない #エモい

0
2024年07月25日

匿名

ネタバレ

パラレルワールドかな?どうか別の世界線では2人でもう一度漫画を描いていますように。画も、構図もすべてが素晴らしかった!

0
2024年07月07日

匿名

ネタバレ 購入済み

ジャンプ+で読み切りを読んでとても続きが気になったので単行本も買いました。
最後の藤野が京本に漫画を読ませて2人とも楽しそうなシーン、セリフがほとんどないけどグッときてしまいました泣
本当に2人ともいい子すぎる!T^T

#アツい #泣ける #エモい

0
2024年03月27日

ネタバレ 購入済み

同志だった彼女と私

読んでるとクリエーターとしての主人公達の情熱も伝わってくるし、マンガという媒体を上手く利用した、無音カットでの表現力に感心する。

途中でのやや分かりにくいシーンと、見分けが付き辛いキャラクターがちょっと気になるけど・・・

傷心の主人公を励ます声が聞こえそうな描写に、とても切ない気持ちになる。

#泣ける #切ない #深い

0
2022年11月06日

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

名作

小学四年生の藤野はマンガを描くことが大好きな女の子。
どれくらい好きかというと定期的に発行される学級新聞に四コママンガを掲載し先生やクラスメイトに見てもらうのを恥ずかしいと思わないくらいだった。
掲載されれば先生もクラスメイトも面白いと絶賛。
将来は漫画家になるつもりかとクラスメイトに聞かれるもあまり乗り気ではなく運動神経がいいためスポーツ選手のほうがいいかもというくらいの心持ちだった。
そんなある日藤野は担任から四コママンガの枠をひとつ隣のクラスの子のために譲ってほしいと打診される。
なんでもその女子、京本は不登校らしく学校には来れないがマンガなら描けそうと言ったかららしい。
学校にも来れない軟弱者が描くのは難しいと言いながらも了承した藤野がその後目にしたのは圧倒的な画力の背景画で描かれる京本の四コママンガだった。
自分が描いた作品が圧倒的に見劣りしているのは藤野だけでなくクラスメイトたちも感じ取っていたらしく、その反応を知った彼女は画力アップのためにマンガを描くためのスケッチブックや色々な本を買い本格的な絵とマンガの練習を始めた。
少しずつ画力もマンガもスキルアップしていが隣に掲載される京本の作品には遠く及ばない。
いつしか6年生になっていた藤野は友達からマンガを描くことに対して否定的な意見を言われる。
そしてついに彼女は筆を折り、マンガを描く前の日常を取り戻す。
しかし卒業式の後、担任に言われて京本の家に卒業証書を渡しに行った藤野が見たのは廊下に積み上げられた大量のスケッチブックだった……。

とても話題になった作品。
色々心に来てしまうが、連載ではなく読み切りなので感覚的にノンストップで物語に没入できる作品だった。

0
2022年10月13日

ネタバレ 購入済み

頑張れそう

何回も読み返してしまう。2回目以降はp47で毎回うるうるしてしまいます。

そうだよなぁ〜。お金もらって生きるために仕事しているって固定観念になっているけど、その価値観は自分を狭めていることに気付かないんだよ。と、しみじみ。。

この作品が、小学生の純粋な藤野ちゃんがダメダメな私に教えてくれました。きっと何回も思ったことはあるんだけど忘れてしまうんだよ笑。忙しいと特に。時々立ち止まらないとね。

#感動する #深い

0
2022年08月07日

KF

ネタバレ 購入済み

ネットで話題の

発表時と変更時の2回、ネットで話題になった作品。単行本には変後のものが収録されるのかと思いきや、それともまた少し違う台詞になっている。本音を言うなら変更前のものが収録されてほしかった。

#泣ける

0
2021年11月26日

ネタバレ 購入済み

言葉にできない

リアルで切なくてめちゃくちゃ感動

0
2021年09月17日

Mer

ネタバレ 購入済み

魂の震える表現

「藤野ちゃんはなんで描いてるの?」の問いにフラッシュバックする、セリフすら一切ない、数ページにわたる京本の笑顔。
不特定多数からの承認欲求だけで四コマを描いていた藤野が、本当に漫画を描きたいと思ったきっかけとなった、かけがえのない友達の愛情が溢れて、藤野に再び描く力を与える圧巻のシーンに釘付けでした。
思わず雨の中に踊る小学生時代のシーンを見返してしまった。
感動の一言に尽きる。

0
2021年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。
月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。
「チェーンソーマン」の藤本タツキが唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
アニメ映画版を観てから原作コミックを読んだが、アニメ映画版がいかに原作コミックのコマ割りや構図の演出の意図を組みアニメとして効果的に再構築されたかがよく分かるし、自分の才能に自信を持っていた藤野さんが京本さんの才能に嫉妬しながらも一緒に漫画家としてどこまでもやっていきたい気持ちと京本さんが藤野さんと対等な立場で漫画家としてどこまでもやっていきたい気持ちがすれ違い、予期せぬ悲劇で道が分かれても漫画で繋がるふたりの強い絆に心揺さぶられた青春漫画。

0
2026年09月10日

ネタバレ 購入済み

最高です
藤本タツキファン必見の漫画です
映画化決定していて感動する泣ける話です
購入をおすすめできる漫画

#泣ける #感動する

0
2025年05月10日

ネタバレ 購入済み

何度か読み返したい漫画

ウェブで話題になった際にリアルタイムで読んではいたが、読み返したくて単行本が出たということで購入して再読。子供の心理描写、時間の流れの表現、現実の社会問題、作者自身を思わせる登場人物、異なる世界線の組み込みなど、多くの要素が含まれていて考察をすることに楽しみを見出すこともできるだろうが、単純に読んで強い思いや迫力を感じて何度か読み返したいと思った。読むたびに少し感じ方が変わったり新たな気づきがある漫画。

0
2021年09月13日

ネタバレ 購入済み

表現に凝った漫画

メイン2人の描く漫画の違いや経過した時間の流れなどの、描写が細かくて、素人目線ながらもすごいと感じました。

ストーリーは少々わかりにくい部分もあったものの、漫画に対する情熱のある作品だったように思います。

#アツい #感動する #カッコいい

0
2024年04月08日

「少年マンガ」ランキング