あらすじ
「このまま、中で出すから……もう、どこへも行かせないって、決めた」一度は婚約破棄をしたものの、再び元婚約者である第三王子ジークハルトと結婚することになった伯爵令嬢のレーナ。初恋の相手とはいえ、別れた時の彼の安堵した表情がずっと胸に突き刺さっていて……。案の定、再会した彼はレーナに冷たいが、初夜をきっかけに徐々にその冷たい仮面がはがれ始める。そして彼女を突き放す理由となった王家の陰謀が明らかになった時、ジークハルトは長く己を戒めていた箍を外してレーナを激しく愛し始める。本当の意味で初恋の相手と繋がった悦びに、新婚の二人はなかなか自分を抑えられず――?
※こちらは単話1~6話のセット版です。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
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よかったよかった
第三王子なのに魔法力が強くてみんなに怖がられ幼い頃から心を閉ざして一人暮らしてきて、幼い許婚の愛もわからない。
でもいろいろな事がありまた彼女からの無邪気なだけど一途な愛を受けてようやく人を愛する事ができた。二人のこれからをスパンオフでもいいから読みたいです
ハッピーな気持ちになれます
レーナが可愛くて、優しくて、賢くて。生まれや育ちのせいもあって、人との付き合い方や感情の表し方を知らない不器用なジークと、しなやかな強いレーナの両片想いが実って、ラルフさん達と共に安堵の涙を流しそうでした。ジークも、寂しい幼少期ではあったけれど、精霊さん達やそばに仕えてくれる人達、お兄さんからも気にかけてもらえていて、優しい気持ちになれます。
花冠
ヒロイン以外どうでもいいというヒーローの執着具合や悪意のラインなど、攻めの姿勢のその匙加減が絶妙だ。
ヒロインの癒やし効果も絶大で、一言で言えば「最高」となるわけで。
魔法や精霊、継承権争いなどのありふれた内容ながら、細やかな設定と軽やかな言葉づかいに惹きつけられる。
作者様の作品はやはり「最高」だ。
愛が重くていいと思う
作家さん買いです。
夢中になって読みました。
ヒーロー視点で始まって、わりと長くそれが続いたので今回はいつもと違うのかなと思いましたが、途中からヒロイン視点が混ざるようになって、いろんな気持ちを感じながら読めました。
不器用すぎるヒーローの愛がとにかく重い。
自覚なくものすごく重くてよかったです。
ヒロインの愛もだいぶ重いけど、彼女はなんとも良識的で良かった。
気持ちのよい性格のヒロインで、大変楽しく読めました。
色々な人の色々な思いが渦巻く作品だったので、読みながら不憫よのぅと思うこともありましたが、結局1番このやろうと思ったのは父国王でした。
愛に殉じすぎたのか。この愛の重すぎる感は親子だな…と思いました。
途中からドエロくなった時にはわあ、となりましたが、出てくる回数がほどよくてよかったです。
いつかこの2人に沢山の家族ができるといいなと思いつつ、また次作も楽しみです。
無理がないハッピーエンド
2人ともこじれてたけど、相思相愛で安心して読めました。賢くて心根の良いリーネに、とても好感が持てました。
同時にジークハルトの陰のような暗い部分も 、酷い環境だったのに完全にひねくれた訳ではなく、純粋さがあってキュンとしました。
応援したくなる二人です。敵に立ち向かう時はサラッとしていて、少し物足りない感じもしましたが、伏線も綺麗に回収されたので、読んでいて達成感で終われて良かったです。
ダークなジークがカッコいい。
ジークは元婚約者のレーナを陰ながら守り、ようやく結婚できることになり、少しずつお互いの誤解や考えを分かり合えて良かった。ジークの精霊が可愛い。