【感想・ネタバレ】お任せ! 数学屋さんのレビュー

あらすじ

数学が苦手な中学二年生の遥の前に、不思議な転校生・宙がやってきた。宙は突然、どんな悩みでも数学の力で必ず解決してくれるという、「数学屋」なる謎の店を教室内で開店する。はじめは遠巻きに見ていた遥も、店を手伝いはじめることに……。どんな相談事も華麗に解決していく二人だが、一通の悩み相談の手紙から、数学では解けそうにない「人の感情」という、超難問にぶつかることに。彼らは果たしてどんな答えを導くのか!?

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Posted by ブクログ

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娘でも読めるか読んでみてる。

子供向けに書かれている小説なので、
当たり前に子供っぽい。
子供向けなので、物足りなさはあるけど
私は好き。

宙くん、大好きだな。(どタイプ)
好きにならないなんて人いるかな?
って位愛おしいキャラ。

遥ちゃんもとても素直で可愛らしい。

娘でも読めそうな文章だけど、
興味を持たなそう。
でも、読んで欲しい。

恋愛相談を数学で解決するのは、
ツマラナクテ、とても嫌な気分だった。
のに、その相談者が宙くんって、
完全にやられた。

恋愛も数学で解決しようとする程、
数学好きの宙くんの気持ちがなんとも
可愛い。

遥ちゃんと宙くん、また会えるといいな。
真希ちゃんと翔くんも良い子。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

数学苦手な私にも、きっと楽しく読めるでしょうとお勧めされた本。
多分中高生向きの本だと思うのですが、ごめんなさい、やっぱり数式の辺りは全然頭に入ってきませんでした。

でも、「数学で世界を救う」と大真面目に言う宙には好感を持ちました。
私も虚数が何の役に立つ?などと学生時代に言ったものですが(ほかにも言ったと思うけど、すっかり忘れました)、数学に限らず、学問は生活の役に立ってこそ、と思います。
生活の役に立つことから始めて、最終的には世界を救う。
いいじゃありませんか。

けれど、やっぱり机上の論理ではいかんともしがたいものもあります。
台形のグラウンドを、野球(男子)用とソフトボール(女子)用に二等分する。
計算によってそれは解決しましたが、二等分された小さなグラウンドではなく、男女で野球とソフトを交互にやることに。
野球部員のやる気すら、「囚人のジレンマ」を利用して解決できる…はずなんだけど、人の心はそう計算通りにはいかないのだ。

何しろ宙の興味は数学に特化していて、一般常識に欠ける。
そんな宙を支えるのが、たまたま隣の席だった数学嫌いの遥だ。

大人の書き方があまり上手くないと思いましたが、中学2年生の、まだ子どもの尻尾がついた思春期の不安や真直ぐさなどがとてもよくかけていたと思いました。
この終わり方は続編を想定していないものだと思いますが、実は全3巻のようです。
表紙を見ると少しずつ宙と遥の距離が近づいているようで、読むのが楽しみです。

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2020年09月08日

Posted by ブクログ

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数学の得意な子が「数学屋」を開いていろんな問題を数学で解決する話。
貯金計画、台形の二等分線とか簡単なものから、リーマン予想の話題も出てた。
数学好きでいくつか小説読んだ(浜村渚とか)けど、飽きたかな…

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2024年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2回目。

なんというか、青春群像劇としては良いのではないかと思う。しかし、文体のせいだろうか。中学生を変に買いかぶりすぎなのか。逆に中学生ではあり得ないだろうというキャラ設定の違和感のせいか。

群像劇の難しいところは、それぞれの立ち位置があって、それ物語における役割を果たしてもらわないと話が展開されないだろうということ。そのためには子どもっぽいキャラクターも、むしろ大人なキャラクターも必要。小悪魔や少し嫌味なやつもエッセンスとして必要。それらを過不足なく、かつ世界観を壊さないようにバランスをとらないといけないという難しさがある。

今回はそのバランスにけっこうな違和感がなくはなく、(中学生っぽい?)話し言葉のよそよそしさみたいなものを相まって、どこがかゆいかわからない感じの落ち着かなさがある。それがもったいないなぁと思っちゃった。

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2019年05月06日

Posted by ブクログ

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学校で習う勉強の中で「何に使うの?」が一番分かりづらいのが数学だと思います。素因数分解や三角関数、行列やベクトルとか、学生時代は何の役に立つか分からないそれを学ぶのが酷く苦痛でした。

私は就職した後、仕事の関係でそれらの用途をようやく知ることになったのですが、その用途を知っていたら数学の学習に対するモチベーションは大きく違っていただろうと思います。

そうした「数学の使い方」を軽いノリで知ることができるという点では興味深い本ではありましたが、「理解はできるけど理想論」的な解決策が多い印象。

その通りの結末を迎えていたら「都合良すぎ」とガッカリしたと思いますが、理想(計算結果)通りの結末を迎えることが無かったりするので、その点では説得力がありました。そういう過程を経ることで、数学屋さんこと宙くんの内面に何かしらの変化が生まれていったのかな、と想像しました。

強烈に惹き込まれたという訳ではないので、続編を今すぐ!という心境までは至っていませんが、遥と宙の後の関係なども気になりますので、いずれ続きに手を出してみようと思います。

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2015年11月03日

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