あらすじ
自らにかけられた「二十歳まで生きられない」という呪いを解くため、故郷の長野を離れ、京都で暮らすことになった澪(みお)。蠱師(まじないし)の親戚が営む下宿屋「くれなゐ荘」に住み、高校に通う毎日だが、邪霊に襲われることも多かった。ある日澪は、京都へやって来た兄・漣(れん)とともに出かけ、朽ちかけた橋の袂で女がすすり泣く声を聞く。そのとき、川に引き込まれそうになった澪を助けてくれたのは、謎の少年・高良(たから)だった――。「呪いを解きたいなら、俺を殺せ」と言い続ける彼の正体とは? 古都で繰り広げられる蠱師vs邪霊の攻防は、蠱師たちの相棒である職神(しきがみ)たちを巻き込んで一進一退の展開へ。澪の淡い恋の行方も気になる、呪術幻想譚シリーズ第二弾。「後宮の烏」シリーズで大人気の著者による文庫書き下ろし。
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Posted by ブクログ
当たり前なのでしょうが、邪霊っていろいろなところに、いろいろな形で存在するんだなぁ…と。
ただ祓えばいいわけではなく、背景をきちんと確認して対処しなければ、まじない(変換できない)師に危険が及ぶ。
今更ながら納得。
澪、追い詰められて暴走!?
新登場の波鳥ちゃん、いい子だなぁ…
早く、続き〜!!
Posted by ブクログ
千年蠱の高良に関係して、新たな蠱師の一族、和邇と日下部も登場。それぞれの一族の立場があって、また面白くなってきた。
京都が舞台というのもこの作品の面白いところ。知ってる地名が出てくると、嬉しくなる。
この展開だと3巻もありますよね。
楽しみに待ってます。
ビックリ!
何か、出てくる!出てくる!次々と、蠱師?千年蠱?関係の家柄に繋がる蠱師やら、巫女やら、一体、何人出てきて、どういう様相を呈するのやら。
Posted by ブクログ
京都くれなゐ荘二作目。
長野から必死の覚悟で上京してきたはずなのに、
兄の漣もくれなゐ荘に住み込むとは、
高校で友達もできたし、ちょっとほのぼのしてきた?
二十歳までしか生きられないというリミットがあるにしても、
自分の力をコントロールできないまま、
邪霊のところに突っ込んでいくのは無謀すぎるのでは。
一応の蠱師(まじないし)八尋の弟子として修行中だが、
いざという時に高良が助けてくれる前提なところがもやもやする。
とはいえ、自分を助けてくれた少女を、
家から引きはがしてくれなゐ荘に連れてくるあたり、
強引な性格ということなのかもしれない。
どうも邪霊の話が入ってこない。
Posted by ブクログ
一気に登場人物が増えて面白くなってきた!
ある程度人気出たから、風呂敷広げる算段かな?
壷法師
壺に取り憑いた幽霊…‥と見せかけ、実は呪詛。
春に呪えば恋は逝く
橋のそばにある桜の木に取り憑いた幽霊。
実は呪詛がかかっていて、女を川に引き摺り込んでいた、という。
龍神伝説
お祓いから贄へ……。
人の業が怖い話?
枯色桜
着物に憑いた幽霊の話。
サークルクラッシャー怖い。
Posted by ブクログ
新キャラが増えましたね。(男性は私の苦手なタイプかも)
それでも呪詛がどうなっていくのが気になってしまい、読んでます。
民俗学などもしっかり読み込まれているので、面白いんですよね。