あらすじ
伊藤淳史主演による、連続テレビドラマの原作漫画、いよいよ最終巻。初恋の人・遠野果穂とともに、たまたま入ったネットカフェごと異世界へ飛ばされた平凡なサラリーマンの土岐耕一。暴君寺沢は自死し、障害のなくなった土岐と遠野は愛し合おうとするが……。この世界は一体なんなのか?謎の子供の正体は?土岐は妻の元に帰れるのか?そして土岐と遠野の「初恋」の行方は?すべての謎が明らかになる!
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魂を揺さぶられた
この作品を評価できるかは、主人公というかその裏にいる作者と共感できるかによると思う。
結婚して子供が生まれるという人生の節目において、男が感じるそこはかとない不安としんどさ、過去に確認できなかった淡い恋心との決別をこの作品は描いていると思う。
主人公は過去の耽美な記憶に触れあい惑い苦しみます。でも所詮過去の記憶は更新されずに擦りきれていきます。
うちの娘も添い寝して夢をみてる私の顔にかかと落としで現実に戻してくれます。夢はいつか覚めて現実と戦わなくていけない、甘ったれるな、そんな話でした。
ぜひ人生の節目でこの作品を読んでください。
Posted by ブクログ
ネットカフェ版「漂流教室」、にして、
ひとりセカイ系、にして、
夢想版「悪の華」。
「悪の華」では現実が介入してきたが、本作品ではひたすら夢想の中。
それだけ純度が高いともいえる。
登場人物の誰もが主人公の分身でもあるという構造も見事。
Posted by ブクログ
過去に読んだので記憶うっすらですが。
あるきっかけで現実から逃げたいがために入り込んだネットカフェ。そこで、眠ってしまうと過去の夢を見る。
そして、目が覚めたらネットカフェは現実ではない世界で漂流し、また、学生時代だった頃、想いを寄せていた女性に再会する。といったような。。。文で書くとわけからんですね笑
とりあえず、話の流れと落ちはよくある話だとは思います。
ま、こういう状況になったら、フラグを立てながら色々やらかしたり、騒いだり、暴力だったり色々と。
一種のパニック物ですね。個人的にこういう話が好きなのもありますが、面白かったと思います。
まぁ、人間の本性というか性格というかそういうのが出やすいのは極限状態であって、色々な人がいますがそれをマンガで作り出すということは、一部作者の想像も入っているわけで、ちょっと描き手の印象もよんでみたり。
落ちはハッピーというものが多いので、やっぱりバッドエンドものもいいですよね、しっくりとこなくなってしまうのが万人受けじゃないので、編集は却下するかもですが笑
短い巻数なので、暇つぶしにどうぞといった感じです。