あらすじ
九野薫。36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故で亡くして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚の素行調査を担当して逆恨みされる。わずかな契機で変貌していく日常を絶妙の筆致で描く犯罪小説の白眉。
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Posted by ブクログ
むっちゃ面白かった。
ちんけな2つの事件が最後の最後でいきなりシンクロして……
えっなんでそんなことになるの、とわけわからないでいるうちに終わってしまった。
結果みんな生き残ったのはいいけれど、あまりにも煮え切らない終わり方が残念。
Posted by ブクログ
恭子の転落っぷりが凄まじく、あれよあれよという間にすごいことに…。
しかし応援するような気持ちで読んだ。
九野さんよ、どうか恭子を追い詰めないでくれ…!
しかしやはり九野さんは有能だった。
恭子、これから新しい人生を生き直すんだろうか。
旦那さんを庇わずに悲劇の奥様で同情を買えば良かったのにね…と思ったけどきっとプライドが許さなかったんだろうな。針のむしろで生きていくのは。
何としても逃げて生き延びてやる!というエネルギーに圧倒された。
義母さんのことは途中からうっすら、もしや?と思っていたがやはりだった。
心のオアシスだったのに哀しい。
人生ってままならない。
Posted by ブクログ
〈上〉の中盤くらいから予想外の展開が次々起こり、読み進む手が止まらなかった!平凡な主婦がどんどん強くなっていく姿が、痛々しかったり、カッコよかったりした。あと子供は本当に可哀想。
Posted by ブクログ
及川恭子の市民運動に傾倒していく姿や、ラストに向かって狂っていく様が興味深い。平穏な日常から堕ちていく話なのにもかかわらず、上巻序盤から一定のリズムを保ちながら中弛みすることなく、逆に変な心地よさで最後まで一気に読ませるのは流石。終わり方は少し呆気ない感じはするが、それでもとても面白い作品だった。
もしも人生が続けられるのであれば、しあわせに背を向けるのはやめようと思った。
しあわせを怖がるのはよそうと思った。
人はしあわせになりたくて生きている。そんな当たり前のことに、九野はやっと気づいた。
どうゆうわけか、この1小節にグッと惹かれた。