【感想・ネタバレ】受難華のレビュー

あらすじ

井の頭公園で〈秘密の結婚〉をする照子、道ならぬ恋に胸を焦がす寿美子、結婚後に夫の秘め事を知る桂子。女学校の仲良し三人組の恋愛と結婚に、思いもよらぬ試練が次々とふりかかる――。
「低級でも善良」な夫を愛せるか? 自分を欺いた夫を許せるか?
怒濤の昼ドラ的展開で読者を魅了し絶大な人気を博した、『真珠夫人』をしのぐ大正エンターテインメントの傑作。
〈解説〉酒井順子

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Posted by ブクログ

ネタバレ

菊池寛ってなんとなくお固い作家なのかなーと思っていたけど、こんなドラマチックかつ可愛らしい恋愛小説を書いていたとは!
3人娘の大正ロマンな言葉遣いを読んでいるだけで、エレガントな気分になって心地よい。
寿美子が「恋愛以外にも、生活はあり、生活のあるところ、どこにでも欣びはあるのだ」という境地に至った後での「終曲」のエピソードが、一波乱ありそうでニクイ。これからも続く3人の人生に思いを馳せてしまう。

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2021年06月19日

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