あらすじ
「破棄されるために第二王子様と婚約致します!」アドバルフェ王国では『婚約破棄もの』の読み物が大流行。第二王子デギオンの婚約者に誰一人名乗りを上げない状況で、宰相に育ててもらった多大な恩を返すべく、仮初めの婚約者に自ら立候補した元令嬢のセイラ。デギオンが真の婚約者と結ばれるまで務めをまっとうするはずだったが…。「君をどこまでも甘やかして、私なしではいられなくしてやりたい」言葉足らずなデギオンの思いは、ウブなセイラに届いているのか…!? 尊大な殿下と純朴な乙女、二人の愛が新しい流行の幕開けとなる、癒しの恋物語。
※こちらは単話1~6話のセット版です。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
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流行りとは恐ろしいもので
『婚約破棄もの』の流行の煽りを受け難航していたヒーローの婚約者に立候補したヒロイン。
様々な方面の思惑が入り乱れるストーリーは面白く読み応えがあったし、溌剌とした健気なヒロインも可愛かった。
だがしかし、雑然とした文体との相性が良くなくて…ごめんなさいだけど集中てきなかったよ。
当て馬?
最近婚約破棄系が流行ってますが、物語の世界でも流行っていて、ヒロインが当て馬になるというもの。
でもそもそも初めの前提が当て馬?という感じです。ヒロインはそう思っていてもヒーローは最初から溺愛してます。
顔合わせでは苛立ちからヒーローが無愛想だったりしたのですが、何があってヒーローがそんなに全面的に好き好き構ってオーラをだしているのか不明でした。ヒーローの方向性がよく分からない。婚約者だから少しくらいいいだろう、って怒っていたのは??短絡すぎだろ。溺愛も気付いてないのはヒロインだけ。この状況は当て馬といえるのか…。
あとTL小説に分類するなら婚前とはいえ据え膳は美味しく召し上がって下さい。媚薬からの理性で最後の一線だけは耐えるとかいらないです。
普通?
エッチはストーリーの後の付録的なところまであまり無し。
ストーリーは当馬のつもりが本気になり愛されると言う有りがち。
しかし、当馬なら顔合わせで、当馬として打ち合わせしろよ。
お互いの認識に齟齬が有って、間違えが起こったら、本来色々困るだろうに。
とか、国の組織の仕事としてはわざとらしい行き違い誘導は好きじゃ無いんだよね。