あらすじ
家族が起こした不祥事で故郷を離れ、コロナ禍のなか帰郷した女性。父と離婚した母の実家で、家業の秘密を知った息子。両親を事故で失い、我が家にやってきた不思議な従妹。わかりあえると思ったら遠ざかる。温かいのに怖い。恋があって、愛があって家族になったはずなのにーー。「人間」という最大のミステリーを描き続けてきた作家による、傑作短編を精選した文庫オリジナルアンソロジー。
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Posted by ブクログ
・いっちみち
ハードな人生の先に見える光を描きつつ、それがあのコロナ禍で世界が一変する直前という……
心がぎゅっとなりすぎて息ができなくなりました。
・青い手
バキ童チャンネルから知ったリップグリップ岩永さんがYouTubeで「不気味すぎた現代文の問題」として話していたのを見て知りました。
オーディブルで聞いてみて背筋が凍るほど面白かったのでぜひ読んでみたいと思っていました。
クンレイコウが薫霊香だと知って余計怖くなりました。
読めば読むほど気づいて怖くなる良い話です。
材料として蜂蜜と梅肉が入っていることに気づいた時が一番ゾッとしました。
・団欒
死体を目の前に団欒する家族の話。
愛犬の遺体を埋めるときと女性の死体を埋める時のギャップ…
不都合なところは一切見ないようにして、エピソードトークにできると思っているところなどとにかくゾッとしました。
Posted by ブクログ
タイトルの短編、いっちみちだけ風合が違うが他の作品は家族もの。
青い手のお香の原料は結局何か、読み解けず。湿った耳垢を持つ男性を保存するのか?
ルールにがんじがらめになってゆく家族、青い夜の底での女性ファンの狂いっぷり、団欒の一家団欒というか一家団結も全部薄気味悪い。
安定して読める短編集。