【感想・ネタバレ】レ・ミゼラブル 上のレビュー

あらすじ

ひときれのパンを盗んだために,19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの物語.19世紀前半のフランス社会に生きる人々の群像を描く大パノラマ『レ・ミゼラブル』の少年少女版.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・少年文庫なのにあまりにも容赦がなく、悲劇的すぎて情緒が本気で殴られる。

・「人が善くあろうとすることは、こんなにも困難で、それでも価値がある」ということを真正面から知らされる。

・冬に読みたいと思って、購入から半年以上温めてきた。

・映画は何度も見た。
  公開時1回目は友達と、もう一度集中して観たいと思い2回目はひとりで。
  配信でも数回視聴し、昨年の再上映も観に行った。

・映画を何度も観たからこそ、5日間でするする読めた。
・映画を何度も観たのに、こんな場面あったかしらと見返したくなった。でも話の大筋は同じで安心。


以下、ネタバレを含む印象に残ったところと、映画では無かったようなところ。

・話の始まりがミリエル司教の「銀の食器」と「銀の燭台」
私はこの物語の心臓部はここだと思っていたので、話の初めに描かれていてとても感激した。

・ジャン・ヴァルジャンの生い立ち
早くに両親を亡くしたこと、未亡人の姉とその子ども7人と暮らしていたこと、ファヴロールで果樹の剪定人だったこと。想像以上に壮絶。
果樹の剪定人だったことはのちに役立ち、読んでいて和んだ。

・四十スー銀貨
これは映画には無かった気がする。
司教のところから必死に逃げ出してきたことが伝わる。後にまたこの四十スー銀貨が出てくる。

銀の燭台が「救済」なら、
四十スー銀貨は「人間の弱さ」。

・「ワーテルローの軍曹」飲食店
テナルディエ夫婦の店の由来。とんでもない夫婦だけど、映画でのキャラクターは好き。店名の由来が知れて、嫌な夫婦だけど、面白くまた少し憎めなくなってしまった。

・フォーシュルヴァンじいさん
上巻のキーパーソンでは?
後に修道院で「マドレーヌ市長」ではなく「ジャン・ヴァルジャン」としての彼に再会する。

・ファンティーヌ
映画のイメージとは異なり、若く美しくものを知らず、無茶なことする。
雪の夜ジャヴェルに捕まり、通りがかった市長が彼女を助けようとした。しかし彼女は彼の顔につばをはきかけた。
こんなシーン映画にあった?衝撃的過ぎた。

「弱いから尊い」存在ではなく、追い詰められた人間が持つ荒さごと描かれている。理想化されていない。

・裁判所〜脱獄
ほんもののジャン・ヴァルジャンが捕まったとジャヴェルから聞き、彼の冤罪を晴らすため正しい行いをした。映画には無かったシーンに思うが、とてもグッとくる。今までのジャン・ヴァルジャンとは違うことがここではっきり分かった。

そしてコゼットを迎えに行くまで何度も何度も捕まっては、諦めずに脱獄を繰り返した。

話の最後の一文がジャン・ヴァルジャンの人生そのもののように感じた。
『人にあたえるよろこびこそは、ふしぎなもので、ほかのすべてのものとちがって、あたえることによって、すくなくなるどころか、かえっていっそう大きくなって、また自分にかえってくるものなのである。』 ー 342ページ


上巻の余韻を味わってから、下巻を読み始めたい。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

貧困、善と悪について深く考えさせられた本。

マドレーヌ氏として生きていたジャン・バルジャンが、法廷にて自分の姿を明らかにしたことで再び逮捕される点に疑問。
→前科者が自身の身柄を偽っていたこと自体が罪とされていたのでは、というコメントに納得

後半に向かうにつれて盛り上がってきた。
買おうかな。

0
2024年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言わずと知れたジャンバルジャンの話。
伊坂幸太郎のホワイトラビットを読んで、また読みたくなって読みました。
今読み返すと色んな発見がありますね。
有名なのは銀の燭台の所ですが、(小学校の道徳にもある)その後のジャンバルジャンの人生をみて「善と悪」について考えさせられるですよねー。
罪を犯した彼は許されるべきなのか、ジャベールの正義は善と言えるのか。私たちも現代において、間違いを犯した人を永遠に責め続けるのか、許すべきなのか。それはいいことなのか、悪いことなのか…価値観はそれぞれですが、私は信じて許せる人になりたいなあーと思いました。

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2020年08月06日

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