【感想・ネタバレ】松かげに憩う 1のレビュー

あらすじ

描かれるのは、幕末の器才・吉田松陰! 幕末という狂乱の時代の中で、教育とは何か、人とはどう生きるべきなのかを説く。今まで描かれていなかった伊藤博文のやりのこした想い。高杉晋作がなぜ、狂乱のカリスマとなれたのか。そして、なぜ吉田松陰という幕府転覆の核が生まれ、その男の目に日本の未来がどう映っていたのか。全日本人必読の美麗ヒストリーコミック。時代を越えて“狂”のレクイエムが鳴る……。

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倫理…を読んで作家さんのファンのなりまして、こちらもチェックしていたところ、今回無料でしたので読ませていただきました。
幕末は大体のところだけで詳しく読んだことがなく、でもこれほど混迷し、またこれほど面白い時代、こんなに面白い人達が一挙に現れた時代もないのではと今回改めて思いました。
迫力が…圧倒されました…。構成が時系列になっていないのもまた、その時その時の出来事がより引き立つ感じで引き込まれますし、松蔭先生が生き生きとしてる姿をずっと見ていける感じがしますよね。
狂うた男は美しいぞ…。もうこの言葉に惚れましたね。牢獄での姿も胸を打つ。
そしてなんて可愛らしい表情をされるのか。
読み進めるのがめちゃめちゃ楽しみです!

#深い #タメになる #共感する

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2024年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

倫理の先生と通ずる底知れなさはあるけど、結構いっぱいいっぱいな松陰先生。
私もニワカなもんだから、長州の立ち位置とか、薩摩の動向とか、いまいちキチッとは把握してない。昨日の敵は今日の友で、今日の友が明日の敵で、明後日どっちか死んでる…みたいな…
フランス革命くらい分からぬ。

誰々のファンでも無いので、ひたすらにこの時代の牽引者達を尊敬する。公の為に命をかけられる人と言うのは、極稀であり、それが人間的に破綻した性格をしていようとも、事あれば一瞬で公を執る。それができる人しか人も時代も動かせない。そんな法則がとても良く出てるなぁと思う。


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2024年07月20日

ネタバレ 無料版購入済み

激しいまんが作品ですね

吉田松陰の生い立ち、養子に出されたり、当時だと幼名や通称等々もあってちょっと幕末の知識、ないと読めなさそうですが、巻末のあとがきとかを読めば家系図等も出ていて、読者の一助にはなりますね。
フィクションのまんが作品としての画力、作風にマッチしていて悪くはないです。参考文献も巻末に出ていましたが、かなり調べないと描けないでしょうからね。
まぁ幼少時の主人公、しばしばシゴキで鉄拳制裁を受けたりで、その辺は嫌悪感をいだく読者、いるでしょうね。
ただ、それでも必死に学んだから松下村塾を継げたんでしょうし。
歴史物で知識があれば結末は分かっている(吉田松陰も若くして斬首されるし、伊藤博文も暗殺される)ので、敢えて構成を組み替えて時系列を交錯させているのも効果的ですね。

とはいえ吉田松陰門下、確かに明治維新で活躍はしていますが、大日本帝国の遅れてきた帝国主義(植民地支配)の大元を門下生に受け付けた張本人ですし、ある歴史学者なども日清戦争から第二次世界大戦終了までを50年戦争と称していて、その元凶の1人に吉田松陰をあげていますので、褒めるのは今さら、というのが私の見方です。
異論反論はあるでしょうが、幕府側にも真っ当な人物がいたのも殺されたりしていますので、この辺は日本史をきっちり見ていないとダメでしょうね……。

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2023年04月02日

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