あらすじ
「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」――15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真……。
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Posted by ブクログ
なんだか不思議な世界。
風景や感情の描写が独特だけど丁寧で、ありありと想像出来るところがめちゃくちゃすき。
ナカタさんがどうかしあわせでありますように。
思春期ならではの性欲の書き方?が個人的にはあんまりいらんなぁ、と思ってしまうがそれが重要だったりするのかな。そう感じてしまうのは私が女だからなのか、なんなのか。私ってばフェミなのかな、、
なんやかんや総じてめちゃくちゃすき。
ナカタさんがしあわせでありますように(2度目)
Posted by ブクログ
ナカタさんとカフカの2つの物語で構成されている
ナカタさんは山の話から、カフカは家出から。最初読んだ時にこの山の話はなんだ?と思ったけど読み進めていくうちにジョニーウォーカー、空から魚が降るなど繋がりがあって面白い。
カフカと大島さんの話はいつも難しすぎる。大島さんはなんであんなにカフカに良くしてくれるのだろう、なんで15歳の時の佐伯さんが現れたんだろう、ナカタさんは一体何者なんだろう たくさん疑問があるのでそれが下巻で分かるのが楽しみ
Posted by ブクログ
まとめて下巻に記載
「ためしに40年後の自分を想像してみる。でもそれは宇宙の果てを想像するようなものだ。」
「こんな世の中で普通の顔をして、まともに生きていけるようなやつは、かえって信用できねえもんな。」
Posted by ブクログ
下巻の途中で断念してしまった。村上春樹は好きな方だが、なぜ海辺のカフカは読めなかったのか、以下二つが理由だと考えた。一つ目は主人公が中学生でヒロインが中年女性であることだ。(変に)大人びた中学生と美しくはあるものの中年である女性を好きにはなれず、その二人の交わりを受け付けられなかった。そして私は、大学生〜社会人くらいの年齢の主人公と比較的若い女性とのやりとりに魅力を感じていたのだと気づいた。二つ目の理由は残酷なシーンが耐えられなかったことだ。猫好きの私にはあのシーンで完全にノックアウトされてしまった。これらの理由やその他諸々により途中で読むのを辞めてしまったが、カーネル・サンダースの部分はとても好きだ。