【感想・ネタバレ】素晴らしき世界(下)のレビュー

あらすじ

ロス市警ハリウッド署深夜勤務担当女性刑事レネイ・バラードが、ハリー・ボッシュと共演。深夜勤務からハリウッド署に戻ってきたバラードは、古い事件ファイルを見ず知らずの男が漁っていたのに気づく。男はロス市警を引退したハリー・ボッシュだった。ハリウッド分署管内で発生した古い未解決事件のファイルを調べていたのだった。ボッシュを追いだしたバラードだったが、その事件に興味を示す。十五才の家出少女がハリウッドの路地で殺害された事件だった。バラードはボッシュと協力して、殺人事件の真相解明に向かう。amazon video 人気ドラマBOSH原作小説最新刊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2025年の38、39冊目は、マイクル・コナリーの「素晴らしき世界」です。レネイ・バラード&ハリー・ボッシュのシリーズ1作目となります。コナリーの産み出した2大ハードボイルド主人公の夢の共演となります。
人気の無いハリウッド分署でファイルキャビネットを漁っていた男(ボッシュ)をバラードが見咎めた事から始まります。ボッシュは、15才の少女デイジー・クレイトンが殺害された未解決の事件を調べており、2人は協力して事件を調べ始めます。
相変わらず、ストーリーテリングが上手いです。一見、関係の無いと思われる冒頭の事件が、そういう風に繋がって行くのかと分かった時には、唸ります。
物語は、このデイジー・クレイトンの事件とボッシュの勤務するサンフェルナンド市警管轄のギャング殺害事件の2つが同時に進行します。そして、ボッシュは、ギャング殺害事件に絡んで絶対絶命のピンチに陥ります。
邦題も素晴らしいです。サッチモのあの有名な曲から採られています。このクソまみれのような世界であっても果たされる正義がある事、バラードとボッシュがいる事に想いを馳せたいと思います。
☆4.5

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あーボッシュも年老いてきてしまったな、そりゃマディが大学生なんだもの、などと思いながら読んでいたので、途中で本当にボッシュは死んでしまうのかと思った。バラードが遺志を継ぐ流れかと本気で思ってしまった。
この先は無給で事件を調べるなんて趣味の域みたいになっていきそうだけど、昔より丸くなったボッシュも素敵だからいいか。
でもエリザベスがボッシュの家に居候するのは想定内だったけど、結局亡くなってしまうなんて。けちん坊な私は地震のお金が!って思ってしまうけど、心の傷は簡単には治らないということかな。

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(上巻より)

途中でボッシュが危険な目に遭った時は、
もしかしてこれはコラボではなくて、
リレーだったのではないかと不安になった。
ボッシュ最後の事件にするつもりなのではないかと。

結果としては、
ボッシュもバラードも無事だったし、
警察を辞めざるえないボッシュが「捜査」を続けられるようで良かった。
残念ながら、
殺された女性の母親を救うことはできなかったが。

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2020年12月09日

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