あらすじ
結婚一年目の夫婦であるセドリックとグヴィネス。ある日、セドリックが不慮の事故に遭い三年間の記憶を失ってしまう。三年前、グヴィネスと出会う前のセドリックは女嫌いだった。女という女すべてを忌み嫌い、言葉をかわすことはおろか、顔を見ることさえ満足にできないほどだった。あの頃の状態に戻ってしまったセドリックは、自分に妻がいるという現実を受け入れられず、混乱のままグヴィネスに離縁を言い渡してしまう。セドリックの混乱が収まるまで、とグヴィネスは屋敷の離れへ身を寄せることに。しかし次の日、落ち着きを取り戻したセドリックは現実と向き合うべくグヴィネスのいる離れへ訪れ、「自分たちのことを教えてほしい」とグヴィネスへ歩み寄る姿勢を見せる。グヴィネスは二人が何故結婚するに至ったかを語り始め……。
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泣いちゃった
作家さん買いです。
一気に読み終えてしまいました。
グウィネスの真摯な想いと隠しておきたい秘密と、板挟みになって苦しむ様子がすごく共感できたし、セドリックの一本気なところもすごく魅力的で、いい夫婦だなぁとラストにはニヨニヨしちゃいました。
クロフォード殿下がその後どうなったのかがすげー気になるけど、いつか続編が読めると嬉しいです。
記憶喪失ものはあまり得意ではないのだが、これは驚くほど惹き込まれた。
ヒーローは何故それ程までに女嫌いなのか。
時折後悔を滲ませるヒロインの献身と本心。
二人が結婚するきっかけとどのような夫婦関係だったのか。
背景が明るみになるにつれ、読み手の心は様々な感情で揺れ動く。
なるほど。それぞれの愛し方。
とても切なく深い想い。
甘酸っぱい
ヒーローのちょっと短気で単細胞な性格に、ヒロインが根気強く付き合ってあげて健気でしたね。ヒロインが恋心と罪の意識の間で苦悩する姿に切なくなりました。女嫌いのヒーローが、ヒロインに対しては嫉妬したり、触れてみたいと思ったりと徐々に変化していく様子はなんだか甘酸っぱい気持ちになってキュンとしました。短い話でしたが良作でしたよ。
楽しかった。
女性にトラウマがあるヒーローは歯に衣着せぬ物言いなので、前向きに接しているヒロインが不憫に思えだけど、ヒーローはトラウマ克服のため以外にも素直に努力するのです。
過去の事件でヒロインも辛い思いをしていたのがひしひしと伝わってきました。
2人が幸せになって良かった。
王太子はずーっと2人を見張り続けるのかな?
色々こじれてるなぁ
怖いお姉様方の言うことを聞かないと大変なことになる。けれど、そのせいで憧れの人が傷ついてしまったとなると、やっぱり幼いながらも当然ヒロインの心にも傷が残りますね。
王太子殿下の牽制?も実は嫉妬だと分かればアレですけど、ちょっと怖い。
もうちょっとみんなが素直になればここまで拗れなかったんじゃないかなとは思うけれど。
傷つきながらも最悪の状況になれば身を引く覚悟でいたヒロインがなかなかに健気でした。
話しの展開がとてもうまいなぁと思いました。
初めのヒーローの冷たさから段々気持ちが解れていくところ、そしてヒーロー以上に厄介なヒロインの頑なな感情の抑制具合。
でも最終的にはお互いの気持ちが通じあってよかったです。
個人的にはその後談として皇太子とのやり取りも知りたかったかも。
伏線
甘いシーンが、ほとんど有りません…。
ヒーローのヒロインに対する言動が、酷くて、読んでいて辛くなり、読み進められず
読み終わるまで1か月以上かかってしまいました。ヒーローのトラウマには、お互いに秘密にしている事があり、どんな秘密が隠されているのか?それを知りたい一心で、毎日少しずつ読み進めました。
トラウマを克服し絆が深まっていく様子を丁寧に描いている所は、良かったです。
ただしイケメンに限る
女嫌いの公爵様がとても面倒で、でもトラウマがあるなら仕方ないなあ、としみじみ思いました。読んでいくと、女性にキツくあたるヒーローは本当は優しい人なのがわかるんだけど、出会いの時や記憶失った直後のヒロインへの態度がほんとにキツい。王太子も酷い!ヒロインが不憫でした。
ひたすら面倒臭い
ヒーローが女嫌いになるきっかけのトラウマ事件を作ってしまって、それを隠しひたすら根気強く健気に尽くすヒロイン。
記憶を失って二日後には記憶を取り戻したのに、ヒロインの気持ちに不安を感じ黙って過ごすヒーロー。
ヒーローを愛しているが告げず、今まで盾になり続けヒロインを牽制する王太子殿下。
どいつもこいつも面倒臭いです。
私には合いませんでした。健気で良いと言う意見もありますが、ちょっと長々と面倒臭すぎました。ヒーローも短気ですし、歩み寄りや誤解を説いてのくっつきまでが短すぎました。