【感想・ネタバレ】スティル・ライフのレビュー

あらすじ

しなやかな感性と端正な成熟が生み出した唯一無二の世界。
生きることにほんの少し惑うとき、
何度でもひもときたい永遠の青春小説。芥川賞受賞作品。

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佐々井と僕

バイト先で出会った佐々井という男。
世の中をどこか達観したような不思議な空気をまとった佐々井と僕の3ヶ月。

実体を伴わないような佐々井の存在感に不思議な魅力が宿っている。登場人物はほぼ二人だけだが、ほどよい距離感の二人の会話と、洗練された文体が心地よい。

短いので一日でさらっと読める。

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2021年11月03日

匿名

ネタバレ 購入済み

文学

文章は難しくないが全体的なメッセージをつかむのは難しかった。しかし分からないなりにも心に残るものがあった。普段軽い本ばかり読んでいる自分にとっては久々に文学を読んだなという感じがした。「ぼく」や「佐々井」がものごとを眺めるときのSF的な感性がおもしろい。

物語は淡々と進んでいくが、終盤、彼らの置かれた状況は少しも穏やかなものではなかったことが明かされる。それでもなお平穏に過ごし続ける彼らの姿を見ていると、こちらの価値観まで揺らいでくるかのようだったし、そのせいかラストの壮大な話も柔軟にイメージすることができた気がする。

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2022年07月30日

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