あらすじ
「生きることは、死ぬまでのひまつぶし」
『100万回生きたねこ』の佐野洋子 最後の肉声
『100万回生きたねこ』を通してめぐりあった佐野洋子とサイバラ&リリー。
抱腹絶倒トークの向こうに、「生」への真摯な思いが炸裂!
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Posted by ブクログ
佐野洋子 対、西原理恵子とリリーフランキーの対話。
皆さんドラマチックな人生歩んでいるけど、地に足がしっかりついている考え方で、好きでした。
Posted by ブクログ
同じ武蔵野美大出身の3人が会話をしている対談集。2007年が西原理恵子、2009年がリリー・フランキーだ。
西原とは同じキーワードがあったみたいで、二人で対談ではなく、会話を楽しんでいるようだった。「息子をニートにしない、娘を売春婦にしない」という子育てのスローガンに佐野洋子は「負けたわー」といっているが、この二人の会話のスケールは相当なものだと思う笑
2度目の結婚について、細かく触れているのも面白い。完全に失敗だったといっている佐野洋子が潔いなー、と思った。それでも18年つきあっていたのは単純にすごいと思う。谷川俊太郎の奥さんとかぶっている時期とか自分の結婚時期とかいろいろ重なっていると思うけどw
リリー・フランキーの対談の時は佐野洋子自体がだいぶ体調を崩してしまっているときで、西原に比べると勢いがなくなってしまったのは残念に思うが、リリー・フランキーと母親の関係で、佐野洋子はだいぶ羨ましがっていたのが印象に残った。わたしも息子が成長したら、あんな感じになりたいなー、と心から思う。
となると、今からあんまり酒を飲みすぎてもいけないのか?笑
Posted by ブクログ
自己啓発本のようなものをよく読むことがあるけれど、
こういう対談集でそれぞれ歩まれた人生を語りながらの
価値観や文化、思考を知るっていうスタイルは
意外にいいもんですね。受け取りやすい。
語り手が見えすぎているから、説得力がある。
しかも、この3名という豪華さ。
面白かったです。
佐野さんのお話では、命に関する価値観が興味深かった。
小さい頃から兄弟や時代のせいもあって死を間近で
見てきた佐野さんにとって、飢えて死んでしまう子供の命と
今の臓器を売り買いするような命は違うということ。
死ぬということには、自然な摂理があるということ。
タバコを吸いながら、健康とか長寿、お金に関しても
執着がないという佐野さんの人生観って素敵だなぁと
思いました。
絵本を描く人のイメージが、この3人によって大きく
変わる気が(笑)
人間味があって、自由であまりルールなんかに縛られて
ない感じが、うらやましいです。
リリーさんとのエロに関する話とかもされる予定だった
ようだけど、その前に佐野さんは去年亡くなられてしまい、
残念です。もっと続きが読みたかったなぁ。