あらすじ
世界累計40万部のベストセラー(23カ国で翻訳)、待望の文庫化!読むとすぐに実践したくなる“手放す方法最終リスト”を増補して80のルールに。「手放すことは「得る」ことである・手放すことがすべての始まり・モノの時給を考える・永遠に来ない「いつか」を手放す・「ある」メリットが上回れば増やすetc.」。モノから解放されて自由に生きるために。
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・人間は5万年前(石器時代)から変わっていないハードウェアだ。脳はその時代から進化していない。
それなのに受け取る情報は、その時代に生きた人の一生分の量である。
限られたハードディスクには、不必要な情報が満載。貴重なメモリは、他人の目線を気にして、モノを追いかけ、
管理することに大きく割かれる。本来の大事な事に手をつけられなくなる。
そして束の間の娯楽を消費し続ける。
ゴシップやアルコールなど簡単に自分をごまかせるものに手を出すようになる。
まるで「処理中」のアイコンがぐるぐるしている、「重い」パソコンのように。
・重いパソコンをキビキビと動かすには、ハードディスクのデータを「減らす」。
起動しているアプリを「減らす」。
・落ち着いたら「いつか」手放す?残念ながらモノに煩わされている限り、その「いつか」は永遠に来ない。
「今」手放す。手放すことがすべての始まり。
・手放す気持ちを邪魔するのは、「後で必要だったらどうしよう」
「手放さなければよかったと思う日が来るのでは?」という不安だ。しかし「手放して」後悔するモノはまずない。
・1年使わなかったモノは、来年もそれなしで何の問題もなく過ごすことができる。
ただ一つ、災害に備える非常用の装備だけは別だ。
数年に一度使うものはレンタルすべし。
使っていないモノの維持・管理にお金もエネルギーも使うことはない。
・「いつか」という未来のためにモノを備えても、ほとんどが無駄になってしまうように、
「かつて」という過去にいつまでも執着すると、モノは際限なく増えていってしまう。
学生時代に必要だった教科書、一時期熱中した趣味の用品、恋人がくれた思い出のプレゼント。
過去に執着していると、新しいことは入ってこなくなる。
過去に必要だったモノとすっぱりと縁を切らないと、一番大事な「今」はいつまでも無視されてしまう。
何か変わりたい(成長したい)と思うなら、「今」必要なモノだけ手元に置くべし。
・手放したからこそ、忘れられないモノがある。
(手紙→スキャン→スキャンのために見返し→忘れていたものを意識する)
・大事なモノを大事にすることは素晴らしい。しかし、大事なモノがない身軽さも確実にある。
・人は誰でも最後に、全ての荷物をこの世に置き残し、旅立っていく。