【感想・ネタバレ】新訳 ナルニア国物語1 ライオンと魔女と洋服だんすのレビュー

あらすじ

【全世界1億2千万部以上! カーネギー賞受賞シリーズ第1弾】
児童文学の金字塔! 新訳&挿絵付
装画・挿絵:ソノムラ

※本書は、既刊の角川つばさ文庫版の表記や表現を大人向けに【【大幅に】】加筆修正し、全ての漢字にふられていたルビをへらしたものです。

●あらすじ
両親と離れ、田舎の風変わりな教授の家に預けられた4人の兄妹。ある日末っ子のルーシーが空き部屋で大きな洋服だんすをみつけるが、扉を開くとそこは残酷な魔女が支配する国ナルニアだった! 「4人の人間がナルニアを救う王になる」という予言のせいで、子どもたちは魔女に命を狙われることに。4人は聖なるライオン“アスラン”と共に魔女に戦いを挑むが…。カーネギー賞受賞シリーズ第1弾。不朽の名作が新訳でよみがえる!


●新訳のここがポイント
翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」と、この本の底本となった角川つばさ文庫版の訳者あとがきに記されています。

・第十三章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、「忘れていたということにしよう」に。

などなど、注意しないと正しく訳せないくだりが今の日本語で美しく訳されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

児童文学の金字塔。
博士の家にある洋服ダンスからナルニアという国に迷い込んでいく物語。1巻はナルニアを支配しようとする魔女との戦いがメインの話で、これから始まるナルニアという国を舞台にした物語の序章のような話だった。子どもでも読める平易な文章で難解な心理描写などはなかったが、エドマンドやルーシィにはとくに感情移入するような構成だった。物語の最後に当たる『最後の戦い』がカーネギー賞を受賞しているということで、今後どんなストーリーになるのか読んでみたい。

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2025年06月27日

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