あらすじ
●○● 5人の悩みがほどけたとき、全てが繋がる感動のラストが訪れる! ●○●
風間佐和は落ち込んでいた。高校時代から仲が良く、片想いしていた青年と、急に連絡がつかなくなったのだ。体調が悪いの? 会いに行こうか。でも迷惑……?
悩む彼女は初めてバーを訪れる。この店のマスターはなんとしゃべるダンディなペンギン!? 佐和は驚きつつも、チョコムースのような甘いカクテルと絶品おつまみに感動。さらにマスターからの特別な一杯とその由来に励まされ――。
佐和と4人の思いが温かく解けるとき、全てが繋がる感動が訪れる。さぁ、小さな奇跡とかわいいペンギンが待つバーにようこそ。
感情タグBEST3
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悩める者が行きつく不思議なBAR…
マスターはヒゲペンギン。
色んな人の色んな悩みがある。
でもマスターなどなど、ちゃんと話しを聞いてくれて背中を押してくれる。
こんなBARがあったら絶対行きたい。
最後はあー、なるぼど!って思わせてくれて本当に全て繋がって感動した!
凄く良かったです!
Posted by ブクログ
普段小説を読んでる人にとったら凄く分かりやすい伏線がありますwけれどその伏線回収が「無理がない」と思う。1話完結の短編集的ストーリー展開なんですが、1話1話の問題に対して答え自体を掲示するのではなくてあくまでも主人公が「どうしたいのか?」を選ばせているのが良いなと思った。
問題解決の糸口となる出来事自体は同じなんですが本当に糸口だけ掲示してBARからは離れるのでマスターが背中をちょっと押してくれるそんなお店です♪
カクテルについてあんまり知らなかった自分でも、何か飲んでみたくなる…wマスターはちょっとうんちくを言いたいのでは?wあとシェイクしてるところをアニメ化があれば見てみたい。
Posted by ブクログ
《本音と向き合う場、提供します》┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
動物は多かれ少なかれ本能に従って生きるもの。
「人間」という動物である私たちも、ペンギンがマスターを務め、様々な動物が集まる不思議なバーで動物的な視点から自分の本音と向き合ってみませんか──?
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人間関係や仕事の悩みを、ペンギンをはじめとした野生動物の状況に置き換えて考える、という発想が斬新で面白いと思いました。
どのお話も元気が出る温かいお話だったのですが、特に印象に残っているのは第2話、後輩を気にかける仙崎さんのお話です。
困っているのを助けてあげたいけれど、自分が何かすれば却ってその人の負担になってしまうのでは、と悩む気持ちは自分にも心当たりがあったので、マスターの「気にかけていることを示すだけでも相手の助けになる」という内容のメッセージには私も気持ちが軽くなりました。
また今回の仙崎さんのように集団の中で自分の思うように行動出来ずに悩むこともよくあるかと思いますが、時には体裁を気にせず、野生動物のように「本当に自分がしたいこと」に従って行動することも大切だなと感じました。勇気を出して後輩のためにパワハラを告発した仙崎さんの行動に、胸が熱くなりました。
色や匂いまで詳しく想像出来そうな、種類豊富なお酒・カクテルの描写に、美味しそうなチャームの数々、そしてマスターのヒゲペンギンのチャーミングでありながら俊敏で面白い動きと心が満たされる要素が満載でした。
そして何より、見習いさんの秘密に勘づくほどに見えてくる温かい気持ちと繋がりに、熱いものが込み上げてきました。4・5話は切なく少しハラハラしましたが、最後はハッピーエンドを予感させる終わり方で良かったなと思います。
若者言葉や最近使われるようになった言葉がところどころ出てくるので気になってしまう方もいるかなと思いますが、それを加味しても星5では足りないくらい、心が満たされ温まる素敵なお話でした。
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短編が最後一つの話になる構成。
途中で気づく人も多そうだけど、わかっていても泣けた。
心温まるストーリー。
残りのシリーズも読みたいと思った。
マスターの人柄(ペンギン柄?)
ほっこり癒やされる
ココにマスターかいたら世の中優しくなれるんじゃないかな?
ひとつひとつのお話がちゃんと繋がってるのもモヤモヤが解決されるようで安心出来る
Posted by ブクログ
昔行ったことがあるバーを想像しながら読みました。カクテル一杯一杯に意味と愛情が込められていて、またあのバーに行きたいなと思う気持ちになりました。
カクテルの描写は本当に飲んでみたい欲を刺激されて、想像力が掻き立てられました。
最終的にどこで話が繋がるのかワクワクした気持ちになりました。
気軽に読めて楽しませてもらえる良い作品と出会えました。
Posted by ブクログ
暖かな雰囲気とほっこりとした気持ちになる作品。
四杯目までは個々の話だと思いきや……。
読んだ後に感じたのは優しい気持ちに触れた心地よさと糸がするすると解けるような驚きと満足感でした。
疲れた時に読みたい1冊です。
ペンギンは可愛い。
ペンギンがマスターのバーなんて可愛いしかない。
オムニバス形式で読みやすいし、全部の話が最後に繋がっててなるほどってなった。
その後のみんながどうなったのかが知りたいと
思う。
Posted by ブクログ
読んでいて、とにかく癒される本でした。
全5篇の1冊なのですが、前半4篇は個々のお話で少し消化不良(?)な感じで終わって、最後の5篇でやっと全てが繋がって報われるなぁという感想でした。
カクテル言葉と名前の由来、レシピなどを調べながら読むとより一層楽しめるかもしれません。
3日ほどで読み終わることができたので、本を読むのが苦手な人も読みやすいと思います。
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一つ一つの短編が心をホッと暖かくしてくれる。
それぞれが抱えている問題に対し、包み込むような優しさで寄り添ってくれるペンギンのマスターに常連客である“動物達”
読み進める内に見習い君ももしかして…と思ったけれど、まさか全ての物語に関わっていた重要人物だったなんて!
“5人の思いが温かく解けるとき、全てが繋がる感動が訪れる”
まさにその通りだと思いました。
誰かを想って起こした行動は、自分自身をも幸せにしてくれる事がある。
そう思わせてくれるお話でした。
Posted by ブクログ
オシャレなバーにいってお酒を飲みたくなった
マスターがお酒を作ってる姿がありありと想像できる
人間関係に悩めることはあっても、視点を変えることで解決したり、視野を広げていきたいと思えるような作品
ラストではびっくりして声出た
Posted by ブクログ
ペンギンの動きの描写が可愛い!カクテル用の瓶を抱えてよちよち歩く姿や、どうやってるかわからないけど見事にシェイカーを振る姿、見てみたい。
そして各話からの伏線回収、すごく心があったかくなったラストでした。
Posted by ブクログ
タイトルどおり、ペンギンがマスターのバーで繰り広げられるストーリー。
ちょっと切なく、でもほっこりするお話。
登場人物?たちも温かくて安心して読めます。
短いストーリーがいくつかある構成で、さらっと読めるので、疲れているけど本が読みたいなと思うときにもおすすめです。
Posted by ブクログ
描写が可愛らしいので、ペンギン好きな人は是非。
展開は予想し易いけど、最後は予想以上だった。伏線も回収されて、読後感スッキリ!
全部知った上で、もう1回読み返したくなる。
カクテル言葉を知りたくなる作品でした!(ゆーて全然飲まないけど)
Posted by ブクログ
『昼下がりのペンギン・ビストロ』を読んでファンになり、シリーズの作品読んでみたいなと手に取らせて頂きました。
佐和さんのお話にとても勇気をもらいました!
私も佐和さんに似た境遇だったため、どうなるんだろう…とドキドキしながら読ませて頂きましたが、今この作品に出会えて良かったです!
次は『朝焼けのペンギン・カフェ』を読ませて頂こうと思います。
Posted by ブクログ
表紙と題名を見て、可愛いと思い買いました!店員だけでなく、お客さんまで動物でほっこりしました。変えようと思っても一度では変えられず、もう一度背中を押されてから変わっていく姿はリアルだと感じました。お酒も細かく紹介されていて、バーに行きたくなりました!最後は驚きだったため、読み返したいです!
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ペンギン大好きなのもあってタイトル買いした。
自分の人生を変える一歩を手助けしてくれるマスター素敵な人だな〜!!
私もマスターに会ってみたいな。
Posted by ブクログ
ファンタジー小説。
「真夜中のペンギン・バー」、こんなバーがあったら私も一度行ってみたい!
そして、ペンギンマスターの見習いとしてマスクを付けたペンギン見習いとして働いてみたいと思った。数日に分けて読んだけど、これは一気見したい小説。
Posted by ブクログ
色々な立場の悩める人が迷い込んできてペンギンのマスターや客に励まされ決意を胸に帰っていくという筋で、最後の兄弟間のすれ違い話がすごく腹立たしい思いになった。
なんだあいつ!!後悔するの遅いし!!
と思ってたら、あーーーそういうこと!?という展開に。
最後は鮮やかすぎてマスターからめちゃくちゃ特別な一杯くわされた感じだった。
Posted by ブクログ
ふと入ったバーのマスターはペンギン?!
短編になっていて、バーの従業員も客も
実は違う? な状態。
話は中途半端な感じで終了していて
本人のやる気を出させるだけの模様。
と思っていたら…な最後の話。
繋がった瞬間、どこに軸があるのか分かり
なるほど! な驚きが。
展開として、面白かったです。
Posted by ブクログ
★バーというのは、秘密基地のようなもの(p.224)
【感想】
・まあ、なによりも、ペンギンのマスターがカクテルつくってる姿を想像するのが楽しい。ものごとの解決やストーリーは普通すぎる感じではあるけど。
【一行目】
ここは、とある場所にある、とあるバー『PENGUIN』。
【内容】
・魔法のお店系。何かを求めている人の前に現れる。
・悩みのある者がバーペンギンと出会う。さらに悩み再来。幻想を見る。行動を起こす。というパターン。
・長い片思いに悩む女性。
・ゴマすり上司のバワハラに悩む男性。
・兄との関係に悩む二十歳の男性。
▼簡単なメモ
【浅倉憲人/あさくら・けんと】兄との関係に悩む二十歳になったばかりの男性。セレブレーション、ロングアイランドアイスティー。翌日はモスコミュール
【アプリコットフィズ】佐和にマスターがおごってくれた。カクテル言葉は「振り向いてください」。
【アレキサンダー】チョコムースのようなカクテル。
【失う】《何かを失いたくないと願うのも、何かを得たいと願うのも、本質は同じではないでしょうか》p.38
【エッグノッグ】ミルクセーキっぽいカクテル。佐和が二度目にバーに行ったときロコがおごってくれた。
【カカオフィズ】チョコっぽいがアレキサンダーよりはさっぱりしている。カクテル言葉は「恋する胸の痛み」。
【風間佐和】長い片思い? に悩む女性。アレキサンダーとカカオフィズ、翌日はアプリコットフィズ。
【仙崎基成/せんざき・もとなり】ゴマすり上司部下へのバワハラに悩む。生ビール、ジントニック、翌日はモヒート、ブラッディーメアリー。
【宗田瑛太/そうだ・えいた】就活に悩む男性。ハイボール二杯。翌日はブルショット、ラモスジンフィズ。
【ダイキリ】カクテル言葉は「希望」。
【チャーム】付け合わせのようなものか。
【ツネ】金髪の女性客。キツネかもしれない?
【どうしたいか】《自分はどうしたいのか、自分が何を望んでいるのか、それで判断した方がよりよい結果に近づくと、私は思うのです》p.108
【ブラッディーメアリー】カクテル言葉は「断固として勝つ」。
【PENGUIN】バー。悩める人がたどり着く。
【マスター】ヒゲペンギン。低くて渋い声。森山周一郎さんか若山弦蔵さんあたり?
【見習い】バーの見習い。人間のようだ。頭だけペンギンの被り物。
【モスコミュール】カクテル言葉は「喧嘩をしたらその日のうちに仲直りする」。
【弱さ】《弱さを見せられる相手がいるから、仕事のための仮面を被れているに過ぎない。》p.20
【ラモスジンフィズ】マスカーが過酷な労働によってつくった。カクテル言葉は「感謝」。
【ルカ】灰色の髪の女性客。イルカかもしれない?
【レオ】金髪の大柄な男性客。ライオンかもしれない?
【ロコ】黒髪の男性客。恋愛ごとに詳しい。黒い鳥、コウロコフウチョウかもしれない?
Posted by ブクログ
悩める人が訪れるバー、そこはなんとペンギンがマスターだった。その人に合うカクテルを出し悩みを聞き出し解決に向き合ってくれる。
各四人の登場人物が出て来てマスターが相談に応じていく。
正直裏のあらすじで展開が読めてしまった。
最後で登場人物全員関係者なのではと思ったらホントにそうで少し残念。
ただペンギン好きなのでそんなバーあればいってみたいものである